ゴールデンウィーク期間のお休みのお知らせ

いつもありがとうございます。

ゴールデンウィーク期間についてのお知らせです。

RAKUTO箕面校は、

4月29日(水)から5月7日(木)まで、お休みとなっております。

オンライン授業含め、その間は完全に休校となっており、

お電話など通じず、

また、いただいたメールの返信なども原則として5月8日(金)以降となります。

ご不便おかけしますが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

なお、休み期間中でも、体験授業のお申し込みなどはメールにて可能となっております。お問い合わせフォームよりご連絡ください。

このような時期ではございますが、みなさまにとって素敵なゴールデンウィークになりますように。

 

RAKUTO箕面校

緊急事態宣言にともなう教室対応につきまして

保護者さまへ

 

いつもありがとうございます。

本日、「緊急事態宣言」が発表され、感染が拡大している大阪府、兵庫県含む7都府県が対象とされました。

 

みなさまにアンケートを取らせていただいたところ、このような状況下でも、リアルでの授業をご希望された方の割合が40%ほどだったのですが、

政府からの自粛要請もあり、また、「接触を8割減らすことで感染を急減できる可能性がある」という試算に貢献したいことなども踏まえ、この度、完全に「オンライン授業」へと移行させていただきます。

 

対応の方が大幅に変更となってしまうこと大変申し訳ございません。

 

変更点としましては、

 

・距離が近いキンダークラスは5月6日まで完全に休講

 

・ホップクラス以上は今週いっぱい(4月7日〜11日)を移行期間として、「リアル」「オンライン」どちらでも選択可

 

・それ以降は5月6日まで完全に「オンライン」に移行

 

・おなじ授業につきましては何度でも受講可能

 

・5月8日以降の授業方法に関しましては、5月7日頃にご案内

 

・時間帯は基本的に通常通り(ホップクラスなど一部変更予定です)

 

・オンラインの強みを生かした講座などもご用意

 

という形になるよう準備しております。 

 

かねてからいわれていた「教育のオンライン化」がこれを機会に一気に進むことになりそうですが、RAKUTOで学んでくださってるみなさまが、アフターコロナ、これからの時代でも、楽しく、たくましく、自分で学ぶ力を身につけていってもらえるよう授業を行っていきます。

よろしくお願いいたします。

 

また、授業のオンライン化に伴いまして、通信環境や機器がないなど、オンラインへの対応がきびしいというご家庭もあるかと思います。

 

その際は、次月分のお月謝に充当など対応させていただきます。

 

「教室で受けたい!」という子どもたちの声が多いなか、大変ご迷惑おかけいたしますが、子どもたち、そして、まわりにいる保護者さま含めみなさまの健康のためにも、ご理解いただけますと幸いです。

 

なかなか先の見えない状況や、いろんな情報にお疲れの方も多いかと思います。

 

くれぐれも体調管理とストレス解消に留意し、お過ごしください。

 

ご質問やご相談などございましたら、遠慮なく、いつでもメールでご連絡ください。できるだけ早くご返答させていただきます。

 

なお、お電話に関しましては、問い合わせが大変増えていることもあり、お取りできないことが多くなっております。ご容赦いただけると助かります。

 

また、このところ営業時間外や休校日などにも、お電話をいただくことが増えております。こちらは何卒ご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

 

(時間割などは、現在、通っていただいている箕面市、豊中市、吹田市、池田市、茨木市、宝塚市、川西市、そして、府内の各地域の幼稚園、小学校などの状況を踏まえ、ほぼ通常通りとなる予定ですが作成中です。もう少しお待ちくださいませ)

 

長くなってしまいましたが、今回の新型コロナへの対応で、予定の変更や調整など、多大なご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただけますと幸いです。

 

ご意見などございましたら、お寄せください。

 

その他、相談などもできる限り受けられたらと思いますので、その際は、ご相談ください。

 

またみんなと元気に教室で会えますよう、よろしくお願いいたします。

 

RAKUTO箕面校

 

教室再開と対策、振替日程のお知らせ

保護者さまへ

 

いつもありがとうございます。

2週間休校としていた箕面校ですが、予定通り3/17(火)から通常授業を再開させていただきます。

以下、再開にあたり2点ご連絡です。

ご確認よろしくお願いいたします。

(保護者さまにはお一人ずつ個別にメールを送らせていただいております。届いていないなどございましたら、ご連絡くださいませ)

 

①ウイルス対策につきまして

 

新型コロナの拡大前から、インフルエンザ対策のため、換気の頻度向上とウイルス除去効果のあるものの設置、手のアルコール消毒を行っていましたが、今後、さらにこのような対策をさせていただきます

 

・教室に入ってすぐ、手洗いとうがいを行います

・加湿空気清浄機を2台だったところ、3台に増やしました

・教室のレイアウトを、密度の低下、生徒の間隔を大きく取れるように変更します

・換気をすることが一番の対策のため、窓を一部開けたままの状態にしておきます

・同じ道具を使うことによる接触を防ぐため、しばらくの間、高速リスニングは中止します

・それでも人が集まるところに行くのは不安だという方には、Zoomを使ったオンラインでの受講も相談可能です(ただし、双方向での授業感が薄れてしまうことはご容赦ください)

 

また、ご家庭におきましても、以下、必ずお守りいただきたいものがございます

・登校前に体温チェックをし37度以上ないか確認すること(チェック表をお渡しいたします)

・体調が悪い時はけっしてムリをして来ないこと

・教室に入る際に、うがいと手洗いをすること

・貸し借りによる接触を減らすため、忘れ物をしないようにすること

 

不便を感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、みなさまが安心して授業を受けられるようご容赦くださいませ

 

 

②振替日程につきまして

こちらは保護者さまにメールで個別にご案内を送らせていただきました。

もし、どうしても参加できない回がある場合、ご相談ください。

(送らせていただいたリンクを見られないという方は別途PDFファイルにてお送りいたしますので、ご連絡くださいませ)

オンラインでの受講を希望の方はお手数ですが、ご連絡いただけたらと思います。

 

長くなってしまいましたが、

今回の新型コロナへの対応で、予定の変更や調整など、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただけますと幸いです。

ご意見などございましたら、お寄せください。

その他、相談などもできる限り受けられたらと思いますので、その際は、ご相談ください。

よろしくお願いいたします。

自分でやる子になるために大事な3つのこと

新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったり、習い事もお休みになったりと、どうにも心が落ち着かない日が続きますね。

 

箕面校ではその期間、医療に従事している方やひとりで子育てをされている方、共働きなどお仕事を休めない方などに向けて、学童のように教室を開放しているのですが、

 

この期間を、「自分で」「目的を決めて」「集中して短い時間で」勉強できるようになる時間にしてもらいたいなと、遊ぶだけでなく、自学をできるようになるための練習をしています。

 

やってみると、時間中、一言も話さずに、1日で1冊問題集を終わらせる子もいたりなど、なかなかいい感じの子たちが出ているので、そこでやっていることを書いてみたいと思います。

 

よかったら、お家で子どもが自分でやる子になる練習期間と決めてやってみてくださいね。

 

①    安全な空間をつくる

 

物事を自分からやろうとする力、自発性は安全な空間のなかで育まれます。

危険な環境、不安を感じる環境では育たないのですね。

 

新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、ストレスというものもウイルスのように感染します。

心理学者のウィリアム・スティクスルード(William R. Stixrud)は「不安は伝染する」といいます。

 

想像してみると分かりますが、「落ち着いて!」って怒りながら言っている人が近くにいたら落ち着けないですよね(笑)

不安を感じている人のそばにいて、安心できるわけがないのです。

 

そんな風に、大人が感じている感情が子どもに大きく影響を与えます。

まわりにいる大人が、心理的に落ち着いている状態であることが大事です。

 

「いま自分が心理的に不安を感じているな」

「何だか心が疲れているな」

 

というときは、まずは深呼吸をしてみたり、ヨガや運動をしてみたり、仮眠をとれるようであればとってみたり、お笑いの動画を見てみたり、猫の動画を見てみたり……、

ため込みやすい人はカウンセリングなどを利用してもいいですね。

まずは自分の心を整える対処をしてみてください。それから、子どもの方に目を向けてください。

 

②    子どもにやることを決めさせる

 

朝、子どもたちが教室に来たとき、まずは、宿題などの課題としてやらなくちゃいけないものや、いまやっている問題集、やりたいことなど、持ってきたものを全部机の上に出してもらっています。

 

そして、

 

「先に遊びと勉強どっちがしたい?」

 

「じゃあ、まず、10:00〜10:50はみんなで勉強する時間にしようか」

 

「先にやらなくちゃいけないものやっちゃうか、あとでやるか、どっちがいい?」

 

と子どもたちに考えてもらい、

 

「ホワイトボードに書き出し、やることの見える化」

 

をしています。

 

そして、「じゃあ、先生は〜をする時間にするね」と、先生もみんなといっしょに課題をやる時間にし、同じ空間で、静かに課題に集中する時間にしています。

 

タイマーで「時間の見える化」もして、その時間は集中する時間に。

 

1年生の子たちも50分間一言もしゃべらないで座ってやってたりと大したものだなと感心します。

 

お家でやる場合、いつも通り学校の時間割に合わせるか、付箋にやることを書き出して、並び替えてスケジュールを決めていくのもいいですね。

 

③    遊びと運動を忘れない

 

座ってずっと何かをしているのは疲れます。

 

子どもだとなおさらです。低学年の子で30分もできたら大したものでしょう。

 

なので、タイマーが鳴ったら、「さあ休憩するよー!」とみんなで遊んだりすることに移ります。このときも時間を決めて。

 

(そう言っても、「あと、もうちょっとだから先にやっちゃう」という子も多いですが)

 

「これやろう〜」とカードゲームやボードゲームを持ってくる子や、本を読む子、持ってきたおやつを食べたりする子など様々ですが、このときは思いきり遊んでしまってください。

 

その時間でワーキングメモリが回復したりと、また集中できるようになっていきます。

 

また、子どもは遊びを通して創造力を育むだけでなく、様々なスキルを学びます。

グーグル創業者のラリー・ペイジやセルゲイ・ブリン、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、

日本でも将棋の藤井聡太くんなどが遊びを通じて学ぶモンテッソーリ教育を受けたことは有名ですが、

遊びから、子どもたちは自発性や自律性、手先の器用さや空間的知能なども身につけていくのですね。

世界大学ランキングで2019年まで7年連続1位のMIT(マサチューセッツ工科大学)なども、学生たちの高度なイタズラの伝統で有名ですね。

(「MIT イタズラ」で検索してみてください。クリエイティブなイタズラの数々に感動します)

 

大事なのはメリハリをつけてやること。

勉強するときはして、遊ぶときは遊んで、寝るときは寝る。

 

普段、マルチタスクの癖がついてしまっているという子は、この時間に、一度にひとつのことに集中し、やりきってしまう力をつける習慣をつけてみてくださいね。

 

ではでは、また。

圧倒的な努力に頭が下がりました。。。

こんにちは。新留です。

2月24日(月)に、池田アゼリアホールで行われた『STUDIO WIND HEART』さんの発表会に行ってきました。

宝塚を目指す子たちが通る、非常に狭き門である宝塚音楽学校の入学を目指して、毎日、「夢を持つ」だけでなく「夢を絶対に叶える」ために、努力している子たちのお披露目の日。

 

先日、卒業生の女の子がお母さんといっしょに教室に来てくれ、

 

「今度、発表会があるから来て!」

 

と誘ってくれたのです。

 

1年生のときから教室に通ってくれ、「宝塚に入る」という大きな目標ができて、一生懸命努力し、勉強はもちろん、ピアノで全国大会にも。

 

キラキラした目をしていて、何だかオーラまで! ほんとに充実した毎日を過ごしているんだなとうれしく思いました。

 

当日は、この春から四天王寺中学に進学する女の子と、中学受験をするときも音楽は変わらずつづけ、無事、勉強も音楽も両立して合格、ただいま次の目標に向けて練習中の男の子の仲良し3人組もいっしょに。

 

終わったあと、ホールで出待ちをし、最後はキラキラした3人といっしょに記念撮影(キラキラ3人との対比がまるで陰と陽のよう……)。

 

みんな出会った頃とキャラは変わっていないけど、こうやっていっしょにRAKUTOで学んだ子たちが、自分の夢や目標を見つけて、文武両道、芸術も両立させながら、目を輝かせながら努力している姿、成長した姿を見られて、うれしい時間でした。

 

バレエだけでなく、ただいま勉強も中学に入ったらなかなかじっくりする時間もないだろうからと、いまの時期を使って先取りで中学3年分を勉強中。

 

脳の鍛え方や脳に合ったやり方は教えてあげられるけど、練習量は自分次第。

圧倒的な努力量に頭が下がる思いです^ ^

才能心理学協会 北端康良先生との対談動画が公開されました

こんにちは。
RAKUTO箕面校です。

先日、才能心理学協会理事の北端康良先生と箕面校の新留が「子どもの考える力や読解力を鍛えるにはどうすればいいのか?」というテーマで対談をしました。

北端康良さんといえば、かつて日本でも有数のカウンセリング会社のトレーナー(カウンセラーを育てる先生)であり300人以上のカウンセラーを輩出、

現在は才能心理学協会の理事長として、『自分の秘密 才能を自分で見つける方法』『才能が9割 3つの質問であなたは目覚める』など著書もたくさん出されたり、プログラミング教室の運営もされていたりと大活躍の才能開発の専門家。

才能心理学協会についてはこちらから
新留は普段、写真などもあまり得意ではないなか、「動画…!?」とすこし躊躇いながらも台本なしの一本勝負に臨んでいました。

当日は北端先生の巧みなリードもあり、話し始めるとあっという間に40分も時間がたっていました。

動画が届き早速チェック。

「自分ってこんな人なんだ……と深夜にイヤな汗をかいた」

といっていましたが、幼稚園や小学生のお子さまのいるご家庭の参考になる内容かなと思ったのでご紹介します。

よかったら参考にしてみてくださいね。
お子さまの論理的思考力や読解力が少しでも上がるきっかけになりますように^ ^

4つの動画に分けてくださったようですが、何か参考になることがうれしいです。
ではでは、2月もいい1ヶ月になりますように。
①子どもの考える力を伸ばす秘訣【画像検索】
②頭のいい子の記憶力の秘密【ワーキングメモリ】
③子どもの考える力を伸ばす本3冊【9歳までに地頭を鍛える37の秘訣】
④子どもの脳を3倍速で育てる方法【秘訣は3つ】

今年もクリスマス会を開催しました!

12月24日(火)に、RAKUTO箕面校恒例のイベント『クリスマス会』を開催しました。

もちろん、ただ楽しむだけではなく、いかにみんなに頭を使ってもらうかを目的としたイベント。

おやつタイムやプレゼント交換につづいては、毎年名物イベントとなっている『RAKUTO脱出ゲーム』です。

各曜日や学年など、チームに分かれて、謎解きに挑戦!

今年のテーマは『クリスマス列車からの脱出』。

アイテムを集め、無事、電車から出られなくなった先生を救えるのか!?

1年生から6年生の子たちが、協力しながら、たくさんの問題を解き、最終的には6チーム中3チームが制限時間内にゴールへ。

優勝は6年生の女の子チームでした😊

ほとんどサポートなどもなく見事に問題を解ききり、2位に12秒差と僅差のなか、優勝。

「6年生最後やから絶対行きたい」

といって参加してくれ、

「自信ないわ〜」と言っていたのにゴールできただけでなく、見事、1位にも。

先生たちもうれしかったです。

4年生男子チームは12秒差に「もうちょっとやったー!!」とくやしがっていました😁

制限時間内にゴールまで行けなかった子のなかには悔しくて泣く子も。

その悔しがる気持ちが、これからの成長の糧になるんだろうな、と思いました。

卒業した中学生も参加したいと言ってきてくれている『RAKUTO脱出ゲーム』。

来年もまた、パワーアップして実施できたらなと思っています。

今回、急病や席数の関係で参加できない方もいらっしゃいましたが、また来年楽しみにしておいてもらえたらと思います。

残りは冬期講習だけとなりましたが、来年も、ますますみんなが笑顔で、さらに才能も学力も伸ばしていってくれますように!

中学受験漫画『二月の勝者』の黒木先生が地頭を育てる上で大事なことを言っていた件

『二月の勝者』という漫画をご存知ですか?
 
中学受験を題材にした漫画で、受験をする家庭内でどんなドラマが起こるのか、中学受験対策を行っている塾側ではどんなことを考えているのか、などがリアルに描かれていておもしろく、NHK「おはよう日本」やフジテレビ「ノンストップ」などでも取り上げられたりと人気の作品なのですが、先日、6巻が発売されたので読んでいたところ、たしかに! と思ったセリフがありました。
 
この漫画の主人公は東京の中学トップ校の合格者の6割を輩出するという「フェニックス小学部」の元・最上位クラス担当だった黒木蔵人先生。
 
その輝かしい経歴を捨て、前年は東京の御三家に合格した子がいなかった桜花ゼミナールという塾の校長になるのですが、新任の女性の先生が、その合格請負人である黒木先生に、
 
「あの子達を合格させるために今の私にできることを教えてください」
 
と尋ねます。
 
そこでの黒木先生の答えがこうでした。
 
「人にただ「答え」を教えてもらっているうちは「学習」とは呼べない」
 
「ジャイアントキリング(本来はスポーツなどで使われる「大番狂わせ」の意味。この漫画内では逆転合格などの意味)を成し得る可能性。それは、「自分の頭で考えているか」」
 
自分の頭で考えている子は、ジャイアントキリングを出来る可能性がある。
 
わからないなりにでも、質問に対して、自分なりの考えを模索しているような子は「思考」しているのでいいけど、返事だけで済ませているような子は「思考」していない場合が多い。
 
子どもに考えさせるような授業をすること、考える子を育てていくことが大事なんだというようなことをいっていたのですね。
 
ほんとにそうだよねと思いながら読んでいました。
 
受動的に授業を受けているだけ、ノートを写しているだけでは、残念ながら得られるものは少ないです。
 
「アクティブ・ラーニング」という言葉が知られるようになりましたが、能動的に参加するような授業でないと、自分で学んだことや考えたことを発話したり書いたりして考えないと、「わかった気」になってしまいます。
 
何となくわかったところで、それを適切にくり返さないと、「できる」という段階にはなかなか行けなくなってしまいます。
 
発話してもらったり、書いてもらったりして、きちんと考えているのか、を確認してあげることが大事なんですよね。
 
子どもたちに授業中に質問をすると、中には、すぐに「わからない」「できない」という子がいます。
 
まちがえること、自分ができないとバレることをおそれているマインドセットになってしまっている子も多いですし、自信がなく、心理的に最初からできないと思い込んでしまう子もいます。「考える」ということを面倒くさがるクセがついている子もいます。
 
ただ、できないというのは、できるまでやっていないというだけだったりします。
 
そして、やっているというときでも、そのやり方が、雑にな
ってしまっていることが多い。
 
考えること、
そして、小学生でも中学年以降は、論理的な思考ができるようになってくるので、やったことがきちんと身になるよう、脳にとって適切な学び方、考え方でやっていくことが大事です。
 
人間の脳が何かを習得するときには、
 
①脳内につながりをつくる
②くり返す
③感覚を身につける
 
という3つのステップを踏むのですが、やり方がまずいと、やっているのになかなかできないという残念なことになってしまいます。
 
まずは、全体像をつかみ、そのスキルを構成する細かい技術を知る。
 
そして、回路をつくるため、「正確さ」を重視し、一つひとつ「ていねいに」マネをしてみる。
 
この際に心がけておくのは、
 
「どれだけ早くできるかではなく、どれだけ遅く正確にできるか」。
 
この段階で適当なことをすれば、回路ができないので、「できている」と「できていない」の違いが認識できません。
 
天才研究の第一人者であるアンダース・エリクソン教授の言葉を借りると、
 
「能力の差は練習の差」
「上達しないのは生まれつき才能がないためではない。正しい方法で練習していないからだ」
 
で、退屈さを感じるかもしれませんが、ペースを落とし、じっくりと一つひとつの動作を身につけていきます。
 
次に「くり返し」。
ただし、「たくさんやらせる」のとは違っていて、太極拳のようなゆっくとした動き、「正確さ」が大事なので、なかなか疲れます。時間的にも、1日3時間ぐらいが限界です。
 
そして、くり返しを経て、ちがうやり方をしたときに、「あれ? なんか違う」「気持ち悪い」と感じる感覚を身につけていきます。
 
子どもたちを見ていると、この、「遅く正確に」「じっくりとくり返す」のは苦手な子が多いのですよね。
ぱっと目を離すと、雑に、「あ〜考えてないな」と一目でわかるやり方でやっています(笑)
 
「無理」「わからない」といって考えることから逃げようとする子もいます。
 
でも、わからないのではなく、わかろうとしていないだけで、一つひとつ、「次はどうするんだっけ?」といっしょにやってもらうと、きちんとできるんですよね。
 
先日も、算数は苦手と決めつけ、文章題を最初から「わからない」と考えていない子に、一つひとつプロセスを確認しながらやっていってもらうと、しっかりと、できていました。
 
本人も、あれ、できたやん…というような感じでしたが、やればできることってたくさんあるんですよね。
 
考えることから逃げず、また、簡単に「苦手」「自分はできない」なんて、自分の可能性にフタをしないでほしいなって思います。
 
そして、正しい勉強のやり方というのはあるし、正しい考え方というのもあるのでそれらを今のうちから身につけてほしい。
 
「試行錯誤する」というのは、「てきとうにやる」のとは違うのですよね。
 
イギリスの心理学者アラン・バドリーはいいます。
 
「勉強しようという意思は、適切な学習法の利用があってこそ役立つ」
 
ぜひ、やるにしても、適切なやり方を意識して、やっていってくださいね。

子どもも大人も!時間と心の余裕を増やすための時間割活用術

子どもたちから「忙しい〜」「遊ぶ時間がない〜」という声を聞きます。
 
保護者さまとお話していても、「いまの子たちは忙しいですよね〜」なんて話になることもありますが、学校の拘束時間が長くなったり、塾や習い事をいくつも掛け持ちしている子たちを見ていると、ほんとに大変だなと思います。
 
21時や22時頃に駅で塾のかばんを背負った小学生を見ることがありますが、朝8時から16時まで学校、その後、21時、22時頃まで塾という子たちを見ていると、大人より長時間労働だし、まだ体も小さく体力的にもきつく、大人とちがい自由裁量でつかえる時間やお金も少ない分、よりハードできびしいだろうな…とおもいます。
 
もちろん、保護者さんも忙しい。毎日の家事や塾や習い事の送迎、さらには働いている方もいたりと、「家事は女性がやるもの」「家事をしない(外注する)なんてもってのほか」なんて意識でいると、忙殺されてしまいます。
 
子どもにとって大変な時代だな…と思いつつ、大人にとってもなかなかハードな世の中。
 
先日の日本経済新聞電子版に書かれていましたが、日本の出生数が急減しているそうです。このままいくと2019年は90万人を割る可能性が高いのだそう。2016年に100万人を割ってからわずか3年で90万人レベルと、そのペースに驚きます。
 
まずは日本自体がハードモードになっているということを踏まえた上で、戦略を立てていかなくてはいけないなと感じています。
 
昭和とは完全にちがう状況のなか、できるだけ効率的に時間をつかい、意識的に豊かさを感じられる時間を増やしていきたいものです。
 
「時間がない」といっている子たちを見て、話を聞いていると、「たしかに、それは詰まりすぎ。きびしい…」という子もたまにいますが、どちらかというと、「時間の余裕がない」「時間の余裕を感じられていない」というのが多いなと思います。
 
そして、スマホの通信速度が落ちたときのように、脳の処理能力が落ちている状態になっている、それも慢性的なものになっているのだろうなと感じたりする子もいます。
 
「時間がない…」
「焦りや不安」
「脳の処理能力が落ちる」
「生産性が下がる」
「ますます時間がなくなる」
 
というループ。
 
このループにはまると、なかなか自力で抜け出すのは困難だし、精神論に走って自分を追い詰めてしまうと大変なので、意識的に行動を変えていきたいものです。
 
ということで、今回は「時間と心の余裕をつくり、生産性を上げるためにできること」として書いていきたいと思います。
 
時間と心の余裕をつくるためにやってほしいこと。
 
それは「時間割をつくる」です。
 
学校で時間割があると、「明日は朝から体育があるな」など、自動的に体と心の準備ができるように、できるだけ、自分が楽しくて、安定して成果を出せて、遊びも勉強も満喫できるような時間割をつくっていきます。
 
そのためには、いまの時間の使い方をチェックし、「理想の状態になるための時間の使い方」を決め、行動を変えていくことが必要。
 
「生産性」というものは、「アウトプット÷インプット」。
 
「アウトプット」、どれだけの成果物を出し、そのために、「インプット」、どれだけの時間やお金を費やしたかによって決まります。
少ない時間やお金で、たくさんの成果を出すことができれば、それは生産性が高いということになります。バランスを見ながら、最適化していければいいですね。
 
ここで大事なのは、時間をたくさんかければ、どんどん生産性というのは下がるということ。
「子どもがたくさん勉強をするようになって、成績が伸びました!」
これはたしかにすばらしいのですが、勉強時間を増やせば、成果が増えるのは、ある程度、当たり前といえば当たり前で、それは「生産性が上がった」ということではないのですね。
そして、勉強時間を増やすというのは、いちばん危険な考え方でもあります。それは、時間というのは、かけようと思えば、食事の時間を減らしたり、遊ぶ時間を減らしたり、睡眠時間を減らしたりすれば、簡単に増やすことができるから。
進学塾だと、すごい量の課題を出されたりしますが、素直な子や、まじめな親御さんだと、言われたら全部をやらないといけないと思ったり、全部を終わらせようとし、体力や精神の限界がくるまで「がんばる」でしょう。
でも、それでは、子どもや親御さんの心や体に影響が出てしまい、最悪な時には、親子関係もこわれてしまうかもしれません。
 
そうならないよう、投入する時間は限度を決め、できる限り増やさないようにすることが大切です。
 
つねに、「時間は短く」「成果物は大きく」を軸に考えていくことです。
そのためには、当たり前ですが、必要なことを見極め、必要なことに力を注ぐこと。
 
そして、「すべてはできない」という、いい意味での割り切りを持つこと。
「やっておいたほうがいい」ということを考え出すといくらでも量は増えていくので、「何時には課題が残っていても終える」など、時間的な制約などを決めておきましょう。
 
それでは、実際に「時間割づくり」に入っていきますが、具体的には3つのステップを踏んでいきます。
 
①自分の時間の使い方を知る
 
時間と心の余裕をつくるにも、生産性を上げるにも、まずは、「いまの自分の時間の使い方を知ること」です。
 
当たり前なのですが、時間は誰にとっても「24時間」なのですね。
学生時代、本当に賢いなと感じる子は、どちらかというと、のほほんとしていたりする子でした。
僕の数倍(いや、何十倍?)も賢かったですが、彼らが、僕の数倍勉強していたわけではないのですね。勉強もクラブも、あまつさえは、恋愛などもしているという「リア充」だったのです。
 
社会人でいうと、仕事で成果を出し、仕事終わりや休日は遊びを満喫し、家族との関係もうまくいっているというような感じ。実際、よくしていただいている経営者の方たちを見ていると、僕の軽く数十倍の成果を出されていて、よく旅行に行っていたりなど時間と心の余裕を持たれ、家族とも仲良く幸せに暮らされていますが、その方たちが、僕の数十倍働いているわけではないんですよね。
 
「時間の使い方」がちがうだけなのです。(毎回、そういう方にお会いするたびに質問させてもらいますが、「時間の使い方なだけだよ〜」といわれます)
 
「時間」というのは、形のないものですが、形のないもの、見えないものは変えようがありません。
ですので、最初にしなくてはいけないことは、自分の今の時間の使い方はどうなっているんだということを「見える化」すること。
 
「家計簿」をつけるようなもので、「なんで月末にこんなにお金が減っているんだろ…?」と思っても、「支出」の記録がないと、どこの予算がオーバーしていたのかわからないですし、来月、どうしたらいいのかということも計画できません。また、わからないと「来月は節約しよう!」という精神論になってしまいます。
まずは、手帳や表などを用意し、何に、どれくらい時間を使っているのか、「時間の家計簿」をつけてみましょう。
 
②固定時間をうめる
 
今の時間の使い方がわかったら、次は、「固定されている時間」や「睡眠時間」を埋めていきます。
 
毎月かかる「家賃」や「食費」、「電気代」などの「固定費」があるように、時間にも、「固定のもの」があります。
子どもだと、「学校に行っている時間」や「必要な睡眠時間」があるので、それらを埋めていきます。
 
ここで大事なのは、脳のためにも、「睡眠時間」は絶対に削らないようにすること。子どもの脳と体の成長のために、「最低でも8時間」は欲しいところです。
 
ノースフロリダ大学心理学教授のトレーシー・アロウェイによると、ワーキングメモリー(頭がいい子はこれが強いです)を発達させるには、5〜12歳の子どもでは「10〜11時間」の睡眠時間が必要だそう。なかなか、そこまではきびしいかと思いますが、「8時間は厳守」の気持ちで設定してくださいね。
 
そして、この時点では、「習い事」などの時間は含めないようにしてください。それをやってしまうと、「これは必要」などの思考が働きます。これらは、「ほしい」という感情とはちがうので、これを先にやってしまうと、今までの時間の使い方から変えていくことができません。
 
最低限必要な生活費があるように、最低限「かかる時間」を埋めていきましょう。
 
③理想の時間の使い方を決める
 
いよいよ最後です。
最後にやることは、「子どもがどうなりたいのか」、「家族として、どんな暮らしをしていきたいのか」に合わせ、残っている時間を割り振っていくこと。
 
理想の生活への「旅行のプラン」を練るような楽しい時間です。
 
旅行でいうと、移動時間や待ち時間、ホテルでゆっくりする時間や朝食や夕食をとる時間を除いた残っている時間を、「自分のやりたいこと」や「なりたい気分」に合わせ埋めていきます。「遊びの時間」や「ぼーっとする時間」というのも含めて計画していきましょう。
 
「○○中学に合格する!」ということだったら、そのために必要な時間を入れていきます。
 
おいしいものを食べることが好きなら、おいしい店がある場所をたくさんまわれるように計画を立てる。買い物が好きなら、その土地ならではのお店や、ショッピングモールをまわれるように計画を立てる。
 
そんな風に、「子どもや家族がなりたいもの」に合わせた「時間割」をつくっていきます。
 
その際、作り方にもコツがあります。
 
それは、「子どもや自分のタイプ」、「エネルギー」、「処理能力」を考慮してつくること。
 
「朝型や夜型などのクロノタイプ」
 
「ショートスリーパーやロングスリーパー」
 
「自分の部屋の方が集中できるか、カフェや図書館などの公共の場所の方が集中できるのか」
 
など、その人固有のタイプ、自分の「調子のいい時間帯」というのがあります。
 
子どもだと、学校から帰ってきた後は疲れているので、帰宅後すぐに勉強をするなどは、なかなか厳しいです。スマホの充電が残り20%、電波が悪い、ようなもので、処理能力もかなり落ちています。
 
「栄養補給」や、ぼーっとする、15分ほど目を閉じる(仮眠ができれば理想ですが、夕方になっていると睡眠に影響するのできびしいところです)などの時間を組み込めるといいですね。
 
また、「夜型」の僕にとっては「朝活」というのは地獄なように、その子にとってベストな時間と場所というのがあります。それを考慮し、「いつ、どこで、どのように、なにをするか」の具体的な計画を決めます。
 
行動科学では、この具体的な計画のことを「実行意図」というのですが、人間というのは、心理的に、一度決めたことは、守りやすくなります。
 
また、人間は「できるだけ考えない」ようにできていて、考えることはたくさんのエネルギーを使います。ですので、あらかじめ決めておくことで、「脳のエネルギーのムダな消費」を防ぐようにします。
 
先延ばしとモチベーション研究の第一人者、ピアーズ・スティール教授は、
エネルギーを補充し、賢く使うためには、
 
・午前中や、お昼前後の時間に、難しい課題を行う
 
・空腹にならないようにする
 
・規則正しい睡眠をとる。そのため、就寝前の行動を決めておき、同じ時間にベッドに入る
 
・週に何日かは身体を動かす
 
ことなどが大事といいます(運動の効果についてはまた別の機会に)。
 
面談などではこれらを行い、バランスを見ながらアドバイスさせてもらっていますが、そうでない方も、時間の使い方で困っているなという方は、これらのことを踏まえ、ぜひ、一度つくってみてくださいね。
 
そして、時間割は目標や時期によってどんどん変化するものです。やってみた結果を考慮しながら、何度もつくりかえていってくださいね。
 
子どもが、そして、大人も時間の使い方がうまくなり、たくさんの充実したひとり時間や家族時間が過ごせるようになりますように!

秋休みのお知らせ

この度はホームページをご覧いただきありがとうございます。

RAKUTO箕面校は、

10月8日(火)から10月9日(水)まで、

秋休みとなっております。

その間、お電話など通じず、

また、いただいたメールの返信なども10月10日(木)以降となります。

ご了承くださいますようお願い申しあげます。

なお、休み期間中でも、体験授業のお申し込みなどはメールにて可能となっております。お問い合わせフォームよりお申し込みください。

※返信は10日(木)より、順次行います。

RAKUTO箕面校