本のある環境をつくろう

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「物理学者になるにはどんな資質が必要ですか?」

2000年のノーベル化学賞を受賞したアラン・ヒーガーさんが、大学で教官に聞いた質問だそう。

その質問に教官は、

「それはね、国語がよくできることだよ!」

と答えたそうです。

「コミュニケーションがよくできないと、科学の分野では成功できないんだよ」と。

そして、ヒーガーさんは、わからないことがあったら、わかる人と組む。そして、学ぶ。という方法で、「物理学者」として、「ノーベル化学賞」を受賞。

科学はキライ、専攻したこともない、のにだそう。

学者さんが大事にしているのが「国語力」だということにおもしろいなと思いました。

 

こどもたちの学校のテストを見せてもらったり、授業中の様子を見ていると、できないのではなくて、言葉の意味がわかっていないだけ、問題に書かれている意味と聞かれていることがわかっていないだけ、ということがあります。

国語力不足。

細かく見ると、漢字力不足、言葉力不足、読解力不足です。

国語力は全ての基礎。

本を読むのも、話すのも、文章を書くのにも国語力、日本語力は必要です。

では、国語力を身につけるためにはどうすれば…?

それには、本を読むこと。

すごく当たり前な感じがしますが。

といっても、なかなかお家で読まないという声もいただきます。

「なぜなのかな…?」

と、こどもたちを観察していると、読むおもしろさを知らないだけなんだということに気づきました。

というのは、国語の時間、物語や小説を深く読んでいくと、こどもたちは興味を持ち、「おもしろいね!」と言います。

しっかりとこちらでリードしてあげれば、そのおもしろさに気づいてくれるんだなと。

昨日、授業で扱った小川未明さんの短編。

時間に余裕があったので、これでもかというくらい深く、登場人物の心情や物語の中の対比など、ていねいに読み取っていきました。

すると、5年生のSちゃんが、

「どめ君、これおもしろいね!このお話、なんて本に入ってるか調べて!図書館で借りる!なかったら、買ってもらう!」

と興味を示してくれ、いっしょにインターネットで調べました。

なんという、うれしい言葉(^ ^)

本好きとしては、本のおもしろさに気づく瞬間に立ち会えるというのはこれ以上ない喜びです。

ていねいに、深く読む。

速く、深く読む。

これは授業でできることですが、なかなかお家ではできなかったりして、保護者さまから、「どうしたらいいですか?」と聞かれたりします。

もし、お子さまに本を読むようになってほしいと思ったなら、環境づくりから取り組んでみるといいかもしれません。

明治大学文学部教授、齋藤孝さんは著書『齋藤孝の速読塾』のなかで、

「本は、背表紙がいつも見えている状態こそが重要。本の背表紙が自分の部屋の中にあってふと目に飛び込んでくる、あるいは何かを語りかけてくる、そういう知的な刺激に囲まれていることが重要」

とおっしゃっています。まずは本のある環境づくりが重要。

①リビング、こどもの部屋に専用の本棚を置く

②読まなくてもいいし、読み切らなくてもいいので常時10冊ぐらいの本を用意しておく(難易度やジャンルは気にせずに。自分でわからないことを調べられるように百科事典や辞書を用意しておくとさらに○)

③親が本を読んでいる姿、読書をたのしんでいる姿を見せる、みんなで読書をたのしむ時間をつくる

など、簡単にできることから、ぜひ、やってみてください。

公園で、どんぐり拾いやお絵かきをたのしんでいると、そのおもしろそうな雰囲気につられまわりの子たちが「混ぜてー!」と集まってくるように、大人がたのしんでいる姿を見ることにより、興味や関心を持ち、ハマってくれるかもしれません。

たくさんのこどもたちが、本を読むおもしろさに目覚めますように!

それでは、また。

写真は5年生のSちゃんの地理のマインドマップ。温泉のゆるんだ顔に癒されます(笑)

ゲームにしてたのしもう

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「ドリル」という言葉にはあまりワクワクしないけれど、「ゲーム」という言葉にはなんだかワクワクするから不思議です。

「ドリル」という言葉は、漢字ドリル、計算ドリルというように、やらされるもの、作業的なものを連想し、

「ゲーム」という言葉は、人生ゲーム、リアル脱出ゲームというように、自分から進んでやるもの、どうなるかわからないものを連想するからかもしれません。

僕自身は、大学生のときに、何かを学ぶってゲームみたいにおもしろいということに気づきましたが、こどもたちには、そのおもしろさにもっと早く気づいてもらえたらなと思っています。

昨日の授業後、5年生のYくんが、

「先生、残って社会の東北地方のマインドマップの書き直しやってもいいー?」

と言ったので、「もちろんいいよー」とやっているのを見ていました。

僕から見たら、いいものが書けているなと思っていたのですが、

「この線(ブランチ)がな、気に入らへんねん~」と、どうやら、マインドマップのブランチのバランスが気に入らないらしく、どうやったらきれいにまとめられるかなと考えながら、一から書き直しをしていました。

毎月、先月よりもいいものを書こうとしていて、前に書いた気に入ったものは何度も見直しています。そして、旅行先にも、もっと付け足したいな~とマインドマップを持っていったという逸話も(*^ ^*)

その意欲、すばらしいな~と思います。

RAKUTOでは、算数の計算ドリルみたいなものはやっていませんが、頭のウォーミングアップとしてやっている計算ゲームでは、こどもたちは飽きずに何十回でも「やろうやろう!」「先生、あと1回だけ!」と言います。

「先生、僕たちが先生に勝ったら休憩5分長くしてよ!」と言われ、いつも余裕で勝ち続けていたのが、毎週、あきらめずに何度でも練習し、くり返していると、びっくりするくらいの早さに…今では負けるときも(笑)

たし算、ひき算、かけ算、わり算を、自分でうまく使いこなせるようになりました。
高速リスニングや速読などをし、脳が活性化しているときなどは、頭の回転がかなり早くなっているので、こちらもかなり本気を出さないと…と緊張です。

「僕、このパターン得意~♪」と得意の答えの導き方なども発見したよう。

ある意味『型』を自分で見つけたもので、忘れにくく、応用も効きますのですばらしいなと思います。

「ゲーム」というのは上達するのに大切な要素でもあったりします。

イチロー選手は、小さいころ、車のナンバープレートを見て、たし算などをするゲームをしていて、それが目を鍛える効果があったとも言われていますし、

世界最高のサッカーチームとも呼ばれるバルセロナでは、ボール回しを積極的にゲームとして取り入れ、パスやトラップの練習をしています。

たのしいから続き、結果、伸びるんですね。

「社会やりたいから、理科は大きく枝を分けるところまでにしとこう~」と、自主的にスケジュールを考えたり、

「先生、2倍遅いから次のところからは4倍でいこう!」など、どんどん積極的に意見してくれるみんな。

これからも、ゲームのように学ぶことをたのしみ、どんどん才能を伸ばしていってくれたらいいなと思います。

負けないように毎週こちらも研鑚&トレーニングです!

写真は残ってマインドマップを書きなおしている様子。お母さま、いつも長い間お待たせしてすみません…

スラムダンクから学ぶ成功する練習の法則。

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小学生のとき、スラムダンクの影響でバスケットボールにはまり、毎日ゴールが見えなくなるまでシュートを打っていました。

3Pシュートが得意な登場人物に憧れ、遠くからシュートが入る気持ちよさに取りつかれ、足が遅く、背も高くないのもありシュートを得意にしようと思い、そればかり何千回も練習していましたが、その練習方法はどうやら理にかなっていたようです。

今年出た『成功する練習の法則』という、ベストセラーの本のなかに、成功する練習の方法とは、

①反復練習を大切にすること
②無意識にできるようになるまで徹底すること
③得意分野を見つけて磨きをかけること

とあります。

当時の自分は、「ヒザを使って、ボールは高く」(スラムダンクから学んだ)というシンプルなことを意識し、ひたすらシュートを打っていましたが、結果、かなりの確率で入るようになり、ボールが手を離れたときに「あっ、これは入った」「あっ、これは入らない」というのもわかるようになりました。

中学年以降のクラスでは、速読を使い本を読む練習をしますが、速読もバスケのシュートと同じだなと感じます。

速読というのは「スキル」。練習すればするほど精度が上がり、速いだけでなく、頭に入り、深く読めるようになります。

今日は、授業中、速読の話になり、1つひとつの工程を丁寧に、やっていこうという話に。

RAKUTOでは、ちょっと変わった「ビジョン速読」というオリジナルの速読法を用いているのですが、しっかりと練習をし、身につくと、「書かれている内容が映像で浮かぶ」というおもしろいことになります。こどもの方が、素直で、脳のこともあり、習得も早いです(僕は残念ながら、ほとんど映像で見えた経験がありません…)。

話しているうちに、5年生の女の子は、
「その映像が見たい!」
「他の校舎の子たちがどんどんできているそうで負けたくない!」
ということでやる気に。
いまでもちょこちょこやってるけど、もっとお家とか学校でも積極的にやってみる!と言い、意気揚々と帰っていきました。

外側からのご褒美に釣られてや、やらされる感ではなく、自分の内側、ワクワク感からでるモチベーションは強く、長続きします。

ちょっと興味のわいてきた子のこれからの学び、速く読んだりじっくり読んだり、自由自在に読書をたのしむ喜ぶ顔がたのしみです☆

ちなみに、一時期おもしろいように入ったシュート。中学生になり、バスケットゴールの高さが変わると、全然入らなくなりました。「記憶は同一対象に限る」(勉強するなら同じ参考書や問題集で)。運動も同じなのですね…(´・_・`)

バスケがしたいです。ではでは。

写真は先日、年長さんの男の子がホワイトボードにクモの巣をカラフルに描き、裏を「ハロー♪」と言いながら手を振り駆け抜けた風景。かわいすぎました(笑)

第2の長友育成計画

第2の長友育成計画。

今日は後半の国語、社会の授業前に体幹トレーニング!

箕面校から第2の長友選手を輩出するため。

…ではなく、余分な力を抜き、カラダ全体で学べるようにするため。

数日前まで熱があった子や、風邪で体調不良の子がいたので、本調子ではなく、集中力は低め。後半になり、かなり全身のバランスが崩れてきたな~と感じたので、体幹トレーニングをし、身体をあっためて、バランスを整えました。

速読のため呼吸法もやり、そこからの集中力は見事。

身体があったまり、開き、心もオープンになったからか、

マインドマップの絵は色鮮やかに、

質問から答えを探すためのスピードは超速に、

そして、声は大きくなり、意見はどんどん飛び出し、

最後は、芥川龍之介さんの名文の音読&読み込みでフィニッシュ!

体育会系なノリの1日でした(*^ ^*)

 

国語の読解の時間に、身体を使い読み、頭を使い答えには明確な理由があると徹底的に読み込んだ芥川龍之介さんの文章もいよいよ最後に。

「はやく最後まで読みたい~」「僕は先に全部読んじゃったもんね!」なんて、こどもたちは最後を楽しみにしています(^-^)

授業後、「うおーっ、力が余ってるわ~走りたいー!」と公園に向かったこどもたち(←来たとき、ヘロヘロだったのに…)。元気です。

お母さまたちはこんな顔(ー_ー)をなさっておりましたが…(笑)

「脳科学」と名のつく学び方を使い、

こどもはみんな天才なんだ、

「天才性をとりもどそう!」

と思いやっていますが、それは結局、「小さなこどものように学ぶ」ということなんだなと感じます。

ハートをオープンに、全身で、心と身体を使い、素直に、ワクワクしながら楽しんで、できることが増える喜びを感じながら学ぶ。

「フロー」を大事にする。

元々持っている能力を制限するセルフ1(大脳新皮質)の介入を減らし、セルフ2(大脳辺縁系)を大切に学ぶ。

そして、その学び方を体得し、「技化」する。

サッカー日本代表、長友選手は体幹トレーニングをはじめとした激しいトレーニングで、強靭な肉体と精神を手に入れられましたが、

こどもたちは楽しい、考え、表現するトレーニングで「生きる力」「学ぶ力」を育んでいます。

長友選手のような「生きる力」を持った子たちがどんどん育ちますように。

写真は6年生Yくんの国語のマインドマップ作成中の様子。

ブランチにまとめるだけでなく、このあと、自分で本文に出てきた内容を図解化したり工夫していました☆

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学ぶ構えのつくり方、フローや、セルフ1、セルフ2などにご興味のある方は、
明治大学文学部教授、齋藤孝さんの『子どもの集中力を育てる』『自然体のつくり方』『呼吸入門』、
M.チクセントミハイの『フロー体験』、
W.T.ガルウェイの『新インナーゲーム』などがオススメです☆

記録を残そう

「比べるのは他人(ひと)とやない、過去の自分とやで」

そんなカッコいいセリフを、少し遠くを見ながら30度の角度で45歳ぐらいに吐いてみたいにいどめです。こんばんは。

今月のステップ社会は『中部地方』について勉強。ちょうど1年前の12月、ホップの地理で扱ったテーマです。

ホップのときは、歌や高速リスニングでたのしみながら用語や知識をインプット、ディスカッションで広げ、マインドマップでまとめました。

そして、ステップでは、物語仕立てになったテキスト(なんと43ページ!)を高速リスニング。登場人物といっしょに探検し、学び、深め、最後はマインドマップに。

去年はホップ、今年はステップと、両方で中部地方を勉強した女の子。

成長を感じてもらおうと、去年かいたマインドマップと今年かいたマインドマップを並べてもらい、いっしょに眺めました。

「字は変わらないけど、ぜんぜん情報量がちがう!」

自分の成長を目で確認し、実感。満足感と自信。

よし、この方法でやっていけばいいんだ!というのを感じました。

自分の成長って、自分がいちばんわからないもの。セルフイメージと自己評価には、たいてい開きがあります。

過去の自分の記録をとっておくのは、『記憶』という意味だけでなく、『成長の確認』という意味でも、大事。

ぜひ、これからも記録を残し(目に見える形に)、自分の成長を実感し、自信を深めていってもらいたいなと思います。

1年後はさらに成長した自分に出会えるはず。どんな風になってるのか、いい意味で期待を裏切ってくれるんだろうなと僕もたのしみです!

ちなみに、記憶ということを考えた場合、マインドマップの発明者、トニー・ブザンさんによると、復習のサイクルは、

①学習の直後
②1日後
③1週間後
④1か月後
⑤3ヶ月~半年後

がいいと言われています(トニー・ブザン『マインドマップ記憶術』より)

よかったら、テスト前の復習時期のご参考になさってください☆
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写真は小学5年生Sちゃんのホップ時代とステップ時代のマインドマップ。まだ2枚を1枚にまとめるというのは残っているけどぜんぜんちがいます

自分の答えをつくる

こんばんは。
足湯はじめました。にいどめです。

RAKUTOでは記憶のサイクルを考慮し、1か月に1つのテーマを学んでいきます。今日は木曜日最終週、まとめの日です(^-^)

国語の速読の時間、読んだ文章についてディスカッション。そして、

「もし、自分ならどっちの立場をとる?」

と、文章に出てきた一場面を題材に、こどもたちに自分の意見を考えてもらいました。

「私はこうする!だって…」
「僕はこっちだな~理由は…」

状況を整理し、思い浮かべ、登場人物の気持ちを想像し、自分の意見を選んだ結果どうなるのか…こどもたち一生懸命考えていました。

自ら関わるので集中、フィードバックにより脳の活性化、いろんな視点が入ることで思考が深まる、それが協同学習の効果。

毎回が大きな学びで、見ている方も、こどもたちの発想と成長にワクワクさせてもらっています(*^ ^*)

今日は授業の大事な時は集中、休憩時間は遊びまくりとメリハリの効いた1日でした!

学ぶことってたのしい!と感じ、これからも、どんどん才能を伸ばしていきますように。

今週末が運動会のため、練習が終わらず欠席だった子も。6年生のYくん、小学校最後の運動会に向け、めちゃくちゃがんばっています。最高の演技、最高の思い出になりますように!

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写真は『近畿地方』のマインドマップをかいているときの様子。たこやきとビリケンさん。同じ題材でも、みんなちがうイメージになるのがおもしろいんです♪

みんなちがうからおもしろい。

いよいよ今日から9月授業。新しい単元に突入です!

今月のステップ地理では『近畿地方』がテーマ。

最初に高速リスニングでインプット、知ってることや印象に残ったことを話し合いながら理解を深め、マインドマップに整理。

ステップクラスの慣れた子たちになると、2倍が遅すぎて眠そうにしています(=_=)

ただいま4倍~6倍がちょうどいい、ちょっと負荷がかかっていていいぐらいの感じ。

今日の授業でも、最初は

「はじめてのところだし2倍で~」

と言っていたのが、途中で、

「遅すぎてムリ―!4倍にして~!!」

という声が。

1週目ということで、近畿地方に関する全体像をインプット、マインドマップのセントラルイメージ(まん中の絵)を描きました。

このマインドマップのセントラルイメージ。同じ単元を勉強していてもみんなちがう絵になるからおもしろいんです。個性やその子の想いが出ます。また、発想力が刺激され、整理することにより記憶にも残ります。

近畿地方だと、琵琶湖を描く子もいれば、船を描く子もいるし、シカを描く子、奈良の大仏を描く子も。

小学5年生のSちゃんは『たこ焼き』でした(*^ ^*)

そして、「物足りない~!」と夏休みに遊びに行った淡路島のたまねぎをキャラクター化して描き、さらに涙を流している絵に(たまねぎだから)

う~ん、今月もいいのがどんどん広がっていきそうです。

9月もこどもたちのどんな芸術作品が生み出されるのかたのしみ(^-^)

写真はSちゃんの国語の速読の時間に描いたマインドマップ。

目の弱ったおばあちゃんが、自分のために好きなテレビも見ず、早い成長を祈り少し大きめにつくったセーター。その想いを知り、まぶたの裏が熱くなった主人公。ということで、セントラルイメージは涙を流しているセーター。素敵です☆

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知らなくても大丈夫

今日は木曜ステップ。

考え方、型が身についてきて確実に賢くなってるな~と感じるこどもたち。
意見や答えを言うだけじゃなく、理由までしっかりと答えてくれてます。

論理やつながりを意識することが多くなってきたのか、「あっ、話飛んでる!」「これ全然関係ないねんけどな~」なんて言葉も飛び出しています(こどもたちに自覚はないと思いますが笑)。

授業では、今日から新しいテーマということで、最初に、そのテーマに関して知っていることをバーッと書き出し。
出てくる用語やイメージなども様々です。

案外出てこないな~なんてとき。
それは知らないか、無意識のどっかにあるのだけど出てこないだけ

もし知らないことがあったとしても、速読はじめ加速学習のやり方を知っている、練習しているので、関連する本を10冊も用意して、バーッと速読。キーワードや要点をしっかりつかんでマインドマップでまとめれば問題なしです♪

それに、みんなの愛される力、育まれていってる伝える力や聞く力などのコミュニケーション力があれば無敵(*^ ^*)

今月もみんながどんなところに反応するのか、持っている学び方を使って知識をのせ、どんな興味・関心、才能の芽が出てくるのか、たのしみです。

網と綱

こんにちは、にいどめです。

暑い日がつづきますね。

早くもこどもたちは夏服。これ以上暑くなったらどうするのでしょうか!?

 

さて、月曜は5月からステップの日。

新しくステップに上がったSちゃん。

前回は、はじめてのステップ授業で、国語や社会、理科で使う速読のやり方を新しく習ったり、地理の高速リスニングのテキストも分量や難しさがアップし負荷が高くなったので、疲れたそう。

さて、今週はどうなるかな?と思っていたところ、「地理からやりたい!」とやる気です。

ステップの地理の授業では、1ヶ月に1つのテーマを学びますが、最初、重要なポイントを、物語を通してインプットします。

オリジナル・テキストを目で追ったり、絵を見ているうちに、視覚、聴覚の2つの感覚(手も使った場合は3つの感覚)を使い、自然に、頭にたくさんの難しい用語がインプットされていくのですね。

そのあとは、きちんとした教科書を速読でもインプットし、日本の水産業の発展・衰退の理由やどうして三陸沖ではたくさん魚がとれるのかなどでディスカッションし整理、マインドマップでまとめていきます。

用語も多く、マインドマップも大きくなりがちですが、地理を通して、分析力を高めていってもらえたらと思っています。

Sちゃん、今回、高速リスニングでは、前回の倍の早さの4倍に挑戦。分量も復習と今週分を合わせ、倍です。

「なかなか分量多いよ~」と言っていましたが、終わった後、ピンピンしていました(^-^)

持久力がアップしています。

難しい漢字もいっぱいのなか、「網と綱ややこしい~」なんて言いながら、マインドマップを広げていきました。

こどもたちの慣れる早さ、挑戦する意欲、成長速度にはビックリ。

 

国語では、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を使い、主語+述語の関係から、敬語や要点のつかみ方までを学習。

テンポ良く、サクサク進みます。

Sちゃん『蜘蛛の糸』が好きなよう。

美しい日本語に触れ、Sちゃんの持っている表現力に論理力をさらにプラスです(*^_^*)

かなり高速での授業でしたが、最後まで集中力を切らさずにすごい!

ホップで作った土台を基に、応用の効く力をつけていくのがステップ。

これから、たのしみながらメキメキと力をつけていってほしいなと思います。

 

【おしらせ】

※5月から小野原東にある多世代地域交流センターさまで教室を開講させていただいています(月・土)。ご質問など気楽にお声がけください。

※その日の授業の様子などFacebookにもアップしております。よかったらご覧になってください

ホップ→ステップ

今日は月曜日が祝日だったため、その振替のステップ授業。

小学5年生の女の子Sちゃん。

先月までホップでインプットをしてきて、いよいよ今月からステップです(^-^)

 

「こんにちは~」と入ってきてすぐに、

「どめくん、これTくんに渡しといて~。Tくんポケモン好きだったから~」と先月まで一緒にやっていたお友達へのプレゼントをくれました。

GWに何かでもらったそうなのだけど、お菓子やポケモングッズ、なわとび(×2…!?)などがいっぱい詰まった袋。

うっ…(T_T)

クラスが別になってもこんな風につながりが続いてくれてうれしいです。

授業では、今までやってきた高速リスニングに加え、新しく速読にも挑戦。
第1回目にかいてくれたマインドマップは、これまでにないくらい大きなセントラルイメージのものでした。

今まで抑えてた!?というくらい気持ちがこもっていて、びっくり。

何これ~といいながらも新しい読み方を何回も練習。

身体と心の緊張を解いて、脳波を下げ、脳にインプットしやすく。
そして、インプットした情報の引き出し方の練習。
なんだかすごくなじんでる…待ってましたという感じだったのでしょうか!?
授業後、お迎えに来てくださったお母さまと1回目の感想などをお話し、教室に戻ると、昨日いっぱい遊んだYくんがピョコッと顔を出しに(先月までSちゃんといっしょに学んでいたのです)。
明日Sちゃん来るよ~という話をしていたら、ちがう習い事が終わった後、会いに来てくれたのです。
5分遅かった…
ちょっとの間ボール遊びをして(=Dくんにボールをぶつけて)、「帰る~」というので、ジュースを買いに行くがてら近くまでいっしょに歩いて帰りました。
みんなの友達を思いやる気持ちがうれしかった今日。また、みんなで会える機会とか場をつくりたいなと思いました。
素敵な気分にさせてもらい、ありがとう(*^_^*)
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