こんにちは。新留です。
緊急事態宣言が解除され、何だか街を歩いていても、人通りや車の量が多く、
歩いている人たちの表情も明るくなったような気がします。
旅行の予約が倍増、なんていうニュースも見かけて、
ポジティブな空気が漂っていますね。
個人的にも、ようやくか〜と、少しほっとした気持ちになっています。
耐える期間が長かった分、
感染者や重傷者の数字が減ったり、ワクチンの接種率が上がったり、治療薬が出来つつあるというニュースを見て、
みんなのなかに安心感が出て、活発になってきたのかなと思います。
この「安心感」って、学習する環境においても大切なのですよね。
「安心感」、「心理的安全性」があるから、子どもはいろんなことにチャレンジできるし、
チャレンジする数が増え、できることも、できた経験も増えるので、自分はやったらできるんだという「有能性」が育ちます。
「難しくて当たり前という考えが学習には大切」
とは、『Learn Better』の著者、アーリック・ボーザーの言葉でありますが、
不安や、わからないことに慣れていくのが学習でもあります。
「不安」との向き合い方は、
自分の人生においても、人を育てる上でも大事な要素なのですよね。
不安を感じていると、子どもにも厳しくなっていくし、良いところに目が行きにくくなります。
そして、管理したり、コントロールしたりしてしまいます。
「この子、大丈夫かな?」
「全然、できていない……」
と感じると保護者さんからご相談を受けることがありますが、
毎日見ていると、できないことや、やらないことに目が向いてしまっていても、
まわりから見ると、できるようになっているなと感じることも多く、
1年前、半年前、数ヶ月前と比べると、
できるようになったことや、やっていることのレベルも上がっていると思うのですよね。
環境をきちんと選ばないと世の中にはネガティブな情報や、怖れを助長する情報が多くなりがちで、
繊細な人や、不安の強い人は、悪い方に目が向きがちだからこそ、
「記録」って、忘れないために、思い出すためにも大事です。
「できてるか、できていないか」
は自分を苦しめますが、
「ちゃんとできているか、できていないか」
は空気を悪くします(笑)
不安になったとき、子どもを管理、コントロールするのが強くなっているなと感じたとき、
「大丈夫、きっと、できるようになる」
と唱えて、
昔やっていたことを見返して、
子どもを信頼する力と見守る余裕を取り戻し、
子どもに安心感と自信を与えていってもらえたらなと思います。