いろいろな中学受験の形

こんにちは。

新留です。


昨日は姉弟で長くRAKUTOに通ってくださっている保護者さまとの面談でした。

面談中、保護者さまから、

「とくに相談とかはなくて、雑談しに来た感じです(笑)」

というようなことを言われましたが、

僕自身もいつもご夫婦で来てくださり、ありがたいなと思いますし、

毎回、楽しい時間を過ごさせていただいています(笑)

そこで、うれしいことが。

お姉ちゃんが、今年、中学受験を終え、中学生生活を満喫しているところなのですが、

近所の方にRAKUTOのことをすごく聞かれるのだそう。

ちょうど住まれているところが教育熱の高い場所で、塾のバスもいくつか通り、

みんなが5,6年生になり、週に4回、5回と塾に通い疲弊している中、

その子は最後まで楽しそうに通ってたし、旅行もよく行ってるし、しっかり合格してるし(受けたところは全て合格)、なんで?? という感じで疑問を持たれるのだそう。

たしかに、うちは5,6年生でも通塾は週2回だし、課題もおそらく受験塾の半分以下。

22時には寝るように言うし、他の習い事を最後まで続けながら中学受験をする子がほとんどです。

一般的な考えから言うと、その量で大丈夫!? となったりもするのかなと思います。

でも、発達段階のこと、脳のこと、心のこと。

いろんなことをしっかりと考えて設計し、考えさせ、

詰め込みでなく、考え方や学び方を磨き、計画を立ててやっていたら、

睡眠時間を削ってまでやらなくていいし、そもそも、削ってはいけないと考えています。

そして、

しっかり読む力、理解する力、考える力があったら、

いろんなことを犠牲にしたりしなくても、

その子のままで、中学受験をして、合格できたりします。

何だか、中学受験って、まだまだ苦しいもの、週に4日、5日、6日など塾に通ってやらないといけないものというのがあるのかなと思いますが、

いろんな受験がある。

自然な受験がある。

そんな風になっていけばいいなと思っています。

もちろん、最難関校などを目指すなら、それだけではきびしいこともあり、

その場合は、目的に合わせて、4年生の2月から受験塾をおすすめすることもありますが、そうでない受験もある。

RAKUTOに通ってくれた子たちが、背中で、そんな受験があるんだよ、とまわりに見せてくれていることがすごくうれしかったです^^

みんながみんならしく、これからも才能を輝かせていってもらえたらなと思います。

読まない、読めない

こんにちは。

新留です。

日曜日のこと。

たまたま注目している方が2人、同じ本のことを書いていたので、これは読まねば! とその足で買いに行き、夜中に読みました。

読んだのは、稲田豊史さんの『映画を早送りで観る人たち』。

画像

少し前、

思考養成クラスの授業で新聞を読んだ際、

「タイパ(タイム・パフォーマンス)」について書かれた記事を扱ったのですが、

その記事を読んだ後、6年生の女の子が、


「めっちゃわかる〜。私もアニメとか倍速で見るし、飛ばすし、好きな漫画もパラパラとしか見ない」


というようなことを言っていて、衝撃を受けたのでした。

好きなものでも飛ばすということがなかなかの衝撃で、倍速視聴や、全部読まない傾向などどうしてなのかな? と引っ掛かっていたのですが、

倍速視聴が多くなってきた背景にあるのは、著者によると、


①供給過多

②コスパを求める人が増えたこと

③セリフですべてを説明する映像作品が増えたこと

なのだそう。

個人的には、アニメを見ずに、映画館でいきなり『鬼滅の刃』を見たとき感じた違和感や、

ずっと家にテレビを置かない生活をしていたため長らく見ていなかったけど、

結婚を機にテレビを買い、ひさしぶりにテレビをのんびり見ていたときに感じた違和感が読んだことで解消され、


そして、

「新しいものを観るには体力がいる」

「ちょっとつまんで観ておけば、『ああ、観たよ』って言える」

という大学生の子たちの感想や、

鴻上尚史さんの、

「最近の演劇の観客はずいぶん変わってきた。芝居が終わってから、結局は誰が悪者なのですか、って真顔で聞くんだよ」

というセリフに危機感を感じました……。

おそらく、これから、見ない、読まないことにより、

さらに、わからない、読めない子の増加は加速していくんだろうなと思うので、

せめて、自分が関わることができる子たちは、

しっかり読めて、理解できるようにやっていかないとなと思ったのでした。

今の子たちのことが知れてよかったです。

(こういうセリフを吐くようになったら、おじさんですね…)

よかったら、読んでみてくださいね。

https://amzn.to/41cXXLK

タイムパフォーマンス

こんばんは。

新留です。

今週の思考養成クラスの「新聞」時間は、

「タイパ」(タイムパフォーマンス)についての記事を読みました。

東海道新幹線、

洗濯機、

iPhone、

ルンバ、

TikTokなどの発明や時短の歴史を知り、

(途中、ジョブスの伝説のiPhoneのプレゼンも見ながら…何度見ても痺れます)

「倍速で学んでも成績は変わらない」などのデータ、

そして、最後は、

昨日(4/27)総理大臣官邸で行われた「第6回教育未来創造会議」で配られた参考資料などを見て、

日本の生産性の低さなどにもふれました。

たくさん遊び、学ぶときは集中して学ぶ。

遊ぶのも上手に、

学ぶのも上手に。

タイムパフォーマンスを意識するところ、

タイムパフォーマンスを意識せず、非効率に過ごすところ。

そんなことを意識するきっかけになればいいなと思います^^

さて、

明日4/29(土)から5/5(金)まで、

RAKUTO箕面校はお休みとなります。

「やらなくちゃいけないこと」や「やるべきこと」は、

タイムパフォーマンスを意識してやりつつ、

ぜひ、非効率に、豊かさを味わう時間もつくってみてくださいね。

みなさまにとって、

素敵なゴールデンウィークになりますように!

上の文章でも触れた「教育未来創造会議」に興味のある方はこちらから

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/kaisai.html

資料ってどんなのだろうと興味を持った方は、なかなかおもしろいのでよかったら見出しだけでもザッと見てみてくださいね。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouikumirai/dai6/siryou3.pdf

やり抜く力を伸ばすには?

こんにちは。

新留です。

金曜日の「思考養成クラス」は、

「新聞」と「作文」を完成させる日でした。

いろんな新聞から自分が興味を持った記事を選び、調べ、まとめ、新聞にし、

作文では天声人語にまつわる200字作文を「10分ライティング」しました。

時間が来たら回収!

「全然書けてない」

「まだ書きたいな」

と思っていても、提出!

「これは自信作!」となる子もいれば、

「こんなんじゃ、いやだ〜」

「もっとやっておけばよかった。。。」

となる子もいますが、

そこでやってみる経験で、

「自分はこういうタイプなんだな」

「スタートを早くしよう」

「次はこうしよう」

と学んでいったりします。

アンジェラ・ダックワースが『GRIT』の中に書いていますが、

「やり抜く力を伸ばすには、最後までやる習慣を身につけること」

頭の中で考えるというのは、

いくらでもごまかす事ができますし、

書くことで、

形にすることで、

初めて評価される土台に立ち、

改善のためのフィードバックが受けられるようになります。

子どもたちは今回もいろんな感情を味わったかと思いますが、

少しずつ、

「完了させる力」、「やり抜く力」を伸ばしていってもらえたらなと思います^^

問題解決のお作法

こんにちは。

新留です。

春期講習が終わりましたね。

参加した方は2日間、お疲れさまでした。

今回から1日全部に挑戦した子もいましたが、

頭を使い過ぎてヘロヘロになり駄々をこねているようになっていたのがおもしろかったですし、

全教科に慣れた子は「めっちゃ頭が疲れた〜」と言っていましたが、

まだ余裕があり、

かなり考える体力がついているのを感じ、感心しました。

この調子で鍛えていきましょう^^

(ちなみに、次の日から、先生たちはみんなで神戸へ1泊2日の旅行に行ったのですが、春期講習の疲れもあり、みんなヘロヘロでした笑)

さて、

新5,6年生から始まる高学年の春期講習では普段の何倍もの問題にふれていきましたが、

解いている様子、

答案などを見ていて、

まだまだ「何となく」解いているなと感じることがありました。

出来に安定感がない、

疲れてくると一気に出来なくなる、

これらは考え方の「型」ができていない子ほど、

顕著に出てくるものです。

「型」とは「お作法」のようなもの。

神社でしたら(変わった例えで失礼します)、

・鳥居の前で一礼する

・参道の左か右を歩く(真ん中を歩かない)

・手水舎で左手、右手、口、左手の順にゆすぐ

・本殿や末社で2礼2拍手、ご挨拶やお願い、1礼

(こちら本当は古神道では、どこどこの神社では、などマニアな話があるのですが、趣味の話で長くなってしまうため割愛させていただきます)

という参拝するための「お作法」があるように、

問題解決(問題を解く)にもこうしたらいいよ、という「お作法」、「型」というものがあります。

ステップクラスから取り組み始める問題解決(問題への取り組み方)の「型」、

「求めるもの」

「わかっていること」

「条件」

にチェックをしているかなど、

これらは「考える力」を伸ばす上で本当に大切です。

塾などで演習をたくさんやっている子によく見られるのが、

いきなり解き始めたり、

(それって、目的地に行くときに、「どこに行くか」「どこにいるか」「どうやって行けるのか」がわかってないまま走り出すようなものだよと言っています)

考えずに、解き方を知っているか、知らないかだけでやったり、

解いた後も「できた〜」「できひんかった〜」と結果や点数だけに一喜一憂、他人と比較すること。

これが試行錯誤し、論理的な力をつけていく時期からクセになっていると、

「考えないよう」、「わからないことをごまかすよう」になってしまいます。

うちの子はどうだろう?と、

子どもたちのテストや答案用紙などを見て、確認してみてくださいね。 

先日のWBCでも活躍したダルビッシュ選手がこんなことを言っていました。

「みんな大谷くんのホームランや飛距離などの結果だけにすごいすごいって言ってるけど、大谷くんはその過程がすごいから、あれだけのものになっている」

過程をきちんとやっているかを気にしていると、結果も出てきます。

過程を気にしていると、量はそれほどできないものですが、

(すごく面倒くさいですし、疲れるので)

結果はまだまだ気にしなくても大丈夫ですので、

意識して、やっていってくださいね^^

「合っていること」と「やらされること」

こんにちは。

新留です。

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まもなく、RAKUTOの春期講習の募集を開始します!

今年は3/29,30のA日程、3/31.4/1のB日程の2つの日程になります。

今回は、国語「言葉力のアップ」、算数「規則性と周期性」、理科「電気の不思議」の3講座です。

(読解力や中学受験のための高学年用講座もございます)

お楽しみに!

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このところ、2,3年生の保護者さまから問い合わせや体験などをよくいただいています。

RAKUTOでいうと、ホップクラスやステップAクラスという時期(その子に今、合ったクラスというのは違いますので大体ですが)。

ホップクラスからステップAクラスへの慣れというのが子どもたちが体感する壁の一つだったりするのですが、

大きく成長する時期であり、つまづきやすい時期でもあるのですよね。

年中さん、年長さんから通っている子たちなどはステップAクラスには早ければ新3年生から入ったりしますが、

ちょうど2、3年生というと思考の発達段階でいう「具体的操作期」。

目に見える具体的な物を使って理解し学んでいく時期であり、

抽象的なことを学び出したりするのに、まだ発達段階的には難しかったりと、「合っていること」と「やること」にズレがあったりするのですよね。

ですので、理解にも、すんなりできる子と、なかなか体感として理解できなく気持ち的に「わからない〜」とネガティブになってしまう子が出てきます。

視覚的な子や、言語にあまり興味がない子、語彙が少ない子などだと特にその傾向が強くなったりします。

段々と、自分の頭で考え、自分で学べるようになってきますが、やり方を間違ったり、早くから難しいことをやったりしちゃうと、

ネガティブなことにもなったりします。

才能に頼ってきた子なども苦労したりますが、ここで腐らずに、粘り強さなども身につけていくことが大事だったります。

みんな成長の時期や強みというのはちがうので、その子らしさを尊重したやり方でやっていってあげたいなと思います^^

自分で乗り越える大切さ

こんにちは。

新留です。

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来週より、RAKUTOの春期講習の募集を開始予定です。

今年は3/29,30のA日程、3/31.4/1のB日程の2つの日程となっております。

もう少々お待ちくださいませ^^

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先日のこと。

ある男の子から、

「ぜんぶ覚えてきたで〜」

と声をかけられました。

ステップクラスになると、

語彙を積極的に増やしていきたいため、

ことわざや慣用句、四字熟語、類義語や対義語を覚えていくのですが、

ことわざの覚えるものを買って、ぜんぶ覚えてきたというのです。

前の週に、

「全然知らない、、、」

とショックを受けていたのですが、そこで終わらず、

やってみようと修正してきたのです。

もちろん、1回やっただけや、1週間で覚えられるものでもないのですし、

本人が思っていたよりは覚えられていなかったとは思うのですが、

前回とは大違いな結果。

その後の授業の様子を見ていても、

大きな成長があり、

やったら変わるんだなという実感があったようでした。

種を撒いたとき、

すぐに芽が出る子も、少し時間が経ってから芽が出てくる子もいますが、

何人かの子に徐々に火がついていっているのを見られてうれしいです。

言葉というのは「考える」、「読む」の基本となるもの。

自分の成長段階、自分に合った学び方で、

じっくりと力をつけていってもらえたらと思います^^

「逃げ恥」と「呪い」の話

こんにちは。

新留です。

Netflixに『逃げ恥』(逃げるは恥だが役に立つ)があるのを知り、先々週くらいからコツコツと見始め、ようやく、昨日、スペシャルまで見終わりました。

『逃げ恥』というと、社会現象になっているときはまったく見ておらず、
(テレビがない生活を10年以上続けていたので)

2020年の年末ごろにAmazonプライムかどこかに出てきたのを目にして、たまたま見て、どハマりしてしまいました。

2021年のお正月のスペシャルが見たい、テレビがない、ああ、どうしよう……となり、『逃げ恥』を見るために10年ぶりくらいに漫画喫茶に行くぐらいに……(笑)

当時は本編で毎話泣いていましたが、

ひさしぶりに見ると、

当時は社会問題を盛り込みすぎてお腹いっぱいだなと感じたスペシャル版がすごく今の自分に響き、見終わった後、

「いや、よかった……」

「ほんまに、よかった……」

とブツブツ言っていました(笑)

ドラマや小説など、自分のライフステージなどによって、響くところが変わるのがおもしろいですね。

そんな大好きな『逃げ恥』なのですが、

その中で、アラフィフで仕事をバリバリしている独身の石田ゆり子さんが、自分に突っかかってくる若い女性に言うセリフがあります。

私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、そのひとつ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。

これは嫉妬し、「若さ」に価値を見出す女性に向けたセリフですが、

こういう「呪い」というのは、教育業界でも、まわりにたくさんあるなと思います。

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「いついつが大事な時期」

「急がないと間に合わない」

「もう、みんなは始めている」

「なになにちゃんはもうこんなことをしている、できるようになっている」

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でも、それって本当なのでしょうか?

そうじゃなきゃダメだったり、ムリなのでしょうか?

そういうことを話すときって、

その子自身のことを見ているのではなかったりするのですよね。

人にはそれぞれ才能の形も、学びやすい形も、伸びる時期もあります。

競争社会に生きていると、自然と比べるようになってしまいますが、

比べるというのは、落ち込むためのシステムで、

比べるときというのは、基本的に落ち込むために比べているのですよね。

そして、その世界にどっぷり浸かっていると、

安心や安全のなかでいることが難しかったり、

無意識に、落ち込むための情報集めに走ったりします。

「比べる」って、基本、「落ち込む」や「不安」とセット。

例えば、

僕のような状況だと、

平匡さんと比べて、

星野源さんと比べて、

風見さん(イケメン役の大谷亮平さん)と比べて……

というような感じだと落ち込むに決まっています(笑)

なぜか、比べるときって、

石田ゆり子さんと比べて、

ガッキーと比べて……という風には比べないのです。

属性があまりに違うので。

『逃げ恥』を見ながら、まわりにある呪いについて、何だか考えさせられ、

誰かと比べてどれぐらい賢いか? ではなく、

その子はどんな風に賢いか?

そういう視点で、これからもやっていきたいなと思ったのでした^^

ブレない力

こんにちは。

新留です。

先日のこと。

授業の準備をしていると、ピンポーンと教室のチャイムが。

配達の人かな? 何か頼んだっけ? と、ドアを開けると、そこには卒業生が

「西大和受かったで〜!!」

と遊びに来てくれました。

どうやら、その日が西大和学園高等学校の合格発表の日だったらしく、報告に来てくれたのでした。

その後、教室に入って、ちょっとの間、雑談。

道端で声をかけられて、

「進路相談乗って〜」

と言われたことなどはあったのですが、

(大体、街中で声をかけられても目が悪いので誰かわからなくて、その子の場合も、お〜!と言いながら、最初は誰かわかりませんでした笑)

改めて、ゆっくりと、勉強や受験がどうだったのか、家族の話、昔の話、将来の話、好きな宝塚歌劇団の話などをしていました。

「JKやで、JK〜」

「RAKUTOでどめ君に教えてもらったやり方今でもめっちゃ使ってるで〜ほんと使えるわ〜どめ君神〜」

という明るいノリは変わらないものの(笑)

進路に関しては、本当に考えたらしく、

海外に出たい、将来、どこの国でどんなことをしていたい、

そのためには、大学はここか、ここで、どんなことを学ぶ、

そのためには、高校はこのレベルにいかないときびしい、

と、いろんな選択肢を検討し、最後、受験校を決め、そこからは一直線に努力したそう。

(試験中、ちょっと寝てしまったらしいですが笑)

自分のビジョンがはっきりし、

話していて、その原点には小学生の時の習い事の体験がつながってきているなというのも感じて、

しっかりと自分に向き合っていることや軸の強さ、

意志の強さ、努力を継続する力にびっくりしました。

元々、すごい努力家であった子ですが、

自分で考える、

そして、継続するという力がこんなに育っていて、本当にすごいなと感動しました。

小学生の小さい時から見ていた子がもうそんな年齢や立派になってるとは…と年月の早さにもびっくりしつつ、

しっかりと、自分の夢を叶えていってくれていることにうれしかったです。

日本の未来は暗いかもしれないけれど、

子どもたちの輝いていく姿を見ていると、ちょっと希望が持てますね^^

学び方を変える時期

こんにちは。

新留です。

先週より、新しいクラスが始まりました。

ホップクラスから、ステップクラスへ。

ステップクラスから、ジャンプクラスへ。

勉強のやり方も変わるので、子どもたちはちょっとよそよそしかったり、戸惑ったりしています。

いちばん大きな変化があるのが、ホップクラスからステップクラスへ変わったときです。

「考える」時期のスタートなので、

今まで歌で学んだり、体感で学んでいたのが、

自分で読んだり、図にしてみたり、調べたり、という風に変化していきます。

初回の授業、

子どもたちは戸惑いながらも、

「わからない〜」

「これ、おもしろいな〜。次のもやろうよ」

という子など様々で、

ここはちょっと苦手そうだな、

ここに興味や才能がありそうだな、

など、

こちらは事前に想定していた通りのことや、

意外にやってみてすぐに順応しているしおもしろがっているな、などみんなの反応を見ています。

これから、どうみんなが試行錯誤しながら成長していくのか楽しみです。

さて、

ステップクラス以降は、言葉を理解しながら意識的に増やすことをしてきますが、

語彙力というのは本当に大事になってきます。

事前に、おすすめの本なども共有させてもらい、

「早速買いました〜!!」

というご報告もたくさんいただいていますが、

考える前に、まずは言葉を、単語を知っているということが大事なのですね。

読書の第1段階は「単語の識別」です。

英語や外国語で考えるとイメージしやすいですが、

単語がわからないと、その文が何を述べているのかがわかりません。

大人でも、知らない単語だらけの英文や洋書だと読む気がなくなってしまいますが、子どもにとっての日本語も同じなのですよね。

音読が苦手という子もいますが、眼球運動に問題がある、という場合も考えられますが、ほとんどの場合は、

「読む単語が難しいから注意がそれてしまう」

ということが原因なことが研究でわかっています。

授業でもどんどん新しい題材にふれていきますが、

お家でも、絵本や漫画など、どんなものでもいいので、まずはいろんな言葉や単語にふれていってもらえればと思います。

ホップクラスの時期、6歳〜10歳くらいになると、

やさしいものでもいいので、自分で、毎日、本を読む習慣がついていくといいですね。

といっても、最初は自分で読むのが難しいという場合もあると思うので、

そういう場合は、最初の方はまわりが読んであげても大丈夫です。

人と一緒にやるのが好きな子や、音の方が入りやすい子もいるので、

学びやすい形で、この時期に、いろんな言葉に、好きな本に出会うという経験をしてもらえたらなと思います。

YouTubeやゲームなど、誘惑も多いので、

習慣化するためには、

「毎日20時からは読書の時間で、リビングで、みんなで好きな本を読む」

など、時間と場所をブロックすると、できたかできていないかがわかりやすいですし、続けやすくなります。

いろんな形で、そして、楽しみながら、家族で言葉にふれる、本にふれる経験をしていってもらえたらなと思います。

新しいクラスのこの1年で、子どもたちの語彙力、読解力がどんな風に変化していくのか、楽しみです^^

カラフルでいろんな媒体からの情報が。すばらしいです^^