秋休みのお知らせ

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RAKUTO箕面校

サイヤ人と地球人

こんにちは。

新留です。

授業前や休憩時間に子どもたちと話していると、みんないろんなことで悩んでいるのだなというのがわかります。

高学年の女の子たちから

「女の子ってめんどくさい」

といわれ、

「だよね〜」

と女子力高めな会話をする毎日です。

SNSもあって、昔よりも、人間関係の悩みが余計に複雑になっていて、ほんとに大変だなと思います。

悩んでいることがあると集中できないし、視野も狭くなってしまいます。

能力も落ちてしまい、普段できているようなこともできなくなってしまいます。

大人とちがって、頼れるところも少なかったり、何か買ったり食べたり、どこかへ行ったりと、使える選択肢や自分でできることも少なく、なかなかモヤモヤが晴れず、長く続いてしまうこともあります。

なんだか様子がおかしいなと感じたときは話を聞いてみることにしていますが、

こちらが気づけていないときも、こちらが思っているよりも本人的にはつらいこともあるんだろうなと思います。


気になったときは話を聞いたり、

いろんな自分でできる対策法を伝えたりしていますが、

集中できないとき、まず、やってほしいのが、

「寝ること」

「運動をすること」

「栄養をたっぷり摂ること」

の3つ。

ただ、それら3つも自分ではできないときもあるので、

それプラス、

「整理整頓」をし、

物理的なスペースと脳のワークスペースを空けたり、

よくいわれる「紙に書き出す」というのもいい方法ですね。

書いてみることで、吐き出し、状況を客観的に見ることができるようになります。

「不安で頭が真っ白になる」というのも、不安や緊張でワーキングメモリが働かなくなっているということですが、

書くだけで不安や緊張は減らすことができるので、書いてみるのはおすすめです。

そして、

悩んでいるときって、

「なんであんなこと言うんだろう…」

「なんであんなことしちゃったんだろう…」

「なんで勉強ができないんだろう…」

と「なぜ」に目がいってしまっています。

「なぜ」は未来に使うとビジョンを思い出す強力な言葉だったりしますが、

過去に使った場合、根本的な問題に迫っていくのに使えたりもしますが、自分を追い詰める質問にもなってしまうのですよね。

何か目標や困難があったとき、

一部の人は戦闘民族サイヤ人みたいに瀕死から蘇ったとき、強くなるんだ……!!と瀕死を歓迎し、根性で乗り越えられる人もいますが、

そうでない人にとっては、続けられる仕組みや、続けられる環境をつくることの方が大切です。

なかなか相談できずに、

「なんで…」

となっているとき、

書き出してみて、

「なぜ…」を、

「これから何をしたら…?」

とよかったら言い換えてみてください。

次への一歩が見つかるかもしれません^ ^

背中を後押しするちょっとした一言

こんにちは。新留です。

先日の授業でのこと。

国語で読んだ問題文に、

「頑張るという言葉は励ましになるときとならないときがある」

という話が出てきました。

そこで、子どもたちと、

「どんな声かけをされたらうれしい、頑張れる?」

「どんな声かけだとイラッとくる?」

ということを話し合っていたのですが、

まあ、それが出てくる、出てくる……

「イラッとくるもの」がどんどん飛び出し、

職場のお局さんに日々ねちっこい嫌がらせを受けているアラサーOLさんかな?

共働きで自分も忙しく働いているのに家事や育児を手伝わないで口ばかり出してくる旦那を持った奥さんかな?

というぐらい、いろんな愚痴が飛び出しました……

小学生も大変ですね、、、

小学生とはいえ女の子に口喧嘩で勝てる気がしません、、、

ひとしきり、みんなのイラッときたトークを聞いたあと、

「じゃあさ、どんなとき、頑張ろうって思った?」

というと、

「マラソン大会で最後の方疲れたとき、『あともうちょっとだよ! がんばって!』といわれたときはうれしかった」

という声がありました。


以前、同じクラスで、

「ペットボトルの水を5000円でも買う可能性あるよね」

といったとき、

「あるわけないやん〜」

といったので、

「じゃあ、〇〇ちゃんの好きなアイドルの誰々が、〇〇ちゃんの名前をいいながらジュースを渡してくれるとしたら?」

「買う」

と0.2秒で答えた4年生の女の子のように、

何を言うかではなくて、誰が言うかだということもありますし、

ひょっとしたら、そのマラソン大会で声をかけてくれた子が仲のいいお友達だったり、気になる男の子からだったからよりやる気が出たのかもわかりませんが、

その子がかけてくれた言葉は、実は、言葉がけとしても、やる気を出していくのにも効果的だったりします。


人って、ゴールが近くになってきているときに「もう少しだよ」といわれると、背中を押されるものなのです。

逆に、スタートしたてのときは、「どれくらい進んでいるか」がわかると、やる気が出たりします。


達成率が50%に達するまでは「もう」、

達成率が50%を超えたあとは「あと」。


まだ始めたばかりのときは、「できたこと」に意識を向け、

終わりが見えてきたら「残り」に意識を移す。

小さい数字の方に意識を向ける。

それだけで、やる気って変わってきたりします。

子どもにやる気を出してほしいとき、声かけの際に、「もう」と「あと」を使い分ける。

ちょっとしたことですが、子どもたちのやる気に差が出てくることなので、ぜひ、活用していってくださいね。

もちろん、ダイエットなどの際に、

「もう1キロも減ってる!」

「あと2キロで目標体重だ!」

というような使い方にも活用できますのでよろしければ(笑)

吉野家の高級牛丼

こんにちは。新留です。

先日の授業でのこと。

社会で「中国・四国地方」の学習を始めるところだったのですが、勉強する前に、まず、みんなが知っていることをマインドマップを使って書き出してもらいました。

すると……まあ、全然出てこない(笑)

絶対にどこかの県に行ったことのある子もいるだろうし、知っていることもあると思うのに、

最初の段階では1つか2つ、多い子でも10個出ませんでした。

そこで、

「何県がある?」というと、ああ、そうだといくつかの県が出てきました。

「〇〇県っていうと、どんな食べ物が思い浮かぶ?」というと、おばあちゃん住んでるという子が出てきたり、ああ、そうだと食べたことのある食べ物が出てきたりします。

電車の好きな子に、〇〇県にはどうやっていけばいい? 何て電車が走っている? というと、どんどん出てきます。

家族でよく旅行に行く子に、そこにこんなところなかった? というと、あった! といい、そこで何を食べた? どんな動物がいた? というと、名所も、有名な食べ物も出てきます。

知っていることって意外に多いんですよね。

そして、好きなことであればあるほど、どんどん出てきます。

好きなことをきっかけにすると、眠っていた知識や情報がどんどん出てきて、バラバラだった知識や情報がつながっていったりします。

「好き」は長期記憶。

楽しいし、自然と、たくさん覚えられます。


でも、どうも苦手なことをがんばるというのが勉強というのがあるようで、

すごく得意な教科があるのに、

そこを活かさず、苦手なものばかりがんばっていたりします。

たしかに、得意を伸ばしていっても、入試などで合格点を超えるためには、それだけじゃ足りない、ということはあります。

その際は、得意は圧倒的な武器にしつつ、他をどうするかを考えていった方がよかったりするのに、

焦りなどがあると、得意なものは勉強しなくなり、得意が武器でなくなり、結果、合計点が下がったりします。

苦手をなんとかしようとして、得意をなくしてしまうのはもったいないことだなと思います。

自分は何者なのか、

「自己認識」って大事なのですよね。


そして、しっかりと自己認識をできていないと、がんばりすぎるということが起こります。

なぜ、できないのかと思い、できるようになるために、がんばりすぎてしまったりします。

うまくいかず、不安をなんとかしようと、

苦手なことを長時間し、「がんばっていることに酔ってしまう」ということが起こってしまいます。

苦手なことって、がんばっている感を感じられるのですよね。

個人的なことを振り返っても、思い当たることがたくさんありすぎます(笑)

でも、そもそもの軸がズレていると、

あまり楽しくないし、大した成果は望めません。

それよりも、好きなことを活用したり、成果につながることをやった方がいいのですよね。

戦士は回復魔法を覚えようとするよりも力を伸ばしていった方がいいし、

武道家は攻撃呪文を覚えるよりもすばやさを上げていった方がいい。

僧侶はすばやさを追い求めるよりももっと回復呪文を使えるようにした方がいいし、

魔法使いは力を求めるよりも強い攻撃呪文を覚えるよう努力した方がいいのです。

「うまい、やすい、はやい」の吉野家が、

こだわりの逸品。

牛丼1杯1,100円。

研修時間100時間を超えた職人が丹精込めて1杯1杯つくります。

とかやったら、うまくいかないはずなのです。

「強み」って、

他よりうまくできることで、

やっているときに楽しくて、

気づいたらやっているようなこと。

そこを軸に、そこを活かしていけるよう、

みんながそこを信頼できるようにしていきたいなと思うのでした。

「EQ」のダニエル・ゴールマンは、

「社会に出て仕事の成功を収めるにはIQが2割、EQが8割」

といいます。

そして、

「EQ」の中でも「自己認識スキル」はとくに大事で、このスキルが高い人は「83%」もの人が仕事でトップレベルの成功を収めているという話もあります。

勉強って、自分が出るし、自分を知るものでもありますね^ ^

才能は困る

こんにちは。新留です。

数年前、男友達4人でキャンプに行った時のこと。

夜、バーベキューや焚き火をしながら、最近のことや昔のことを話していました。

そこで子ども時代の話になり、一人の友達が、

「めっちゃ忘れ物とか多かったわ〜」

という話をしました。

「どんなん忘れたん?」

というと、いろんな忘れ物話が。

あまり忘れ物などをしないタイプだった(はずの)僕は、

お酒が入っているのもあり、いちいち笑っていました。

すると、

「いちばんやばかったのは、部活の最後の大会忘れたことやわ〜」

という衝撃の一言が。

一瞬、頭の中が、

「はっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

という感じに(笑)

一気に酔いが覚めるくらい、

牛乳を口に含んで笑ってはいけないゲームをしていたら吹き出したくらい、

朝起きたら同級生が部屋にいたくらい(実際にあった)

びっくりしました。

それ、忘れる!?

聞いてみると、試合前にトイレかどこかに行こうとしたときに、ふと、アリジゴクか何かを発見したらしく、

「すげー」

と見入っていると、気付いたら、試合が終わっていたのだそう。

そんなん、ある!?

そのキャンプでは自分の今までの世界には全然なかったような衝撃的な話をいくつか聞いたのですが、

その「アリジゴクで最後の試合終わってた」話は、今でも思い出してにやにやしてしまう話の一つになっています。

さて、

そんな風に、まわりから見ると、

そんなことある!?

ありえないでしょ!?

というようなことって、けっこう才能だったりします。

「どうしてうまく切り替えができないんだろう?」

というのは、集中力があるってことだし、

「何でこんなに人間関係で悩むんだろう?」

というのは、共感力が高いってことでもあります。

「できれば人といるより一人でいたいな。人の多いところは苦手……」

というのは、内向性の高さでもあるし、

「難しく考えちゃって疲れる。もっとラクに生きたいのに」

というのは、論理的思考の強さだったりします。

才能って他とは違うところだったりするので、

変わってるな、ここ困るな、というのは、

あとで振り返ったり、使い方を変えたり、活かし方を学ぶことで才能にできたりするんですよね。

ちなみに、

その「アリジゴク」友達は会社を複数経営する社長だったりしますが、

その彼は、少し前に、発達障害の番組か何かを見たとき、

奥さんや家族に、

「おれ、これかもしれん……」

というと、

「そうやろ、自分では気づいてなかったん?」

と言われたそうです(笑)

才能って、自分では気づいていないことや、困っていることだったりもするんですよね。

でも、

それってまわりによって、環境によって、

おもしろいな〜とも、

困ったな〜ともなったります。

おもしろいな〜と思ってもらえる環境にいること。

それやったらこうしたらいいやんって思ってもらえる環境にいること。

理解してくれたり、尊重してくれたりする環境にいることが大事だったりするのかもしれないですね。

夏季休暇のお知らせ

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喧嘩カップルと昭和マインド

こんにちは。

新留です。

六甲山牧場に行ったときのこと。

北入場口を少し行った先、ヤギ舎の前あたりで若いカップルが喧嘩をしていました。

女の子が、

「私、全然楽しくない! 車の鍵かして!」

と言っています。

天気もよく、家族連れがたくさん。

ヤギもいるし、近くにはかわいいモルモットたちがいるというのに……。

ケンカの理由はわかりませんが、

ふと見てみると、どう見ても、六甲山牧場にくる服装ではない。

男性は黒と白のドレスライクな服、

女性の方はというと、お嬢さまのような格好をして、しかも、靴は厚底でした。

まるで、フォーマルなレストランに行くような装い。

少なくともヤギの前にいる格好ではありません。

男性の方が、

「みんな楽しんでるよ」

とやさしくなだめすかしていましたが、女性はかなり怒っているようでした。(僕はモルモットに夢中でした)

男性の方は、女性を普段行かないような場所に連れていってあげようと思ったのか、

彼女も疲れているだろうし動物でも見たら心が癒されるだろうと考えたのかはわかりませんが、

どうも、男性が狙ったことと女性が受け取ったことが違っているようでした。

自分の思っていた通りにうまくいかないことや、意図したこととやっていることがズレているときってありますよね。

こんな話があります。

海外のマインドフルネスやウェルビーイング、パフォーマンスの最大化についての研究の第一人者である方が、日本企業の管理職向けのセミナーの中で、

「最近、考え方を変えたことはありますか?」

と質問したところ、一人の男性が手を挙げました。

聞いてみると、その男性は趣味でバスケットボールチームのコーチをしていたそうなのですが、チームから子どもたちがどんどんやめていったそう。

「何かおかしい……」

そう思っていたところに奥さまからの一言。

「あなたって最悪のコーチね。怒鳴ってばかりいて……楽しくやらないと、子どもたちがついてくるわけないじゃない!」

その男性の指導はというと、ミスした子を怒鳴り、恐怖を与えてがんばらせるという「昭和の指導方法」でした。

その結果、怒鳴られた子は怖がり、他の子たちもそれを見てバスケットボールを楽しめなくなってしまうという状況になっていたのでした。

「いいチームをつくり、試合で勝つ」という「意図」はよかったのですが、そこに伴っている「行動」がよくなかったのです。

怒鳴っているのはわかっているのだけど、なぜ、自分はそうなるのかがわからない……そんな状況だったそう。

そこで、専門家でもある講師といっしょに心のなかを見ていくと、

「自分が厳しい環境で育てられてきて」

「子どもは厳しく育てるものだ」

「厳しく育てるからこそ成長する」

という自分の「認識」のクセを見つけられたのだそう。

そして、

認識のクセを修正するため、自分のいつもの「行動」の流れを書き出し、

「意図」と「行動」を望む結果に合ったものに変えていったそうなのです。

その結果、

チームの雰囲気はよくなり、成績もアップ。

その男性もフラストレーションから解放されたのだそう。

「意図」と「行動」がズレているときってあります。

うまくいっていないとき、本当は「選択」をし、少ないものに集中してやらなくてはいけないのに、

うまくいかないときほど、不安で行動を増やす方にしていきがちです。

でも、不安で選んだものって、大抵、本来の意図からズレているものだったりしますし、

不安でやっていることってパフォーマンスも良くないのですよね。

パフォーマンスを発揮したい場合、

ポジティブな感情とネガティブな感情の割合は「3:1」以上が良いというのがわかっています。

逆に、ポジティブの割合が「3」を下回ると、「停滞」や「失敗」のサイクルが回りだすそう。

(ちなみに、うまくいく結婚のポジネガ比は「5:1」、うまくいかなくなる夫婦の割合は「1:1」以下なのだそう)

僕もそうですが、「昭和マインド」って、ネガティブ比が高いのですよね(笑)

気合とか根性とか好きだったりします。

でも、子どもたちは「平成」生まれであり、いまは「令和」なのです。

僕らの「認識」自体を、最新の研究結果を踏まえ、「平成」「令和」へと、アップデートしていかないといけないのですよね。

「意図」と「行動」にズレがあるとき、

そもそもの「認識」が昔、自分がされたことに引っ張られたままになっていないか。

昔からそうだとされてきたものからアップデートされず、そのままになっていないか。

定期的にチェックしてみるといいかもしれませんね。

1年生の女の子が描いてくれたカップル。だれ??

リマインダーに追いかけられて…梅雨

先日のこと。

好きな経営者の方が「月に一度、氏神さまや縁のあった神社に感謝を伝えにいく」というのを聞きました。

家族の健康に感謝をするためということでしたが、毎月欠かさず続けていることにすごいなと思いました。

神社って木が多かったり、整然とした雰囲気があり、何だかいいですよね。

神社を参拝するのは好きで、

お気に入りの京都の下鴨神社には初詣や京都に行く機会があったら、そのつど足を伸ばしたり、

東京に行ったときは明治神宮に行ったりと、有名な神社などには参拝したりしていたのですが、

「そういえば、2014年にいまの場所に教室を移したけれど、一度も地元の神社に参拝したことがないな……」

ということに気づきました。

そして、

なんだかそれって、好きなひとや権力のあるひとには積極的に関わったり媚びていくのに、

いちばん近くにいる家族や社員さんには感謝を伝えないみたいな感じだな……イヤなひとすぎる……と思いました(笑)

ということで、

ちょうど話を聞いたその日が月曜日でお休みだったということもあり、教室のある場所の氏神さまを調べ行くことに。

どうやら、「八幡太神社」というところのよう。

しかも、RAKUTOに通ってくれている子も多い小学校の側でした。

そして、もうひとつ、「阿比太神社」というのもわりと近くにあり、保護者さまからもちらほら名前を聞くことがあったので、せっかくだからと、両方参拝してみることに。

行ってみると、小さいけれど、きれいで、とても気持ちのいい場所。

この夏で10年目を迎える遅すぎるタイミングではありますが、無事にご挨拶することができました。

はじめましてですみません、、、という気持ちもありつつ、、、

そして、忘れないように、スマホの「リマインダー」というアプリに毎月やることとして登録しました。

これで大丈夫…なはず。

さて、

このところ、子どもたちの時間割の作成の相談を受けることが増えてきています。

「中学受験をする」

という場合、巷にあふれる、早くやらないと間に合いませんよと煽るような、焦らせるような情報に振り回される必要はありませんが、

目標に向けて「努力することが当たり前」にはしていきたいところです。

その際に大切なことは「意志の力」に頼らないこと。

「今年こそダイエットする」

という決意は残念ながらほとんど不発に終わるように、

「意志」や「やる気」というのは信用しないようがいいです。

それは、脳というのは、

「意志の力がいる」=「めんどくさい」→「やらない」「後回しにしよう」

となるから。

ダイエットを成功させたかったら、パーソナルトレーナーを雇い、毎週水曜日の11時から30分上半身、金曜日の11時から30分下半身など、

「やることが決まっていて」

「いっしょにするひとがいて」

「先に3ヶ月分前払いしてやらなかったらもったいない気がする」

など、

「コミットメント」や「周囲の目」があったりすると成功確率が上がるように、

小学校の「時間割」のように、流れ、ルーティンを決めておくといいですね。

その際、「処理能力」を考慮することもポイントです。

処理能力はぐっすり寝て、たくさん栄養を取ったら充電されますが、起きているとスマートフォンの充電のようにどんどんなくなっていきます。

大事なことは充電されている朝にしたり、

帰ってきたらまず栄養(たんぱく質、ビタミンC、Bなど)を補充したり、

少し目を閉じて見たり、お笑い動画を見てリラックスしたり……

しっかり充電をしてから、やるべきことをやっていってもらえたらと思います。

子どもたちが自分の目標に向けて、

意志力に頼らず、やるべきことをやれるよう、行動力がアップしていくよう練習しているのを見守る日々です。

自分のリマインダーを見たら今日やること「30」など見えて心が折れそうになりましたが。。。

力について勉強中!

仕事の遅い男

今月もこの時期が来ました。

月に一回、保護者さま向けにコラムのようなものを書いているのですが、毎月、なかなか何を書こうかが思いつかず苦悶しております。

ブログはとくに何も考えずに書いていたり、

内容的にも、保護者さま向けに7年間書きためたものの中から、数年前に調べて書いたようなことを思い出したりしながら書いたりしていて気楽なのですが、

どうもコラムとなると力が入ってしまったり、

いま、みんなを見ていて感じることって……

いま、伝えておいた方がいいことって……となったりで、なかなか書けません。

毎月「今月はこれについて書こう」と思いついても、そのあとも本を10冊ぐらい読んだり調べたりして、1、2週間はこれ書こうかな、いや、これは省こう……などと考えています。

「この流れでいこう」って思うとスラスラと1時間くらいで書けるのですが不思議なものです。

そんなわけで、毎月、編集担当のK先生から

「早く書け」

と言われ続けています。

「まだ書けていないんですか?」

「昨日、明日にはできるって言いましたよね?」

「何回言えばいいんですか?」

「はあ〜〜〜〜〜〜」

と言われ、家族にも、

「今月もまたどめ先生が提出しない」

と愚痴られ、

家族内で「仕事の遅い男」認定をされております。

まるでいちばん下っ端のような扱いですね。。。はい。。。

さて、そんな時に、すばらしい記事を見つけました。

なんと、

「先延ばしするのはクリエイティブな能力が高いひとや問題解決能力が高いひとによく見られる習慣」だそう。

すばらしい。

最高。

あのレオナルド・ダヴィンチは「モナ・リザ」を1503年に描き始め、亡くなる直前の1519年に描きあげました。

その間、光の実験や研究をしていたことが、絵の立体感を出すことにつながったのだそう。

そして、

あのキング牧師も、「I have a dream.」の前、スピーチライターやアドバイザーに意見を求めてから数週間内容を決めず、4日前になって取り組み始め、前夜に作り直し。

しかも、あの「夢」に関する内容は、実際の原稿にはまったく記載されていないそうなのです。

直前まで練って煮詰めているから、最後、即興で生み出されたりする。

「先延ばし」は生産性にとっては有害かもしれませんが、創造性にとっては有利なのかもしれません。

ただし、そのためには、目的のための素材をストックし続けることが大事なのだそう。

これをしようと考えて、素材を集めつづけていると、いつかフッとおもしろいアイデアがわいてくる。

「仕事が遅い」ので、

クリエイティブで、問題解決能力が高いのかもしれません。

そして、もし、

「仕事が遅い」と言われたとき、

よかったら、

「いま、クリエイティブなアイデアがフッとわいてくるのを待っているんだ」

と言ってみてくださいね。

僕は言ったところ、

「いいから早く書いてください」

と言われましたが。。。

ではでは。

(オセロ大会と将棋大会以来、教室内では静かなブームが続いています^ ^)

映画館のインスタ女子

こんばんは。

新留です。

緊急事態宣言が出たことにより映画館で映画を見れなくなって久しいですが、コロナで生活習慣が変わる以前は、1週間に1本は映画館で映画をみる生活をしていました。

映画館で映画をみる醍醐味は、2時間などのまとまった時間を目の前の映画だけに没頭できるということ(これって、忙しい今ではすごく贅沢な時間だなと思っています)や、

ポップコーンだったり、ポップコーンだったりしますが、

集中して見たいというのもあり、レイトショーだったりで混む時間帯を避けたり、

少し人気が落ち着いてから見に行ったり、

前に集団で見にきてワチャワチャするようなひとがいると困るので席を考えたりと、いろんな対策をして見にいくようにしていました。

ところが、あるとき、

事前に予約サイトを確認し、空いているなと思って見に行ってみると、直前に映画を見ることを決めたひとが多いのか、思いのほかお客さんが入っていて(と言っても埋まっているのは30〜40%ほどですが)、2つ席を空けた並びに、若い女性が2人並んで座ってきたことがありました。

ギリギリに入ってきたり、来るときも騒がしかったりで嫌だな〜という感じはしていたのですが、予感は的中。

TOHOシネマズだと、上映前に予告編だけでなく、ドラえもんのコロナ対策の案内が出たり、映画泥棒のムービーが流れたりしますが、

NO TALKING

NO KICKING

などのときも、全然スクリーンを見ていなく、横を向いて話しています。そして、声もでかい。

映画中も、好きな俳優さんがいるのか、その俳優さんが出てきたらキャー! と言ったり、その俳優さんのことを調べているのかまではわかりませんが、スマホをつけ、インスタを開いたりしています。

映画館でスマホの光って目立つのですよね。

せっかくの没頭する時間なのに……と、何度も集中が切れてしまいました。

終わった後、映画自体はおもしろかったのに、どこかモヤっとした気持ちを抱えたまま映画館を出たのですが、

なんで映画館で話をするのかな……

そもそもコロナのこともあるし、話をするってどういうこと……

上映前にもあんなに案内が出ているのに……

と考えていて、ふと、思いました。

「あの子たち、まさかだけど、映画館で話をしたらいけないってことを知らない?」

そうでない可能性ももちろんあり、ただのマナーの悪い子たちの可能性もありますが、

予告編のときなども前を見ていないし、それをいけないことなんだよと注意してくれる大人がいなかったりで、そもそも、それがいけないことだとわかっていない可能性もあるなと思ったのです。

ショッピングモールやひとの集まる場所などで、子育てに疲れた感じのあるお母さんたちが、小さい子に、

「こら、ダメでしょ!」

「なんべん言ったらわかるの!」

と怒鳴っているのを見かけることがありますが、

あれって、ダメって言われているし怒られているけれど、

「じゃあ、どうしたらいいのか」がわかっていないこと、伝わっていないことって少なくないのですね。

それと同じような状況なのかもしれないと思いました。

映画館で話をしたり、スマホをいじっている女の子たちも、ひょっとして、そういう、「どうすればいいのかわかっていない」可能性もあるのではないかと思い、ただイライラしていたのが、ちょっと納得する部分がありました。

以前、東洋思想研究家の田口佳史さんが、

「少しでも社会を健全によくして、次の世代に送るのが大人の責任」

「日本の教育には3つあって、1番が家庭教育、2番が地域教育、3番が学校教育。教育の3者をもう1回再興するのが、いま非常に重要」

「正しいという字は“この線で止まれ”ということ。線というものがないと人間はどこで止まっていいかわからない」

とおっしゃっていました。

普段、すばらしい才能と力を持っている子たちと関わらせていただいていますが、

才能だけで正しい努力をしないとせっかくの力も開花しないし、

せっかく力があっても、そこに人間性や人間的な魅力が伴っていないと、応援されないし、人の恨みをかって足をすくわれることもあります。

すばらしい才能を持った子どもたちの成長と教育に関わっているものとして、きちんと「線引き」をしてあげられる存在でないといけないなと改めて思った出来事でした。