モテる子

こんにちは。

昨日は子どもたちと授業後、秘密の抽選会で盛り上がりすぎ、かなり幸福度が高かった新留です。

抽選やクジなどをすると、持っている子は持っているな、ほんとに将来楽しみだなと感じる子がいますね^^

授業前や休憩中、授業後など、子どもたちはにぎやかに遊んだり、静かに本を読んでいたりと、それぞれが好きな時間の使い方をしていますが、

観察していると、それぞれ個性が出ていて、おもしろいなと思います。

一人で黙々と本を読んでいる子、

うろちょろしている子、

次の時間に向けて準備や練習をしている子、

他の子といっしょに勉強している子、

先生にちょっかいをかけている子……

そして、

それぞれいろんなことをしていますが、何をしていても、まわりに人が集まってくる子もいます。

本を読んでいても、

「な〜、いっしょに遊ぼう〜」と言われ、

勉強をしていてもまわりに友達が集まってきて、

トイレに行っても付いてこられ(そして、扉をドンドンされたり笑)

もう、「スター」のよう。

男女問わず集まってきた子たちから、

「いっしょに遊ぼうよ〜」

「お前がいないとつまんないんだよ〜」

と言われているのを見ていると、

モテモテっぷりに驚かされます(将来、そちらの方でも有望ですね笑)

そういう子たちを見ていると、

自分の好きなことをしているし、

遊ぶときは遊ぶ、集中してやるときはやる、

そして、他の子のことも見ていて、時にはやさしい声をかけてあげたりもしています。

ちょうど高学年のクラスの国語の授業で、心理学者である榎本博明さんのコミュニケーションについての題材を読み、

「コミュニケーションは自己満足のための道具ではない」

というようなことを学び、

子どもたちと、好かれる人、嫌われる人、などについて話し合っているところだったのですが、改めて、人間関係って家庭環境に恵まれ、自然にできる子もいるけれど、知識であり、磨いていくことができるスキルでもあるのだなと感じます。

(ああ、あの頃は……と自らの過去を(現在も?)反省しつつ。。。)

こういう社会に直結することを知ることができる、学べるところが国語のおもしろいところであり、題材を選ぶ楽しみでもあるのですよね^^

子どもたちには、いろんな学びや経験をしながら、

自分のことを大切にして、集中し、目標のために正しい努力をする力、

相手のことも尊重し、協力し、いい人間関係を築く力を育んでいってもらえたらなと思います。

この後、爆笑の結末が…

ちゃんとできているか、できていないか

こんにちは。新留です。

緊急事態宣言が解除され、何だか街を歩いていても、人通りや車の量が多く、

歩いている人たちの表情も明るくなったような気がします。

旅行の予約が倍増、なんていうニュースも見かけて、

ポジティブな空気が漂っていますね。

個人的にも、ようやくか〜と、少しほっとした気持ちになっています。

耐える期間が長かった分、

感染者や重傷者の数字が減ったり、ワクチンの接種率が上がったり、治療薬が出来つつあるというニュースを見て、

みんなのなかに安心感が出て、活発になってきたのかなと思います。


この「安心感」って、学習する環境においても大切なのですよね。

「安心感」、「心理的安全性」があるから、子どもはいろんなことにチャレンジできるし、

チャレンジする数が増え、できることも、できた経験も増えるので、自分はやったらできるんだという「有能性」が育ちます。

「難しくて当たり前という考えが学習には大切」

とは、『Learn Better』の著者、アーリック・ボーザーの言葉でありますが、

不安や、わからないことに慣れていくのが学習でもあります。

「不安」との向き合い方は、

自分の人生においても、人を育てる上でも大事な要素なのですよね。

不安を感じていると、子どもにも厳しくなっていくし、良いところに目が行きにくくなります。

そして、管理したり、コントロールしたりしてしまいます。

「この子、大丈夫かな?」

「全然、できていない……」

と感じると保護者さんからご相談を受けることがありますが、

毎日見ていると、できないことや、やらないことに目が向いてしまっていても、

まわりから見ると、できるようになっているなと感じることも多く、

1年前、半年前、数ヶ月前と比べると、

できるようになったことや、やっていることのレベルも上がっていると思うのですよね。

環境をきちんと選ばないと世の中にはネガティブな情報や、怖れを助長する情報が多くなりがちで、

繊細な人や、不安の強い人は、悪い方に目が向きがちだからこそ、

「記録」って、忘れないために、思い出すためにも大事です。


「できてるか、できていないか」

は自分を苦しめますが、

「ちゃんとできているか、できていないか」

は空気を悪くします(笑)


不安になったとき、子どもを管理、コントロールするのが強くなっているなと感じたとき、

「大丈夫、きっと、できるようになる」

と唱えて、

昔やっていたことを見返して、

子どもを信頼する力と見守る余裕を取り戻し、

子どもに安心感と自信を与えていってもらえたらなと思います。