安全なたこ焼きパーティー

先週の土曜日、家でたこ焼きパーティーをしました。

 

たこ焼きというと、好きといえば好きだけど、年に数回食べるかぐらいの食べ物。それも、家でたこ焼きとなると、数十年ぶりのことです。

 

たまたま数日前にTwitterで「おいしいたこ焼きの作り方」の記事を見かけ、おいしそうだな……作ってみたいな……たこ焼き機買って作ってみようかな……と思っていたタイミングでのお誘い。

 

これは運命だ……と、その記事の中に出てきたガス式の火力の強い機械を買い、材料も書かれていたものを用意。お酒も用意してと準備万端でのぞみました。

 

実際に作ってみると、完全においしいたこ焼きのお店のクオリティ。

 

駅前や商店街にあるチェーン店などの味とは違うレベルの職人の味でした。

 

ふわふわで、濃い目に煮出した出汁の味がしっかりと感じられ、中までアツアツ。

 

味付けも、お好み焼きソース、たこ焼きソース、塩と、いろんな味を楽しめるという何とも豪華な時間で、1人で30個以上も食べてしまいました(笑)

 

たこ焼きの後はたこ焼き機の中にオリーブオイルを入れ、アヒージョの元を入れてタコ、ブロッコリー、キノコなどのアヒージョも堪能。

 

もう動けない…今すぐ寝たい…となるぐらいまでお腹いっぱいになりました。

 

お酒も手伝ってか、会話も弾み、とても楽しく、幸せな時間でした。

 

さて、この場合は、完全に遊びの時間でしたが、子どもに学んでほしい、成長をしてほしいという時も、実はこのような、リラックスして、何でも言い合える雰囲気が大切になってきます。

 

Googleも研究していることで注目されている「心理的安全性」というものですが、これを作り出すことが学習の際にはとても大事です。

 

「RAKUTOは塾だけど、塾じゃない」と、子どもたちや保護者さまから言われることが多くありますが、おそらく、その一つは、その雰囲気なのかなと思います。

 

学校ではあまり話さないという子や、おとなしい子(と言われているらしい……学校での様子を見たことがないのでわからないのですが)たちが、授業中、「ちょっと静かに!」というぐらい話したり、発表をしたりしています。

 

それらは、先生たちが出す雰囲気だったり、教室の内装だったりで(風水なども見てもらいデザイナーさんに設計してもらいました)、「心理的安全性」というのを感じてもらっているからなのかなと思います。

 

「心理的安全性」を感じてもらうにはいくつかポイントがあります。

 

①先生や親が失敗は恥ずかしいことではなく、チャレンジにつきものだと思っていること

(もちろん、回避可能な失敗はただの怠慢だという認識も必要でその場合は、僕たちも注意します)

 

②先生や親が気さくで話しやすい雰囲気であること

(眉間にシワを寄せている人には寄ってこないし、自由に話してくれません)

 

③先生や親が自分自身が完璧ではないと認めていること

(自分が完璧ではないとわかっているから、間違いを認められるのですね)

 

④子どもの話をしっかり聞くこと

(聞いてくれると思うから、話してくれるのですね)

 

⑤何か言ってくれたときには感謝の姿勢を示すこと

(子どもも自分の意見が通っていると感じたらうれしいです)

 

⑥常に今だけでなく、未来に目を向けていること

(子どもの今だけを見ていると、厳しくなってしまいます。未来は良いものだと思っているから、寛容になれます)

 

⑦明らかな違反には罰をしっかりと与えること

(これがないと、グダグダになってしまいます)

ぜひ、お家でも、そんな風に学習や成長が促進される雰囲気をつくってあげてくださいね。

 

みんなすばらしい才能を持っているし、本当は学びたがっているし、勉強は楽しいものだと思うんですよね。

(ほんと、おいしかった^ ^)

RAKUTOの春期講習

ただ知識を覚えるのではなく、実験をしたり、ディスカッションしながら考え、考え方や思考力を育むRAKUTOの季節講習。

今回の春期講習は、

作文、算数、理科の3教科で開催します。

読むとる力と作文力をアップ!

「らくらく読み解く!統計データ作文」(60分×4コマ/受講学年の目安:全学年)

今回の講座では、統計データの読み解きにチャレンジします。

まずは、「グラフって何?」というところからスタート。

クイズを通して、グラフの見方やデータの読み取り方を学び、

最終的には、データを読み取り、そこに自分の意見を加え、まとめるところまでを目指します。

中高一貫校を受験予定の子はもちろん、今後ますます求められる「正確に情報を読み取り、自分の考えを論理的に文章化する力」を鍛えます。

・作文力をつけたい子

・中高一貫校を受験予定の子

には、この講座がおすすめです。

やわらか頭と算数脳をつくろう!

「算数忍者の算数パズル修行」(60分×4コマ/受講学年の目安:全学年)

今回の講座の目的は「算数脳」づくり。

算数脳とは、

・論理的に考えることができる「思考力」

・わかっている情報や条件を整理する「条件整理力」

・手を動かしながら考える「試行錯誤力」

・いろんな角度から物事を考える「ひらめき力」

・図形や絵で考えることができる「イメージ力」

・目的に対して諦めずに考え続ける「粘り強さ」

・体感で学ぶことで身につく「身体感覚」

「整列」「図形」「数」「論理」様々なパズルを通して体感で学ぶことで、それらの力を育んでいきます。

頭がかたい、算数が苦手、算数っておもしろくない、

そんな風に感じてしまっている子におすすめの講座です。

「遠心力」のなぞを解き明かせ!

「 実験データを分析して、スーパーコマをつくろう!」(60分×4コマ/受講学年の目安:全学年)

今回は、身近な「遠心力」について、実験を通して体感しながら、その謎を解き明かしてもらいます。

何度も何度も「仮説」「実験」「データの収集と分析」「改善」をくり返すことで、科学的な思考力を養います。

やって、見て、変えて、変わって、が目の前でどんどん起きていくから、子どもたちも楽しいし、考えます。

講座の最後には、学んだ知識を使ってコマを製作!

果たして、今回の優勝者は…その記録は…?

理科を楽しむ心と科学的思考力を身につけたい方におすすめです。

【日程と時間】

A日程 3月30日(火)、31日(水)

B日程 4月2日(金)、3日(土)

※2日間の講座となります

※お昼を挟んで受講される方は教室で昼食をとることができます

※受験算数、受験国語のAとBはレベルの違いです。どちらが向いているかはご相談ください

※春期講習期間中、通常授業はお休みです

【対象】

小学校全学年

【受講料(1教科:60分×4コマ)】

13,200円(RAKUTO生11,000円)

※複数受講割引があります

※別途、各教科教材費として1,650円がかかります

※高学年用講座は教材費が異なります

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにて(24時間受付中)

(学年など必要事項をご記入の上、お問い合わせ欄に「春期講習」と「ご希望の教科(作文、算数、理科など)」をご記入ください)

②お電話にて(火〜金14:00〜21:00)

※面談中や授業中など電話をお取りできない場合がございます。その際はご容赦くださいませ。

0120-485-899

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦ください。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間前〜2日前まで:テキスト・教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:受講料、テキスト・教材費全額を頂戴いたします。

【お問い合わせ】

ご質問やご相談、お問い合わせはメールフォームよりお待ちしております。

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「思考力」をテーマにした今回の春期講習。

「考えるっておもしろい!」と感じる春にしてくださいね。

花束みたいな恋をしたこともあった

少し前ですが、いま、話題になっている「花束みたいな恋をした」を見に行ってきました。

 

コロナでレイトショーがなくなる前は、週に1回は映画館で映画を見る習慣があったのですが、約1ヶ月ぶりの映画でした。

 

有村架純さん、菅田将暉さん主演の恋愛映画。

 

映画の内容はというと、ネタバレになってしまうのであまり書けませんが、こんなに自分に合う人がいるなんて! と恋が始まったのが、就職を機に少しずつすれ違っていき、最後、別れる……という、あるあるな話。

 

大好きな人といっしょにいるためにイヤだけど仕事を選ぶ男性と、

 

大好きな人には大好きなことをしていてほしいし、大好きな人と楽しく生きたい女性。

 

あるある……。

 

わかる……。

 

ああ、あった……。

 

など、心がグサグサと痛み、

 

最後の思い出のファミレスでの、

 

これから始まる2人と、もう戻れない2人の対比が美しく、涙がボロボロあふれる映画でした。

 

終わった後、映画のなかで、男性と女性の伝えたかったことと、相手に伝わっていたことのズレを思い出していたのですが、それって大人と子どもの間でもよくあります。

 

「褒めることが大事」

「認めることが大事」

 

なんてことを読んだり、聞いたりすると、

 

「よくできたね!」

「すごいね!」

 

と言ったりすることが多くなりますが、これって、なかなか取り扱いが注意な言葉。

 

「できたことをほめる」ということは、イコール、「できないことはダメ」というメッセージになり得ます。

 

「そんなにたくさんのことを知っているなんて、えらいね!」という言葉は「知らないことはよくないこと」という裏のメッセージになり得ますし、

 

「ひとつも間違えなくて、すごい!」という言葉には、「私はあなたがまちがえなかったことをいいと思っている」「間違うことはいけないことだ」という裏のメッセージになり得ます。

 

子どもたちは、その裏のメッセージに敏感で、無意識的にかもしれませんが、「うちの親や先生はできること、知っていることを評価する人なのだ」と思ったりするのですね。

 

そして、それがひどくなっていくと、間違える可能性があることをしなくなったり、間違えないようにズルをしたり、知らないことを隠そうとするようになります。

 

「できるかどうか不安」というレベルにチャレンジしているときに、人は「フロー」という状態になりやすくなります。

 

フロー体験をすることで、僕たちは「自分なんてどうでもいい」ではなく、「自分は何が好きなのだろう」など自分の人生にたくさんの関心を持つようになります。

 

「無力感」ではなく、「自分で自分の人生をコントロールしている」という感覚を持ち、「自分はダメだ」ではなく、「自分には物事を達成できる力がある」と感じられるようになります。

 

そして、フロー体験をたくさん経験した子どもたちは、10代の間、自分の才能を活かす活動に熱心に取り組む傾向が強くなります。

 

「できないことはやらない」「できそうにならないことはやらない」ということは、その大切な機会を奪ってしまうことになるのですね。

 

そして、そのきっかけは、大人がいいと思って言っていた「よくできたね!」「すごいね!」だったります。

 

今までより難しいことにチャレンジするとき、できないのは当たり前。

 

それが、自分の夢だったり、どうしても叶えたいものだったりすると、たくさん失敗するのが当然です。

 

「やればできるとわかっていることはつまらない」

 

昔、僕が尊敬する方がいっていた言葉ですが、

 

子どもたちにも、これからの長い人生、

 

「こんな風になりたい!」

「こんなことしたい!」

 

と希望を持ち、難しいこと、大変なことに出会った時、

 

「難しいな〜……これはおもしろいな〜やりがいがあるな〜」

 

と感じてもらえるようになってもらえたらいいな、と思っています

(映画の後に食べたサラダ。苺がいいアクセントになっていておいしかった…!)

カレーと子どもと私

こんにちは。

新留です。

先日、近所で人気のインドカレー屋さんに行ったときの話。

その店はいつもランチやディナーの時間になるとお客さんが並んでいて、混んでいない時でもスタッフさんが店の前で呼び込みをしていたりと、流行っているな〜しっかり営業しているな〜と気になっていました。

土曜日の仕事終わり、どこで夜ご飯を食べようかなと緊急事態宣言で閉店時間が早いなか探していて、なかなかお店が見つからず、初めて行ってみることにしました。

お店の前には4組ほどの方が並んでいたのですが、回転率などを見ていてもそれほど長く待たなくてよさそうなので少し並んで待つことに。

10分〜20分ほど待つだけですんなり入ることができました。

お店に入ると、まず、体温計で体温を測り、手を消毒。席に案内されました。

すると、外にいる時はあまりよく見ていなかったのですが、中に入ると、想像以上にたくさんの人で賑わっていました。

「えっ、こんなに人いるの!?」

とびっくり。

広くない店内にお客さんがびっしりです。

そして、テーブル席に案内してもらったのですが、他のお客さんとの距離が近い。

隣のカップルの会話が耳をすませば聞こえそうです。(初々しい大学生カップルっぽくて見ていて微笑ましかったです)

最近では、席と席との間隔をかなり空けているお店なども多いですが、そんなトレンドを無視するかのような近さでした。

コロナ前には気にならなかったのでしょうが、さすがにちょっとこれはな……と気になってしまいました。

コロナ前とコロナ後で、自分のなかでの感覚が変わっているのを感じた出来事でした。

さて、これは環境や状況の変化で自分の意識が変わったのを感じた出来事でしたが、子どもたちにも変化というのはあります。

ちょうど今年、ホップクラスからステップクラスに上がった子たちが多かったのですが、すんなり新しいクラスに馴染んでいる子もいれば、少し苦労している子もいます。

よく保護者さまや体験授業に来られた保護者さまに、

「ホップクラスとステップクラスの違いというのは何ですか?」

と聞かれるのですが、

ホップクラスとステップクラスではかなり学び方が変わります。

ホップクラスでは歌や体感で学んできたのが、ステップクラスでは自分で主体的に考え、学ばないといけないようになるのですね。

単純に授業時間が伸びるというのもありますが、

かなり考えないといけないし、頭を使うので、体力がないとかなりバテバテになりますし、疲れると精神的にもネガティブになりやすくなります。

ちょうどホップクラスからステップクラスに移り変わる子が多い2、3年生というと思考の発達段階でいう「具体的操作期」。

目に見える具体的な物を使って理解し学んでいく時期であり、

その上の4、5年生の「移行期」という抽象的な思考ができるようになってくる時期とは思考の発達段階にズレがあったりします。

視覚的な子や、言語にあまり興味がない子、語彙が少ない子だと、さらに慣れるまで時間がかかったりします。

流れに乗るまでは少し大変かもしれませんが、その時期を乗り越え、しっかり自分の頭で考え、自分で学べる子になる一歩を踏み出してもらえたらなと思います。

このステップ期というのは、学習スキルを身につける大事な時期。

スキルとは技術なので、無意識にできるようになるまで反復練習することが必要です。

反復練習というのは退屈で、しんどいものでもありますが、しっかり、この時期に粘って、一生モノの学習スキルを身につけていってもらえたらと思い、毎日、エールを送っています。

1年後、2年後みんながどうなっているのか……

今から成長が楽しみです。

地味な男性と派手な女性のその後

こんにちは。

新留です。

以前、梅田のヒルトンプラザウエストにある「グランカフェ」にアフタヌーンティーをしに行った時のこと。

そのカフェは、6階にあり、天井高は7mほど、まわりはガラス張り。

改装されてきれいになったJR大阪駅が見えたりと景色もよく、昼は開放的な雰囲気、夜はおしゃれでムードもあり、というお店なのですが、

その雰囲気の良さもあってか、お昼はマダムのみなさまのお茶や、恋人たちのデートなどでよく使われているようでした。

その時も、まわりを見渡すと、どうやらデートをしている人たち、

それも、出会い系アプリやお見合いなどで初めて対面したような雰囲気の方たちがちらほらいました。

(あの、実際に会うのははじめまして…の手探りな雰囲気わかりますでしょうか)

店内は満席で、外の椅子にも待っている方たちが数組いるような時間帯。

4組ぐらいがそんな感じのちょっとした緊張感とぎこちなさ、ワクワク感があるような雰囲気を出していたのですが、中央の丸テーブルを囲む1組の男女がとくに目を引きました。

男性は30代後半から40代前半ぐらい。シャツにニットを合わせ、ズボンは短めで靴下が見え、背筋はピシッ。

背中に「真面目」と書いてあるような方。

かたや、女性は20代後半から30代前半。茶髪でクルクルな髪型、派手めな服装と、一見すると、夜のお仕事をされている方なのかな? というような方でした。

2人。

丸テーブルを囲み、とんでもなく距離が空いています。

ほんと、

「男性  ○  女性」

みたいな感じ。

「心の距離は実際の距離に出るな……」

と目の前に大量に並べられたケーキをばくばく食べながら観察していたのですが、

他にもいた数組のはじめましてなペアを観察しつつ、少したち、そのお二人のところに視線を戻すと、先ほどとは変化が。

男性が前進していました。

「男性○   女性」

のような感じ。

いつの間にか、肘がテーブルの上に乗るまでになっていました……!!

さっきまで、手を礼儀正しく膝の上に置き、Amazonの大きな段ボール箱一箱分ほどテーブルと離れていたのに……。

めっちゃ距離詰めてるやん!!

と思わず二度見してしまいましたが、

残念ながら、女性の椅子とテーブルの距離はAmazonの段ボール箱ぐらい離れたままでした。。。

そんなお二人に2回目があったのかどうかはプリンセス天功さんが最近どうされているのだろうかというくらい気になるところですが、遠くから観察しているからわかることって多いです。

保護者さまから、

「ダメです。勉強を見ているとイライラしてしまいます……」

とご相談されることがありますが、基本的に、親が子どもの勉強を見るのは難しいです。

それは家族だから主観的に見てしまうということもありますが、心理的にも、自分のことを認められていなかったり、自分の中がクリアになっていないと、曇ったメガネで見るようなもので、等身大に見えないからです。

「近くで見ると毛穴開いてるな」

みたいに、近くだから目につくことってあります。

悪いところというのは目につきやすく、逆に良いところは見えにくくなるものです。

RAKUTOに通ってくれている保護者さまの中には、有名な進学塾で先生をされている方もいらっしゃいますが、その方たちも、自分の子どもの勉強は見ない、見れない、とおっしゃいます。

子どもの良いところがあまり見れていないな〜、きびしくなってしまってるな〜というとき。

そんな時は、カフェで気になるペアを観察するように少し物理的に、時間的に距離を空けてみたり、おいしいものでも食べて、ゆっくりしてくださいね。

エキスポシティのソフトクリームおじさん

こんにちは。

新留です。

先週の日曜日、ららぽーとエキスポシティにふらっとお昼ご飯を食べにいきました。

普段、教室や住んでいるところから近いこともあったり、教室に通ってくれているご家庭も箕面だけでなく、豊中、吹田、茨木、池田、川西、市内など様々なので、

子どもたちや保護者さまに会う可能性も高く、行くのは避けていたのですが(週末のオフ感、気を抜いてる感がすごいので会ってもまともに話せる気がしません。。。)

そういえば、行ったことないな……まあ誰にも会わないだろうと行ってみました。

駐車場は入口から 1,2,3階ともに「満」の文字。なんとか空いている場所がありましたが、車はいっぱい。

緊急事態宣言はどこへやら。中も人でいっぱいでした。

お昼の時間をズラして14時過ぎに行っても混んでいるお店が多かったのですが、無事に豚のお好み焼きやミックス焼きそば、バターコーンを食べ(バターコーンっておいしいですよね)、中のロフトやTSUTAYA BOOK STORE(いちばん子どもたちと遭遇しそうなポイントなのでドキドキしました)を見て回り、喉が渇いたのでベシャメルカフェへ。

モヒートレモンを飲みつつ、あまおうのソフトクリーム(めちゃくちゃおいしかった……)を食べ、のんびりしていたのですが、店内をぼーっと眺めていると、中央にあるカウンター席の上に謎のオブジェが。

「なんだろう、あれ?」

キャンドルかな〜と思いつつ、トイレットペーパーの芯とかだったらおもしろいのになと妄想していたのですが、どうやら、展示についていた解説によると何にでも見えるようにつくっているそうです。

僕はきっとロマンチストなのでキャンドルに見えたと思うのですが、子どもたちを見ていても、人によって、いろんな見え方があるんだなと感じることがあります。

冬の面談の際、何人かの保護者さまから、

「うちの子、学校では認めてもらえず自分の絵や発言することに自信がなかったのですが、RAKUTOに来て、自分が苦手だと思っていたことが認められたりする経験をして、すごい自信がついたし好きになったって言うんです」

というお言葉をいただきました。

僕らから見たら、これはどう見てもすばらしい才能だな〜と思うことでも、学校や他の環境ではそうだと見なされず、才能が萎んでいったり、隠されていくものってあるんですよね。

認められなかったり、逆に改善点だと見なされたりするのは、先生自身の自信のなさだったり、きちんとしないと怒られるというような不安、経験の少なさ、先生自身の過去の傷ついた経験やクリアになっていない感情が原因だったりするのですが、才能を育てるということにおいて、先生や環境の原因ってすごく大きかったりします。

いろんな原因があるかもしれないけれど、認められないって楽しくないし、幸せじゃないですよね。

学校だけでなく、家庭や人間関係でもですが、

楽しいかどうか、幸せかどうか、ってほんとうに大切なことだと思います。

実際、幸せな人の方が、

・37%パフォーマンスが高く

・30%クリエイティブで

・寿命が長く

・友達が多く、結婚率も高く

・収入も多い

という研究結果もあったりします。

日本より教育や脳研究など学問の点で進んでいるアメリカでも77%もの人が「弱み」に注目してしまうという話がありますが、自分の弱いところにだけ目をやるのはあまり楽しくないし、時間もかかるし、「伸ばしても普通、普通以下」だったり……それはなかなかつらいものです。

弱点に向き合ったり、努力が大事な時期もあるのですが、

RAKUTOのRAKUは漢字の「楽」なように、子どもたちが楽しく、そして、保護者さまが楽になれるようになったらいいなと思ったのでした。

あまおうのソフトクリームを食べながら謎のオブジェを見ながら。

センチメンタル・ウィーク

こんにちは。

新留です。

RAKUTOは2月スタートのカリキュラムのため、1月が1年の締めくくり。6年生は卒業の時期です。

2月から始まる新しいクラスにワクワクする気分と、卒業があり感傷的な気分が混ざるこの時期。

保護者さまからのご挨拶に泣きそうになる時や、泣いている人もいる時期です。

2年生など小さい頃から見てきた子たちもいて、あんなに小さかった子たちがこんなに大きくなったんだなとすごく不思議で、寂しい気持ちもひとしおでした。

最後の1年でそれまであまり見えていなかった才能が出てきて、磨かれていった子もいました。

論理的な力が強いと思っていた子は言語的な才能が出てきて、すばらしい作文を書く力があることに気づきました。

やさしい雰囲気でほわっとした空気をつくってくれていた子は内に強い思いを秘め、自分で目標を決め、目標に対して粘り強く努力し、実力的にも、精神的にも大きく成長し、ほんとにいい1年だったと言ってくれました。

視覚的な才能に溢れ、絵を描くのが大好きだった子は、最後の1年、恥ずかしがり屋な自分を超え、たくさんのイベントに積極的に参加し、たくさんの賞をとっていきました。

大人しく引っ込み思案だった子は勝負に勝ちたいとコツコツと努力し、みんなに認められるぐらいの成績を残し、自分に自信が持て、他の子と積極的に関わるようになり、将来の夢ができたとまで言ってくれました。

その他にも、たくさんの子がいて、たくさんの才能にあふれ、魅力いっぱいな子たちばかりでしたが、才能が目立ってきたり、力がついてきた時期というのは様々。

みんな、その子それぞれに成長が加速する時期や、努力するべきタイミングというのがあるのですね。

もちろん、やったほうがいいことをやりきれず、もっとできたはずなのになと感じることもありますが、やるべきことを、やるべきときに、やったほうがいいやり方でやったなら、才能というのは必ず出てきますし、力にもなります。

その種というのは、小さい時に自然にやっていることに必ずあります。

大事なことは、その種を大切にし、大きく育つための愛情と栄養、余白を与えてあげ、手間をかけ、対応をサボらず、手入れを怠らないこと。芽がでて、花が咲くまでやり続けること。

兄弟で通ってくれている子も多く、

「普通に来るわ〜」

と帰っていく子も多いのですが、また、いつでも、遊びに来てくれたらなと思います。

みんながこれからも自分のすばらしさを忘れず、素敵な人生を送ってくれますように!

いたずらっ子のその後

こんにちは。

新留です。

先日、RAKUTOの卒業生の保護者さまとお話する機会がありました。

2012年の9月に箕面校を立ち上げ、最初に通ってくれた姉妹だったのですが、今では高校生と中学生になっているよう。(時が経つのは早いですね……ええ……)

「今、子どもたちはどうされているのですか?」

と聞くと、2人とも海外に留学しているということでした。

お姉ちゃんは言語的な才能と人と関わる能力が高く、

妹さんの方はというと論理的な才能が高いという子たちで、

卒業後、お姉ちゃんが海外に行っているというのは聞いていましたが、なんと、姉妹2人ともとは……スケールの大きさにびっくりしてしまいました。

海外の学校での様子などを聞いていると、

「そうそう、あの子どうなっているか知ってる?」

という話が。

お姉ちゃんと一緒のクラスで学んでいた男の子だったのですが、なんと、高校生ながら、今では、eスポーツでスポンサーがつく選手になっているということでした。

大物にはなるだろうな……とは思っていましたが、その成長ぶりにびっくりでした。

調べてみると、高校1年生の時にeスポーツの高校対抗全国大会で準優勝したよう。

その後も順調に成長しているんだな……とうれしくなりました。

さて、その子の小学生時代はというと、かなりのおもしろい子(笑)

4年生のとき、お母さまが自由人すぎる我が子にどこかいいところはないか……と探していたところ、直感でピンと来たとRAKUTOに来てくれ、兄弟で入学してくださいました。

算数が好き、でも、他にはほとんど興味がない。

いたずらっ子。スキを見てはしょうもないことをしてくる「いらんことしい」。

思い出すのはまだ新しくできたばかりの教室でやっていたイタズラの数々……。

そんな彼はステップクラスの時、難しい問題を考えるおもしろさに目覚め、なぜか、6年生の夏が終わった頃、秋ごろだったかと思うのですが突然「中学受験しようかな」と言い出しました。

「えっ、ほんまに??」

それまで全くそんなこと言ったことなかったのにと思いつつ、やってみたいというので、どうやったら目標の学校に行くことができるのかを考え、

国語や他の教科には興味がないので、武器の算数だけでほとんど合格点を取るという作戦で、無事、入りたいと思っていた学校に合格することができました。

それまで大学受験や高校受験を教えていた僕がRAKUTOを始め、最初の中学受験をした子であり、小学生の成長スピードのすごさを感じた出来事でした。

さて、その子の場合は、お家の自由な方針もあり、ほんとうにきれいに成長していったなと思うのですが、ポイントだったことは2つあります。

1つはステップクラスの時期にしっかり考える練習をし、考えるおもしろさに気づけたこと。そして、2つ目は思考養成クラス(ジャンプクラス)のとき、自分でチャレンジしたいと思ってやると決めたこと。そして、最後までやりきったこと。

キンダークラス、ホップクラス、ステップクラス、思考養成クラス、ジャンプクラス。

それぞれのクラスには目的があり、発達段階に合わせたやり方がありますが、

始まりは「子どもが何が好きか?」

それは国語や算数、理科、社会、英語、体育、音楽、など、教科で区切られるものではありません。

「言葉が好きなのか?」

「仕組みや理屈が好きなのか?」

「1人の時間が好きなのか?」

「自然と触れ合うのが好きなのか?」

「身体を動かすのが好きなのか?」

「音楽が好きなのか?」

「人と関わるのが好きなのか?」

「絵を描いたり、いろんな色を見たり表現するのが好きなのか?」

子どもたちの好きをスタートに、たくさんの才能が輝いていきますように。

ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いのか?

こんにちは。

新留です。

先日、オンラインにて、冬期講習の作文講座を受けてくれた方向けのフォローアップ講座をしていました。

1年生から4年生まで参加してくれた回だったのですが、講座後、保護者さまから、

「うちの子があまり他の子とくらべて発言が少なかったように感じたのですが……」

というご相談を受けました。

オンライン授業だと、普段、見られない授業中の様子を見られたりするので、

「うちの子、こんな一面あるんだ!」

と、うれしくなる部分もあれば、

「みんなすごい……」

と心配になる部分もあったりしますよね。

他の子がすごく積極的に発言していたり、

どんどん問題に答えていたり、鋭い質問を連発したりしていると、

「うちの子これで大丈夫かな?」

と感じるときってあります。

とくに、ひとりっ子で比べる対象がなかったり、

お兄ちゃんやお姉ちゃんがすごく一般的に見て「できる子」だったりすると、そうなってしまうことって多いです。

でも、学校でいう「できる」というのは、

ほとんどが言語的な才能や、論理的な才能であり、

その他の、視覚的な才能や、人と仲良くなれる才能、深く自分の世界に入って考えることができる才能ではなかったりします。

そんなちがう才能の部分を、ひとつの軸で比べたりしています。

そして、誰かと比べる場合、ほとんどの場合は「その子の弱いところ」と、「他の子の強いところ」を比べていたり。

……それって、勝ち目がないですよね(笑)

ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いか?みたいなのは、全然質のちがう物なので評価ができないのです。

また、その子のそのとき強いところや能力の発達段階があったり、伸び始める時期も、あとで特に強くなってくるところというのもちがってきます。

大事なのは、「どれぐらい頭がいいか?」ではなく、「どんな風に頭がいいのか?」なのです。

そこがわかれば、その強い部分を使って、コツコツと種をまいていけばいいのです。

ひょっとすると、見えないだけで地面の中ではすごく大きな根が張られていて、芽が出てくるまでもう少しだったりするかもしれません。

近いからこそ見えない部分、悪く見えちゃう部分ってたくさんあります。

ぜひ、どれぐらい頭がいいか? ではなく、どんな風に頭がいいのか?

そんな目で見てみてくださいね^ ^

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2月度の体験授業枠をアップいたしました。

ご興味のある方はお待ちしております。

https://www.rakuto-minoh.com/blog/taiken/

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欲しいものを聞かれたので答えたのにもらえない男の話

こんにちは。

新留です。

僕は来週が誕生日なのですが、毎年、新年が始まった頃から「今月は大事なイベントがあるね」とアナウンスをし続けていると、だんだんと子どもたちの脳に染み込んでいくようです。

今週、RAKUTOに通って数年たつ男の子が、

「先生、誕生日なにが欲しい?」

と聞いてくれました。

どうやら、家でも話題にしてくれていて、何をあげようかなと話していてくれたよう。

そのやさしい心、さらに、相手に欲しいものを聞くという確実、かつ、相手もうれしい心遣いに感動し、

「きれいなお姉さんかお金」

と答えたところ(もちろん冗談ですが)、

「それはムリ」

と一蹴されました。。。

喜びは束の間だったようです。

「それ以外で。モノにして」

というので、悩んだ挙句、

「グミかゼリーかチューイングキャンデー」

と言ったところ、

「それもムリ」

と言われました。

なぜ……モノなはずが……!?

どうやら、覚えてもらうのには成功したようですが、交渉には失敗したよう。

さらに脳の研究が必要だな……と思った出来事でした。

さて、何かを覚えてもらうとき「繰り返す」ということは鉄則で、さらにその繰り返し方にも周期ややり方など、ちょっとしたコツがたくさんあります。

テストやクイズを活用するというのもその1つの方法ですし、

そのほかにも、頭のなかには意識がボーッとしているときが入りやすいというのもあったりします。

暗記物は寝る前にしようねというのもそのため。

(これを悪用して、変な宗教や勧誘って気温や音や疲れなどで意図的に頭が回らない状態をつくったりしていたりするので注意です)

ですので、もし欲しいものがあるときなどは、

旦那さまや奥さまが寝ているときや寝そうになっているときに

「新しい指輪がほしいよ~」

「ティファニーのリングがいいのよね〜」

「あなたはだんだん買ってあげたくなる~」

と刷り込んでいってみてくださいね。

成功するかは保証できませんが。(グミさえもらえなさそうな経験者は語る)