クリエイティブに生きているこどもたちがやっていること。

こんばんは。にいどめです。

今週も1週間が終わりましたね。

新しく入学してくれたこどもたちも、2週目で慣れたのか、笑顔や同じクラスになった子たちとのふれあいが見られています^ ^

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RAKUTOでは、カリキュラムが2月スタートなので、1月は年間カリキュラムの最終月。

ということで、難易度もアップ。

チャレンジしているのもそう簡単にはいかない難問ばかりです。

 

でも、こどもたちは「むずかしいー!!」と言いながらも、じっくりと粘り強く取り組み、いっぱいいっぱい考えていました!そして、どんどん興味の広がりも。

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1年生や2年生のみんな、歴史で伊藤博文さんの勉強をしていたとき、『初代内閣総理大臣』ということを知り、「じゃあ、今の総理大臣は?」と言い出した子からスタート。

「安倍さんだよ!」
「あっ、見たことある!」
「じゃあ、2代目は誰なんだろう!?」

と、歴代の総理大臣の調べ学習がスタート。

2代目から順番に97代目まで(笑)駆け足で見ていきました。

そのなかで、2回、3回と務めているひとを知ったり、政権の長いひとや短いひとがいることを知ったり、いろんな政党があることに気づいたり…。

なんで、そんなにやっているのが長いひとがいたり何回も務めるひとがいたりするんだろう??という疑問や興味がわきでていました。
(時代観や戦略、人間関係の活きたすばらしい勉強になります)

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地理で北海道について学んいるとき、「北海道は日本で一番広い都道府県なんだって~」という話が出ると、

地図絵本を見ながら地形や特産物について調べ始める子、
「日本で2番目に広い県はどこ?大阪は?広島は何番目??」となり、
「日本でいちばん長い川は信濃川なんだよー!」と言った子から広がりを見せ、

「2番目は?3番目は?、世界でいちばん長い川は?広い国は??」

と、どんどんと連想して調べていきました。

「学ぶことと遊ぶことはいっしょ」

それを、こどもたちが見事に体現してくれているな~とうれしくなりました^ ^

「97代は安倍さん、じゃあ、100何代目は…ふふふ、どめ君かな…」

と冗談でいうと、

「先生はずっとRAKUTOの先生でいてよ!」と言ってくれる子も。
(ありがとう!)

それだけ、こどもたちからは発想や興味がどんどんと出てくるので、毎回の授業で時間がいっぱいいっぱい。毎回が、ドラマのようです。

お迎えがあるので、時間通りに終わらせようとすると、

「延長してよ!!」とクレームが出たり、

時間通りに来てくださった保護者さまが「早く迎えに来ないで!」と怒られていて、

「あの、何だかすみません…」という気持ちになったり(笑)

ワクワク、ハラハラ、ドキドキな1週間。

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「目的はたくさん考えること、学ぶこと、手段は自由」

そうすると、こどもたちの自主性がどんどん育まれ、

ひとりで学ぶ子、みんなで協力して学ぶ子、

静かに考える子、わいわいとにぎやかに考える子、

文字で論理的に考える子、絵やイメージで直感的に考える子、

紙に描き平面的に考える子、ものをつくり立体的に考える子、

など、その子の個性や強みがどんどんと出て、また、他の子の考え方にふれ、さらに自分のやり方がブラッシュアップされたりなどするのがわかるんですよね。

心理学者のエドワード・L・デシさんは言います。

「人間には本来、新しいことややりがいを求める傾向や、自分の能力を広げ、発揮し、探求し、学ぶという傾向が備わっている」

「権威に頼る解決策では問題を悪化させることはあっても改善することはない」

これからも、自分の内面から出てくる気持ちややる気、自分が生まれ持った才能や気質を大事に、自分で考え、つくる、自由でクリエイティブな人生を歩んでいってもらえたらなと思います。

RAKUTOの新年度カリキュラムは2月からスタート。

2年間で6年分をインプットし、最高の未来につながるためのしっかりとした土台とセンス(脳の回路)づくりをしますが、もし、お子さまにクリエイティブな生き方をしてもらいたい、本当の賢さ、地頭を身につけてもらいたいという方はまずは体験授業にお申込みくださいね^ ^

すばらしい仲間、こどもたちといっしょにお待ちしております☆

素敵な新年のスタートになりますように!

(にいどめ)

こどもが学びたくなる場をつくろう

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「先生、あと5分、あと5分算数やろう!」
「いや~もうさすがにやりすぎやろ~」
「お願い!今日、計算ゲームで優勝したからそのご褒美に…」

木曜ステップクラスでは算数が人気。
8割ぐらい算数をやっているような気分の日も。

「RAKUTO来て、計算が得意になったり、できるようになったりで算数好きになったわ~」

6年生の男の子が言ってくれました。
といっても、遊んでいるうちに「好き」というスイッチが入り、回路ができ、自然にできるようになっただけなのですが(*^ ^*)

好きな子や得意な子が雰囲気を盛り上げてくれ、全体のモチベーションやレベルをグンと引き上げてくれる。
すごく和気あいあいとしていて、集中していて、見ていてしあわせな気持ちになる瞬間です。

そういう雰囲気をつくるために、少人数のグループ授業であることや、それぞれの子たちの好きなことや才能を見極めておくのが大事だなと感じます。

木曜日のみんなは、言語的知能や視覚的知能、対人的知能が活性化している子が多いので、
話したり、説明してもらったり、要約したり、ディスカッションしたり、教え合ったり、
マインドマップや落書きや図表を使って学んだりするのが得意。

今日は算数の時間、応用問題をそれぞれ1問ずつ、自分の考えた解き方をホワイトボードで説明することに…すると、みんなにスイッチが。

「先生、もう1問やってもいい?」
「さっきやってんから、ぼくに次この問題やらせてよ~」
「おー、その解き方おもしろいな~そんなん思いつかんかった!」
「説明が長いわ~簡単に言うと?」

とガヤガヤしながら、ツッコまれながら、みんな元気に説明してくれました(*^ ^*)

アイデアが豊富で、うまく整理でき、表現力が豊かな子が多いので、これからプレゼンなどで活躍していくのかな、なんて妄想も。

休憩時間と終わったあとは、5年生Sちゃんの最近ハマっているマジックのお披露目大会。

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いっぱい考えて、動いて、遊んで。

ほんとに今日もすばらしかったです☆

自分の好きに正直に、どんどん自分に合った学習スタイルと自信を身につけていってくれたらいいなと思います。

さあ、次はどんな才能がみんなから出てくるかな~とたのしみです(=v=)

でこぼこを大切に

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でこぼこのある人、好きと嫌いがはっきりしている人、得意と不得意がはっきりしている人は好かれます。
それは、どんな人なのかわかりやすく、接しやすいからです。

まわりから見て、「これはあの人好きだな」とわかるので声をかけやすくなりますし、「これはあの人苦手にしてるよな」とわかるとまわりも助けてあげやすくなります。

また、本人がそのでこぼこをきちんと認められていたら、まわりの人のでこぼこも許せるようになるので、おだやかな人間関係がつくれます。

昨日、授業のあと、4年生のKくんが、

「冬休みにやった算数のオリジナル問題づくりを書きかえたい!」

とみんなが帰ったあとも30分以上残り、ひとり黙々と集中して取り組んでいました。

算数が大好きで、得意なKくん。普通だと、
「算数はできるから、他の理科や国語や社会をもうちょっと上げていこうね」

と言われます。

でも、でこぼこをなくすというのは、個性や魅力、才能を減らしていくということです。

また、

「そっちはいいから、こっちを」

と、すごく集中して取り組んでいるのを邪魔されると、不満がたまり、うっぷんを晴らそうと、だだをこねたり、すねたり、他の人にいじわるをしたりといったことになってしまうんですね。

そして、その不満が続くと、行儀が悪かったり、集中力がなかったり、不機嫌だったりという子に育つ。

決断力や忍耐力が弱かったり、恐れや不安の強い大人というのは、この何かに没頭するという状態、「フロー」を頻繁に妨害されるという経験を受けてきた子の可能性が高いとモンテッソーリは言っています。

でこぼこは個性であり魅力、才能。すばらしいギフト。

先日、授業中に1年生の女の子が言っていました。

「Yくんは勉強が得意だから先生になれるねー♪Tくんは運動が得意だからスポーツ選手になれるし、私は絵が得意だから画家になれる!みんなすごいねー!」と。

「ほんとだねー!」と教室の空気がほわっと明るくなり、みんなが笑顔になりました。
(僕は軽く泣いていました)

みんなちがって、みんないい。みんな最高。

そんな風に、ちがいを認められる場。

みんなすばらしい、自分の才能を伸ばして、活かしていこうと思えるようになる場をもっとつくっていけたらなと思います。

みんな最高!

写真はウォーミングアップ中の様子。めちゃくちゃ真剣です。

第2の長友育成計画

第2の長友育成計画。

今日は後半の国語、社会の授業前に体幹トレーニング!

箕面校から第2の長友選手を輩出するため。

…ではなく、余分な力を抜き、カラダ全体で学べるようにするため。

数日前まで熱があった子や、風邪で体調不良の子がいたので、本調子ではなく、集中力は低め。後半になり、かなり全身のバランスが崩れてきたな~と感じたので、体幹トレーニングをし、身体をあっためて、バランスを整えました。

速読のため呼吸法もやり、そこからの集中力は見事。

身体があったまり、開き、心もオープンになったからか、

マインドマップの絵は色鮮やかに、

質問から答えを探すためのスピードは超速に、

そして、声は大きくなり、意見はどんどん飛び出し、

最後は、芥川龍之介さんの名文の音読&読み込みでフィニッシュ!

体育会系なノリの1日でした(*^ ^*)

 

国語の読解の時間に、身体を使い読み、頭を使い答えには明確な理由があると徹底的に読み込んだ芥川龍之介さんの文章もいよいよ最後に。

「はやく最後まで読みたい~」「僕は先に全部読んじゃったもんね!」なんて、こどもたちは最後を楽しみにしています(^-^)

授業後、「うおーっ、力が余ってるわ~走りたいー!」と公園に向かったこどもたち(←来たとき、ヘロヘロだったのに…)。元気です。

お母さまたちはこんな顔(ー_ー)をなさっておりましたが…(笑)

「脳科学」と名のつく学び方を使い、

こどもはみんな天才なんだ、

「天才性をとりもどそう!」

と思いやっていますが、それは結局、「小さなこどものように学ぶ」ということなんだなと感じます。

ハートをオープンに、全身で、心と身体を使い、素直に、ワクワクしながら楽しんで、できることが増える喜びを感じながら学ぶ。

「フロー」を大事にする。

元々持っている能力を制限するセルフ1(大脳新皮質)の介入を減らし、セルフ2(大脳辺縁系)を大切に学ぶ。

そして、その学び方を体得し、「技化」する。

サッカー日本代表、長友選手は体幹トレーニングをはじめとした激しいトレーニングで、強靭な肉体と精神を手に入れられましたが、

こどもたちは楽しい、考え、表現するトレーニングで「生きる力」「学ぶ力」を育んでいます。

長友選手のような「生きる力」を持った子たちがどんどん育ちますように。

写真は6年生Yくんの国語のマインドマップ作成中の様子。

ブランチにまとめるだけでなく、このあと、自分で本文に出てきた内容を図解化したり工夫していました☆

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学ぶ構えのつくり方、フローや、セルフ1、セルフ2などにご興味のある方は、
明治大学文学部教授、齋藤孝さんの『子どもの集中力を育てる』『自然体のつくり方』『呼吸入門』、
M.チクセントミハイの『フロー体験』、
W.T.ガルウェイの『新インナーゲーム』などがオススメです☆