こんにちは。
新留です。
スポーツ選手のインタビューや話が好きで、好きな選手の特集や新刊があると、ついつい買ってしまうのですが、
週末、元プロサッカー選手で鹿島アントラーズに加入1年目からレギュラー、10代で日本代表にも選ばれ、その後、ドイツのシャルケでもプレー、
今はテレビでも活躍しているウッチーこと、内田篤人さんの『ウチダメンタル』を読んでいました。
ウッチーといえば、なんといってもイケメン、生き方もイケメン。
そして、芯が強くブレない男のイメージがあったのですが、そのウッチーの踏ん張る方法というのがおもしろく、読んでいて、梅田のタリーズでなるほどな〜とひとりうなずいていました。
しんどいときに踏ん張る方法は「心残り」と書いてあったのです。
ウッチーといえば、2010年南アフリカでのワールドカップ。
岡田監督の元、予選からレギュラーとして活躍していたのですが、戦術の変更もあり、本大会、レギュラーから外され、1試合も出ることなく、大会を終えました。
(戦術面でレギュラーから外された話は、岡田監督との数年後の対談というのがあり、それがまた師弟愛で泣けるので、よかったらYouTubeなどで探してみてください)
チームとしては、ベスト16まで進み、過去最高の成績だったのですが、心からそれを喜べなかった。
でも、本当の心残りは試合に出られなかった、ということではなく、
「試合には出られなくても裏方としてチームを支えよう」
と自分の中で試合には出られないと決めつけて、出られる可能性を放棄したことだったというのです。
それ以来、絶対に心残りはしないようにしよう。
どんな結果であってもやれることはやったし仕方ない、って言えるとことまではやる、と決めたのだそう。
それがウッチーのブレない強さ、我慢強さの秘密だったんだなと納得しつつ、ますますウッチーのファンになりました。
11月になり、受験生たちにとっては2ヶ月ちょっとと、受験までの日数が近づいてきました。
子どもたちを見ていても、スランプになったり、モチベーションが落ちたり、不安でスピードが落ちたり、手が止まってしまっていたり、という子も見かけます。
でも、やるっきゃない、という段階というのはあるのですよね。
マインドマップの発明者であるトニー・ブザン先生が、成功のための思考法として「TEFCAS」というものを提唱し、
「S」、「Success(成功)」するためには、具体的な目標をイメージすることから始める。
そして、「T」。
「Trials(あれこれやってみる)」、
それも、
「Try all(やれることを全部やってみる)」んだということをおっしゃっていました。
そうすることで、
「Event」、結果が出て、
「Feedback」を受けられ、
それを「Check」し、
「Adjust」していくことで思い描いていた「Success」へと到達することができる、と。
残り2ヶ月ちょっと。
不安になることも、手が止まってしまうこともあると思うけど、
子どもたちには心残りのないよう、やれることはやった、と、いい顔をして言えるようがんばってほしいな、と願い、
そして、そのために僕たちは何ができるのだろうか、と考える毎日です。