2022年、明けましておめでとうございます。

こんにちは。

新留です。

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

2022年になりましたね。

お正月休み、家事なども少し手を抜き、ゆっくりされている方も多いかと思います。

1年の疲れをゆっくりとり、体力、気力ともに充電されてくださいね。

(受験生はなかなかそんなゆっくりもできないかと思いますが)

街もまだまだ開いているお店も少なくて、のんびりした雰囲気ですが、

僕はというと、年末の31日に以前から見たいなと思っていた京都の三十三間堂に初めて千体千手観音さんを見にと、下鴨神社に1年のお礼参りに行ったのですが、

その日、大雪で寒かったからか、

気が抜けて1年の疲れが出たのかわかりませんが、1日、2日と思いきり寝込んでおりました……

1日は1日のほとんど、18時間ぐらい寝ておりました……何という年明けでしょうか(苦笑)

2日の夕方ごろからようやく元気になり、

3日にようやく近所の神社と教室近くの八幡太神社に初詣に行くことができました。

(いっしょに……ともう一つ教室に近い阿比太神社にも行ったのですが、すごい人でお参りせずにそのまま通り抜けました……また後日ゆっくりとご挨拶に行くことにします)

お世話になっている方から、

神社などに毎月お参りしていると、最初は煩悩ばかりだったとしても、だんだんと「毎月来られてありがたいな」という気持ちになってくる。

そういう「感謝の感性」みたいなものが磨かれてくるんだよ。

ということを教えてもらい、なるほどと思い、去年から時間を見つけてはご挨拶に行くようにしているのですが、今年もその習慣は大切にしていきたいなと思っています。

さて、去年、いちばん読んでよかった本というのが、

友達が勧めていて読んだ、

元寺田倉庫代表取締役社長兼CEO、中野善壽(なかのよしひさ)さんの『ぜんぶ、すてれば』という本だったのですが、年末年始、その方の新刊の『孤独からはじめよう』という本を読んでいました。

その中に、

「自分のことを、放っておかない。

現代人はあまりにも、自分の心を疎かにしている気がしてなりません。

移動のためにかけていた時間は年々削減されて、リモートワークも広がって、仕事もどんどん効率化されています。

それで生まれたゆとりを、果たして何に使っているのか?

僕たちは常に誰かの他人の声に囲まれ、他人の声に振り向かされ、他人の声に応えようとして忙しい。」

ということが書かれていました。

中野善壽さんは1日に最低2時間は孤独の時間、内面に浸れる時間を作られているそうなのですが、

さすがにそれほど時間は取れなくても、

たしかに、何となくYouTubeとか見て時間をムダにしてしまってるな……もっとゆとりを持とう、時間を大切にしよう……とあまり意識の高くない年始の誓いを立てたのでした。

みなさまにとっても、去年よりゆとりのある1年になりますように。

通常授業は1月7日(金)からスタートです。

今年もよろしくお願いいたします。

今年も1年ありがとうございました。

こんにちは。

新留です。

2021年も最後ですね。

みなさまにとって2021年はどんな1年だったでしょうか?

良いこと、悪いこと、もちろんどちらもあったかと思います。

個人的にも、うまくいったなと思うこともあるし、

思ったようにいかなかったなと思うこともあります。

うれしい出会いもあれば、

悲しい別れもあったなとも思います。

これが大きく変わったなと感じることもあるし、

ここを変えることができなかったなと感じることもあります。

11月の頭から2ヶ月近く、保護者さまと毎日面談をさせていただいていて、

うれしい言葉をたくさん聞けた一方、悔しい思いをしたこともありました。

個人的には悔しいことや悲しいことの方が心に残ってしまって、RAKUTOを始めてからこの10年でたまったものたるや……相当なものなのですが(苦笑)、

毎年、来年は今年より良くなれるようにがんばろうと思う年末です。

そんな中でも、子どもたちの成長や笑顔、集中している姿や目標に向けてがんばっている姿には今年もたくさん励まされました。

6年生の子たちが、12月に入った頃から、

「あとRAKUTOも数回なのか……」

「卒業しても遊びに来ていい?」

と言ってくれたり、

保護者さまから、

「面談も今回が最後なんですよね…」

と言ってくださったり、

「これからも面談お願いしますね。お金払えば面談してくれるんですよね?」

と言ってくださったり(笑)

ほんとにうれしかったです^ ^

ほんとに長く通ってくださっている方が多く、幼稚園から成長を見ている子たちはほとんどおじのような気分です(笑)

身長は伸び、口も達者になりますが、ほんとにいい子たちばかりだなと心が洗われます。

みんなの来年が、未来が、すばらしいものになりますように。

そして、みなさまの2022年がすばらしいものになりますように祈っています。

今年も1年ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

新留

冬期講習も楽しかった!

秋休みのお知らせ

ホームページをご覧いただきありがとうございます。

RAKUTO箕面校は、

10月29日(金)から11月1日(月)まで、お休みとなっております。

その間、お電話など通じず、

また、いただいたメールの返信なども原則として 11月5日(木)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。

なお、休み期間中でも、体験授業やご入学のお申し込みなどは可能となっております。「お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。

いつもありがとうございます。

RAKUTO箕面校

サイヤ人と地球人

こんにちは。

新留です。

授業前や休憩時間に子どもたちと話していると、みんないろんなことで悩んでいるのだなというのがわかります。

高学年の女の子たちから

「女の子ってめんどくさい」

といわれ、

「だよね〜」

と女子力高めな会話をする毎日です。

SNSもあって、昔よりも、人間関係の悩みが余計に複雑になっていて、ほんとに大変だなと思います。

悩んでいることがあると集中できないし、視野も狭くなってしまいます。

能力も落ちてしまい、普段できているようなこともできなくなってしまいます。

大人とちがって、頼れるところも少なかったり、何か買ったり食べたり、どこかへ行ったりと、使える選択肢や自分でできることも少なく、なかなかモヤモヤが晴れず、長く続いてしまうこともあります。

なんだか様子がおかしいなと感じたときは話を聞いてみることにしていますが、

こちらが気づけていないときも、こちらが思っているよりも本人的にはつらいこともあるんだろうなと思います。


気になったときは話を聞いたり、

いろんな自分でできる対策法を伝えたりしていますが、

集中できないとき、まず、やってほしいのが、

「寝ること」

「運動をすること」

「栄養をたっぷり摂ること」

の3つ。

ただ、それら3つも自分ではできないときもあるので、

それプラス、

「整理整頓」をし、

物理的なスペースと脳のワークスペースを空けたり、

よくいわれる「紙に書き出す」というのもいい方法ですね。

書いてみることで、吐き出し、状況を客観的に見ることができるようになります。

「不安で頭が真っ白になる」というのも、不安や緊張でワーキングメモリが働かなくなっているということですが、

書くだけで不安や緊張は減らすことができるので、書いてみるのはおすすめです。

そして、

悩んでいるときって、

「なんであんなこと言うんだろう…」

「なんであんなことしちゃったんだろう…」

「なんで勉強ができないんだろう…」

と「なぜ」に目がいってしまっています。

「なぜ」は未来に使うとビジョンを思い出す強力な言葉だったりしますが、

過去に使った場合、根本的な問題に迫っていくのに使えたりもしますが、自分を追い詰める質問にもなってしまうのですよね。

何か目標や困難があったとき、

一部の人は戦闘民族サイヤ人みたいに瀕死から蘇ったとき、強くなるんだ……!!と瀕死を歓迎し、根性で乗り越えられる人もいますが、

そうでない人にとっては、続けられる仕組みや、続けられる環境をつくることの方が大切です。

なかなか相談できずに、

「なんで…」

となっているとき、

書き出してみて、

「なぜ…」を、

「これから何をしたら…?」

とよかったら言い換えてみてください。

次への一歩が見つかるかもしれません^ ^

背中を後押しするちょっとした一言

こんにちは。新留です。

先日の授業でのこと。

国語で読んだ問題文に、

「頑張るという言葉は励ましになるときとならないときがある」

という話が出てきました。

そこで、子どもたちと、

「どんな声かけをされたらうれしい、頑張れる?」

「どんな声かけだとイラッとくる?」

ということを話し合っていたのですが、

まあ、それが出てくる、出てくる……

「イラッとくるもの」がどんどん飛び出し、

職場のお局さんに日々ねちっこい嫌がらせを受けているアラサーOLさんかな?

共働きで自分も忙しく働いているのに家事や育児を手伝わないで口ばかり出してくる旦那を持った奥さんかな?

というぐらい、いろんな愚痴が飛び出しました……

小学生も大変ですね、、、

小学生とはいえ女の子に口喧嘩で勝てる気がしません、、、

ひとしきり、みんなのイラッときたトークを聞いたあと、

「じゃあさ、どんなとき、頑張ろうって思った?」

というと、

「マラソン大会で最後の方疲れたとき、『あともうちょっとだよ! がんばって!』といわれたときはうれしかった」

という声がありました。


以前、同じクラスで、

「ペットボトルの水を5000円でも買う可能性あるよね」

といったとき、

「あるわけないやん〜」

といったので、

「じゃあ、〇〇ちゃんの好きなアイドルの誰々が、〇〇ちゃんの名前をいいながらジュースを渡してくれるとしたら?」

「買う」

と0.2秒で答えた4年生の女の子のように、

何を言うかではなくて、誰が言うかだということもありますし、

ひょっとしたら、そのマラソン大会で声をかけてくれた子が仲のいいお友達だったり、気になる男の子からだったからよりやる気が出たのかもわかりませんが、

その子がかけてくれた言葉は、実は、言葉がけとしても、やる気を出していくのにも効果的だったりします。


人って、ゴールが近くになってきているときに「もう少しだよ」といわれると、背中を押されるものなのです。

逆に、スタートしたてのときは、「どれくらい進んでいるか」がわかると、やる気が出たりします。


達成率が50%に達するまでは「もう」、

達成率が50%を超えたあとは「あと」。


まだ始めたばかりのときは、「できたこと」に意識を向け、

終わりが見えてきたら「残り」に意識を移す。

小さい数字の方に意識を向ける。

それだけで、やる気って変わってきたりします。

子どもにやる気を出してほしいとき、声かけの際に、「もう」と「あと」を使い分ける。

ちょっとしたことですが、子どもたちのやる気に差が出てくることなので、ぜひ、活用していってくださいね。

もちろん、ダイエットなどの際に、

「もう1キロも減ってる!」

「あと2キロで目標体重だ!」

というような使い方にも活用できますのでよろしければ(笑)

吉野家の高級牛丼

こんにちは。新留です。

先日の授業でのこと。

社会で「中国・四国地方」の学習を始めるところだったのですが、勉強する前に、まず、みんなが知っていることをマインドマップを使って書き出してもらいました。

すると……まあ、全然出てこない(笑)

絶対にどこかの県に行ったことのある子もいるだろうし、知っていることもあると思うのに、

最初の段階では1つか2つ、多い子でも10個出ませんでした。

そこで、

「何県がある?」というと、ああ、そうだといくつかの県が出てきました。

「〇〇県っていうと、どんな食べ物が思い浮かぶ?」というと、おばあちゃん住んでるという子が出てきたり、ああ、そうだと食べたことのある食べ物が出てきたりします。

電車の好きな子に、〇〇県にはどうやっていけばいい? 何て電車が走っている? というと、どんどん出てきます。

家族でよく旅行に行く子に、そこにこんなところなかった? というと、あった! といい、そこで何を食べた? どんな動物がいた? というと、名所も、有名な食べ物も出てきます。

知っていることって意外に多いんですよね。

そして、好きなことであればあるほど、どんどん出てきます。

好きなことをきっかけにすると、眠っていた知識や情報がどんどん出てきて、バラバラだった知識や情報がつながっていったりします。

「好き」は長期記憶。

楽しいし、自然と、たくさん覚えられます。


でも、どうも苦手なことをがんばるというのが勉強というのがあるようで、

すごく得意な教科があるのに、

そこを活かさず、苦手なものばかりがんばっていたりします。

たしかに、得意を伸ばしていっても、入試などで合格点を超えるためには、それだけじゃ足りない、ということはあります。

その際は、得意は圧倒的な武器にしつつ、他をどうするかを考えていった方がよかったりするのに、

焦りなどがあると、得意なものは勉強しなくなり、得意が武器でなくなり、結果、合計点が下がったりします。

苦手をなんとかしようとして、得意をなくしてしまうのはもったいないことだなと思います。

自分は何者なのか、

「自己認識」って大事なのですよね。


そして、しっかりと自己認識をできていないと、がんばりすぎるということが起こります。

なぜ、できないのかと思い、できるようになるために、がんばりすぎてしまったりします。

うまくいかず、不安をなんとかしようと、

苦手なことを長時間し、「がんばっていることに酔ってしまう」ということが起こってしまいます。

苦手なことって、がんばっている感を感じられるのですよね。

個人的なことを振り返っても、思い当たることがたくさんありすぎます(笑)

でも、そもそもの軸がズレていると、

あまり楽しくないし、大した成果は望めません。

それよりも、好きなことを活用したり、成果につながることをやった方がいいのですよね。

戦士は回復魔法を覚えようとするよりも力を伸ばしていった方がいいし、

武道家は攻撃呪文を覚えるよりもすばやさを上げていった方がいい。

僧侶はすばやさを追い求めるよりももっと回復呪文を使えるようにした方がいいし、

魔法使いは力を求めるよりも強い攻撃呪文を覚えるよう努力した方がいいのです。

「うまい、やすい、はやい」の吉野家が、

こだわりの逸品。

牛丼1杯1,100円。

研修時間100時間を超えた職人が丹精込めて1杯1杯つくります。

とかやったら、うまくいかないはずなのです。

「強み」って、

他よりうまくできることで、

やっているときに楽しくて、

気づいたらやっているようなこと。

そこを軸に、そこを活かしていけるよう、

みんながそこを信頼できるようにしていきたいなと思うのでした。

「EQ」のダニエル・ゴールマンは、

「社会に出て仕事の成功を収めるにはIQが2割、EQが8割」

といいます。

そして、

「EQ」の中でも「自己認識スキル」はとくに大事で、このスキルが高い人は「83%」もの人が仕事でトップレベルの成功を収めているという話もあります。

勉強って、自分が出るし、自分を知るものでもありますね^ ^

才能は困る

こんにちは。新留です。

数年前、男友達4人でキャンプに行った時のこと。

夜、バーベキューや焚き火をしながら、最近のことや昔のことを話していました。

そこで子ども時代の話になり、一人の友達が、

「めっちゃ忘れ物とか多かったわ〜」

という話をしました。

「どんなん忘れたん?」

というと、いろんな忘れ物話が。

あまり忘れ物などをしないタイプだった(はずの)僕は、

お酒が入っているのもあり、いちいち笑っていました。

すると、

「いちばんやばかったのは、部活の最後の大会忘れたことやわ〜」

という衝撃の一言が。

一瞬、頭の中が、

「はっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

という感じに(笑)

一気に酔いが覚めるくらい、

牛乳を口に含んで笑ってはいけないゲームをしていたら吹き出したくらい、

朝起きたら同級生が部屋にいたくらい(実際にあった)

びっくりしました。

それ、忘れる!?

聞いてみると、試合前にトイレかどこかに行こうとしたときに、ふと、アリジゴクか何かを発見したらしく、

「すげー」

と見入っていると、気付いたら、試合が終わっていたのだそう。

そんなん、ある!?

そのキャンプでは自分の今までの世界には全然なかったような衝撃的な話をいくつか聞いたのですが、

その「アリジゴクで最後の試合終わってた」話は、今でも思い出してにやにやしてしまう話の一つになっています。

さて、

そんな風に、まわりから見ると、

そんなことある!?

ありえないでしょ!?

というようなことって、けっこう才能だったりします。

「どうしてうまく切り替えができないんだろう?」

というのは、集中力があるってことだし、

「何でこんなに人間関係で悩むんだろう?」

というのは、共感力が高いってことでもあります。

「できれば人といるより一人でいたいな。人の多いところは苦手……」

というのは、内向性の高さでもあるし、

「難しく考えちゃって疲れる。もっとラクに生きたいのに」

というのは、論理的思考の強さだったりします。

才能って他とは違うところだったりするので、

変わってるな、ここ困るな、というのは、

あとで振り返ったり、使い方を変えたり、活かし方を学ぶことで才能にできたりするんですよね。

ちなみに、

その「アリジゴク」友達は会社を複数経営する社長だったりしますが、

その彼は、少し前に、発達障害の番組か何かを見たとき、

奥さんや家族に、

「おれ、これかもしれん……」

というと、

「そうやろ、自分では気づいてなかったん?」

と言われたそうです(笑)

才能って、自分では気づいていないことや、困っていることだったりもするんですよね。

でも、

それってまわりによって、環境によって、

おもしろいな〜とも、

困ったな〜ともなったります。

おもしろいな〜と思ってもらえる環境にいること。

それやったらこうしたらいいやんって思ってもらえる環境にいること。

理解してくれたり、尊重してくれたりする環境にいることが大事だったりするのかもしれないですね。

夏季休暇のお知らせ

ホームページをご覧いただきありがとうございます。

RAKUTO箕面校は、

8月8日(日)から8月16日(月)まで、お休みとなっております。

その間、お電話など通じず、

また、いただいたメールの返信なども原則として8月17日(火)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。

なお、休み期間中でも、体験授業のお申し込みなどは可能となっております。

お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。

いつもありがとうございます。

RAKUTO箕面校

 

喧嘩カップルと昭和マインド

こんにちは。

新留です。

六甲山牧場に行ったときのこと。

北入場口を少し行った先、ヤギ舎の前あたりで若いカップルが喧嘩をしていました。

女の子が、

「私、全然楽しくない! 車の鍵かして!」

と言っています。

天気もよく、家族連れがたくさん。

ヤギもいるし、近くにはかわいいモルモットたちがいるというのに……。

ケンカの理由はわかりませんが、

ふと見てみると、どう見ても、六甲山牧場にくる服装ではない。

男性は黒と白のドレスライクな服、

女性の方はというと、お嬢さまのような格好をして、しかも、靴は厚底でした。

まるで、フォーマルなレストランに行くような装い。

少なくともヤギの前にいる格好ではありません。

男性の方が、

「みんな楽しんでるよ」

とやさしくなだめすかしていましたが、女性はかなり怒っているようでした。(僕はモルモットに夢中でした)

男性の方は、女性を普段行かないような場所に連れていってあげようと思ったのか、

彼女も疲れているだろうし動物でも見たら心が癒されるだろうと考えたのかはわかりませんが、

どうも、男性が狙ったことと女性が受け取ったことが違っているようでした。

自分の思っていた通りにうまくいかないことや、意図したこととやっていることがズレているときってありますよね。

こんな話があります。

海外のマインドフルネスやウェルビーイング、パフォーマンスの最大化についての研究の第一人者である方が、日本企業の管理職向けのセミナーの中で、

「最近、考え方を変えたことはありますか?」

と質問したところ、一人の男性が手を挙げました。

聞いてみると、その男性は趣味でバスケットボールチームのコーチをしていたそうなのですが、チームから子どもたちがどんどんやめていったそう。

「何かおかしい……」

そう思っていたところに奥さまからの一言。

「あなたって最悪のコーチね。怒鳴ってばかりいて……楽しくやらないと、子どもたちがついてくるわけないじゃない!」

その男性の指導はというと、ミスした子を怒鳴り、恐怖を与えてがんばらせるという「昭和の指導方法」でした。

その結果、怒鳴られた子は怖がり、他の子たちもそれを見てバスケットボールを楽しめなくなってしまうという状況になっていたのでした。

「いいチームをつくり、試合で勝つ」という「意図」はよかったのですが、そこに伴っている「行動」がよくなかったのです。

怒鳴っているのはわかっているのだけど、なぜ、自分はそうなるのかがわからない……そんな状況だったそう。

そこで、専門家でもある講師といっしょに心のなかを見ていくと、

「自分が厳しい環境で育てられてきて」

「子どもは厳しく育てるものだ」

「厳しく育てるからこそ成長する」

という自分の「認識」のクセを見つけられたのだそう。

そして、

認識のクセを修正するため、自分のいつもの「行動」の流れを書き出し、

「意図」と「行動」を望む結果に合ったものに変えていったそうなのです。

その結果、

チームの雰囲気はよくなり、成績もアップ。

その男性もフラストレーションから解放されたのだそう。

「意図」と「行動」がズレているときってあります。

うまくいっていないとき、本当は「選択」をし、少ないものに集中してやらなくてはいけないのに、

うまくいかないときほど、不安で行動を増やす方にしていきがちです。

でも、不安で選んだものって、大抵、本来の意図からズレているものだったりしますし、

不安でやっていることってパフォーマンスも良くないのですよね。

パフォーマンスを発揮したい場合、

ポジティブな感情とネガティブな感情の割合は「3:1」以上が良いというのがわかっています。

逆に、ポジティブの割合が「3」を下回ると、「停滞」や「失敗」のサイクルが回りだすそう。

(ちなみに、うまくいく結婚のポジネガ比は「5:1」、うまくいかなくなる夫婦の割合は「1:1」以下なのだそう)

僕もそうですが、「昭和マインド」って、ネガティブ比が高いのですよね(笑)

気合とか根性とか好きだったりします。

でも、子どもたちは「平成」生まれであり、いまは「令和」なのです。

僕らの「認識」自体を、最新の研究結果を踏まえ、「平成」「令和」へと、アップデートしていかないといけないのですよね。

「意図」と「行動」にズレがあるとき、

そもそもの「認識」が昔、自分がされたことに引っ張られたままになっていないか。

昔からそうだとされてきたものからアップデートされず、そのままになっていないか。

定期的にチェックしてみるといいかもしれませんね。

1年生の女の子が描いてくれたカップル。だれ??

リマインダーに追いかけられて…梅雨

先日のこと。

好きな経営者の方が「月に一度、氏神さまや縁のあった神社に感謝を伝えにいく」というのを聞きました。

家族の健康に感謝をするためということでしたが、毎月欠かさず続けていることにすごいなと思いました。

神社って木が多かったり、整然とした雰囲気があり、何だかいいですよね。

神社を参拝するのは好きで、

お気に入りの京都の下鴨神社には初詣や京都に行く機会があったら、そのつど足を伸ばしたり、

東京に行ったときは明治神宮に行ったりと、有名な神社などには参拝したりしていたのですが、

「そういえば、2014年にいまの場所に教室を移したけれど、一度も地元の神社に参拝したことがないな……」

ということに気づきました。

そして、

なんだかそれって、好きなひとや権力のあるひとには積極的に関わったり媚びていくのに、

いちばん近くにいる家族や社員さんには感謝を伝えないみたいな感じだな……イヤなひとすぎる……と思いました(笑)

ということで、

ちょうど話を聞いたその日が月曜日でお休みだったということもあり、教室のある場所の氏神さまを調べ行くことに。

どうやら、「八幡太神社」というところのよう。

しかも、RAKUTOに通ってくれている子も多い小学校の側でした。

そして、もうひとつ、「阿比太神社」というのもわりと近くにあり、保護者さまからもちらほら名前を聞くことがあったので、せっかくだからと、両方参拝してみることに。

行ってみると、小さいけれど、きれいで、とても気持ちのいい場所。

この夏で10年目を迎える遅すぎるタイミングではありますが、無事にご挨拶することができました。

はじめましてですみません、、、という気持ちもありつつ、、、

そして、忘れないように、スマホの「リマインダー」というアプリに毎月やることとして登録しました。

これで大丈夫…なはず。

さて、

このところ、子どもたちの時間割の作成の相談を受けることが増えてきています。

「中学受験をする」

という場合、巷にあふれる、早くやらないと間に合いませんよと煽るような、焦らせるような情報に振り回される必要はありませんが、

目標に向けて「努力することが当たり前」にはしていきたいところです。

その際に大切なことは「意志の力」に頼らないこと。

「今年こそダイエットする」

という決意は残念ながらほとんど不発に終わるように、

「意志」や「やる気」というのは信用しないようがいいです。

それは、脳というのは、

「意志の力がいる」=「めんどくさい」→「やらない」「後回しにしよう」

となるから。

ダイエットを成功させたかったら、パーソナルトレーナーを雇い、毎週水曜日の11時から30分上半身、金曜日の11時から30分下半身など、

「やることが決まっていて」

「いっしょにするひとがいて」

「先に3ヶ月分前払いしてやらなかったらもったいない気がする」

など、

「コミットメント」や「周囲の目」があったりすると成功確率が上がるように、

小学校の「時間割」のように、流れ、ルーティンを決めておくといいですね。

その際、「処理能力」を考慮することもポイントです。

処理能力はぐっすり寝て、たくさん栄養を取ったら充電されますが、起きているとスマートフォンの充電のようにどんどんなくなっていきます。

大事なことは充電されている朝にしたり、

帰ってきたらまず栄養(たんぱく質、ビタミンC、Bなど)を補充したり、

少し目を閉じて見たり、お笑い動画を見てリラックスしたり……

しっかり充電をしてから、やるべきことをやっていってもらえたらと思います。

子どもたちが自分の目標に向けて、

意志力に頼らず、やるべきことをやれるよう、行動力がアップしていくよう練習しているのを見守る日々です。

自分のリマインダーを見たら今日やること「30」など見えて心が折れそうになりましたが。。。

力について勉強中!