モテる子

こんにちは。

昨日は子どもたちと授業後、秘密の抽選会で盛り上がりすぎ、かなり幸福度が高かった新留です。

抽選やクジなどをすると、持っている子は持っているな、ほんとに将来楽しみだなと感じる子がいますね^^

授業前や休憩中、授業後など、子どもたちはにぎやかに遊んだり、静かに本を読んでいたりと、それぞれが好きな時間の使い方をしていますが、

観察していると、それぞれ個性が出ていて、おもしろいなと思います。

一人で黙々と本を読んでいる子、

うろちょろしている子、

次の時間に向けて準備や練習をしている子、

他の子といっしょに勉強している子、

先生にちょっかいをかけている子……

そして、

それぞれいろんなことをしていますが、何をしていても、まわりに人が集まってくる子もいます。

本を読んでいても、

「な〜、いっしょに遊ぼう〜」と言われ、

勉強をしていてもまわりに友達が集まってきて、

トイレに行っても付いてこられ(そして、扉をドンドンされたり笑)

もう、「スター」のよう。

男女問わず集まってきた子たちから、

「いっしょに遊ぼうよ〜」

「お前がいないとつまんないんだよ〜」

と言われているのを見ていると、

モテモテっぷりに驚かされます(将来、そちらの方でも有望ですね笑)

そういう子たちを見ていると、

自分の好きなことをしているし、

遊ぶときは遊ぶ、集中してやるときはやる、

そして、他の子のことも見ていて、時にはやさしい声をかけてあげたりもしています。

ちょうど高学年のクラスの国語の授業で、心理学者である榎本博明さんのコミュニケーションについての題材を読み、

「コミュニケーションは自己満足のための道具ではない」

というようなことを学び、

子どもたちと、好かれる人、嫌われる人、などについて話し合っているところだったのですが、改めて、人間関係って家庭環境に恵まれ、自然にできる子もいるけれど、知識であり、磨いていくことができるスキルでもあるのだなと感じます。

(ああ、あの頃は……と自らの過去を(現在も?)反省しつつ。。。)

こういう社会に直結することを知ることができる、学べるところが国語のおもしろいところであり、題材を選ぶ楽しみでもあるのですよね^^

子どもたちには、いろんな学びや経験をしながら、

自分のことを大切にして、集中し、目標のために正しい努力をする力、

相手のことも尊重し、協力し、いい人間関係を築く力を育んでいってもらえたらなと思います。

この後、爆笑の結末が…

結婚式とコンピューターが勝った日

こんにちは。

新留です。

先週の土曜日、1月末までRAKUTOの先生として働いてくれていた「だだちゃ先生」の結婚式に奈良に行ってきました。

すごくやさしさに溢れたいい式で、料理もおいしく、ほんとに楽しい時間でした。

当日は13時半から挙式、その前から受付ということで、12時には奈良にいたのですが、

同じく会場に昔RAKUTOの仕事を手伝ってくれていた友達もいたりしたので盛り上がり、最後は箕面に帰ってきて22時過ぎまで楽しんでいました…(笑)

終わった後、みんなで写真を共有し合っていたのですが、みんなすごくいい笑顔で、見返して、ニヤニヤしてしまっています(笑)

昔、いっしょに働いてくれていて、今は自営業としてやっている友達が、

「いや〜RAKUTOはいい塾やと思う。変わってなさそうで安心したわ」

と言ってくれてうれしかったし、こうやって、いっしょに働くことがなくなっても関係が続いているのがうれしいなと思いました。

個人的に結婚式というと、夫婦のたどった道のムービーを見たり、

新郎新婦が兄弟やおばあちゃんなど、お世話になった人といっしょに会場の外に連れ添って退場する場面が好きなのですが(泣けます)

今回もムービーを見ながら、しんみりとしていました。

そして、ムービーを見て、最後の挨拶の場面、新郎のお母さまが息子のことを「猪突猛進」とおっしゃっていましたが、

目の前のことをやっているうちに、人との縁ができたり、次の道が開けたりする人もいるんだなと思います。

何かビジョンや目標を決めて、それを達成していく人っているし、どちらかというと、そういう人の方が称賛されやすいと思いますが、

でも、目の前のことをやっていくと、その先に道が開けていく人もいる。

僕自身は中学、高校の頃には塾の先生になりたい、こういう場所を作りたいと言って、そのためのステップを決め、目の前のことをやってきましたが、

ずっと同じ目標を追いかけていてすごいねと言われたりしても、

本人的には、目の前はそれ、今できることはこれ、というだけで、大きなものを見て、そこだけを見てブレずに真っ直ぐに、寄り道せずにやってきたということでもないんですよね。

そして、うまくいっていることって少なくて、うまくいかない方が圧倒的でした、、、ええ、ほんとに、、、

こんな話があります。

チェスのトッププレイヤーというと何十手先も見越して、やっているようですが、決してそういうわけではないそうです。

目の前の一手を自分が優位に立つようにしていっているのだそう。

かつてIBMが開発した「ディープブルー」というスーパーコンピューターと、当時の世界王者であるカスパロフが対戦しました。

そのとき、ディープブルーは1秒間に1億か2億の盤面が見える状態だったそうなのですが、カスパロフに負けました。

あらゆる可能性を検討するぐらいの性能があったというのに。

しかし、再戦ではディープブルーが勝利。

その際、プログラマーたちがやったことというのが、

全ての可能性を計算して指すのではなく、

目の前の一手を最善にするようにコード体系を書き換えたことだったのだそう。

何でも計算できるコンピューターが、目の前のことをやること、人間的な考え方をすることで人間を打ち負かしたという大きな瞬間でした。

何か大きなものを見て一歩ずつ進んでいくのも素晴らしいけれど、

目の前のことをしっかりやっていくというのも素晴らしい。

そして、人生の充足度という意味でも、目の前のことをしっかりとするということが大事なのですよね。

何も特にやりたいことがない、どこに向かっているのだろう、というときでも、目の前のことをしっかりとやる、やり続けてみる、というのが大事なのだなということを思い出させてもらった、そんな結婚式でした。

だだちゃ、ほんとにおめでとう^^

結婚式の新婦のドレスの色当て。これしかない…!!と自信たっぷりに臨んだら大外れ、間違えて入れた友達が正解、お肉券まで引き当てていました。。。

「言葉にできる」は力になる。

こんにちは。

新留です。

算数でちょっと困っているときに心がけてほしいことについて、3日に分けて書いてきましたが、今日は高学年の子が技術を身につけていく上でやってほしいことについてです。

授業中に「考えて」、考え方を「覚えていき」、

家で「使えるように練習」していくのがステップ期以降(中学年以降)となりますが、

ジャンプ期(高学年)になると仕上げ、中学生以降のことも考え、少しずつ、自学ができるようになっていきたいところです。

授業では、大事なことはそれまでに学習済みのことも多いので、使えるようになるために、質問がメインになっていきます。

この段階で、今まで復習や練習してこなかったな、というのはバレるので、つっこまれたり、何度もフィードバックが返ってきてあわあわしている子もいます(笑)

それらを繰り返し、ブーブー言いながらも成長していくのを見るのが楽しみでもあるのですが(笑)

この時期に意識してほしいのが「言語化」です。

国語でも、算数でも、伸び悩む子はこの力が弱いのですね。

授業では毎回毎回「どういうこと?」と言っているのですが、自分で勉強する際、「どういうこと?」が少なく、

言われたこと、書いていることを聞いている、読んでいるけれど、理解はできていなかったりします。

自分の言葉で説明できないということは、理解していないということです。

そして、技術を磨く際は、分解、細分化し、一つずつ正確に繰り返すことをしないといけないのですが、

自分の言葉で、具体的に何のどの部分ができていないかがわからないと、集中して練習や改善しようがないのですね。

おおざっぱに「算数が苦手」と言ったりします(笑)

自分でまとめる練習などをしていても、書いているものをそのまま写したりしている際は要注意。

書いているだけで、わかっていない可能性が高いです。

授業中やフィードバックのとき、質問を受けている際はできるだけ言語化のサポートをしていきますが、

考えることは習慣で、長い時間を過ごすお家での関わり方も大きいので、

抽象的なことを言っているなというときは具体的な方に話をふってあげたり、

もし勉強をサポートする際は、「どういうこと?」と質問して、言語化するサポートをしたり、

マインドマップを書くように、まず大事な概念の理解からスタートし、具体的なものへ、

「まず、どうやって」「次に何をして」と考える順番、解く順番を定着させるサポートをしてもらえたらと思います^^

そうすると、子どもたちも自分で学べることが少しずつ増えていき、できることが増えていくうれしさも感じられるようになっていくと思います。

習慣づくりは時間がかかりますが、考える習慣をつけるとなると、なかなかの長期戦になることも多いです。

でも、それって一生の財産なので、少しずつやっていってもらえたらと思います。

今回の夏の面談でも、保護者さまからいろんなお話が出るかと思いますが、個別に具体的なお話もできたらなと思います。

さて、明日は1月末まで長く働いてくれていただだちゃ先生の結婚式です。

子どもたちからも「おめでとうって言ってて〜」と言われているので伝えてきたいと思います。

どんな感じになるのか楽しみです^^

いっしょに問題を出し合っている姿が素敵でした^^

イメージは感謝の正拳突き

こんにちは。

新留です。

昨日の続きです。

低学年のうちにベースとなる「記憶力」や「イメージ力」を育てつつ数字にふれる機会をつくり、

算数脳を鍛えるために「量のイメージ」や「図形のイメージ」をつくっていったら、次はスキルを身につけていく段階です。

算数(数学)はセンスという感じがしたり、頭が良いから算数(数学)ができるという感じがするかもしれませんが、

オリンピックなどトップレベルの、これは努力でどうにかなるという次元ではない、というようなことを除けば、

実際はできるかどうかは「技術が身についているかどうか」ということがほとんどです。

そして、自転車に乗る(技術)は練習すれば、

正しいやり方で、できるようになるまで練習すれば身につくように、技術というのはやり方があり、正しいやり方で、必要な量をやれば、できるようになります。

「頭がいい」というのは、左脳の前頭前野がよく働く人と言われていますが、そこがよく働く人は、たくさん考えることができ、判断力が高く、物事の処理が早かったり、アイデアがたくさん出たりするようです。

でも、それと、普通に学校でやるようなことができたり、中学受験で必要とされるような算数(数学)ができるというのは別だったりします。

(教室に子どもを通わせてくださっている有名受験塾のトップの先生によると、灘などに入る子の上位の子たちの算数の力は6年生の夏以降などは異次元レベルだったりするようですが……!!)

算数(数学)が苦手というとき、それは単に覚えていることが少なかったり、使える技術が少なかったりするだけなので、

できるようになると思って(これ、けっこう大事です)、

正しく(回路をつくるために「ゆっくり」ということでもあります)練習していってくださいね。

イメージはハンターハンターのネテロの感謝の正拳突きです。(一部にしか伝わらない)

授業中にウォーミングアップのための計算ゲームをしていても、強くなる子は勝てなかった時も他の子の考え方を聞き、

「なるほど、そうやればいいのか〜」

「そんなやり方もあるのか〜」

とパターンを覚えていっています。

逆に、なかなか伸びていかない子は他の考え方を聞いていません(笑)

ステップクラス以降は、授業中に「考え方」の練習をしていきますが、

まだまだ焦らなくていいので、考え方を定着させるためのお家に帰ってからの「復習(覚える)」と「練習(自分で使えるようになる)」のサイクル、時間割をつくっていってもらえたらと思います^^

高学年の子が技術を身につけていくためにやってほしいことについて、あともう少し書きたいなと思うので、次回に続きます。

休憩中や終わった後とは打って変わって真剣……!!

大きいか、小さいか

こんにちは。

新留です。

子どもたちを見ていると、勉強や学ぶことに対する「マインドセット」というのが、意欲や成長に大きく関わるというのをひしひしと感じます。

嫌いだ、苦手だ、という意識があると、やってみようとも思わないし、できるようになるとも思っていないので、実は少しずつ成長しているのに気づかなかったりします。

まだ(完璧には)できていなかったり、他の子(得意な子)と比べてしまって自分はできないと思ってしまったりするのですね。

たしかに、嫌いな人や苦手な人を好きになる努力のような対人(ひと)の場合は、かけたエネルギーの割にそれほど得るものが多くなかったりするので、

そんな修行のようなことはしなくていいのでは、と思いますが(僕は昔、心理学を学んでいたときにたくさんこれをやっていました、、、苦笑)、

「学ぶ」ということに関しては、ずっと続くものだし、制限をかけてしまうのはもったいないことだな、と感じます。

勉強に関してもいろんなアレルギーのようなものはありますが、

特に「算数アレルギー」みたいなものは、高学年になると、なかなか強かったりするので、解きほぐしていくのに時間がかかったりします。

でも、算数を苦手と感じている子を見かけますが、そもそも算数(数学)ができる人ってどういう人なのでしょう?

計算が早い子?

文章題ができる子?

図形問題でひらめく子?

そして、才能っていうものはあったり、関係あるのか?

2014年のK. Fazioらの研究によって、数字の大小をイメージできたり、どっちが多いか少ないかがわかることと、算数(数学)の成績に関係があるということがわかりました。

算数(数学)の得意な子は、数の大小をイメージできたり、計算を見た目で解いたりすることができるのですね。

たとえば、2つの分数を見たときにどっちが大きいのか、床に散らばったボールやおはじきを見たときにどの色がいちばん多いのか、などが何となくわかったりします。

キンダークラスやホップクラスでたくさん物を使って学ぶのも、

お家で学ぶときに「時間はかかるかもしれませんが、物を使った勉強をしてください」とお伝えしているのも、

「どれだけ量感があるか」が大事で、とくに低学年の時期は、イメージ力を育むのに適した時期だからなのですね。

もちろん、中学年、高学年になると学び方というのは変わってきますが、

まずは身の回りにあふれている数字に興味を持ち、数字を見て、慣れ、数字を使って計算ゲームなどをし、数字と仲良くなり、量の大小をイメージできるようになっていってくださいね。

次回は、中学年以降の話について書いてみようと思います^^

輪ゴム業者さんではないようです

スマホと競走馬とブリンカー

こんにちは。

新留です。

少し前から、ちょっとした時間に、意識して、スマホの電源をオフにするようにしています。

きっかけは、昔、話題になった『話を聞かない男、地図が読めない女』にも書かれている、

「彼が新聞を読んでいたり、テレビを見ているときは、私が何を言っても聞いていないのよね」

という愚痴を女性なら一度はこぼす。

という男性が持っている特徴による体験を自らしたためだったのですが、、、(苦笑)

「集中したいときは電源オフ」のクセは(いろんな面で)少しはいい効果をもたらしているのでは? と思っています。

そのひとつが精神的なゆとりができたことです。

最近では、スマホを持っている小学生も多くなっていて、教室にも子どもたちが持ってきたりしていますが、本当にこのスマホというのはクセもので、時間と集中力を奪います。

まだまだ自制心が発展途上の子どもたちには授業中は絶対にさわらないよう、

持っていることを意識しないでいいよう、目の前のやるべきことに集中できるよう、

机の上には置かず、カバンの中に入れたり、手の届かない場所に置くように言っていますが、

(人間は手が届かないからイスから降りないといけないなど、ちょっとした手間をかけるだけでやりたくなくなるという性質があります)

子どもたちより自制心の多少強い(と思いたい)大人でも、スマホに時間と集中力を奪われているなと思います。

どうしてもスマホを電源オンにしていると、時間を確認し、そのときにちょっとSNSをチェックしてしまったりしてしまうのですね。

スマホをちょっとしたときに電源オフにすることで、気にならなくなり、目の前のことに向き合えたり、少し精神的ゆとりができ、大事なことをする時間が増えたような気がしています。

本当にゆとりって大事だなと感じます。

そして、ゆとりは先延ばしグセの改善にもつながるのですね。

人間には、何か欠乏しているものがあるとき、とくに「トンネリング(視野狭窄)」を起こしているときには、重要だが緊急ではないこと(投資的なこと)を先延ばしにしてしまうという性質があります。

目の前のことを解決することにいっぱいいっぱいで長期的なことを考えられないし、何が大事で何が大事でないかを考えたり、優先順位を立てたりすることができないのですね。

時間的なゆとりがあると、大事なことに時間を使えるし、遅れているものをフォローすることもできる。

詰め込み、絞り込むことは、競馬で馬にブリンカーをつけるように、短期間、目の前に集中させることはできるかもしれませんが、

競走馬には優秀な騎手がいるように、それをうまく使えないと、視野狭窄になり、大事なものが見えなくなったり、まわりとぶつかったり、疲弊したりするので注意が必要だなと思ったのでした^^

グミのプレゼントをもらっちゃいました。うれしい^^

脳を動かす

こんにちは。

新留です。

低学年クラスは毎回にぎやかなのですが、休憩時間となると、さらににぎやか。

にぎやかというより騒がしく、「来週は騒がしくなるからクッションなし!」と取り上げることも。

(クッションがなくても子どもたちは別の遊びを考えだして楽しんでいてすばらしいです笑)

もちろん、騒がしくなりすぎた際は注意しますが、子どもたちにはたくさん体を動かして、たくさん楽しんで、たくさん学んでいってもらいたいなと思います。

子どもたちは暇さえあれば体を動かしていますが、

落ち着きないな……

もっと集中力あれば……

というとき、集中力や処理のスピードを上げるのに簡単な方法が運動だったりします。

運動をすることでドーパミンが放出され、集中力がアップします。

まわりの雑音をシャットダウンする効果もあり、ADHDや多動気味の子には特に有効だとも言われています。

運動は脳の成長にも関わるので、「体力=知力」といっても過言ではないくらい運動って大事なのですね。

アメリカの小学3年生と5年生を対象にした研究でも、

「体力のある子は算数と読解のテストで高得点」という結果が。

また、約1万人を対象にした調査でも「体力的にすぐれた子は算数と英語の点数が高い」という結果が出たりしています。

運動をすることで記憶を司る「海馬」が成長し、体力のある子は「海馬」が大きかったそうです。

たしかに、このことについて以前、通っていただいている保護者さま向けにお伝えしたのが、2018年などでしたが、子どもたちの成長の様子を見ていて、運動や体力の大事さは、ますます実感するようになっています。

ただ、運動は苦手という子もいると思います。

そんな方には朗報が。

研究ではたった「4分」の運動を1度するだけで、1時間は集中力や注意力、認知機能、学力(特に算数)が上がるそう。

ですので、運動が苦手だったり好きではない子は最低「4分」、できれば「30分」。毎日、体を動かして遊ぶ時間をとってもらえたらなと思います。

心拍数を上げるのがポイントなので、サクッとできる好きな運動などがあればいいですね。

「寝る子は育つ」。

そして、「体を動かして遊ぶ子は育つ」は脳的に見ても本当なのですね。

・9時間以上の睡眠(10〜11時間というのもありますが、これはなかなか厳しいと思うので)

・毎日の運動

は、ぜひ習慣としていってくださいね。

6年生の子たちが自習をしているのを撮ろうとしたらバレてニヤニヤした顔のやってる感のある写真に

「書く」と「考える」

こんにちは。

新留です。

高学年になると作文を書く時間が増えるのですが、子どもたちの書いた文章を読むのが毎回楽しいです。

最初は、

「えっ、こんなこと聞かれていたっけ……??」

ということや、

「何だか同じことを何回も書いてあるぞ……」

ということ。

「一体どこに向かっているのだろう……」

ということが多いのですが、

数回やっていく中で、子どもたちの書く文章に明らかに変化が見られるのですね。

文章を書くと、その子の語彙力や文法力、論理的に考える力、具体化と抽象化の力などがわかります。

そして、コメントを返し、修正を繰り返していくと、みんな確実に力がついていくのですよね。

その変化を見るのが毎年楽しみなのです^^

書くことは考えること、

というのは僕の好きな言葉なのですが、

書くことで子どもたちの考える力が伸びていくのがわかります。

様子を見ながら次に書く題材を変えていくのですが、中学入試で出題されたものなどを見て、題材を選ぶのもなかなか楽しかったりします。

最初はうまく書けないと書くことをイヤがったり、毎回の修正もたくさんあったりしますが、徐々に回数は少なく、1回で合格することも増えていきます。

いい練習には、

①明確な目的意識

②意識の集中

③背伸びと繰り返し

④強力で迅速なフィードバック

の4つの要素があるといいます。

子どもたちにはこれからもいい練習をしていって、大きく成長してもらいたいなと思います^^

ルービックキューブにハマっている子に目の前で見せてもらったのですが、すごいですね…!!(できたことがない)

子ども先生

こんにちは。

新留です。

RAKUTOはキンダークラスをのぞき、年間45回の授業回数なのですが、ちょうど先週から各曜日15回、3分の1の地点になってきました。

15回を1シーズンのグランプリにし、子どもたちの成長を見ていたのですが、このシーズン本当に大きく成長したなと感じる子たちが何人かいました。

今日はその中の一人の子の話。

その子は、去年からしっかりがんばっていて、このシーズンは結果も出す! と気持ちも入っていたのですが、

途中、準備するところを間違えてしまい、思ったようにうまくいかないときがありました。

目に見えて落ち込んでいて、もうイヤだ〜というようになっていました。

教科書やノートをきれいに使っていたのに雨に濡れたり汚くなってしまい、一気にやる気がなくなることってありますよね(笑)

そんな感じでした^^

さあ、ここで腐らずにリスタートし結果が出るまで粘れるかが大事だよと思い、静かに見ていたのですが、その子はそこで折れず、翌週またがんばり、最高の結果を出すことができました。

ものすごくうれしそうで、自信もつき、それからもいいパフォーマンスを出し続けました。

他の教科の取り組み方にも変化があり、

目に見える結果だけでなく、態度や意欲、タフさや粘り強さが大きく変わったなと感じています。

努力することは大切、

でも、努力してもうまくいかないことってあります。

努力以上にコネや育ってきた環境で左右されることもあったりします。

いいよなって感じることもあるかもしれませんが、そこで恨んだり、妬んだりの感情に囚われていたら前に進めなかったりします。

そして、

努力するだけでなく、

戦略的に努力をする方向性を見極めることや、努力の質も大切です。

でも、

そうした努力のもとにあるのは精神的にタフであることや粘れること、立ち直る力なんだな、と改めて子どもたちから学ばせてもらいました。

吉田松陰さんが塾生に対し、

「私は師ではなく同じ学ぶ友だ」というようなことを言っていたといいますが、子どもたちから毎日学ばせてもらっています。

他にも芽が出てきている子たちがいて、次のシーズンも楽しみです^^

おいしいタコのカルパッチョをどうぞ

不安の効能

こんにちは。

新留です。

先日、保護者さまからご相談を受け、お話をしていました。

いまの自分や、これからのことに対して、大丈夫だろうかと不安になられていました。

自信たっぷりにやっているように見える人もいるし、

自然体でやっていたら何だかうまくいっている人もいます。

悪戦苦闘しながら体当たりで子育てをがんばっておられる人もいます。

(大体はそうだなと感じています)

お話を聞いていると、あんな風になれたらいいなと思われている人でも、実際はすごく悩んだり、

いっぱい悩んだ結果、いろんなものを手放して、今の状態になったりしていたりするのですね。

自分に自信がない。

よく不安になる。

それってしんどいことだし、

もっと気楽になれればいいな、ポジティブになれればいいのにな、と感じることもありますが、

それって性質みたいなもので、なかなか努力で変えるのは難しかったりするのですね。

僕自身も、たまに、人と関わるの得意ですね! みたいに思われたり、言われたりすることがありますが、

実際はまったくの逆で、ひとりでいるのが大好きで、人と関わるのは苦手なタイプです。

高校生のときには「塾の先生になる」というのを決めていましたが、

大学生のとき、いきなり塾の先生になるのはハードルが高いと考え、まずはスモールステップ、人に慣れるため「スーパーでバイトをする」という期間を設けましたし、

大学生の一般的に就職活動をする時期、職業適性みたいなサイトで外向性、内向性を調べる質問に答えてみると、内向性マックス! 外向性最低! 向いているのは研究者! となりました(笑)

そんな感じですが、20年近く教育業界でやっていて、RAKUTO箕面校を開いてもうすぐ10年になります。(何とかなるものですね)

それに、自信がないというのは必ずしも悪いことではありません。

自分に自信がないことで努力できるし、

自分に自信がないからこそ他の人の役に立ちたいと思えます。

自信がないからこそ、

どんなに経験を積んだとしても、初心者のときのような目で、純粋な目で状況を観察することもできます。

自分に自信がないからこそ謙虚であり続け、他の人に意見を求め、知恵や力を借りようと思えます。

「ダニング=クルーガー効果」という、能力の欠如している人(特に何も知らないド素人から、ちょっと知っているアマチュアレベルになったとき)ほど自信過剰になるという研究もあります。

自分はやればできるという静かな確信もいいですが、

自分に自信がない、それも一つの才能です。

自分の性質を大切に、自分らしく、勉強も、子育てもやっていけたら素敵ですね^^

子どもたちの癒し画像をどうぞ

内向性が高いんだよね…という人にはこの本がおすすめです^^