ゲームにしてたのしもう

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「ドリル」という言葉にはあまりワクワクしないけれど、「ゲーム」という言葉にはなんだかワクワクするから不思議です。

「ドリル」という言葉は、漢字ドリル、計算ドリルというように、やらされるもの、作業的なものを連想し、

「ゲーム」という言葉は、人生ゲーム、リアル脱出ゲームというように、自分から進んでやるもの、どうなるかわからないものを連想するからかもしれません。

僕自身は、大学生のときに、何かを学ぶってゲームみたいにおもしろいということに気づきましたが、こどもたちには、そのおもしろさにもっと早く気づいてもらえたらなと思っています。

昨日の授業後、5年生のYくんが、

「先生、残って社会の東北地方のマインドマップの書き直しやってもいいー?」

と言ったので、「もちろんいいよー」とやっているのを見ていました。

僕から見たら、いいものが書けているなと思っていたのですが、

「この線(ブランチ)がな、気に入らへんねん~」と、どうやら、マインドマップのブランチのバランスが気に入らないらしく、どうやったらきれいにまとめられるかなと考えながら、一から書き直しをしていました。

毎月、先月よりもいいものを書こうとしていて、前に書いた気に入ったものは何度も見直しています。そして、旅行先にも、もっと付け足したいな~とマインドマップを持っていったという逸話も(*^ ^*)

その意欲、すばらしいな~と思います。

RAKUTOでは、算数の計算ドリルみたいなものはやっていませんが、頭のウォーミングアップとしてやっている計算ゲームでは、こどもたちは飽きずに何十回でも「やろうやろう!」「先生、あと1回だけ!」と言います。

「先生、僕たちが先生に勝ったら休憩5分長くしてよ!」と言われ、いつも余裕で勝ち続けていたのが、毎週、あきらめずに何度でも練習し、くり返していると、びっくりするくらいの早さに…今では負けるときも(笑)

たし算、ひき算、かけ算、わり算を、自分でうまく使いこなせるようになりました。
高速リスニングや速読などをし、脳が活性化しているときなどは、頭の回転がかなり早くなっているので、こちらもかなり本気を出さないと…と緊張です。

「僕、このパターン得意~♪」と得意の答えの導き方なども発見したよう。

ある意味『型』を自分で見つけたもので、忘れにくく、応用も効きますのですばらしいなと思います。

「ゲーム」というのは上達するのに大切な要素でもあったりします。

イチロー選手は、小さいころ、車のナンバープレートを見て、たし算などをするゲームをしていて、それが目を鍛える効果があったとも言われていますし、

世界最高のサッカーチームとも呼ばれるバルセロナでは、ボール回しを積極的にゲームとして取り入れ、パスやトラップの練習をしています。

たのしいから続き、結果、伸びるんですね。

「社会やりたいから、理科は大きく枝を分けるところまでにしとこう~」と、自主的にスケジュールを考えたり、

「先生、2倍遅いから次のところからは4倍でいこう!」など、どんどん積極的に意見してくれるみんな。

これからも、ゲームのように学ぶことをたのしみ、どんどん才能を伸ばしていってくれたらいいなと思います。

負けないように毎週こちらも研鑚&トレーニングです!

写真は残ってマインドマップを書きなおしている様子。お母さま、いつも長い間お待たせしてすみません…

スラムダンクから学ぶ成功する練習の法則。

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小学生のとき、スラムダンクの影響でバスケットボールにはまり、毎日ゴールが見えなくなるまでシュートを打っていました。

3Pシュートが得意な登場人物に憧れ、遠くからシュートが入る気持ちよさに取りつかれ、足が遅く、背も高くないのもありシュートを得意にしようと思い、そればかり何千回も練習していましたが、その練習方法はどうやら理にかなっていたようです。

今年出た『成功する練習の法則』という、ベストセラーの本のなかに、成功する練習の方法とは、

①反復練習を大切にすること
②無意識にできるようになるまで徹底すること
③得意分野を見つけて磨きをかけること

とあります。

当時の自分は、「ヒザを使って、ボールは高く」(スラムダンクから学んだ)というシンプルなことを意識し、ひたすらシュートを打っていましたが、結果、かなりの確率で入るようになり、ボールが手を離れたときに「あっ、これは入った」「あっ、これは入らない」というのもわかるようになりました。

中学年以降のクラスでは、速読を使い本を読む練習をしますが、速読もバスケのシュートと同じだなと感じます。

速読というのは「スキル」。練習すればするほど精度が上がり、速いだけでなく、頭に入り、深く読めるようになります。

今日は、授業中、速読の話になり、1つひとつの工程を丁寧に、やっていこうという話に。

RAKUTOでは、ちょっと変わった「ビジョン速読」というオリジナルの速読法を用いているのですが、しっかりと練習をし、身につくと、「書かれている内容が映像で浮かぶ」というおもしろいことになります。こどもの方が、素直で、脳のこともあり、習得も早いです(僕は残念ながら、ほとんど映像で見えた経験がありません…)。

話しているうちに、5年生の女の子は、
「その映像が見たい!」
「他の校舎の子たちがどんどんできているそうで負けたくない!」
ということでやる気に。
いまでもちょこちょこやってるけど、もっとお家とか学校でも積極的にやってみる!と言い、意気揚々と帰っていきました。

外側からのご褒美に釣られてや、やらされる感ではなく、自分の内側、ワクワク感からでるモチベーションは強く、長続きします。

ちょっと興味のわいてきた子のこれからの学び、速く読んだりじっくり読んだり、自由自在に読書をたのしむ喜ぶ顔がたのしみです☆

ちなみに、一時期おもしろいように入ったシュート。中学生になり、バスケットゴールの高さが変わると、全然入らなくなりました。「記憶は同一対象に限る」(勉強するなら同じ参考書や問題集で)。運動も同じなのですね…(´・_・`)

バスケがしたいです。ではでは。

写真は先日、年長さんの男の子がホワイトボードにクモの巣をカラフルに描き、裏を「ハロー♪」と言いながら手を振り駆け抜けた風景。かわいすぎました(笑)

学びを助け合える友達を持つ。

以前、尊敬する方から「仕事はチームでやればいいんだよ」という考え方を聞いたとき、目からうろこが落ちました。

たしかに、仕事もプライベートも充実した方たちを観察してみると、自分の得意なことを活かし、協力して、最高のものをつくりあげています。

そこで疑問がわきました。

「あれ?でも、こどもの世界で求められているのは、協力ではなく競争。ひとりでいい点を取ることだな。ぜんぜん違う」

たのしそうに学び、どんどん伸びる子は、競争するより協力した方がいいことを体感で知っています。

授業で大事にしている、みんなで協力して考える、アイデアを出し合う、解く、というプロセス。

算数の問題などをやっていると、最初は「よし、勝った!」「負けた…」という子もいますが、慣れてくると、不思議と、自分のペースでどんどんやる子や、「どうやったの?教えて!」という教え合いが発生。協力する、高め合うという意識が芽生えてきます。

教える、説明するということは、一つ上の抽象度が必要とされる行為なので、教える方は考える力が鍛えられ、教えられる方も理解しようとし、考える力が鍛えられています。

今日も、こどもたちは難しい問題に協力して考えることに挑戦。「こうじゃない?」「なんで?」など教え合い。

また、マインドマップをかいているときにも、

「先生、そこの枝、逆の方がわかりやすいと思う~」
「ここのところ、字じゃなくて、絵にしてもいい~?」

など、たくさんのアイデアが。

もちろん、OK!

「どうやったらわかりやすいか?」
「どうやったら伝わりやすいか?」
「どうやったら見た目がきれいか?」

ステップの授業は、毎回がミニPDCA(Plan,Do,Check,Action)をグルグルと回しているよう。
マインドマップという思考ツールを使って、考える力のトレーニングをしています。

そして、その協力を通して、ちがうものも。

高学年の男の子や女の子だと、照れくささなどもあるものだと思いますが、いっしょに学ぶうちに、「○○くん」、「△△ちゃん」と名前で呼び合うようになりました(*^ ^*)

時々、照れてちがう呼び名に戻っているときもありますが(それがまたかわいい)すごく素敵な光景。

今日の最後にも、今週からスタートした宮沢賢治さんの文章を読んだことのある子と知らない子の間で、

「最後教えてあげようか~?」「いや!言わないで!」
「じゃあ、ちょっとだけ教えようか~?」「いや!…でも、ちょっとだけ…」

と、言いたい男の子、知りたい女の子の駆け引きが。たのしそう♪

これからも、協力を大事に学びを深め、それぞれの輝きを増していきますように☆

写真は、5年生のSちゃんの『太陽』に関するマインドマップ。自分で考えて、絵をたくさん取り入れるなど、工夫がいっぱいです(*^ v ^*)

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カレーパンの中身は、愛でした。

「カバンを持ってグルグル回るとすごくまわるー!」

と、クラスのマドンナの声。

「ほんとだー!」「おおーっ!」

ワクワクの連鎖。そして、そこから起きた一大ムーヴメント。

一種の宗教的光景にも見える、「全員がカバンを持ちグルグル回る教室」という奇妙な絵図からはじまった、RAKUTO箕面校の木曜日。

今日は、芥川龍之介さんの読解で燃えました。

知識記憶はすぐに忘れる。大事なのは、経験記憶!と出てきた表現を体感。

「さぁ、歯を食いしばってー!どんな気分?」
「さぁ、いかめしくにらんでー!どんなとき?」
「さぁ、思案にくれてー!どんな状態?」
「さぁ、あいそつかしてー!」

など、実際にやってもらいながら、感じてもらいながら学習。

見事、芥川龍之介さんの『杜子春』を、細かく読み取りながら、最後まで読み切ることができました。

芥川龍之介さんのおかげで、こどもたちは、
美しい日本語というものに親しむことができ、物語を読むおもしろさに触れ、
日本語への興味、言葉力、言葉のつながり、答えには明確な理由があるということへの理解、質問に対する答え方への意識が上がったなと感じます。

国語は、言葉。
人を理解し、気持ちや考えを伝えあうためにも大切なもの。

僕自身、国語が大好きなのもあり、こどもたちが国語や言葉に興味を持ってくれたりして、すごくうれしいです(*^ ^*)

みんな、想いを伝え合い、友達、家族、まわりの人と、より深いつながりがたくさんできますように!

帰りには、なんと、保護者さまから「よかったらどうぞ!」と差し入れが。

箕面小野原で大人気のパン屋さん、サニーサイドの人気ですぐなくなるカレーパンではありませんか…お、おいしすぎる…。

インド人も首を振ってターバンをとり、手を合わせるぐらいのおいしさ。

サニーサイドのカレーパンの中身は、愛でした。

空腹が満たされただけでなく、心も満たされた、あったかい1日になりました。

感謝の気持ちを胸に、さらなる精進を目指します。

 

写真はこどもたちが「愛」という漢字をだれがいちばん上手に書けるか競争している様子。

愛愛愛愛愛愛…ホワイトボードに書かれた愛の山。

なんだ、これは…と思いましたが、決して宗教ではございません…(´・_・`)

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人生がカラフルでありますように

カラフルに進化中。

温泉が気持ちいい季節になりましたね。
週末は神戸にあるジェームス山温泉という、謎の名前をした素敵な温泉で、とろけたにいどめです。

月曜はステップクラス。

遠くから電車を乗り継ぎ来てくれている女の子、制服姿のまま「寒い~!」と言いながら登場。

ただいまマインドマップにハマり中なのに、「手が冷たくて描けない!!」と怒っていました(笑)

マインドマップは好きだったのだけど、このところ大きく進化中。

絵を描くのがたのしくて、たのしくて、しょうがないよう。

変わったな~と感じたのは数週間前。

セントラルイメージが思い浮かばない…ということだったので、ブレインストーミングをして、たくさんのアイデア出し。インプットの量を増やし、その中から自分のピン!と来たものをチョイス。

「自分がいいな~と感じるイラストとか絵を探して、いっぱいマネして描いてみ~」

と、イラスト帳やネットでのお気に入りの絵や写真探しからスタート。

丁寧にマネして描いてみると、いままでの自分の絵とはぜんぜんちがうものが…

そこで、火がつきました。

自分の絵が変わった驚き、描けるものが増えていくうれしさ、自分の大好きなモノを描けるたのしさ。

学校でも、絵を描いたり、ノートがカラフルになったりで、「カラフルすぎます。もうちょっと内容に力を入れてください」と先生に注意されたそう(笑)

でも、友達には「絵うまいね!」とほめられるようになったと喜んでいました(#^ ^#)

今日は、授業が終わったあと、イラスト帳を見ながら、気に入った絵を写す。

こどもたちの中には、「先生、こんなに大きく絵を描いてもいいの?」「大きな紙に描いた方がいい?それとも、小さな紙にまとめた方がいい?」と気にする子もいますが、「まずは、好きなように描いてみ~」とアドバイス。

そこで制限なく、思いきり描いたことがきっかけで、フタをしていた情動がパカッと開いたりする瞬間も見られたりするんですね。

そして、情動いっぱいで描いていると他にも効果が。

それだけのエネルギーを込めて描いているから、国語なら絵を見ただけで、あらすじが全部言えたり、書いたことがスラスラと出てきたりと記憶の面でも効果があるのです。

マインドマップの描き方のひとつは、魅力的なイメージを描くこと。そして、記憶の原則は「繰り返すこと」。

お気に入りのオリジナルな作品を描くから、自然と何回も見直し、結果的に覚えちゃう、ということが起こります。

ペンだけじゃ足りない!と色えんぴつも持ってきてくれました♪

「いいわ~」と自画自賛、エネルギがあふれています。

これから、ますます表現力がアップしていくんだろうな(*^ ^*)

進化したマインドマップと同じく、人生がカラフルなものでありますように☆

写真は、時間が迫り、急いで描いたものを激写。これから登場人物の気持ちを読み込んでいきます。どうブランチが伸びていくのかたのしみです!

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第2の長友育成計画

第2の長友育成計画。

今日は後半の国語、社会の授業前に体幹トレーニング!

箕面校から第2の長友選手を輩出するため。

…ではなく、余分な力を抜き、カラダ全体で学べるようにするため。

数日前まで熱があった子や、風邪で体調不良の子がいたので、本調子ではなく、集中力は低め。後半になり、かなり全身のバランスが崩れてきたな~と感じたので、体幹トレーニングをし、身体をあっためて、バランスを整えました。

速読のため呼吸法もやり、そこからの集中力は見事。

身体があったまり、開き、心もオープンになったからか、

マインドマップの絵は色鮮やかに、

質問から答えを探すためのスピードは超速に、

そして、声は大きくなり、意見はどんどん飛び出し、

最後は、芥川龍之介さんの名文の音読&読み込みでフィニッシュ!

体育会系なノリの1日でした(*^ ^*)

 

国語の読解の時間に、身体を使い読み、頭を使い答えには明確な理由があると徹底的に読み込んだ芥川龍之介さんの文章もいよいよ最後に。

「はやく最後まで読みたい~」「僕は先に全部読んじゃったもんね!」なんて、こどもたちは最後を楽しみにしています(^-^)

授業後、「うおーっ、力が余ってるわ~走りたいー!」と公園に向かったこどもたち(←来たとき、ヘロヘロだったのに…)。元気です。

お母さまたちはこんな顔(ー_ー)をなさっておりましたが…(笑)

「脳科学」と名のつく学び方を使い、

こどもはみんな天才なんだ、

「天才性をとりもどそう!」

と思いやっていますが、それは結局、「小さなこどものように学ぶ」ということなんだなと感じます。

ハートをオープンに、全身で、心と身体を使い、素直に、ワクワクしながら楽しんで、できることが増える喜びを感じながら学ぶ。

「フロー」を大事にする。

元々持っている能力を制限するセルフ1(大脳新皮質)の介入を減らし、セルフ2(大脳辺縁系)を大切に学ぶ。

そして、その学び方を体得し、「技化」する。

サッカー日本代表、長友選手は体幹トレーニングをはじめとした激しいトレーニングで、強靭な肉体と精神を手に入れられましたが、

こどもたちは楽しい、考え、表現するトレーニングで「生きる力」「学ぶ力」を育んでいます。

長友選手のような「生きる力」を持った子たちがどんどん育ちますように。

写真は6年生Yくんの国語のマインドマップ作成中の様子。

ブランチにまとめるだけでなく、このあと、自分で本文に出てきた内容を図解化したり工夫していました☆

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学ぶ構えのつくり方、フローや、セルフ1、セルフ2などにご興味のある方は、
明治大学文学部教授、齋藤孝さんの『子どもの集中力を育てる』『自然体のつくり方』『呼吸入門』、
M.チクセントミハイの『フロー体験』、
W.T.ガルウェイの『新インナーゲーム』などがオススメです☆

小さなアーティスト!

今月のステップ算数のテーマは『割合』。

先週から、こどもたちがハマっているパズルで、数の感覚づくりをしたあと、学習スタート!

いろんなところで見かける。
でも、あんまり深く考えることはないだろう割合。

まずは言葉の定義の確認と、いろんなところで使われていて、実生活に根差したものだというのを感じてもらうため、

「割合って何?どんなの?」
「実際にどんなところで使われている?」
「割合を使うメリットって?」

などをマインドマップを使い、ひとりブレインストーミングをしてもらいました!

そして、そのあとは、書き出したものを発表し合い、みんなでディスカッション。

みんなから出てきたものをひとつのマインドマップに。
「野球の打率!」
「○割引!」
「サッカーのボール支配率!」
「50%OFFは500円かける0.5の250円を引いて250円!!」

など、それぞれの個性の出る答えが(*^ ^*)

求め方も、こどもたちの中からしっかりと出てきました☆

まずは、学校のテストのために学んでいるのではなく、実生活に関係したものを学んでいるということの実感や、
親近感を感じたり、もっと知りたい意欲が出るためのきっかけづくり。

これこんな風に使えるな~、これおもしろいな~なんて感じてもらえればいいな。

理科の時間も、今月のテーマである『太陽』についてブレインストーミングやディスカッションをした後、速読で一気に情報をインプットしました!

みんな反応するところは様々。

マインドマップのセントラルイメージも様々です。

1か月かけて、どんどん興味を広げ、深めていってもらえたらなと思います。

授業後、「(地理の授業の時に)書いてない(授業で扱ってない)他の県のこともぜんぶ書きたい~!」と居残りでモクモクと調べながら自分のマインドマップにまとめていく子も♪

自分で考え、調べるおもしろさに目覚めてくれたらうれしいです☆

写真は、理科のひとりブレスト中の様子。
右上に見えるのは、みんなでアイデアを出した『割合』に関するマインドマップを「これは知ってることや連想したことを書き出しただけやから写さんでもいいよ~」と言ったのですが、「ぼく写す!」と言って、わざわざ写したもの。
短い時間のなか、一生懸命写してすごい♪(忘れて(置いて)帰ってましたが…)

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フィンランドin箕面

こんばんは。にいどめです。

ようやく暑い時期が終わったな~と思っていたら寒いぐらいですね。
こどもたちからは早くもクリスマスの話などもチラホラと出始めています。

「えんとつないから窓のカギあけとかなくちゃ!」

なんてかわいいセリフも(*^ ^*)
どんなプレゼントがもらえるのかな?

サンタさんの再訪を待ち望んでウン十年。今年は来て下さるのでしょうか…
RAKUTOの授業では、今週から11月のテーマに突入です。

ステップクラスの地理では、今月は『関東地方』がテーマ。

今日は、1回目ということで、4倍速での高速リスニングでのインプットとディスカッション、マインドマップのセントラルイメージ描きでした。

ちょっと学校帰りで眠たい、セントラルイメージの発想をパワーアップしたいということで、いつものようにすぐにセントラルイメージに向かうのではなく、一度『関東地方』、それもいちばん反応のあった『東京』について、まずはマインドマップを使い、アイデアのブレーンストーミングをしました☆
ブレーンストーミングは質より量。

時間を計って、数を数えて、一つでも多く、量を出すことを目的にトライ(^-^)
場所や好きなもの、有名なところ、などから連想し、出てきたキーワードには、嵐の櫻井くんや雷門、ダッフィー(ディズニーのキャラクター)などのおもしろいものも☆

発想というと、遊び心いっぱいなこどもたちだと特に、ふざけてテキトー、などになりがちですが、マインドマップを使うことで、数を大事にしながらも、「無秩序な発想」にならずに済みます。

(キーワードから連想していくので、ふざけて言った場合は、そのあと広がらないんですね)

そして、具体⇔抽象化の力や論理的思考力もつきます。

2009年のPISAで読解力3位、数学的リテラシー2位、科学リテラシー2位だったというフィンランドでは、小学3年生と4年生のときに、徹底的にこのカルタ(マインドマップ)の書き方、使い方を練習することになっているそう。

そして、授業中も「なんで?」とたくさん質問を投げかけられるので、強固な論理的思考力がつき、それがこの結果につながっているのかもしれません。

ちょっと話が脱線しちゃいました。

5年生のSちゃん。アイデアは出たのだけど、満足いくものがなかなか書けず…ということでお家で再挑戦してくることに。たくさんの中からどんなものをチョイスして描いてくるのか?たのしみです☆

今日の写真は先日ホップの授業で撮ったもの。
小学3年生のYくんが算数の時間に使ったモールで作成しました☆

「先生ーマインドマップみたいでしょ??」

こんな風に立体版マインドマップをつくるのが夢なんだそう。おもしろい発想です~(*^ ^*)

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脳を鍛えるには運動しかない!

脳を鍛えるには運動しかない!

そんなタイトルの本(ジョン J. レイティ、エリック ヘイガーマン著、日本放送出版協会)が出ているくらい、運動は脳にとって大事と言います。

とにかく、人間の脳は歩くようにできていて(なんと、1日20キロメートルも!)思考力を高めるには動け!とおっしゃっている方もいます(分子発生生物学者のジョン・メディナさん)。
そんなことを意識してかしなくてか(確実に後者)、今日は木曜ステップのマドンナの女の子がお休みだったのもあってか(これはあるかもしれません)、大暴れな1日でした(*^ ^*)

今月の算数は『倍数と約数』がテーマでしたが、「数の感覚」を鍛えたいな~と感じていた木曜クラス。
週末、RAKUTO豊田校にお邪魔させていただき、伊藤先生に教えていただいたゲーム(名古屋にコーチングの勉強会に参加する前にお会いしてきました)を早速、実行しました。

すると、こどもたち大ハマリ。

「これ1時間やろうよ!」

「いや、算数、理科2教科で70分だから…(゚_゚i)」

うれしいぐらいに反応してくれました☆
これはたのしみながら数の感覚を鍛えられそう。

理科の時間には、『血液の循環』がテーマなので、心臓や血液の流れなどをイメージを使って勉強。

「さー、肺静脈から左心房に入ってきたよー、そして左心室にー…」

まるで催眠術のよう。

そして、脈拍についても学んだので、

「平常時と運動をした後の脈を測ってみよう!」

と、まずは平常時を測り(11~14歳で大体80~90回)、そのあと、

「さあ、走れー!!」

と1分間ダッシュ!!

「ぜー…ぜー…」

とみんななりながら(ほんのり汗も笑)計測。イメージや体感で学び、最後はマインドマップにまとめました。

後半は運動のし過ぎもあり(休憩時間中も走り回っていたこどもたち)、眠気が…。

ということで、国語の時間は音読などをたくさんし、最後まで走りきりました(ついでに言うと、授業後も走り回っていました笑)。

脳だけでなく、運動部??というくらい身体も動かした木曜日。きっと、今日は帰ってから熟睡でしょう(^-^)

どんどん負荷をかけながら脳も身体も動かして、いっぱい寝て整えて、強化して。
ドラゴンボールの悟空や悟飯のように成長していくみんながたのしみです☆
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写真は小学5年生Yくんの理科のマインドマップ。運動後、眠りそうになりながらもしっかりまとめていました♪

記録を残そう

「比べるのは他人(ひと)とやない、過去の自分とやで」

そんなカッコいいセリフを、少し遠くを見ながら30度の角度で45歳ぐらいに吐いてみたいにいどめです。こんばんは。

今月のステップ社会は『中部地方』について勉強。ちょうど1年前の12月、ホップの地理で扱ったテーマです。

ホップのときは、歌や高速リスニングでたのしみながら用語や知識をインプット、ディスカッションで広げ、マインドマップでまとめました。

そして、ステップでは、物語仕立てになったテキスト(なんと43ページ!)を高速リスニング。登場人物といっしょに探検し、学び、深め、最後はマインドマップに。

去年はホップ、今年はステップと、両方で中部地方を勉強した女の子。

成長を感じてもらおうと、去年かいたマインドマップと今年かいたマインドマップを並べてもらい、いっしょに眺めました。

「字は変わらないけど、ぜんぜん情報量がちがう!」

自分の成長を目で確認し、実感。満足感と自信。

よし、この方法でやっていけばいいんだ!というのを感じました。

自分の成長って、自分がいちばんわからないもの。セルフイメージと自己評価には、たいてい開きがあります。

過去の自分の記録をとっておくのは、『記憶』という意味だけでなく、『成長の確認』という意味でも、大事。

ぜひ、これからも記録を残し(目に見える形に)、自分の成長を実感し、自信を深めていってもらいたいなと思います。

1年後はさらに成長した自分に出会えるはず。どんな風になってるのか、いい意味で期待を裏切ってくれるんだろうなと僕もたのしみです!

ちなみに、記憶ということを考えた場合、マインドマップの発明者、トニー・ブザンさんによると、復習のサイクルは、

①学習の直後
②1日後
③1週間後
④1か月後
⑤3ヶ月~半年後

がいいと言われています(トニー・ブザン『マインドマップ記憶術』より)

よかったら、テスト前の復習時期のご参考になさってください☆
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写真は小学5年生Sちゃんのホップ時代とステップ時代のマインドマップ。まだ2枚を1枚にまとめるというのは残っているけどぜんぜんちがいます