快適な環境

こんにちは。

新留です。

ーーーーーーー

RAKUTO箕面校は4/29〜5/5までお休みとなります。

お間違えのないようよろしくお願いいたします。

ーーーーーーー

先日のこと。

長らく調子が悪かったり故障していた空調が新しいものに替わりました。

新しいものがなかなか見つからない、ようやく準備ができたと連絡があったのに取り付け日に業者さんが持ってきたものがちがうもので取り付けられなかったりと、なかなか大変で、

子どもたちも暑かったりで迷惑をかけてしまったのですが、ようやく、気温や湿度など安定した環境で、穏やかな気分で過ごせるようになりました。

教室には学習するのに適温が何度から何度の間、湿度は何%から何%の間と書き留め、チェックするようにしているのですが、

暑いと集中できないですし、

湿気が高いと何だか体も重くなってしまったりで、

環境ってほんとに大事だなと感じます。

そして、学習に適した環境かどうかというのは、心理的な環境についても言えます。

安心、安全な環境か、

ストレスや不安がどれぐらいの環境か、

というのは、

落ち着いて学べるか、粘り強く考えられるか、たくさん試行錯誤できるか、というのに関わってきます。

少しぐらいの不安やストレスはモチベーションになったりもしますが、不安やストレスだらけだと、学ぶのは難しくなってしまいます。

目安は「3:1」。

「ポジティブ3、ネガティブ1」

というのが、力を発揮するのには大切な比率だということがわかっています。

子どものためにも、自分のためにも、「3:1」以上になるように接してあげたいですね^ ^

いい連休になりますように!

(自称)氷の神の画像をどうぞ

睡眠が大事。

こんにちは。

新留です。

ーーーーーーー

RAKUTO箕面校は4/29〜5/5までお休みとなります。

お間違えのないようよろしくお願いいたします。

ーーーーーーー

もう梅雨の到来? という感じで湿度が高く、気温も上がってきたりで少し体が重い日が続きますね。

子どもたちの中にも新年度の疲れが出ている子がいるようです。

体がしんどいと気持ちもネガティブになりやすいですし、不安やストレスがあると、普段できることもできなくなったりしてしまいます。

そして、それでさらにイヤになって……という風に悪循環になることもあるので、この時期は無理せず、ゆっくり体を休めてもらえればと思います。

この時期に連休があるのはいいタイミングだなと思いますので、少し体と心を休めつつ、調子を整えていってくださいね。

ゆっくりするといっても、ただ何もしなければいいということもあまりなく、回復のために栄養と睡眠が大事になってきます。

体をつくるためのタンパク質や、ビタミン系、脳の柔軟性を高めるためのDHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸、

ワーキングメモリの向上に役立つといわれるフラボノイドを含むベリー系やほうれん草などの果物、野菜などを意識的にとったりしつつ、

室温や湿度にも気をつけて(よく寝ているはずなのに疲れがとれないというときはここに原因があったりすることも多いです)、時間的にも9時間〜11時間ぐらいの睡眠を取るようにしたりしてもらえたらと思います。

「心・技・体」ではなく、「体・技・心」というのは、落合博満さんやダルビッシュ有さんの言葉ですが、

まずは体から整えていってくださいね。

先日、近所の焼き鳥屋さんで食べて感動した焼きおにぎりをどうぞ

ダメになってしまいました。。。

こんにちは。

新留です。

ゆったりできるよう教室にYogiboを4つ置いており、買って数年経った今も子どもたち、そして、先生たちに愛用されているのですが、

あまりの快適さに、

「これは危険だ……家に置いてはダメになってしまう……」とお家には置かないようにしていました。

しかし、

引っ越しの際、ソファーを処分してきたのでゆったりリラックスする用のイスがなく、

御堂筋のお店が新しくなったみたいだし、見てみようか〜と見に行ったところ、、、

あっさり買ってしまいました(笑)

そして、

夜に座って気づいたら寝ていたりと、あっさりダメになってしまいました(泣)

さらに、、、

数日後、もう一つ買い足しまでしてしまいました(泣)

学習して、しっかり、たっぷり寝る。

というのが大事だよ〜と子どもたちにはよく伝えていますが、どっぷりと寝てしまっています。。。

脳は寝ている間に寝る前に学習したことを高速で、何回も反復してくれますが、睡眠が反復しそうです。。。

教室用に置いているのはピラミッドという形のものなのですが、お家用に買ったのはミディというもの。

これが寝っ転がるのに最高で、足もとにもう一つ置くと、もはや廃人養成機となってしまっており要注意です。。。

よく眠れないという方にはいいかもしれません。

そして、睡眠は大人にももちろん大事ですが、

睡眠時間が同じなら、子どもの睡眠は大人の睡眠よりも2倍、3倍効果的だというデータもあります。

睡眠時間を削るような勉強はしないよう、お気をつけくださいね。

(そんなこと関係なく、どうやら、報告によると、子どもたちのお家にはYogiboがたくさん置かれているようですが笑)

YogiboのMidi(ミディ)おすすめです。

お家時間にゆとりが足りないという方はどうぞ(取り扱い注意ですが。。。)

廃人になりたい方はこちら。

https://amzn.to/3rRtpjz

語彙力から始まる。

こんにちは。

新留です。

先日、保護者さまから作文についてのご相談を受けました。

それほど多く書く機会もないし、どう書いたらいいのか教えてもらえる機会もなかなかない……

どうしたらいいですかね? という話でした。

春期講習や夏期講習、冬期講習など、季節講習では作文講座があったり、

高学年のクラスでは作文を書く練習をしますが、

なかなかこれだ! と決定的な問題集も今のところ見つからないし、

きちんと体系だって練習したりフィードバックがないと効果も薄い……

文章を書く力は大事だとはわかりつつも、なかなか対策も難しいのが作文なのかな、と思います。

今回の場合、授業の様子などから、改善するためにまずやってほしいとお伝えしたのが語彙力をつけるということだったのですが、

「語彙力」

というのは国語力や読解力だけでなく、考える力のペースとなります。

そして、英語で単語を覚えるように、日本語だから何となくわかるような気がしますが、ごまかさず、意識的に伸ばしていく必要があります。

算数の問題が解けないのも、そもそも、書いてあることを「読み」、「理解できていない」ということが多かったりするのですね。

自分で読んでもわからなかったものが問題文を読んであげたり、質問してあげると「そういうことか!」となっていくのも、

読む方で伝える際のニュアンスを調整してあげているからだったり、補助的な説明をしてあげているからなことが多いのです。

数学者である藤原正彦さんが、

「一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下」

とおっしゃっていたというのも、経験から、国語力がすべての土台だと感じられていたのだろうなと思います。

ですので、国語力の土台となる「語彙力」は0、

「語彙力から始まる」と言ってもいいのかもしれません。

語彙力に関しても段階によりアプローチ方法が変わっていきますが、まずは「量」、

語彙の量、理解できる語彙の数を増やしていくといいですね。

日本語学者である石黒圭さんが名著『語彙力を鍛える』のなかで、

「語彙力=語彙の量×語彙の質」

語彙力は量と質があり、

「理解語彙>使用語彙」

実際に書いたり話したりで使える語彙の前に、理解できる語彙を増やすとおっしゃっています。

高学年では語彙の質にもこだわっていくことが大切ですが、まずは「量」を増やしていってもらえたらと思います。

これから徐々にどう変わっていくのか楽しみです^_^

先日食べたおいしいティラミスの写真をどうぞ

オマール海老の特性

こんにちは。

新留です。

日曜日のこと。

10年以上、これ以上ないくらいお世話になっている方に、お祝いに秘密のお店(変なお店ではないです)に連れていっていただきました。

連れていっていただいたのは住所など非公開、紹介された人だけが行けるというお店(変なお店ではないです)。

教えていただいた住所を調べても、ちがうお店が表示され、

現地集合だったため少し前に到着するよう行ったのですが、実際に行っても、

「えっ、ここ…??」

というようなところでした。

ビルの名前を確かめるとやはりそこでしたが、お世辞にもきれいとは言えないビル。

地下1階ということで(あやしいお店ではありません)、おそらくこの階段を降りていくというのはわかるのだけれど、扉があり、番号を入力しないとカギが開かないようになっており、下をのぞくこともできません。

待ち合わせ時間になり、いざ。

教えていただいたパスワードを入力し、入ってみると、そこは別のお客さんと顔を合わせないような設計、インテリアも凝った別空間が広がっていました。

そして、その意外性のなか出された料理もおいしいものばかり。

「うわっ、すごっ!」

「おおっ、おいしい!」

と、小学2年生ぐらいの語彙力になってしまいました。。。

外観からの期待を大きく裏切られる(笑)オシャレさ、おいしさで、会話の楽しさもあり、3時間があっという間。

すごく素敵な時間を過ごさせていただきました。

さて、今回の場合、外観からの期待値は低く、結果は高く、だったわけですが、

この「期待」というのは良いものにも、悪いものにもなり得ます。

パートナーに期待してしまうというのもあるし、

子どもに期待してしまうというのもあります。

自分自身に対する期待というのもあります。

いろんな形、いろんな相手に対しての期待というものがあります。

そして、それらはたいてい裏切られます(笑)


期待している分、ガッカリ度合いが強く、イヤになってしまうこともあります。

高く期待するのは心理学的にいいということはわかっていても、できないときに責めない方がいいとわかっていても、それは理想論で、なかなかうまくいかないことも多いのですよね。

距離が近いほど、悲しみや怒りを、より強く感じてしまうこともあります。


でも、

他人に対しても、自分に対しても、期待通りにできないと嫌いになるのは、

オマール海老に対して(めちゃくちゃおいしいオマール海老が出ました)、

なんで、全部食べれないんだよ!! とキレて、

全部食べれないオマール(お前)なんで嫌いだ!! というみたいなもので、

いや、おいしいところ(良いところ)いっぱいあるやん……

そこが良いところでもあるやん……

そこまで言わないでいいやん……

という感じですし、オマール海老の特性でもあるので、期待するだけムチャなのですよね。

ちょっと期待しつつも、

どんなことがあっても動じない。

そんな感じでいると、期待以上になっているかもしれないですね。

オマール海老を食べながら、そんなことを思っていました。

嘘です。

おいしい以外、何も思っていませんでした。

おいしいオマール海老(の画像)をどうぞ

グズつく季節

こんにちは。

新留です。

新年度への切り替えや春期講習、引っ越しなどもあり、バタバタな日々でしたが、ようやく落ち着いてきました。

新しい土地に引っ越し4週間ほど経ち、

住んでいる人や目に入る建築物、自然環境、

徒歩圏内のカフェやお店など、すばらしい環境に毎日じんわりと感動しつつ、

大量の本が入った十箱以上の段ボールは見ないようにしている日々です。。。

昨日などから入学、新学期の子たちも多いですが、

毎年、ゴールデンウィーク明けくらいまでは、

体力的にもまだ追いついていなく、

精神的にも新しい環境への無意識に感じているストレスなどでしんどかったりで、

(見ないようにしているけれど帰宅時に横目にちらりと入る段ボールはストレスです、、、)

見ていて、なかなか上手くいかないな、なんだかモチベーション低いな、グズっているなと感じることもあるかと思います。

そういうものですし、少しずつ慣れていきますので、長い目で見てあげてくださいね。

鼻もグズついている人も多いかと思いますし(僕は気のせいですが)、グズつくのも「ふつう」ということで^ ^

新しい年度で気持ちを切り替えてがんばりたいという方も多いかと思いますが、今はのんびり過ごす季節ということで、ムリをされないようにしてくださいね。

ではでは、また。

桜も満開です^ ^

腰が痛くなりました。

こんにちは。

新留です。

ーーーーーーーー

新しいクラス、カリキュラムが2月からスタートします。

満席のクラスも出ているため、興味のある方はお早めにお申し込みくださいね。

体験授業のお申し込みはこちらから。

https://www.rakuto-minoh.com/contact/

ーーーーーーーー

私立中学の受験は先週の土曜、日曜が試験日、

その翌日、日曜、月曜が合格発表でした。

試験前日の夜、当日の試験後などに、保護者さまから子どもたちの様子がどうなのかのご連絡などをいただき、

土曜日の夜は、僕も、普段は全くそんなことはないのですが眠りも浅く、気持ちも落ち着かないまま日曜の朝を迎えました。

最初のご報告は思ってもみなかった時間に。

大きなチャレンジをした子の大金星の連絡でした。

ほんとに献身的に子どもを支えていらっしゃったお母さまと電話口で見事な合格に大泣きし、泣きすぎてヘロヘロになり、なぜか腰まで痛くなる始末。

安定の国語で8割以上を取ってリードし、算数も悪くない点数、理科は予想が的中し本番で過去最高の記録を出し、なんと、結果だけ見れば、余裕の合格でした。

その後も、予定通りに完全合格をした子、

直前に火がつき、見事に最後上げていった子など、

うれしい報告が続いたのですが、残念ながら、全員が第一志望に合格とはいきませんでした。

毎年、全員が合格できるように、とは思いますが、悔しい思いをすることもあります。

残念ながら受験で第一志望に行けなかった子も、

いい経験だった、やってよかったと言ってくれたり、

卒業後に連絡をくれて、遊びにも来てくれたりで、

あのとき、合格はできなかったけれど、今すごくがんばっているという子や、その経験をバネに大きく成長している子、楽しく過ごしている子などを聞きますが、

それでも、あの時、合格させてあげたかったなというのはずっと残っていて、同じことを繰り返したくないというのが、翌年への原動力になったりします。

保護者さまのなかでも、いろんな気持ちの方がいらっしゃると思いますが、

今週も国立や公立の中高一貫校の受験もあります。

最後まで、油断せず、諦めず、やっていきたいですね。

記述問題はおもしろい

こんにちは。

新留です。

ーーーーーーーー

新しいクラス、カリキュラムが2月からスタートします。

満席のクラスも出ているため、興味のある方はお早めにお申し込みくださいね。

体験授業のお申し込みはこちらから。

https://www.rakuto-minoh.com/contact/

ーーーーーーーー

先日のこと。

5年生の女の子が、読解問題の答え合わせの際、

「なんか最近記述問題できるようになってきた〜」

と言ってくれました。

6年生の卒業時、

中学受験をしてもしなくても、どんな中学入試の問題でも読んで理解し、問題も8割は取れる読解力をつけて卒業してほしいと思いやっていますが、

書いたものを見てみると、文句のつけようのない答案でした。

今まで「算数の方がいい」と言いながらも(笑)

しっかりと語彙などの基礎や、

ごまかさずに読む習慣(これがなかなか大変で、何となく知っている言葉から勝手に解釈しこんな感じ、と読んでいる子が多いです)を積み重ねてきた結果、着実に力がついているのを感じ、うれしく思いました。

読解力を伸ばしたいと思ったとき、

脳を鍛える、

理解し、考えるための土台である語彙力をつける、

全体の流れをつかめるようにする、

一文一文を正確に読めるようにする、

段落を意識して読むようにする、

語彙同士を関連付けていく……など、

いろんな要素、段階がありますが、

きちんとどこで詰まっているのかを見つけ、練習すれば伸びるものなのですよね。

ここから、論説文などでさらにいろんなことを知って、自分で読んで世界がひらけていくおもしろさを感じていってもらいたいなと思っています。

高学年になると、クラスにより、今回はどの文章、どこの入試問題を読もうかなと探すのがひそかな楽しみになっていますが、

(今年の秋頃から、灘中など難関校の、読みやすいし、読めてる感じがするけど設問が絶妙なところをついてくる問題を出し「おもしろいよね〜」と言うと、子どもたちからは「問題の突くところが微妙でいやらしい!」と言われたりしましたが笑)

みんなが読むおもしろさを知っていってくれるのが楽しみです。

逆に、国語ができない、読解力がない、という子を見たとき、

大体は、語彙力や、一文一文を正確に読む段階でつまずいているのに解く勉強をしてしまっていることが多いので、こういう本などで、まずは語彙を増やしていくのはおすすめです。よかったら、やってみてくださいね。

昭和の常識

こんにちは。

新留です。

私立中学の入試まで1週間、公立の中高一貫校の入試までも2週間を切りましたね。

受験を控えた保護者さまは気が気でないと思います。

いい体調で臨むことができ、実力を発揮できるよう願っています。

先週の土曜日のこと。

受験生向けに、冬期講習の復習会と、残り1週間、2週間をどうやって過ごしていったらいいのか、という話をしました。

スポーツだとリカバリーなどと言いますが、

勉強においても、ここまでしっかりがんばって来た子たちはなかなか疲れも、ストレスもたまっています。

最後、後悔のないよう、いい受験だったと言えるようになればいいなと思い、前日の夜に「体・技・心」、それぞれについてスライドを作成していたのですが、

改めて、話したことを振り返ってみると、僕ら昭和の時代に言われていたようなことは現代では非常識、むしろ、害だということが多いなと思います。

脳や心のことがおざなりにされて、気合や根性でやっていた昭和の常識は令和の非常識だというのを痛感します。

もちろん、努力は大事。

でも、スポーツの世界やビジネスの世界ではかなり研究や実践が進んでいますが、学習の世界では、

What、何をやるかばかりが注目されて、

Why、なぜ、そういうやり方をするのか、人の体や心はどうなっていているのか、

How、そういう風にできているのなら、どうしたらいいのか、

ということは、まだまだあまり重要視されていないなと感じています。

毎週、オンライン書店だけでなく本屋さんにも足を運びチェックしていると、脳科学や行動経済学、心理学、栄養学など、おもしろい本がどんどん翻訳、出版されていますが、

「昭和の常識は令和の非常識」と心に留めて、

僕らも常に自分の常識が非常識になっていないのか、考え方や教え方をアップデートしていかないといけないなと思ったのでした。

2月から新しいクラス、メンバー、スケジュールがスタートし、

今年もステップクラスのやり方がリニューアルしていくので今から楽しみです。

良い環境、悪い環境。

こんにちは。

新留です。

昨日のこと。

去年は1月3日に奈良県の春日大社に初詣に行っていたのですが、今年は1日遅れ、1月4日に春日大社に初詣に行ってきました。

3が日を過ぎたからか人も少なく、さくさくと本殿まで向かうことができ、参拝。

お参りをして去年に引き続き、おみくじを引いてみたところ……

なんと、「凶」……!!

今年初めてのおみくじで出鼻をくじかれ、去年からのおみくじ5連続「大吉」記録も途絶えてしまいました(笑)

焦らず、コツコツやっていくんだよというメッセージを受け取った初詣でした。

さて、

神社に行くと気持ちがいいなと感じることが多いのですが、なぜかなと思ったとき、それらは毎日きちんと掃除がされ、ムダなものなどもほとんど置かれておらず、置かれているものもきれいに整理されているからというのもあるのかなと思いました。

初詣のような人の多い時期はあまり感じられませんが、人の少ない時期や、早朝などだと、とくに整っていて、そう感じるのですが、

おもしろいのは、学習環境ということでいうと、必ずしも、「ムダがない」というのがいいというわけではないというところです。

心理学者のクレイグ・ナイトとアレクサンダー・ハスラムが2010年に行ったこんな研究があります。

被験者を「ムダなものを置かないようにしたオフィス」と「少し絵や観葉植物などを置いたオフィス」に分け、課題をこなしてもらいました。

すると、少し飾り付けをしたオフィスのグループの方が生産性が15%ほど高かったのです。

流れ作業のようなものをするにはムダなものがない環境はいいのかもしれませんが、クリエイティブなことをするには少し遊び心や豊かさを感じるようなものがあった方がいいのですね。

そして、もう一つ。

3つ目の「被験者自身に絵や植物を飾らせて自分の好みの環境にしてもらうグループ」をつくってみたところ、パッと見では環境にそんなに違いがないのにも関わらず、そのグループが生産性がいちばん高く、

「ムダなものがないグループ」より約30%ほど、

「少し遊び心や豊かさを感じる環境グループ」よりも15%ほど高かったそうなのです。

これは「自分で選べた」、「自律性」といわれる要因が大きいといわれています。

人って、自分で選ぶとやる気が出るものなのですよね。

受験生などでも、そうなる時期、火がつく時期はいつであれ、ほんとに自分の目標になったとき、こちらが感心するくらいがんばっているのも「自律性」が働いているからなのですよね。

「効率性」や「ムダがないこと」、「早くやること」、「急ぐこと」が重要視されることが多いですが、

ひょっとしたら「豊かさ」や「遊び心」、「自律性」というものの方が、長い目で見たとき大事なのかもしれませんね。

近鉄奈良駅前の商店街で食べた「若草カレー」。写真よ。。。