「言葉にできる」は力になる。

こんにちは。

新留です。

算数でちょっと困っているときに心がけてほしいことについて、3日に分けて書いてきましたが、今日は高学年の子が技術を身につけていく上でやってほしいことについてです。

授業中に「考えて」、考え方を「覚えていき」、

家で「使えるように練習」していくのがステップ期以降(中学年以降)となりますが、

ジャンプ期(高学年)になると仕上げ、中学生以降のことも考え、少しずつ、自学ができるようになっていきたいところです。

授業では、大事なことはそれまでに学習済みのことも多いので、使えるようになるために、質問がメインになっていきます。

この段階で、今まで復習や練習してこなかったな、というのはバレるので、つっこまれたり、何度もフィードバックが返ってきてあわあわしている子もいます(笑)

それらを繰り返し、ブーブー言いながらも成長していくのを見るのが楽しみでもあるのですが(笑)

この時期に意識してほしいのが「言語化」です。

国語でも、算数でも、伸び悩む子はこの力が弱いのですね。

授業では毎回毎回「どういうこと?」と言っているのですが、自分で勉強する際、「どういうこと?」が少なく、

言われたこと、書いていることを聞いている、読んでいるけれど、理解はできていなかったりします。

自分の言葉で説明できないということは、理解していないということです。

そして、技術を磨く際は、分解、細分化し、一つずつ正確に繰り返すことをしないといけないのですが、

自分の言葉で、具体的に何のどの部分ができていないかがわからないと、集中して練習や改善しようがないのですね。

おおざっぱに「算数が苦手」と言ったりします(笑)

自分でまとめる練習などをしていても、書いているものをそのまま写したりしている際は要注意。

書いているだけで、わかっていない可能性が高いです。

授業中やフィードバックのとき、質問を受けている際はできるだけ言語化のサポートをしていきますが、

考えることは習慣で、長い時間を過ごすお家での関わり方も大きいので、

抽象的なことを言っているなというときは具体的な方に話をふってあげたり、

もし勉強をサポートする際は、「どういうこと?」と質問して、言語化するサポートをしたり、

マインドマップを書くように、まず大事な概念の理解からスタートし、具体的なものへ、

「まず、どうやって」「次に何をして」と考える順番、解く順番を定着させるサポートをしてもらえたらと思います^^

そうすると、子どもたちも自分で学べることが少しずつ増えていき、できることが増えていくうれしさも感じられるようになっていくと思います。

習慣づくりは時間がかかりますが、考える習慣をつけるとなると、なかなかの長期戦になることも多いです。

でも、それって一生の財産なので、少しずつやっていってもらえたらと思います。

今回の夏の面談でも、保護者さまからいろんなお話が出るかと思いますが、個別に具体的なお話もできたらなと思います。

さて、明日は1月末まで長く働いてくれていただだちゃ先生の結婚式です。

子どもたちからも「おめでとうって言ってて〜」と言われているので伝えてきたいと思います。

どんな感じになるのか楽しみです^^

いっしょに問題を出し合っている姿が素敵でした^^