こんにちは。
新留です。
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今年も夏期講習を開講いたします。
今回は算数、理科、作文、ジオラマ地理の開催となります。
(内部生には、別途、高学年向け講座があります)
ご案内は来週からとなります。
もう少々お待ちください^^
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昨日のこと。
6年生の子たちが入試問題を解いた後の答え合わせのとき、
「これ見て!」
「これ部分点もらえるでしょ!?」
「もう1点ちょうだい〜!!」
と吠えていました(笑)
ステップクラスから少しずつ説明文や論説文を読んだり記述問題に取り組んでいき、
ジャンプクラスになると長い文章や記述問題にもどんどん挑戦していきます。
それは、もちろん読解力をつけるということもありますが、
読解力や思考力の元になる「語彙力」をつけていくためというのもあります。
物語文や小説を読むのは、「感情語」を知り、感情の強弱を覚えていくためにもいいのですが、
それだけだと、同じ系統のものを読むことも多く、なかなか知っている語や興味の世界が広がりませんし、精読力も磨かれません。
説明文や論説文は多くのものが論理的に書かれていて慣れれば読みやすいですし、知識も増やすことができるので、一石何鳥にもなったりします。
そして、読んで、答えを書くことで、
その子の「理解している言葉の数」や「使える言葉の数」、「考える力」がどれぐらいなのかがわかったりするのですよね。
なので、子どもたちには、
「書くことが考えることだよ〜ちょっとでもいいから書こう、そして、どんどん見てもらおう」
と伝えています。
そして、慣れてくると、
子どもたちはどんどん書いて見せてくれるようになります。
(それを見るのが楽しい時間だったります^^)
語彙には、見たり聞いたりして理解できる「理解語彙」と、書いたり話したりできる「使用語彙」があります。
見たり、聞いたり、話したりで「理解語彙」を増やすことはできますが、
「使用語彙」を増やすには、書くこと、作文が効果的なのですよね。
いろんな文章を読み、
異なるテーマにふれ、
いろんなテーマで答えを考えたり、
作文をすることで、
「あれって何て言うんだっけ……?」
「この使い方で合ってたっけ……?」
と考える機会や調べる機会が増え、「使用語彙」が増えていきます。
作文を書けない子って、長い文が書けなかったり、同じことを書いていたりするのですが、それは「使用語彙」が少ないからだったりします。
『天空の城ラピュタ』のシータのセリフに、
「いいまじないに力を与えるには、悪い言葉も知らなければいけないって、でも決して使うなって」
という言葉があります。
見える世界を豊かにするためにも、
伝える力を伸ばすためにも、子どもたちにはたくさんの読み、考え、書き、たくさんの語彙を身につけていってもらえたらなと思います^^