読解力とは相手を理解する力。
こんにちは。
新留です。
先日のこと。
国語の授業で内容一致問題(本文の内容に合うものを選びなさいのようなもの)を解いていました。
内容一致問題では、
選択肢を先に読むのではなく、
「先に自分で答えを考えてから選択肢を見る」という練習をするのですが、
ある子が言った答えを聞き、
「それ、どこに書いてあった?」
と聞き返しました。
というのは、
その子はひっかけである「それっぽい選択肢」(いいことを書いてあるけれど、本文には書いていない)を選んでいたのですね。
書いていることを正確に理解せず、
書いていないことを勝手に作ってしまう。
これは残念ながら、国語、算数ともに読解力が弱い子がよくやってしまうことです。
(算数も読解力=書いてあることを正確に理解する力が大事です)
授業で「会話はキャッチボール」というような話を読むことがあり、
内容を覚えている子も多いのですが、
国語、算数ともに読解力が弱い子は、
相手が投げているボールをきちんと取らず(書いてあることを正確に理解せず)、
相手が求めているところに投げない(求めているところとは違うところに投げる)ということをよくします。
読解力とは、
相手が投げたボールを、そのまま受け取る力です。
自分で新しいボールを作ることではありません。
こういう相手の話をきちんと聞かない、
相手の求めていることを最初に理解しないというのは、
国語でも、算数でも、(そして、人間関係や夫婦関係でも…!笑)大きな差になってきます。
国語が得意でない、
テストでもったいない点数の落とし方をしているという場合、
「この、相手の言っていること、書いてることを正確に理解する」
という力が弱いということがほとんどなので、
どういうことかを理解する練習を普段からしていってもらえたらなと思います。
そして、
理解するための語彙力(算数語、数学語なども)が足りていない場合は、
積極的に増やし、
きちんと理解できているかを確認するため、
国語だと、自分の言葉で説明できるか確認し、
算数だと、書いてあることを正確に図にできるか、図に書き足していけるか、式にできるかということを見ていき、
練習していってくださいね。
国語も、算数も、
まずは「語彙力」。
そして、「一文を正確に理解する」ことから。
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の著者で、
「リーディングスキルテスト」の開発者でもある新井紀子さんは
「目指す語彙量は小学3年生までに8000語、できれば1万語」
それには「かさ」など、算数に使われるような言葉も含まれていると言います。
国語が苦手なら、
国語の漢字と語彙、
算数が苦手なら、
算数独特の語彙や知識を、
正確に覚えていきましょう。
国語が苦手だから、
国語だけ頑張ればいい。
そういうものではありません。
読解力は、
国語も、
算数も、
人との会話も…
すべての土台になります。
「読解力とは、相手を理解する力。」
まずは、
相手が投げたボールを、そのまま受け取ること。
そして、
相手がよく投げるボールを知っていくこと。
そこから始めてみてくださいね。
ではでは、また。