今年も1年ありがとうございました。

こんにちは。

新留です。

2021年も最後ですね。

みなさまにとって2021年はどんな1年だったでしょうか?

良いこと、悪いこと、もちろんどちらもあったかと思います。

個人的にも、うまくいったなと思うこともあるし、

思ったようにいかなかったなと思うこともあります。

うれしい出会いもあれば、

悲しい別れもあったなとも思います。

これが大きく変わったなと感じることもあるし、

ここを変えることができなかったなと感じることもあります。

11月の頭から2ヶ月近く、保護者さまと毎日面談をさせていただいていて、

うれしい言葉をたくさん聞けた一方、悔しい思いをしたこともありました。

個人的には悔しいことや悲しいことの方が心に残ってしまって、RAKUTOを始めてからこの10年でたまったものたるや……相当なものなのですが(苦笑)、

毎年、来年は今年より良くなれるようにがんばろうと思う年末です。

そんな中でも、子どもたちの成長や笑顔、集中している姿や目標に向けてがんばっている姿には今年もたくさん励まされました。

6年生の子たちが、12月に入った頃から、

「あとRAKUTOも数回なのか……」

「卒業しても遊びに来ていい?」

と言ってくれたり、

保護者さまから、

「面談も今回が最後なんですよね…」

と言ってくださったり、

「これからも面談お願いしますね。お金払えば面談してくれるんですよね?」

と言ってくださったり(笑)

ほんとにうれしかったです^ ^

ほんとに長く通ってくださっている方が多く、幼稚園から成長を見ている子たちはほとんどおじのような気分です(笑)

身長は伸び、口も達者になりますが、ほんとにいい子たちばかりだなと心が洗われます。

みんなの来年が、未来が、すばらしいものになりますように。

そして、みなさまの2022年がすばらしいものになりますように祈っています。

今年も1年ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

新留

冬期講習も楽しかった!

冬期講習のご案内

ただ知識を覚えるのではなく、なんでだろう? と仮説を立て、ディスカッションし、工作をしながら具体的に考え学んでいくRAKUTOの季節講習。

今回の冬期講習は、

算数、理科、作文の3教科で開催します!

※A日程 理科 満席になりました

     算数 残席わずかです

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算数【決まり発見!図形の規則性のひみつ】(60分×4コマ おすすめ:1〜4年生)

今回のテーマは平面図形、立体図形。

積み木やピラミッド……

いったい、どんな風にできていて、どうすれば作れるんだろう?

観察し、発見し、整理していくと…

そうか!と決まりを発見!

わかったことを使って工作をしていくことで、それが、体感として、どんどん頭のなかに入っていきます。

規則の美しさや規則を見つける楽しさを知ることから始め、

自分で規則を持った図形を作っていく練習をし、

正多面体の辺や面の数の規則を見つけ、自分でも作っていくところまで。

たくさんの図形にふれ、規則を考え、実際に作って。

図形を好きに、得意になっていきましょう!

これからステップクラスに上がっていく子や、ステップクラスに上がった子たちなど、高学年の算数に向けた最適な講座となっています。

(完成作品)

・規則性立体図形

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理科【不思議発見!お天気博士になろう!】(60分×4コマ おすすめ:1〜4年生

雲って、いったいどうやってできているの? いったいどこからやってくるの?

ふだん何気なく見上げている空には、いろんな形の雲が浮かんでいます。

でも、いったいなんでそんな違いが!?

空気の話や気圧の話、雲の種類と名前のちがいと

高学年で習い、中学受験にも出題される「雲」の出題範囲にもふれていきます。

考えて予想して、学んでディスカッションして、実際にやってみて体感!

身近な現象から考えたり、実験をしてみたりしながら、ひみつを解き明かし、雲の分類を学び、標本もつくっちゃいます。

学んだあとは、自分で天気予報ができるようになってしまうかも!?

もちろん、中学受験の準備にも。

お天気博士になっちゃいましょう!

(完成作品)

・雲の標本

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作文【日記もお願いも創作も!すいすい作文講座】(60分×4コマ おすすめ:1~4年生)

「作文っておもしろいな!」

「こうやったら書けるんだ……こんなに書いたのはじめて!」

「もう1個お話書いてもいい?」

子どもたちの想像があふれ、手が止まらなくなり、

出来上がった作品を読んだお母さんが思わず、

「これ、うちの子が考えたんですか!?」

と驚き、

「これは絵本でシリーズ化できるのでは……?」

と感じるぐらい、

独創性あふれる物語が生まれた2日間のマインドマップ作文講座をこの冬開催します。

「作文」というと、苦手にしている子や、全然おもしろくない!という子、

嫌いだ〜という子も多いですが、それは作文を書く以前の「発想の仕方」や「書き方」を習っていなかったりということがほとんど。

みんなお話をするのは好きだし、漫画を読んだり、アニメを見たり、映画を見たりするのも好き。

ほんとは表現したい気持ちや伝えたい気持ちがあり、頭のなかには発想の種もたくさんあるのですよね。

この講座では、

まずは、「日記の書き方」のような書きやすい話題を通じて「発想の広げ方」や「頭の整理の仕方」、「作文の考え方」を学ぶことから始めて、

最後には、写真を見ながらディスカッションし、自分が書きたいな! と思った創作文を書く練習までしていきます。

書き方を学び、

ディスカッションしながらアイデアを出し、

書いてみて、

フィードバックをもらい、

修正して、

をくり返しながら、読んだひとに伝わり、

そして、心に響くような文章になるように練習していきます。

□ 文章を書くおもしろさにふれてほしい

□ 作文の書き方や書くコツを学んでほしい

□ 発想力を高めるための方法を身につけてほしい

□ 書くことが苦手なので抵抗なく書けるようになってほしい

□ 言いたいことを整理し、相手に伝わりやすい形にできるようになってほしい

そんな方におすすめの講座です。

この授業をきっかけに、子どもたちが書くことが、表現することが大好きに、表現することが得意になってもらえたらなと思います^ ^

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【日程と時間】

・A日程 12月27日(月)、28日(火)の2日間

・B日程 1月6日(木)の1日集中講座

※通常コースの算数、理科はA日程、B日程ともに同じ内容となっております

※高学年コースはRAKUTO生のみとなります

※お昼を挟んで受講される方は教室で昼食をとることができます

※冬期講習期間中、通常授業はお休みです

【対象】

小学校全学年

【受講料(1教科:60分×4コマ)】

RAKUTO生11,000円(税込)

一般生13,200円(税込)

※RAKUTO生は複数受講割引があります

※別途、各教科教材費として1,650円(税込)がかかります

※高学年用講座は教材費が異なります

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにてお申し込みください(24時間受付中)

(学年など必要事項をご記入の上、お問い合わせ欄に「冬期講習」と「ご希望の日程(A日程、B日程)、教科(作文、算数、理科など)」をご記入ください)

※円滑なやりとりのため、メールでのお申し込みのみとなっております

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦ください。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間前〜2日前まで:テキスト・教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:受講料、テキスト・教材費全額を頂戴いたします。

【お問い合わせ】

・気になる点、ご不明な点などございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。

お問い合わせフォーム

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「勉強が楽しく、深く理解でき、おもしろくなる」そんな冬になりますように^_^

空気感が大事。

こんにちは。

新留です。

今年も残り2ヶ月になりましたが、来年、引っ越しをしたいなと思い、このところ、いろんな物件サイトを見たり、休みの日に、気になる場所の周辺を見に行ったりしています。

おもしろいのが、その土地によって、出している空気感が全然ちがうということ。

すごく豊かで落ち着いた空気が流れていて、これから人もさらに増え発展していくのだろうなと感じるところもあれば、

何だかごちゃごちゃしていて落ち着かない空気のところや、淀んだ空気のところ、重い空気のところもあります。

神社や森に行くと、何だか新鮮な空気や神聖な空気を感じたりするように、その場所の持っている空気というのがあるんだなというのを感じます。

そして、不思議と、その周辺に住んでいる人たちを観察していても、その空気に合った人たちが多いのですよね。

以前、仕事も、人間関係においても、とてもうまくいっている社長さんから、お金のないときにも、高級ホテルのラウンジなどでお茶を飲んだりするようにしていたというのを聞きましたが、その場所に行って、その空気を感じ、その空気に合う自分というのをつくったり、感じていたのだろうなと思います。

学校などでも、この学校はこういう子が多い、この学校はこういうところ、というのも、その学校の持っている空気感なのでしょうね。


そして、その空気感って、土地だけでなく、人からもあるよな、と思います。

先生や、まわりの大人が、その子をどう見るかは、子どもたちに大きく影響を与えますが、

その子が自分自身をどう見ているか、が与える影響って小さくないです。

それって、その子の出している空気感にも出たりするんですよね。


すごく読解力も語彙力もある子で、作文も書ける。

どの学校の問題でも8割は取れるくらいの力はあるのに、漢字が絶望的にできない子がいました。

「オレは漢字はできない」

と豪語しています(笑)

いや、できないのじゃなく、めんどくさいとやってないだけやん……だったのですが。

中学入試の国語だと、漢字や言葉、文法の比率が高い学校もありますが、漢字が絶望的にできないということで足を引っ張り、本来、武器にできるはずの教科がいまいち武器になりきれないという状況がありました。

そこで、

「あのさ、それだけレベルの高い学校に入る子で、漢字で点を取れない子とかいると思う?」

という話をしました。

「……いや、おらんでしょ」

ということなのですが、

そこから徐々に漢字に対する意識が上がりました(笑)


この時期、過去問をたくさんやっていると点数が安定していき、

「なんかこの学校の形式に慣れてきた」

という子もいます。


その学校の空気感に、その子が馴染んできたのだなと感じて、これなら、もう大丈夫だな、と感じることもあります。


僕らはその子の最高の可能性を見たいなと思うし、

子どもたちにも、自分自身への可能性を感じて、信じて、

あの学校に行きたいな、じゃなく、自分はあの学校に行くんだな、

あんな風になりたいな、じゃなく、自分もあんな風になれるんだな、

と思ってもらいたいし、自分自身に対する意識を上げていってもらいたいなと思います。

そうすると、今やっていることも、そのためにやっているんだなと意味のあるものに感じて身が入ります。

どんな空気感を出しているか?

土地も、人も、出している空気感、ほんとに大事ですね。

(さわやかな空気出てますように…と思っていたら、子どもたちに全然出てないで、と言われました、、、)

イケメンなあの人が踏ん張れる理由

こんにちは。

新留です。

スポーツ選手のインタビューや話が好きで、好きな選手の特集や新刊があると、ついつい買ってしまうのですが、

週末、元プロサッカー選手で鹿島アントラーズに加入1年目からレギュラー、10代で日本代表にも選ばれ、その後、ドイツのシャルケでもプレー、

今はテレビでも活躍しているウッチーこと、内田篤人さんの『ウチダメンタル』を読んでいました。

ウッチーといえば、なんといってもイケメン、生き方もイケメン。

そして、芯が強くブレない男のイメージがあったのですが、そのウッチーの踏ん張る方法というのがおもしろく、読んでいて、梅田のタリーズでなるほどな〜とひとりうなずいていました。

しんどいときに踏ん張る方法は「心残り」と書いてあったのです。

ウッチーといえば、2010年南アフリカでのワールドカップ。

岡田監督の元、予選からレギュラーとして活躍していたのですが、戦術の変更もあり、本大会、レギュラーから外され、1試合も出ることなく、大会を終えました。

(戦術面でレギュラーから外された話は、岡田監督との数年後の対談というのがあり、それがまた師弟愛で泣けるので、よかったらYouTubeなどで探してみてください)

チームとしては、ベスト16まで進み、過去最高の成績だったのですが、心からそれを喜べなかった。

でも、本当の心残りは試合に出られなかった、ということではなく、

「試合には出られなくても裏方としてチームを支えよう」

と自分の中で試合には出られないと決めつけて、出られる可能性を放棄したことだったというのです。

それ以来、絶対に心残りはしないようにしよう。

どんな結果であってもやれることはやったし仕方ない、って言えるとことまではやる、と決めたのだそう。

それがウッチーのブレない強さ、我慢強さの秘密だったんだなと納得しつつ、ますますウッチーのファンになりました。

11月になり、受験生たちにとっては2ヶ月ちょっとと、受験までの日数が近づいてきました。

子どもたちを見ていても、スランプになったり、モチベーションが落ちたり、不安でスピードが落ちたり、手が止まってしまっていたり、という子も見かけます。

でも、やるっきゃない、という段階というのはあるのですよね。

マインドマップの発明者であるトニー・ブザン先生が、成功のための思考法として「TEFCAS」というものを提唱し、

「S」、「Success(成功)」するためには、具体的な目標をイメージすることから始める。

そして、「T」。

「Trials(あれこれやってみる)」、

それも、

「Try all(やれることを全部やってみる)」んだということをおっしゃっていました。

そうすることで、

「Event」、結果が出て、

「Feedback」を受けられ、

それを「Check」し、

「Adjust」していくことで思い描いていた「Success」へと到達することができる、と。

残り2ヶ月ちょっと。

不安になることも、手が止まってしまうこともあると思うけど、

子どもたちには心残りのないよう、やれることはやった、と、いい顔をして言えるようがんばってほしいな、と願い、

そして、そのために僕たちは何ができるのだろうか、と考える毎日です。

ハロウィンの仮装週間でした

こんにちは。

新留です。

RAKUTO箕面校では10/22〜10/28までの1週間、毎年恒例の仮装週間でした。

この期間は、先生も、子どもたちも、仮装をしながら授業。

毎年、たくさんのおもしろい仮装やかわいい仮装で溢れ、子どもたちのテンションも高い1週間です^ ^

今年も、去年のクオリティをさらにアップし全身手作りの仮装をしてきた子や、

「仮装大賞(毎年、先生たちがこれいいね!という子を表彰しています)を狙う!」と、傾向と対策を練り(!!)、家族プロジェクトとして参加してくれた子など、たくさんの素敵な仮装があふれました。

子どもたちの要望を叶えるために夜なべをして(?)案を練ったり準備を手伝ってくださった保護者さま、

衣装に投資(笑)をしてくださった保護者さま、ありがとうございました。

高学年の子たちのなかには「恥ずかしい!」と言いつつ、

やらなかったら後悔するし……と勇気を出して仮装してくれた子もいて、恥ずかしそうにしながらも、ちょっといい笑顔でうれしかったです。

先生たちの今年のテーマは「マリオ」でした。

僕自身はマリオを仮装に選び、「オーバーオール」という言葉を女性の先生に教えてもらいながら、

(あのマリオが来てる長いやつなんて言うの? つなぎ? というと、「オーバーオールですよ」と冷たく言い放たれました。。。)

初めてのGU、それも女性モノのコーナーに行き、

「あの、これってどこにありますかね……?」

と、スマホを店員さんに見せながら挙動不審に探し回り、冷や汗をかきながら準備した結果、

女の子に、

「先生、今年、手抜きじゃない?」

と冷たく言われました。。。

あの冷や汗はいったい。。。

負けてなるものかと、めげずに土管もつくったり(その日に子どもたちにボコボコにされましたが)と改善の日々でした。

こちらが照れたり恥ずかしがったりすると、子どもたちも100%で楽しめないので、

先生たちも、子どもたちに負けずに準備。

楽しむ姿勢、失敗にめげずに改善していく姿勢を見て、楽しんでもらえたならうれしいなと思います。

今年も楽しい1週間をありがとうございました!

また来年^ ^

(ハードルが年々上がるのを感じつつ)

アメちゃん効果

こんにちは。

新留です。

昨日のこと。

子どもたちが帰るとき外にお見送りに行くと、保護者さまから、

「鉛筆ありがとうございました」

とお声がけいただきました。

何のことかな? と最初は思ったのですが、

思い返してみると、少し前、クラスの子どもたちに、神社に行ったときに見つけた鉛筆を配ったのでした。

何気なくプレゼントした鉛筆でしたが、英検を受験するときに、子どもがお守りのように持っていってくれたのだそう。

神棚に飾っていますと言ってくれた方もいらっしゃいましたが(ぜひ使ってくださいと言いましたが笑)、

そんなちょっとしたことで、大事にしてもらえたり、感謝されたりして、うれしいなと思いました。


さて、この感謝に関して、

「感謝の気持ちが大切」

「ごめんなさいより、ありがとう」

など、道徳的な話もありますが、じつは勉強をしていく上でも、なかなか大切な要素だったりします。


というのも、感謝の気持ちというのは、勉強をしていく上で大切な「自制心」に関わってくるのですね。

自制心が弱いと、やるべきことに取り組めなかったり、やっても続かなかったりします。

感謝の気持ちを持つことで、

目の前の誘惑ではなく、本当に大切なものに取り組む力を取り戻すことができるのです。


コーネル大学の心理学者によって行われた研究にこんなものがあります。

疲れた医師を対象に、架空の患者の情報をまとめたファイルを渡し、診断をしてもらいます。

そのとき、一部の医師には診断の前にプレゼントにアメをあげました。

他の医師たちには、医療に関わるものとして大切なことを改めて確認し、宣言してもらいます。

すると、プレゼントにアメをもらった医師たちは、

実際は実験が終わるまでアメを食べることはできなかったにもかかわらず、

患者を大切にすることを改めて認識させた医師たちよりも診断が正確になり、ファイルの中身の情報を収集し、適切に処理するために多くの時間を使ったのです。


いい感情って、熱心に努力することや、よい成果につながるのですね。


アメちゃんのすごい効果ではないですが、

(ひょっとしたら、カバンにアメを忍ばせてる率全国トップである(知らんけど)関西人は、人を育てる達人の集まりなのかもしれません(知らんけど))

何かをしたら交換条件としてあげる、というギブ&テイクよりも、

こうしましょう、こうした方がいいよ、これをしないと大変なことになるよという精神論よりも、

ちょっとしたおやつやプレゼントが先にあった方が、

やる気って出てきたりするものなのですね。

(もちろん、それがまわりが期待することをやってくれるとは限りませんが)


「子育ては自分を100%与えるというトレーニング」

「幸せになる最初のコツは、相手への期待を手放すこと」


というのを、以前、お世話になっている方から教えてもらいましたが、

「与えるときに交換条件になっていないか?」

「勝手に期待して、勝手に怒ったり悲しんだりしていないか?」

と考えることって、

日常生活やパートナーシップにおいてだけでなく、

子育てや教育でも大切なことなのかもしれませんね。

もちろん、勝手に期待して勝手に落ち込んだりすることもありますが(笑)

子どもたちも毎日いろんなことを練習しているように、毎日、練習です^ ^

思いやりと成績

こんにちは。

新留です。

昨日のこと。

コロナのこともあり、なかなかできなかったのですが、先生たちでご飯を食べにいきました。

知る人ぞ知る、左手の薬指にキラッと光るものに気づいた子は知っている、だだちゃ先生の結婚のお祝いです^ ^

近くのスーパーへ買いにいき、教室で距離をとり、あまり話さずに(笑)冬期講習のお疲れさま会などはしたことがあったのですが、

みんなでお店でご飯を食べるというのは、なんと2年近くぶりのことでした。

やっぱり温かいものを出来たてで食べるというのはいいですね。

お店だと、片づけまでしていただけるというのもありますし(笑)

子どもたちの成長や通ってくださっているご家族の笑顔もですが、

いっしょに働いてくれている先生たちの人生が進んでいくのを見るのもうれしいものです。

そして、うれしかったのが先生たちがそれぞれお祝いやメッセージカード、プレゼントなどを考えて、準備してくれたこと。

そういうちょっとした思いやりや心遣い、やさしさって、ほんとに素敵だなと思いました^ ^

「結婚はスタートです」と書いていた先生がいましたが(笑)

これから素敵な家庭を築いていってもらいたいなと思います。

さて、この思いやりですが、じつは成績にもつながったりします。

昭和世代な僕たちのなかには、

「〜できなかったらご飯なし!」「家に入れない!」「遊びにいかせない!」など、

きびしく子育てや教育をされた方もいると思うのですが、

実際は、うまくいかなかったときにも、やさしくされた方が、次にがんばろうって思えたり、その結果、成績にもつながるのですね。

カリフォルニア大学バークレー校の研究にこんなものがあります。

100人以上の学生を募集し、大学院入学時に使われる試験の言語力分野の問題を解かせました。

とくに難しい問題を選んだため平均正解率は40%ほど。

自分の結果に満足している学生たちはおらず、落ち込んだりする子もいれば、次のテストでがんばろうって思っている子たちもいました。

そして、次の試験に向けて、学習するための教材を用意します。

そこで3つのグループに分け、ちがうメッセージを伝えます。

1つは「すごく難しいテストだったから、あまり自分を責めないようにね」。

1つは「あなたたちは優秀なのだから、結果に自己嫌悪を感じる必要はないよ」。

最後の1つは、何のメッセージも伝えません。

すると、どうなったか。

最初の思いやりのメッセージを受け取った学生たちは、他の2つのグループに比べて、その後、勉強する時間が30%も長かったのです。

そして、もちろん、次の試験にその勉強時間は影響を与えました。

責めるのではなく、きちんとケアをすることで、次に向かえたのですね。

どうしてもうまくいかない時、

相手を責めたり、きびしくしたりしがちです。

自分たちが受けてきた教育や子育てがそうだったとしたら余計に、

許さず、しつこく、きびしくなってしまうことがあります。

でも、実際は、

許して、忘れて、思いやったほうが、本当は良かったりします。

きびしくしたときって、やってしまったなって、自分のことも責めていたりするのですよね。

でも、そのとき大事なのは、自分のことも許して、思いやってあげることだったりします。

そして、次はこうできるようにしたいなって願うことだったります。

おいしいご飯を食べながら、

こういう時間って大事だし、教育もつながっているなと感じたのでした。

だだちゃ先生も思いやりに、いや、お祝いに(?)いい笑顔です(笑)

24時間耐久80km歩行

こんにちは。

新留です。

先日の授業でのこと。

国語の読解のテストに恩田陸さんの『夜のピクニック』を出題していました。

本屋大賞を受賞したり、映画化もされたりと人気だった作品ですが、

設定はというと、高校生が高校の伝統行事「歩行祭」で全員で朝から24時間かけて80kmを歩くというもの。

すると、状況説明を読んだ5年生の男の子が、

「こんなん拷問やん」

と一言。

・・・たしかに(笑)

高校生が学校のイベントでみんなで24時間かけて80kmを歩く。

冷静に考えると、なぜ? という感じです。

昭和マインドな僕らはこういうのを「忍耐力が…」「団結力が…」と美談にしがちだし、

ジャンプ世代としてはこういう体育会系なノリが好きな人も多いと思いますが、

十分な睡眠時間は脳と身体のためにも大切だし、

身体が強い子も、弱い子も、持病のある子もいるだろうし、

80kmという距離に意味があるのかもわかりません。

きっと、ないでしょう(笑)

(実際、昔よくやらされた長距離走というのも、今では筋肉を鍛えるという意味ではむしろ有害と言われていたりしますし、野球選手も、マラソン選手も、走り込み、投げ込み大好きな高校野球などでも、ウェイトトレーニング主体のところが増えてきていたりします)

文中で、寝たりするための休憩所である坂の上の中学校に着き、主人公たちが歓喜する場面があるのですが、

実生活にたとえると、その子どもたちが苦労して登っている、登らされている坂の上に、目的の場所があるとも限りません。

能力を鍛える際には、意図的で、具体的なスキルを磨くトレーニングをしないと効果は少ないですが、

たくさんやっているときって満足感を感じがち。

でも、それが意味が、効果があるとは限らないのですよね。

やることが目的になっていないか、というのも、気をつけて見ていかなければいけません。

5年生の男の子の冷静な一言から、

そんなことを思ったりしたのでした。

これだから、国語って、子どもたちの意見って、おもしろいです^ ^

ちゃんとできているか、できていないか

こんにちは。新留です。

緊急事態宣言が解除され、何だか街を歩いていても、人通りや車の量が多く、

歩いている人たちの表情も明るくなったような気がします。

旅行の予約が倍増、なんていうニュースも見かけて、

ポジティブな空気が漂っていますね。

個人的にも、ようやくか〜と、少しほっとした気持ちになっています。

耐える期間が長かった分、

感染者や重傷者の数字が減ったり、ワクチンの接種率が上がったり、治療薬が出来つつあるというニュースを見て、

みんなのなかに安心感が出て、活発になってきたのかなと思います。


この「安心感」って、学習する環境においても大切なのですよね。

「安心感」、「心理的安全性」があるから、子どもはいろんなことにチャレンジできるし、

チャレンジする数が増え、できることも、できた経験も増えるので、自分はやったらできるんだという「有能性」が育ちます。

「難しくて当たり前という考えが学習には大切」

とは、『Learn Better』の著者、アーリック・ボーザーの言葉でありますが、

不安や、わからないことに慣れていくのが学習でもあります。

「不安」との向き合い方は、

自分の人生においても、人を育てる上でも大事な要素なのですよね。

不安を感じていると、子どもにも厳しくなっていくし、良いところに目が行きにくくなります。

そして、管理したり、コントロールしたりしてしまいます。

「この子、大丈夫かな?」

「全然、できていない……」

と感じると保護者さんからご相談を受けることがありますが、

毎日見ていると、できないことや、やらないことに目が向いてしまっていても、

まわりから見ると、できるようになっているなと感じることも多く、

1年前、半年前、数ヶ月前と比べると、

できるようになったことや、やっていることのレベルも上がっていると思うのですよね。

環境をきちんと選ばないと世の中にはネガティブな情報や、怖れを助長する情報が多くなりがちで、

繊細な人や、不安の強い人は、悪い方に目が向きがちだからこそ、

「記録」って、忘れないために、思い出すためにも大事です。


「できてるか、できていないか」

は自分を苦しめますが、

「ちゃんとできているか、できていないか」

は空気を悪くします(笑)


不安になったとき、子どもを管理、コントロールするのが強くなっているなと感じたとき、

「大丈夫、きっと、できるようになる」

と唱えて、

昔やっていたことを見返して、

子どもを信頼する力と見守る余裕を取り戻し、

子どもに安心感と自信を与えていってもらえたらなと思います。

サイヤ人と地球人

こんにちは。

新留です。

授業前や休憩時間に子どもたちと話していると、みんないろんなことで悩んでいるのだなというのがわかります。

高学年の女の子たちから

「女の子ってめんどくさい」

といわれ、

「だよね〜」

と女子力高めな会話をする毎日です。

SNSもあって、昔よりも、人間関係の悩みが余計に複雑になっていて、ほんとに大変だなと思います。

悩んでいることがあると集中できないし、視野も狭くなってしまいます。

能力も落ちてしまい、普段できているようなこともできなくなってしまいます。

大人とちがって、頼れるところも少なかったり、何か買ったり食べたり、どこかへ行ったりと、使える選択肢や自分でできることも少なく、なかなかモヤモヤが晴れず、長く続いてしまうこともあります。

なんだか様子がおかしいなと感じたときは話を聞いてみることにしていますが、

こちらが気づけていないときも、こちらが思っているよりも本人的にはつらいこともあるんだろうなと思います。


気になったときは話を聞いたり、

いろんな自分でできる対策法を伝えたりしていますが、

集中できないとき、まず、やってほしいのが、

「寝ること」

「運動をすること」

「栄養をたっぷり摂ること」

の3つ。

ただ、それら3つも自分ではできないときもあるので、

それプラス、

「整理整頓」をし、

物理的なスペースと脳のワークスペースを空けたり、

よくいわれる「紙に書き出す」というのもいい方法ですね。

書いてみることで、吐き出し、状況を客観的に見ることができるようになります。

「不安で頭が真っ白になる」というのも、不安や緊張でワーキングメモリが働かなくなっているということですが、

書くだけで不安や緊張は減らすことができるので、書いてみるのはおすすめです。

そして、

悩んでいるときって、

「なんであんなこと言うんだろう…」

「なんであんなことしちゃったんだろう…」

「なんで勉強ができないんだろう…」

と「なぜ」に目がいってしまっています。

「なぜ」は未来に使うとビジョンを思い出す強力な言葉だったりしますが、

過去に使った場合、根本的な問題に迫っていくのに使えたりもしますが、自分を追い詰める質問にもなってしまうのですよね。

何か目標や困難があったとき、

一部の人は戦闘民族サイヤ人みたいに瀕死から蘇ったとき、強くなるんだ……!!と瀕死を歓迎し、根性で乗り越えられる人もいますが、

そうでない人にとっては、続けられる仕組みや、続けられる環境をつくることの方が大切です。

なかなか相談できずに、

「なんで…」

となっているとき、

書き出してみて、

「なぜ…」を、

「これから何をしたら…?」

とよかったら言い換えてみてください。

次への一歩が見つかるかもしれません^ ^