こんにちは。
新留です。
7月、8月は面談月間とということで毎日面談をしていた感じだったのですが、ようやくひと段落しました。
毎回、楽しみにしてるんですよという方や、
わざわざ夫婦でお休みをとっていらしてくださる方などもいて、ありがたいなと思います。
面談でお話ししていると、
すごく安定して穏やかに過ごせていますという方も、
相変わらず悩みだらけですという方もいらっしゃいますが(笑)
何かホッとするような時間になればいいなと思います。
自分のことだったらいいのけれど……と、自分ではどうにもできないことだからこそ悩むこともあり、いくつになっても悩みは尽きないものですね^^
さて、
「いま困っていることや改善したいことなどありますか?」
とお聞きすると、
「集中力がない」
「勉強をしない」
「言葉を知らない」
「文章題が苦手」
など、様々なお答えが返ってきます。
その子の特徴や環境によってアプローチの仕方が異なりますが、
困ったなというとき、ひょっとしたら、それを「問題ではない」と捉えることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
例えば、先ほどの
・「集中力がない」を「30分椅子に座る筋力やスキルがない」
・「勉強をしない」を「決まった時間にテキストを開いて問題を解き始める習慣が身についていない」
・「言葉を知らない」を「知らない言葉に出会ったときに、辞書などで調べる習慣や環境が整っていない」
・「文章題が苦手」を「まずは問題の求めているものと分かっていることを整理するスキルが身についていない」
など、
「問題」ではなく、「スキル」が身についていないと考えるのですね。
これはフィンランドの心理学者、ベン=ファーマンさんが考えた方法ですが、一つの方法として、おもしろいかもしれません。
「問題」を問題のまま終わらせず、「スキル」や「環境」にしてみることで、練習して伸ばせ、準備して整えていくことができます。
そして、スキルというのは伸ばせるものであり、
身についていくと、子ども自身の成功体験にもなります。
見守る側にとっても、「諦め」から、「希望」になるかもしれません。
何か困ったことがあったとき、
よかったら、
「どんなスキルを身につけたらいいのだろう?」
「どんな環境を整えたらいのだろう?」
と考えてみてくださいね。
これも「スキル」みたいなものかもしれません^^