3,4年生を充実した時期にするために
こんにちは。
RAKUTO箕面校の新留です。
中学年になり、
勉強が難しくなってくると、
「いや〜おもしろいな〜」
と感じる子もいれば、
「勉強たのしくない〜」
となってしまう子もいますよね。
中学年、RAKUTOでいう「ステップ期」というのは、
「楽しい勉強」から「面白い勉強」への過渡期であり、
基礎力や学び方の土台をつくり、論理的に考え、自発的に学んでいける子へと大きく成長する時期でもあり、
つまずきやすい時期でもあるのですよね。
塾だと授業時間が伸びたりもしますし、通塾回数も増え、
体力的にも大変だったり、精神的にもネガティブになりやすくもなります。
(子どものネガティブさは体力的なものも多いです)
2、3年生というと思考の発達段階でいう「具体的操作期」。
目に見える具体的な物を使って理解し学んでいく時期でありますが、
4、5年生は「移行期」という抽象的な思考ができるようになってくる時期と、
環境の変化と思考の発達段階にもズレがあったりします。
理解も、すんなりできる子となかなか体感として理解できなく気持ち的に「わからない〜」とネガティブになってしまう子が出てきます。
視覚的な子や、言語にあまり興味がない子や語彙が少ない子などだと特にその傾向が強くなります。
流れに乗るまではなかなか大変だったりしますが、
その時期を乗り越え、しっかり自分の頭で考え、自分で学べる子になる一歩を踏み出してもらえたらなと思います。
この中学年の時期、「ステップ期」にやりたいことは「思考と学習、集中のスキルを習得すること」。
これらはスキル、技術ですので、無意識にできるようになるまで反復練習することが必要です。
反復練習というのは退屈で、しんどいものでもありますので、
そういう意味でも、なかなか粘り強さが鍛えられる時期。
才能に頼ってきた子なども苦労したりしますが、この時期に粘り強さを鍛えていってもらいたいと思います。
お家でできることとしては、
①栄養をとる
体をつくるためのタンパク質、脳の柔軟性を高めるための魚などに多いDHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸、ワーキングメモリの向上に役立つといわれるフラボノイドを含むベリーやほうれん草などの果物、野菜など栄養をしっかり摂るようにしてください
②運動と睡眠
たくさん歩くことと、9時間〜11時間の睡眠はほしいところです。
③整理整頓の習慣
散らかった環境では集中できませんし、片づけ(毎日5分でも)は集中力を鍛えるいい練習になります
などを意識してやっていってくださいね。
最後に、中学年、「ステップ期」に入った子たちに覚えておいて欲しい言葉を3つ紹介します。
「能力の差は練習の差。上達しないのは才能がないためではない。正しい方法で練習していないからだ」
(アンダース・エリクソン 天才研究の第一人者)
「どれだけ速くできるかではなく、どれだけ遅く正確にできるかだ」
(トム・マルティネス アメリカンフットボールのコーチ)
「反復練習によってできた基礎の上に、個性と想像力が開花する」
(ジョン・ウッデン 伝説のバスケットボールコーチ)
中学年、「ステップ期」に「面白い勉強」へ出合い、
基礎力や学び方の土台をつくり、論理的に考え、自発的に学んでいける子へと大きく成長していってくださいね!