こんにちは。
新留です。
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【夏期講習残席】
8/8(火),9(水) 算数残1、理科残2、社会残1
8/16(水) 理科残席あり、作文満席
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夏休みに入り、夏期講習の時期になりました。
中学受験をする予定の5,6年生は、がんばりどきですね。
まだまだ目標が決まっていない子も、しっかり決まっている子もいますが、
本当にやってよかったなと感じられる受験になるようにいっしょにしていきたいなと思います。
夏期講習前には夏の面談がありましたが、
何人かの保護者さまからご相談を受けたのが、
「うちの子、ほんとにやっても続かなくて……どうすれば続けられるようになりますか?」
ということ。
「GRIT」(やり抜く力)研究の第一人者、アンジェラ・ダックワースは、
「才能×努力=スキル」
「スキル×努力=達成」
という方程式を示していましたが、
どんなに才能があっても努力の継続がなければスキルや能力、実力は身につかず、何かを達成することはできません。自信も身につきません。
「努力できること」、「努力を続けられること」というのは、「才能のかけ算」につながる大きな力なのですね。
かくいう僕自身も、サボり癖にはかなりの自信があり、苦労もしましたが(笑)
大人になって(遅いですが)いろんな研究や実践をし、続けられるようになったのが、大きかったなと思います。
「続ける力」を伸ばすにはいろんなコツがありますが、
今回は2つご紹介いたしますね。
①「目的」を考えること
「なぜ」はやる気につながります。
子どもが何かをやりたい、大人が何かをやってほしい、と思うことはスタートですが、
「なぜ」は続けていくためにも大事です。
やる気が落ちてきているときは、「なぜ」という原点、それをしようと思ったのかを思い出しましょう。
その際、
「自分はなぜ、それをしたいのか」
「それをすると何ができるようになるのか、どんな力がつくのか」
「それができるようになったら、まわりはどんな風になるのか」
という3つの視点で振り返ってみると、
「自分の大きな目的」に視点を持っていくことができ、おすすめです。
②「手段」を決める
続ける際、「自分ができるようになっていっている」という感覚は大事です。
やってもやってもできるようにならないものを続けるのは苦痛でしかありません。
そのためにも、「やり方」はきちんとできている人、心理的なことや、科学的なことをわかっている人に聞き、その通りにやっていくのが大事ですね。
モテる方法をモテていない人に聞いてはいけないし、
勉強のやり方を近所のおばちゃんに聞いてはいけないのです。
子育てや教育の世界では、
この経験則で語る「近所のおばちゃん」や、昔はな〜と「語りたがりのおじいちゃん」、
たまたま子どもが頑張りやさんで従順だったからうまくいったものなどが蔓延しています。
不安になるといろんな情報を入れたくなるものですが、
不安になる情報をシャットダウンする、いっしょにいて不安な気持ちになる人とは関わらないというのは大事なことだったります。
「自分の感覚に合う人」や「この人いいなという人」で、
感覚や経験則ではなく、きちんと科学的根拠を持って教えてくれる人に「やり方」を聞いてみてくださいね。
まだまだ語り違いところですが、おじいちゃんにはまだなりたくないので、今日はこの辺で。
よかったら、参考にしてみてくださいね。
体調に気をつけ、いい夏にしていってくださいね^^
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【夏期講習残席】
8/8(火),9(水) 算数残1、理科残2、社会残1
8/16(水) 理科残席あり、作文満席
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こんばんは。
新留です。
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A日程 理科満席、算数、作文残席わずか、
B日程 算数、社会残席わずか、
C日程 作文 残席わずかです
いい夏にしましょう^^
(いただいたご感想より)
・去年、受けてすごく為になったから今年も受けたいって言っています(作文)
・行ってよかった。学校で面積と体積ができるようになったと言ってました(算数)
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突然ですが、蕎麦が好きです。
時間がある時はお昼ご飯に蕎麦を食べたい人なのですが、
個人的に、以前から、お蕎麦屋さんで気になっていることがあります。
「なぜ、あたたかいお茶を出すのだろう?」
真冬ならまだしも、あたたかくなっても、最初にあたたかいお茶を出されることが多いのですよね。
年齢層的にあたたかいお茶の方が好まれる年代の方が多いからそうしているのか分かりませんが、
あたたかいお茶を飲みたいという気持ちが5年に1度くらいしかわかない民としては、
いつも冷たいお茶かお水にしてほしいな……と感じています。
こういう風になかなか自分の思っている通りにいかないことや、
お店側が「意図したこと」と相手が「受けとっていること」にズレがある時ってありますよね。
RAKUTO箕面校はただいま絶賛夏の面談中なのですが、
保護者さまと、そういう親が感じていることと、子供が受け取っていることの「ズレ」の話をすることも多いです。
そして、そのズレが原因で、家族仲が良くなくなったり、子どもの笑顔が減ったり、パフォーマンスが落ちたりすることもあるのですよね。
こんな話があります。
海外のマインドフルネスやウェルビーイング、パフォーマンスの最大化についての研究の第一人者である方が、日本企業の管理職向けのセミナーの中で、
「最近、考え方を変えたことはありますか?」
と質問したところ、一人の男性が手を挙げました。
聞いてみると、
その男性は趣味でバスケットボールチームのコーチをしていたそうなのですが、
ある時、チームから子どもたちがどんどんやめていったそう。
「何かおかしい……」
そう思っていたところに奥さまから痛い言葉がありました。
「あなたって最悪のコーチね。怒鳴ってばかりいて……楽しくやらないと、子どもたちがついてくるわけないじゃない!」
その男性の指導はというと、
ミスした子を怒鳴り、恐怖を与えてがんばらせるという「昭和の指導方法」でした。
その結果、怒鳴られた子は怖がり、他の子たちも、それを見てバスケットボールを楽しめなくなってしまうという状況になっていたのでした。
「いいチームをつくり、試合で勝つ」という「意図」はよかったのですが、そこに伴っている「行動」がよくなかったのですね。
怒鳴っているのはわかっているのだけど、
なぜ、自分はそうなるのかがわからない……そんな状況だったそう。
そこで、専門家でもある講師といっしょに心のなかを見ていくと、
「自分が厳しい環境で育てられてきて」
「子どもは厳しく育てるものだ」
「厳しく育てるからこそ成長する」
という自分の「認識」のクセを見つけられたのだそう。
そして、そこから、
認識のクセを修正するため、自分のいつもの「行動」の流れを書き出し、
「意図」と「行動」を望む結果に合ったものに変えていったそうなのです。
その結果、どうなったか。
チームの雰囲気はよくなり、成績もアップ。
その男性もフラストレーションから解放されたのだそう。
この男性のように、
こうしたいという「意図」と実際にやっている「行動」がズレているときってあります。
勉強でも、
うまくいっていないときというのは、大抵、本当は「選択」をし、少ないものに「集中」してやらなくてはいけないのに、
うまくいかないときほど、不安で行動を増やす方にしていったりします。
でも、不安で選んだものって、大抵、本来の意図からズレているものだったりしますし、
不安でやっていることってパフォーマンスも良くないのですよね。
パフォーマンスを発揮したい場合、
ポジティブな感情とネガティブな感情の割合は「3:1」以上が良いというのがわかっています。
ポジティブの割合が「3」を下回ると、「停滞」や「失敗」のサイクルが回りだすということがわかっているのですよね。
きっと、
「お家での割合ってどれぐらいだと思いますか?」
と聞かれたと想像すると、
「うむ……!?」
と微妙な空気になったりする方もいらっしゃるでしょう(笑)
僕もそうですが、「昭和」の世代って、ネガティブ比が高いのですよね(笑)
ジャンプ世代などもあるのか、気合とか根性とかが好きだったりします。
でも、子どもたちは「平成」生まれであったり、下手をすると、「令和」生まれなのですよね。
そして、
30年、40年前というのは心理学も、脳科学も全然研究が進んでいなかったり、
下手をすると、そんなことを考えたことすらなかったような時代だったりします。
今やられている学習法なども、その時代からほとんど変わっていなかったりします。
なので、
僕らの「認識」自体を、最新の研究結果を踏まえ、「平成」「令和」へと、アップデートしていかないといけないのですよね。
なんだか上手くいかないなというとき、
「意図」と「行動」にズレがあるとき。
そもそもの「認識」が昔、自分がされたことに引っ張られたままになっていないか。
昔から、そういうものだとされてきたものからアップデートされず、そのままになっていないか。
定期的にチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
もうすぐ夏休みですが、
いい夏になりますように^^
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A日程 理科満席、算数、作文残席わずか、
B日程 算数、社会残席わずか、
C日程 作文 残席わずかです
いい夏にしましょう^^
(いただいたご感想より)
・去年、受けてすごく為になったから今年も受けたいって言っています(作文)
・行ってよかった。学校で面積と体積ができるようになったと言ってました(算数)
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こんにちは。
新留です。
昨日は姉弟で長くRAKUTOに通ってくださっている保護者さまとの面談でした。
面談中、保護者さまから、
「とくに相談とかはなくて、雑談しに来た感じです(笑)」
というようなことを言われましたが、
僕自身もいつもご夫婦で来てくださり、ありがたいなと思いますし、
毎回、楽しい時間を過ごさせていただいています(笑)
そこで、うれしいことが。
お姉ちゃんが、今年、中学受験を終え、中学生生活を満喫しているところなのですが、
近所の方にRAKUTOのことをすごく聞かれるのだそう。
ちょうど住まれているところが教育熱の高い場所で、塾のバスもいくつか通り、
みんなが5,6年生になり、週に4回、5回と塾に通い疲弊している中、
その子は最後まで楽しそうに通ってたし、旅行もよく行ってるし、しっかり合格してるし(受けたところは全て合格)、なんで?? という感じで疑問を持たれるのだそう。
たしかに、うちは5,6年生でも通塾は週2回だし、課題もおそらく受験塾の半分以下。
22時には寝るように言うし、他の習い事を最後まで続けながら中学受験をする子がほとんどです。
一般的な考えから言うと、その量で大丈夫!? となったりもするのかなと思います。
でも、発達段階のこと、脳のこと、心のこと。
いろんなことをしっかりと考えて設計し、考えさせ、
詰め込みでなく、考え方や学び方を磨き、計画を立ててやっていたら、
睡眠時間を削ってまでやらなくていいし、そもそも、削ってはいけないと考えています。
そして、
しっかり読む力、理解する力、考える力があったら、
いろんなことを犠牲にしたりしなくても、
その子のままで、中学受験をして、合格できたりします。
何だか、中学受験って、まだまだ苦しいもの、週に4日、5日、6日など塾に通ってやらないといけないものというのがあるのかなと思いますが、
いろんな受験がある。
自然な受験がある。
そんな風になっていけばいいなと思っています。
もちろん、最難関校などを目指すなら、それだけではきびしいこともあり、
その場合は、目的に合わせて、4年生の2月から受験塾をおすすめすることもありますが、そうでない受験もある。
RAKUTOに通ってくれた子たちが、背中で、そんな受験があるんだよ、とまわりに見せてくれていることがすごくうれしかったです^^
みんながみんならしく、これからも才能を輝かせていってもらえたらなと思います。
こんにちは。新留です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今年の授業も、
12月27日(火)の冬期講習をもって終了いたしました。
直接、全部の授業を見られたわけではありませんが、
算数の授業では、
もう少し難しい問題をと、急遽入試問題から問題を選んでプリントを作成し、それを解く子がいたり、
作文の授業では、
1日目うまく書けないと抵抗感を感じていた子たちが無言で10分以上黙々と書いている姿が見られたり、「講座を受けるたびに書くのが好きになってる」と言ってくれる子がいたり、
理科の授業では、
学んだことを早速、家で身振り手振りを交えてお母さんやお父さんに伝えていたことを聞いたりと、
僕たちもうれしい2日間でした。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
毎年、いろんな出会いや卒業がありますが、
今年もたくさんの子どもたちに出会い、
たくさんの才能の開花や成長が見られた1年でした。
来年もよりたくさんの子どもたちの成長する姿を見られたらなと思います。
今年も1年ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
来年ますますすばらしい1年になりますことを祈っています。
ありがとうございました!
RAKUTO箕面校
新留
こんにちは。
新留です。
先日のこと。
今年、高槻中学に入った男の子が学校帰りに遊びに来てくれました。
背もすごく伸びていて、声変わりもしていて、親戚のおじさんのように(笑)大きくなったな〜と思ったのですが、
話していて、精神面でもすごく大人になっていたのがとても嬉しかったです。
6年生のとき、「自分はここの中学に行きたい!」と思い、夏休み明け、秋頃からスイッチが入り、見事、自分が行きたいと思った学校に合格し、
入ってからは、まわりのレベルの高さにビックリしたり、課題や通学の大変さなどに多少悲鳴を上げながらも、
勉強に、部活動に楽しんでいて、充実感があふれていました^^
学校生活をいきいきと話してくれる成長した姿に、ほんとに素敵だな、いい学校に出会えてよかったなと思いながら、改めて感じたのが、段階を踏んで長期的な目線でやっていくことの大切さでした。
その子の場合は2年生のときに入学し、まずは脳を鍛えつつ、知識や用語をインプット、体感で学びながら好奇心を育てるホップクラスをしっかりやり、
その後、論理脳が育ってくる時期にステップクラスで語彙を増やしつつ、考え方、学び方、読み方を練習、
最後の2年間、知識を使って解く力を鍛えていくジャンプクラスへと進んでいきました。
お母さまがほんとに最後しか勉強していなかったと言っていたり(笑)、
本人も「ちょうど俺も去年の今頃、10月くらいからピリピリしてきたな〜懐かしい」と言っていたように、
いわゆる、中学受験の常識からすればのんびりし過ぎだと言われるかもしれませんが、
しっかりと段階を踏めば、能力、好奇心、探究心、目的思考というのは育っていくし、考えてもいなかったところへも行けたりするのですよね。
「昭和」な僕たち大人世代は自分たちがやっていた、やらされていたような、「やっている感」のある勉強をしてほしいと思いがちです。
先日、愛知県の豊田市の学校の宿題について聞いていたのですが、ノートを漢字で埋めるような「修業」のような宿題を今でもやっているそうです。
でも、それは脳の発達や、その子自身の成長段階や性質に合っているとは限りません。
脳の発達を考えると10時間寝てもいいぐらいの小学生の時期に、睡眠時間を削ってやるような勉強は自然ではありません。
10年前の常識は非常識と言ってもいいぐらい、ましてや、30年前、40年前の常識は間違っていることもたくさんです。
僕たちは、きちんとやり方を考え、その子に合った長期的な目線で、その時に大切なことをやっていく。
卒業生の成長した姿を見ながら、改めて、大事なことを思い出させてもらったのでした。
また、成長した姿を見られるのが楽しみです^^
追伸。
「OB会をやるって言っていたやん、早くやってよ」と言われたので(完全に忘れていました)、もし、卒業生の方が見てくれたら連絡ください(笑)
こんにちは。
新留です。
昨日はイレギュラーがあり、普段担当していないクラスの子たちの授業をすることになりました。
毎週、話をしたり、いっしょに遊んだりはしていますが、授業に入って直接見てみると、
「こういう考え方をするんだ。おもしろいな〜」
「なるほど、この子は今こういう状態なんだな」
「ここはこうしていった方がもっとよくなるだろうな」
と感じることがたくさんあり、すごく楽しかったです^^
高学年の授業の子たちの授業やテストをしていると、よくあるのが、結果だけを気にしてしまうこと。
でも、結果は良くても、やり方が間違っていれば、
それは「たまたま」なので、一時的な自信がつくなど以外は、ほとんど意味はないのですよね。
なので、必ず、授業中に答えてもらう時でも、テストの際にも、
どういう考え方、やり方でそこにたどり着いたのかを言語化してもらうようにしています。
それができていれば、大丈夫。
あとはできるようになるまで練習するだけ。
でも、言語化ができないのであれば、練習の量というのは、あまり意味がありません。
「どれだけ速くできるかではなく、どれだけ正確にできるか」
まずは正しいやり方を見せて、マネをしてもらう。
安定しないとき、細かく一つひとつのプロセスを正確にできるかチェックする。
中学年ぐらいからは、ぜひ意識してやってみてくださいね。
こんにちは。
新留です。
7月からジムに通い始めたのですが、ただいま猛烈な筋肉痛に悩まされています。
野球のダルビッシュ選手が好きなのですが、ひさしぶりにインタビュー記事などを読んで影響を受けたのでしょうか。
映画館でアクション映画や任侠映画を見て、帰りに強くなった気分になるような感じでお恥ずかしい限りです。。。
さて、夏期講習が終わり少し経ちましたが、暑かった夏を超え、いい変化を見せているなと感じる子たちがいます。
高学年になると、目的に合わせた「量」の練習が必要になってきたりしますが、できたできなかったかではなく、それをしっかりとやり遂げた子というのは、
実力の変化はもちろんですが、「小さな自信」のようなものを感じるのですよね。
大変だなと思いつつもがんばった自分に、充実感や手応えなど感じているのかなと思います。
そうやって、自分のなかの手応えを感じていくことって大事です。
不幸そうに見えて幸せな人もいれば、
幸せそうに見えて不幸な人もいたりするように、
大事なのはどう見られるか? ではなく、自分がどう感じるのか、なのですよね。
「自己肯定感」が大事とよく言われますし、実際に、書店などを見て回ると、自己肯定感を上げることをうたった本などもたくさん見られます。
ただ、「自己肯定感」というのは微妙で、それらは実際には、自己肯定感に似たナルシストをつくっていってしまうこともあります。
自己肯定感を高くしようということは、やらない人になる怖れ、やらないのにできると思っている「意識だけ高い系」になる怖れがあるのですね。
実際に、1980年代に海外で「自尊心運動」、たくさんほめて、子どもの自己肯定感を上げていこうという流れが起こったことがあります。
どうなったかというと、子どもたちの成績は「下がった」のです。
自己肯定感をまちがって身につけてしまった子は、できないことや課題に向き合った時に、
「これ好きじゃない」
「飽きた」
「こんなことやっても意味がない」
というようなことを言ったりします。
これはたしかにそういう時もあるかもしれませんが、実は「できない自分」に向き合いたくないので、自己防衛に走っているだけということもあるのですね。
筋肉をつけようと思ったら、今持っている100の力を超えた「101」以上の負荷をかけなくてはいけないように、
それでは、能力を伸ばしていくことや、何かを身につけていくことは難しいでしょうし、本当の自信もついていきません。
自己肯定感よりも大事なのは「自己効力感」、自分はやればできるようになるという感覚と体感、経験なのですよね。
そして、「自己効力感」は、数年前から注目されるようになった「非認知能力」、物事を達成していく際に必要な「やり抜く力」や「自制心」につながっていきます。
今までに自分ができるようになったという経験や、自分はやればできるようになるという感覚がなければ、目標のためにブレずに努力し続けることや、目標のために何かを抑えるということができません。
コロンビア大学心理学教授だったウォルター・ミシェルさんは、
「幼いころに成功体験や自己効力感を自覚する体験をした人は、その後、根気強く目標を追求し、成功に対する楽観的な見通しを育み、成長の過程で避けられない挫折や失敗や誘惑に対する意欲や能力が高まる」
と言いますが、
子どもたちがこの夏の経験を通じて、学ぶことを楽しいと思えるようになったら、
そして、自分はできるようになるんだ、と感じられるようになったらいいなと思います。
「やり抜く力」や「自制心」などの「非認知能力」というものは、自分で小さな約束を決めて守ったり、ウソをついたり、ごまかさないようにしたりといったちょっとしたことでも筋肉のように鍛えられます。
子どもたちがこれからも自分の可能性を自覚し、伸ばしていってくれますように^^