ホームページをご覧いただきありがとうございます。
RAKUTO箕面校は、
10月29日(金)から11月1日(月)まで、お休みとなっております。
その間、お電話など通じず、
また、いただいたメールの返信なども原則として 11月5日(木)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。
なお、休み期間中でも、体験授業やご入学のお申し込みなどは可能となっております。「お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。
いつもありがとうございます。
RAKUTO箕面校
ホームページをご覧いただきありがとうございます。
RAKUTO箕面校は、
10月29日(金)から11月1日(月)まで、お休みとなっております。
その間、お電話など通じず、
また、いただいたメールの返信なども原則として 11月5日(木)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。
なお、休み期間中でも、体験授業やご入学のお申し込みなどは可能となっております。「お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。
いつもありがとうございます。
RAKUTO箕面校
こんにちは。
新留です。
昨日のこと。
子どもたちが帰るとき外にお見送りに行くと、保護者さまから、
「鉛筆ありがとうございました」
とお声がけいただきました。
何のことかな? と最初は思ったのですが、
思い返してみると、少し前、クラスの子どもたちに、神社に行ったときに見つけた鉛筆を配ったのでした。
何気なくプレゼントした鉛筆でしたが、英検を受験するときに、子どもがお守りのように持っていってくれたのだそう。
神棚に飾っていますと言ってくれた方もいらっしゃいましたが(ぜひ使ってくださいと言いましたが笑)、
そんなちょっとしたことで、大事にしてもらえたり、感謝されたりして、うれしいなと思いました。
さて、この感謝に関して、
「感謝の気持ちが大切」
「ごめんなさいより、ありがとう」
など、道徳的な話もありますが、じつは勉強をしていく上でも、なかなか大切な要素だったりします。
というのも、感謝の気持ちというのは、勉強をしていく上で大切な「自制心」に関わってくるのですね。
自制心が弱いと、やるべきことに取り組めなかったり、やっても続かなかったりします。
感謝の気持ちを持つことで、
目の前の誘惑ではなく、本当に大切なものに取り組む力を取り戻すことができるのです。
コーネル大学の心理学者によって行われた研究にこんなものがあります。
疲れた医師を対象に、架空の患者の情報をまとめたファイルを渡し、診断をしてもらいます。
そのとき、一部の医師には診断の前にプレゼントにアメをあげました。
他の医師たちには、医療に関わるものとして大切なことを改めて確認し、宣言してもらいます。
すると、プレゼントにアメをもらった医師たちは、
実際は実験が終わるまでアメを食べることはできなかったにもかかわらず、
患者を大切にすることを改めて認識させた医師たちよりも診断が正確になり、ファイルの中身の情報を収集し、適切に処理するために多くの時間を使ったのです。
いい感情って、熱心に努力することや、よい成果につながるのですね。
アメちゃんのすごい効果ではないですが、
(ひょっとしたら、カバンにアメを忍ばせてる率全国トップである(知らんけど)関西人は、人を育てる達人の集まりなのかもしれません(知らんけど))
何かをしたら交換条件としてあげる、というギブ&テイクよりも、
こうしましょう、こうした方がいいよ、これをしないと大変なことになるよという精神論よりも、
ちょっとしたおやつやプレゼントが先にあった方が、
やる気って出てきたりするものなのですね。
(もちろん、それがまわりが期待することをやってくれるとは限りませんが)
「子育ては自分を100%与えるというトレーニング」
「幸せになる最初のコツは、相手への期待を手放すこと」
というのを、以前、お世話になっている方から教えてもらいましたが、
「与えるときに交換条件になっていないか?」
「勝手に期待して、勝手に怒ったり悲しんだりしていないか?」
と考えることって、
日常生活やパートナーシップにおいてだけでなく、
子育てや教育でも大切なことなのかもしれませんね。
もちろん、勝手に期待して勝手に落ち込んだりすることもありますが(笑)
子どもたちも毎日いろんなことを練習しているように、毎日、練習です^ ^
こんにちは。
新留です。
昨日のこと。
コロナのこともあり、なかなかできなかったのですが、先生たちでご飯を食べにいきました。
知る人ぞ知る、左手の薬指にキラッと光るものに気づいた子は知っている、だだちゃ先生の結婚のお祝いです^ ^
近くのスーパーへ買いにいき、教室で距離をとり、あまり話さずに(笑)冬期講習のお疲れさま会などはしたことがあったのですが、
みんなでお店でご飯を食べるというのは、なんと2年近くぶりのことでした。
やっぱり温かいものを出来たてで食べるというのはいいですね。
お店だと、片づけまでしていただけるというのもありますし(笑)
子どもたちの成長や通ってくださっているご家族の笑顔もですが、
いっしょに働いてくれている先生たちの人生が進んでいくのを見るのもうれしいものです。
そして、うれしかったのが先生たちがそれぞれお祝いやメッセージカード、プレゼントなどを考えて、準備してくれたこと。
そういうちょっとした思いやりや心遣い、やさしさって、ほんとに素敵だなと思いました^ ^
「結婚はスタートです」と書いていた先生がいましたが(笑)
これから素敵な家庭を築いていってもらいたいなと思います。
さて、この思いやりですが、じつは成績にもつながったりします。
昭和世代な僕たちのなかには、
「〜できなかったらご飯なし!」「家に入れない!」「遊びにいかせない!」など、
きびしく子育てや教育をされた方もいると思うのですが、
実際は、うまくいかなかったときにも、やさしくされた方が、次にがんばろうって思えたり、その結果、成績にもつながるのですね。
カリフォルニア大学バークレー校の研究にこんなものがあります。
100人以上の学生を募集し、大学院入学時に使われる試験の言語力分野の問題を解かせました。
とくに難しい問題を選んだため平均正解率は40%ほど。
自分の結果に満足している学生たちはおらず、落ち込んだりする子もいれば、次のテストでがんばろうって思っている子たちもいました。
そして、次の試験に向けて、学習するための教材を用意します。
そこで3つのグループに分け、ちがうメッセージを伝えます。
1つは「すごく難しいテストだったから、あまり自分を責めないようにね」。
1つは「あなたたちは優秀なのだから、結果に自己嫌悪を感じる必要はないよ」。
最後の1つは、何のメッセージも伝えません。
すると、どうなったか。
最初の思いやりのメッセージを受け取った学生たちは、他の2つのグループに比べて、その後、勉強する時間が30%も長かったのです。
そして、もちろん、次の試験にその勉強時間は影響を与えました。
責めるのではなく、きちんとケアをすることで、次に向かえたのですね。
どうしてもうまくいかない時、
相手を責めたり、きびしくしたりしがちです。
自分たちが受けてきた教育や子育てがそうだったとしたら余計に、
許さず、しつこく、きびしくなってしまうことがあります。
でも、実際は、
許して、忘れて、思いやったほうが、本当は良かったりします。
きびしくしたときって、やってしまったなって、自分のことも責めていたりするのですよね。
でも、そのとき大事なのは、自分のことも許して、思いやってあげることだったりします。
そして、次はこうできるようにしたいなって願うことだったります。
おいしいご飯を食べながら、
こういう時間って大事だし、教育もつながっているなと感じたのでした。
だだちゃ先生も思いやりに、いや、お祝いに(?)いい笑顔です(笑)
こんにちは。
新留です。
先日の授業でのこと。
国語の読解のテストに恩田陸さんの『夜のピクニック』を出題していました。
本屋大賞を受賞したり、映画化もされたりと人気だった作品ですが、
設定はというと、高校生が高校の伝統行事「歩行祭」で全員で朝から24時間かけて80kmを歩くというもの。
すると、状況説明を読んだ5年生の男の子が、
「こんなん拷問やん」
と一言。
・・・たしかに(笑)
高校生が学校のイベントでみんなで24時間かけて80kmを歩く。
冷静に考えると、なぜ? という感じです。
昭和マインドな僕らはこういうのを「忍耐力が…」「団結力が…」と美談にしがちだし、
ジャンプ世代としてはこういう体育会系なノリが好きな人も多いと思いますが、
十分な睡眠時間は脳と身体のためにも大切だし、
身体が強い子も、弱い子も、持病のある子もいるだろうし、
80kmという距離に意味があるのかもわかりません。
きっと、ないでしょう(笑)
(実際、昔よくやらされた長距離走というのも、今では筋肉を鍛えるという意味ではむしろ有害と言われていたりしますし、野球選手も、マラソン選手も、走り込み、投げ込み大好きな高校野球などでも、ウェイトトレーニング主体のところが増えてきていたりします)
文中で、寝たりするための休憩所である坂の上の中学校に着き、主人公たちが歓喜する場面があるのですが、
実生活にたとえると、その子どもたちが苦労して登っている、登らされている坂の上に、目的の場所があるとも限りません。
能力を鍛える際には、意図的で、具体的なスキルを磨くトレーニングをしないと効果は少ないですが、
たくさんやっているときって満足感を感じがち。
でも、それが意味が、効果があるとは限らないのですよね。
やることが目的になっていないか、というのも、気をつけて見ていかなければいけません。
5年生の男の子の冷静な一言から、
そんなことを思ったりしたのでした。
これだから、国語って、子どもたちの意見って、おもしろいです^ ^
こんにちは。新留です。
緊急事態宣言が解除され、何だか街を歩いていても、人通りや車の量が多く、
歩いている人たちの表情も明るくなったような気がします。
旅行の予約が倍増、なんていうニュースも見かけて、
ポジティブな空気が漂っていますね。
個人的にも、ようやくか〜と、少しほっとした気持ちになっています。
耐える期間が長かった分、
感染者や重傷者の数字が減ったり、ワクチンの接種率が上がったり、治療薬が出来つつあるというニュースを見て、
みんなのなかに安心感が出て、活発になってきたのかなと思います。
この「安心感」って、学習する環境においても大切なのですよね。
「安心感」、「心理的安全性」があるから、子どもはいろんなことにチャレンジできるし、
チャレンジする数が増え、できることも、できた経験も増えるので、自分はやったらできるんだという「有能性」が育ちます。
「難しくて当たり前という考えが学習には大切」
とは、『Learn Better』の著者、アーリック・ボーザーの言葉でありますが、
不安や、わからないことに慣れていくのが学習でもあります。
「不安」との向き合い方は、
自分の人生においても、人を育てる上でも大事な要素なのですよね。
不安を感じていると、子どもにも厳しくなっていくし、良いところに目が行きにくくなります。
そして、管理したり、コントロールしたりしてしまいます。
「この子、大丈夫かな?」
「全然、できていない……」
と感じると保護者さんからご相談を受けることがありますが、
毎日見ていると、できないことや、やらないことに目が向いてしまっていても、
まわりから見ると、できるようになっているなと感じることも多く、
1年前、半年前、数ヶ月前と比べると、
できるようになったことや、やっていることのレベルも上がっていると思うのですよね。
環境をきちんと選ばないと世の中にはネガティブな情報や、怖れを助長する情報が多くなりがちで、
繊細な人や、不安の強い人は、悪い方に目が向きがちだからこそ、
「記録」って、忘れないために、思い出すためにも大事です。
「できてるか、できていないか」
は自分を苦しめますが、
「ちゃんとできているか、できていないか」
は空気を悪くします(笑)
不安になったとき、子どもを管理、コントロールするのが強くなっているなと感じたとき、
「大丈夫、きっと、できるようになる」
と唱えて、
昔やっていたことを見返して、
子どもを信頼する力と見守る余裕を取り戻し、
子どもに安心感と自信を与えていってもらえたらなと思います。
こんにちは。
新留です。
授業前や休憩時間に子どもたちと話していると、みんないろんなことで悩んでいるのだなというのがわかります。
高学年の女の子たちから
「女の子ってめんどくさい」
といわれ、
「だよね〜」
と女子力高めな会話をする毎日です。
SNSもあって、昔よりも、人間関係の悩みが余計に複雑になっていて、ほんとに大変だなと思います。
悩んでいることがあると集中できないし、視野も狭くなってしまいます。
能力も落ちてしまい、普段できているようなこともできなくなってしまいます。
大人とちがって、頼れるところも少なかったり、何か買ったり食べたり、どこかへ行ったりと、使える選択肢や自分でできることも少なく、なかなかモヤモヤが晴れず、長く続いてしまうこともあります。
なんだか様子がおかしいなと感じたときは話を聞いてみることにしていますが、
こちらが気づけていないときも、こちらが思っているよりも本人的にはつらいこともあるんだろうなと思います。
気になったときは話を聞いたり、
いろんな自分でできる対策法を伝えたりしていますが、
集中できないとき、まず、やってほしいのが、
「寝ること」
「運動をすること」
「栄養をたっぷり摂ること」
の3つ。
ただ、それら3つも自分ではできないときもあるので、
それプラス、
「整理整頓」をし、
物理的なスペースと脳のワークスペースを空けたり、
よくいわれる「紙に書き出す」というのもいい方法ですね。
書いてみることで、吐き出し、状況を客観的に見ることができるようになります。
「不安で頭が真っ白になる」というのも、不安や緊張でワーキングメモリが働かなくなっているということですが、
書くだけで不安や緊張は減らすことができるので、書いてみるのはおすすめです。
そして、
悩んでいるときって、
「なんであんなこと言うんだろう…」
「なんであんなことしちゃったんだろう…」
「なんで勉強ができないんだろう…」
と「なぜ」に目がいってしまっています。
「なぜ」は未来に使うとビジョンを思い出す強力な言葉だったりしますが、
過去に使った場合、根本的な問題に迫っていくのに使えたりもしますが、自分を追い詰める質問にもなってしまうのですよね。
何か目標や困難があったとき、
一部の人は戦闘民族サイヤ人みたいに瀕死から蘇ったとき、強くなるんだ……!!と瀕死を歓迎し、根性で乗り越えられる人もいますが、
そうでない人にとっては、続けられる仕組みや、続けられる環境をつくることの方が大切です。
なかなか相談できずに、
「なんで…」
となっているとき、
書き出してみて、
「なぜ…」を、
「これから何をしたら…?」
とよかったら言い換えてみてください。
次への一歩が見つかるかもしれません^ ^
こんにちは。新留です。
先日の授業でのこと。
国語で読んだ問題文に、
「頑張るという言葉は励ましになるときとならないときがある」
という話が出てきました。
そこで、子どもたちと、
「どんな声かけをされたらうれしい、頑張れる?」
「どんな声かけだとイラッとくる?」
ということを話し合っていたのですが、
まあ、それが出てくる、出てくる……
「イラッとくるもの」がどんどん飛び出し、
職場のお局さんに日々ねちっこい嫌がらせを受けているアラサーOLさんかな?
共働きで自分も忙しく働いているのに家事や育児を手伝わないで口ばかり出してくる旦那を持った奥さんかな?
というぐらい、いろんな愚痴が飛び出しました……
小学生も大変ですね、、、
小学生とはいえ女の子に口喧嘩で勝てる気がしません、、、
ひとしきり、みんなのイラッときたトークを聞いたあと、
「じゃあさ、どんなとき、頑張ろうって思った?」
というと、
「マラソン大会で最後の方疲れたとき、『あともうちょっとだよ! がんばって!』といわれたときはうれしかった」
という声がありました。
以前、同じクラスで、
「ペットボトルの水を5000円でも買う可能性あるよね」
といったとき、
「あるわけないやん〜」
といったので、
「じゃあ、〇〇ちゃんの好きなアイドルの誰々が、〇〇ちゃんの名前をいいながらジュースを渡してくれるとしたら?」
「買う」
と0.2秒で答えた4年生の女の子のように、
何を言うかではなくて、誰が言うかだということもありますし、
ひょっとしたら、そのマラソン大会で声をかけてくれた子が仲のいいお友達だったり、気になる男の子からだったからよりやる気が出たのかもわかりませんが、
その子がかけてくれた言葉は、実は、言葉がけとしても、やる気を出していくのにも効果的だったりします。
人って、ゴールが近くになってきているときに「もう少しだよ」といわれると、背中を押されるものなのです。
逆に、スタートしたてのときは、「どれくらい進んでいるか」がわかると、やる気が出たりします。
達成率が50%に達するまでは「もう」、
達成率が50%を超えたあとは「あと」。
まだ始めたばかりのときは、「できたこと」に意識を向け、
終わりが見えてきたら「残り」に意識を移す。
小さい数字の方に意識を向ける。
それだけで、やる気って変わってきたりします。
子どもにやる気を出してほしいとき、声かけの際に、「もう」と「あと」を使い分ける。
ちょっとしたことですが、子どもたちのやる気に差が出てくることなので、ぜひ、活用していってくださいね。
もちろん、ダイエットなどの際に、
「もう1キロも減ってる!」
「あと2キロで目標体重だ!」
というような使い方にも活用できますのでよろしければ(笑)
こんにちは。新留です。
先日の授業でのこと。
社会で「中国・四国地方」の学習を始めるところだったのですが、勉強する前に、まず、みんなが知っていることをマインドマップを使って書き出してもらいました。
すると……まあ、全然出てこない(笑)
絶対にどこかの県に行ったことのある子もいるだろうし、知っていることもあると思うのに、
最初の段階では1つか2つ、多い子でも10個出ませんでした。
そこで、
「何県がある?」というと、ああ、そうだといくつかの県が出てきました。
「〇〇県っていうと、どんな食べ物が思い浮かぶ?」というと、おばあちゃん住んでるという子が出てきたり、ああ、そうだと食べたことのある食べ物が出てきたりします。
電車の好きな子に、〇〇県にはどうやっていけばいい? 何て電車が走っている? というと、どんどん出てきます。
家族でよく旅行に行く子に、そこにこんなところなかった? というと、あった! といい、そこで何を食べた? どんな動物がいた? というと、名所も、有名な食べ物も出てきます。
知っていることって意外に多いんですよね。
そして、好きなことであればあるほど、どんどん出てきます。
好きなことをきっかけにすると、眠っていた知識や情報がどんどん出てきて、バラバラだった知識や情報がつながっていったりします。
「好き」は長期記憶。
楽しいし、自然と、たくさん覚えられます。
でも、どうも苦手なことをがんばるというのが勉強というのがあるようで、
すごく得意な教科があるのに、
そこを活かさず、苦手なものばかりがんばっていたりします。
たしかに、得意を伸ばしていっても、入試などで合格点を超えるためには、それだけじゃ足りない、ということはあります。
その際は、得意は圧倒的な武器にしつつ、他をどうするかを考えていった方がよかったりするのに、
焦りなどがあると、得意なものは勉強しなくなり、得意が武器でなくなり、結果、合計点が下がったりします。
苦手をなんとかしようとして、得意をなくしてしまうのはもったいないことだなと思います。
自分は何者なのか、
「自己認識」って大事なのですよね。
そして、しっかりと自己認識をできていないと、がんばりすぎるということが起こります。
なぜ、できないのかと思い、できるようになるために、がんばりすぎてしまったりします。
うまくいかず、不安をなんとかしようと、
苦手なことを長時間し、「がんばっていることに酔ってしまう」ということが起こってしまいます。
苦手なことって、がんばっている感を感じられるのですよね。
個人的なことを振り返っても、思い当たることがたくさんありすぎます(笑)
でも、そもそもの軸がズレていると、
あまり楽しくないし、大した成果は望めません。
それよりも、好きなことを活用したり、成果につながることをやった方がいいのですよね。
戦士は回復魔法を覚えようとするよりも力を伸ばしていった方がいいし、
武道家は攻撃呪文を覚えるよりもすばやさを上げていった方がいい。
僧侶はすばやさを追い求めるよりももっと回復呪文を使えるようにした方がいいし、
魔法使いは力を求めるよりも強い攻撃呪文を覚えるよう努力した方がいいのです。
「うまい、やすい、はやい」の吉野家が、
こだわりの逸品。
牛丼1杯1,100円。
研修時間100時間を超えた職人が丹精込めて1杯1杯つくります。
とかやったら、うまくいかないはずなのです。
「強み」って、
他よりうまくできることで、
やっているときに楽しくて、
気づいたらやっているようなこと。
そこを軸に、そこを活かしていけるよう、
みんながそこを信頼できるようにしていきたいなと思うのでした。
「EQ」のダニエル・ゴールマンは、
「社会に出て仕事の成功を収めるにはIQが2割、EQが8割」
といいます。
そして、
「EQ」の中でも「自己認識スキル」はとくに大事で、このスキルが高い人は「83%」もの人が仕事でトップレベルの成功を収めているという話もあります。
勉強って、自分が出るし、自分を知るものでもありますね^ ^
こんにちは。新留です。
「どんどん手を動かそうね」
「いっぱい失敗したらいいよ」
と声をかけ続けていても、
「ムリ」「できない」「まだ」と、なかなか行動量が増えていかない子がいます。
力を伸ばすには、
・意図的な、具体的な練習をする
・先生のフィードバックを受ける
・修正する
というサイクルをどんどん回していくのが大事ですが、
この「やって」、「先生のフィードバックを受ける」という部分を、
「全部できていないから」
「まだもうちょっとしてから」
と渋る子がいます。
言い訳が多いと、できることやできるようになることも少なくなってしまい、
やらないと、分析や改善点の提案もできません。
僕自身も、そういうところがあるので、行動量が少なくなることが多々ありますが、
この「できない」
と言っているときって、
「うまくできない」
という意味なのですよね。
とくに恵まれていたり、現状に満足していたりでやる必要性もなかったりすると、
「必要のないことでネガティブな思いをしたくない」と、チャレンジすることをやめてしまったりします。
すごく力があるし伸びてきている、いいチャレンジになるだろうから中学受験をやってみたらいいのいいのになと感じているけど本人はあまり乗り気でないという子と話していると、
この感覚の子が多いなと感じます。
「子どもたちは楽観主義を親から子ども時代に学ぶ」
というのは、学習性無力感やうつ病、ポジティブ心理学で有名なマーティン・セリグマン博士の言葉ですが、
いっしょにいる僕たち大人が、もっと楽しむ姿や挑戦していく姿、学んでいく姿を見せていかないとな〜と思う日々です^ ^
失敗はあまりしたくないものですが(笑)
こんにちは。新留です。
2012年にRAKUTO箕面校を開校したのですが、
先日、10年目に入ったお祝いをしてもらいました。
素敵な空間でおいしいお肉を食べたのもいい思い出ですが、
その際に言われた、
「お疲れさま」
という言葉がすごくうれしかったです。
日頃、保護者さまに、
「できたことではなく、やったことを認めて、ほめてあげてあげてくださいね」
とお伝えしているのですが、その大事さを、身をもって実感した日でした。
よく先生たちにも気をつけるよう伝えていることですが、
「できたこと」をほめることって多いです。
もちろん、成果を認めてあげることは大事だし、
そのために、オリンピックにはメダルがあるし、
大会には賞金があったり、いろんな賞状があったりします。
でも、できたことをほめてばかりいると、
それは子どもにとって、
「私はできることを評価する人間だ(=できないことは評価しない)」
「できることがすばらしい(=できないことはダメなことだ)
というメッセージになります。
そうすると、
子どもは何かをしたいとか、できるようになりたいではなく、
認めてもらうため、ほめてもらうためにがんばるようになります。
自分のなかから出てくるものではなく、
外からのものを求めて行動するようになってしまいます。
そうすると、何かをもらえないとやらないようになったり、できることしかやらないようになってしまうのですね。
そして、できないことはすぐあきらめたり、最初からいろんな理屈をつけてやらない子になっていってしまいます。
勉強をする上でも、スポーツをする上でも、芸術的な才能を磨いていく上でも、
今より成長していくには、
できないことをできるようにしていくこと、できるようになるまで続けることが大事ですが、
その際に、
「難しい」「できない」「やらない」
というだけでなく、
自分ができないのを見られたくない、悟られたくないので、
「興味ない」「面白くない」
というようになってしまいます。
家事をしていて、
「今日は掃除きれいにできてるね」
「今日の料理はおいしいね」
と言われるときっとイラッとくると思うのですが(笑)
「いつも掃除ありがとう」
「忙しいのに料理つくってくれてありがとうね」
と言われると、きっと、ちょっとうれしい気持ちや、あったかい気持ちになると思います。
同じように、
できたことではなく、やったことを認めて、ほめてあげる。
そして、さらにいうと、
パフォーマンスを発揮するには、
ポジティブな言葉とネガティブな言葉の比率は、
最低でも「3:1」(ここ、テストに出ます)ということもわかっているので、
どんな割合だろう? ということも意識し、
ネガティブな空気ではなく、ポジティブな空気のなかで、
不安ではなく、安心のなかで、
心配ではなく、信頼のなかで、
のびのびと学んでいってもらえたらと思います。
大変なこともいっぱいあったし、至らない点もたくさんだったけれど、
僕らも、初心を忘れず、
これからも、少しずつ、
子どもたちとそのご家族を想い、必要なものを備え、いい教育を届けていきたいなと思いました。
10年目もよろしくお願いいたします。