素材が大切

こんにちは。

新留です。

若い頃、お世話になっているメンターに、お祝いとして、お寿司に連れて行ってもらいました。

もちろん、普段、自分が行くような「回るお店」や、「立って食べるお店」ではありません。

「カウンターの」

「メニュー表はなく、おまかせのみ」

という、初めてだと、きっと財布の中身を心配し、ドキドキしてしまうようなお店です。

「こんな仕事終わりで、荷物がやたら大きな人間が来ていいのだろうか……?」

「何なら、シャワーとか浴びて、きれいめな服を着て来たかった……」

品のあるお店に、オーラのあるメンターとモサっとした自分。

かなりの恥ずかしさを感じながらも、とても楽しみに、カウンターに座り、お寿司を待っていました。

大将は、銀座の名店出身という本格派の「江戸前」をにぎる職人。

所作の一つひとつが美しく、

その動きの繊細さとなめらかさ、出来上がるお寿司の美しさにうっとりしてしまいました。

そして、見た目の美しさだけではなく、にぎる一品一品が、本当においしい!!!

大人になり、お寿司のおいしさがわかるようになり、お店にも食べに行くことはありましたが、いままで食べていたのは何だったんだ!? というくらいのおいしさに、

「うわっ……」

「なんだ、これは……」

「う、うますぎる……」

という偏差値3くらいの言葉しか発していませんでした。

大将は目の前で、品のあるお寿司を、あまり品のない会話をしながら、

一品一品、本当に手間暇をかけ、

こだわりの塩や醤油など、どうやって食べるのがおすすめなのかを含め、ていねいに教えてくれます。

間には、

「昨日、行きつけの(たぶん、夜の)お店でおいしいエビマヨの作り方教えてもらったんですよ〜」

なんて言いながら、昨日、習ったばかりのエビマヨを出してくれたりし、

また、これが今まで食べたどのエビマヨよりもおいしいという……衝撃……。

おいしさだけでなく、出す順番や演出にも意図やストーリーが感じられ、その芸術性にも感動しっぱなしでした。

大将に、思わず、

「今まで食べたお寿司というか、人生で食べたもののなかで、いちばんおいしいかもしれないです」

とまで言ってしまいました。

お寿司というと、シャリの上に、魚介類などが乗っているというシンプルな料理ですが、

「何でこんなにおいしいんですかね?」

と聞いてみると、ネタの良さはもちろんのこと、

それを活かす食べ方や出し方、見せ方など、ものすごくこだわりや技術があるそうなのです。

できるだけ「変なこと」をせず、

いい素材の「本来持っている良さ」を損なわないよう、活かすよう、徹底的に考え、工夫されていたのですね。

すばらしいお店との出会いによって、お寿司って、

「最高の素材を、最大限に活かして握ること」

が大事なのだなと思ったのでした。

これって、子どもたちの教育でも同じだなと思います。

「子どもたちの本来持っている才能や適性」、「好き」や「得意」を活かすこと。

合っていない方法でやるのではなく、

本来、自分が自然にできるようなこと、自然にやっているようなことを活かして学んだ方が、圧倒的に早く、そして、何より、楽しく学べます。

あんまり楽しそうじゃない時、

やっているのになかなか伸びないという時。

お寿司にソースをかけるような、「本来持っている素材の良さ」を全然活かせていない状態になっているのかもしれません。

やることは、課題の量を増やすことや難しい課題をやること、

取り組む時間を増やすことや習い事を増やすことではなく、

このお寿司やさんのように、

「持っている良さや才能を見つけてあげること」

「持っている良さや才能を損なわないようにすること」

「持っている良さや才能を最も活かせる形を見つけてあげること」

だったりします。

学校で評価されるのは、おもに「言語的知能」や「論理的知能」と呼ばれるものですが、子どもの才能は、それとはちょっとちがう方にあるのかもしれないのです。

「本を読むのが好き?」

「なんで?といっぱい質問してくる?」

「絵を描くのが好き?」

「気づいたら体を動かしてる?」

「一回聴いた音楽を、すぐに再現することができたり、よく歌ってる?」

「いつも、まわりにお友達がたくさんいる?」

「図鑑や電車の時刻表が好き?」

「1人で黙々と何かをやるのが好き?」

大切なのは、その子の良さや才能は何なのか?

他の子と比べて、「どれくらい賢いのか」ではなく、

その子は「どんな風に賢いのか」?

ひょっとしたら、ものすごくいいものが、ただ活かせていないだけかもしれません。

以前、デンマークまで現地の教育の見学に行っていた知り合いが、現地でこんなことを聞かれたそうです。

「自分の好きなことは何なの?」

「自分に向いていることは何だと思う?」

「自分が社会にいちばん貢献できることは何だろう?」

誰かとの比較ではなく、「自分」は何を持っているのか。

「子どもの好きなことは何だろう?」

「この子に向いていることは何なのだろう?」

「この子は将来、社会でどんな風に活躍するのだろう??」

そんな風に見つめていきたいですね^^

P.S.

そのお寿司やさんですが、その時、メンターから「今度は自分で大事な人を連れてきてあげるんだよ」と言われ、後に、奥さんを連れていき、大将に、「以前、今度は自分で来ますと言って、ようやく来れました」と言ったところ、完全に忘れられていました。。。ええ。。。

面構えが違う

こんにちは。

新留です。

タイトルでピンと来た方は進撃の巨人好きですね(笑)

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冬期講習のご案内を来週より一般公開いたします。

ご興味のある方はもう少々お待ちくださいませ!

新年度(2月から)のスケジュールにご興味のある方は、

ご連絡くださいね。

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昨日のこと。

知り合いの方から、

「ブログしばらく書いてないよね〜」

ということを言われました。

調べてみると、2ヶ月以上書いていない……!!

保護者さま向けに週に1度くらいメルマガを書いたり、各クラス向けのメールを送ったり、毎月、コラムを書いたりしているので、毎日、書いてはいたのですが、

ブログは放置しておりました……。

教えていただき感謝です。

ということで、少し前のこと。

授業後、子どもたちを下まで送っていこうとしていると、

4年生の女の子が、

「あ〜、◯◯さんだ〜!」

と言っていました。

毎月、RAKUTO生向けにお渡ししている冊子のなかに知っている子が載っていたそうで、

どうやら、他の習い事で一緒のようなのですが、RAKUTOに通っていることは知らなかったようなのです。

(吹田や豊中、池田、川西、遠くは高槻の方など、箕面以外の子も多いのですが、実は子どもたち同じ学校や同じクラス、幼稚園が一緒などということがけっこうあります笑)

すごく元気で、授業中もいっぱい発言してくれている子なのですが、他の習い事では静からしく、びっくりしていました。

そんな風に、見せている部分、自分を出している度合いが場所によって違っていることって大人でもありますよね。

ー「フィアレスな組織」は従業員にとってよりよい場であるだけでなく、イノベーションと成長と高いパフォーマンスが確実に起きる場であるー

これは、ハーバード・ビジネススクール教授であり、組織学習の専門家であるエイミー・C・エドモンドソンの言葉ですが、

「心理的安全性」というのが、職場などでの生産性や精神的な健康度などにも大きな影響を与えるというのはもう常識になっていますが、

もちろん、子どもの成長にとっても大きな影響を与えるのですよね。

安心で、安全な環境だから、自分を出せるし、学べることも多くなります。

通ってくれている子にとって、そういう場であるのかなとうれしく思いました。

駅伝、サッカー、野球など、スポーツの世界でも、昔の「気合いと根性」のような学校から、のびのびとやっているチーム、学校の方が成績を出していっているように、

実際は、苦しみの先に幸せがあるわけではそんなになく、

心理学の世界ではわかっているように、幸せだからうまくいくし、もっと幸せになっていくのですよね。

楽しんで、うまくいく。

そういう世界が広がっていけばいいなと思います^^

ではでは。

いい1日になりますように。

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冬期講習のご案内を来週より一般公開いたします。

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今年のSKOがすごかった話

こんにちは。

新留です。

日曜日のこと。

卒業生の所属するSKO(スーパーキッズ・オーケストラ)の演奏会に行ってきました。

佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ2023

https://hpac-orc.jp/sko/

人気なのもあるのか、今年は午前、午後の2回公演。

当日は2000人×2公演で4000人近くの人が集まっていたようで、すごい熱気でした。

僕や家族にとっても夏の恒例行事のようになっており、毎回、元気をもらっているのですが、

今年は、コロナによる練習の制限なども少なくなったからか、みんなの団結力の高さか、

去年以上に、熱量の高さ、技術の高さを感じ、終わった後、「いや〜めっちゃよかった〜」と自然と声に出ていました。

会場の一体感も高く、改めて、音楽のすごさ、すばらしさを感じました。

そして、卒業生の子も、

今年は2000人のお客さんの前で、3人だけで演奏をするというすごいことを堂々とやり遂げていて、本当に尊敬しました……。

同窓会で会ったときなどは、昔と変わらず、しょうもないことを言ったり、しているのに(全然変わっていないなと感じます笑)、

ここぞというときの集中力やパフォーマンスのすごさ。

子どもたちの成長って、ほんとにこちらが予想できないくらいですね^^

さて、SKOでは曲目の間に、オーケストラのメンバーや佐渡裕さんが話をするのですが、その話を聞いていると、

普段は海外にいて公演のためだけに帰ってきたり、

卒業後、芸大に進んだり、海外に留学したり、コンクールで賞をとったりと、本当に才能豊かな子たちが集まる場所であり、才能を育む場所でもあるのだなと感じます。

そして、先生と環境って大事だなというのをいつも感じます。

SKOの子たちが話しているのを聞いていると、

「他のみんなのおかげ」という謙虚な言葉や「感謝」、「何回も諦めなかった」というような言葉がよく出てくるのですが、

佐渡さんといると元気が出る、時には厳しい言葉もあるけれども、そこには愛情がある。

助けてくれたり、高めあう仲間がいて、いろんなことができるようになっていく。

きっと、そういう環境の中で、みんなは幸福感を感じているし、能力的にも、人間的にも成長もしていくんだなと感じました。

そして、佐渡裕さんがいつもみんなにいう言葉に、

「才能と努力と運は足し算、これに感謝力というかけ算があれば奇跡が起こる」(たしか、こんな感じです)

という言葉があるそうなのですが、

この「感謝」というのも、幸福感を高める方法の一つだったりします。

何度も何度もオーディションに落ちて数年越しにやっとSKOに入れた子もいるし、

何度も何度もオーディションに挑戦し、ソロやアンサンブルに選ばれた子もいる。

そういうなかで「謙虚さ」や「粘り強さ」、「やり抜く力」も育まれていきます。

そんな才能を育んでいく場所になるため、

いちばん大事なのは、「ポジティブな感情」。

普段からかけている言葉への意識というのが大切になってきます。

人って「無意識に受ける刺激」にコントロールされていて、

例えば、全然知らない人が通りがかりに「無理だよ」「失敗する」ということを耳にするだけでも自制心が弱まったりすることがわかっているのですね。

SKOのすばらしい子たちや演奏を見て、

RAKUTOに通ってくれている子たちがこれからもたくさんの奇跡を起こしていけるよう、やっていきたいなと思いました。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

そして、ぜひ、機会があれば、SKO見に行ってみてくださいね。

ほんとにみんな小学生、中学生、高校生!?と、びっくりします(笑)

https://hpac-orc.jp/sko/

ではでは、また。

自己信頼の育て方

こんにちは。

新留です。

子どもたちから学校始まるのイヤだ〜という声をたくさん聞いた今週でした^^

夏期講習の残った課題や、やったものは見るよ〜と言っていると、これ見て!と持ってきてくれた子もいたり、

朝から夜まで受けていた子からは「2時間なんて余裕……」というドヤ顔も見られました(笑)

低学年の子たちでも朝から夜までの子は6時間、7時間、

受験生の子だと、それプラス、残って勉強している子もいて、よくがんばっているなと頭が下がりました。

といっても、休憩時間はみんなで目一杯遊んでいたのですが……体力にも感心です^^

よくがんばったなというのは感じたところですが、がんばっていた子たちもいい顔をしていたのが印象的でした。

きっと、がんばった自分に充実感や手応えなどを感じていたというのもあるのでしょうね。

そうやって、自分のなかの手応えを感じていくことって大事です。

幸せそうに見えて不幸な人もいれば、

不幸そうに見えて幸せな人もいるように、

大事なのは「どう見られるか?」ではなく、「自分がどう感じるのか」なのですよね。

「やった」、「やりきった」と自分で感じられるのは大きな力となります。

「自己効力感」

自分はやればできるようになるという感覚や体感、経験からできる感覚は、自分への信頼を育て、物事を達成していく際に必要な「やり抜く力」や「自制心」につながっていきます。

今までに自分ができるようになったという経験や、

自分はやればできるようになるという感覚、自己信頼がなければ、

ビギナーズ・ラック的などんどん成長していく時期の後、なかなか結果が出ないような時期に、

「まだ、できるようになっていないだけ」と思い、

目標のためにブレずに努力し続けることや、目標のために何かを抑えるということができないのですよね。

コロンビア大学心理学教授だったウォルター・ミシェルさんは、

「幼いころに成功体験や自己効力感を自覚する体験をした人は、その後、根気強く目標を追求し、成功に対する楽観的な見通しを育み、成長の過程で避けられない挫折や失敗や誘惑に対する意欲や能力が高まる」

と言います。

子どもたちが、この夏の体験や経験、学びを通じて、学ぶことを楽しいと思えるようになったら、そして、自分はできるようになるんだ、と感じられるようになったらいいなと思います^^

すごくいい作品ができました!

「続けられる」ってすごいこと

こんにちは。

新留です。

今年もようやく夏期講習が終わりました^^

子どもたちからは連日、課題が送られてきておりますが、

(まだの子はがんばって!)

先生たちは少し一息という感じです。

毎年、力も持久力も伸びていっている子どもたちに感心しつつ、

こちらは年々、体力的に鍛えていかなくては……と感じます(苦笑)

さて、今年はいつも以上に朝から夜まで受講している子が多かったのですが、

普段クラスで見ていなくて、春、夏、冬の季節講習のときに直接見る機会のある子たちを観察していると、数ヶ月前との成長に驚かされます。

子どもの成長ってほんとに早いですし、コツコツと続けていくというのは大事ですね。

同級生を見ていても、「続ける力」ってほんとに大事だなというのを感じます。

同級生のひとりに美容師をやっている友人がいて、YouTubeをやっているので時々チェックしているのですが、すごいなといつも刺激をもらっています。

その友人は、小学生の時からパワフルだったのですが、高校卒業後、美容師になり、26才で東京の大手美容室1200人などの中で1位に。

ジャパンカップという大会のカットコンテストでも1位になったり、

サマーソニックでもカットをしていたり、

独立後は大阪で3店舗?を経営、今度は名古屋にも新しく出店するようだったりと、今でもパワフルなのですが、

「YouTube大変!」と言いながらも続け、今ではチャンネル登録者数が6万人を超えています。

「6万人」って、箕面市の男性の人口数と同じか、それ以上ですから、すごい人数です。

「続ける力」の偉大さを感じます。

子どもたちでも、この夏、いい感じになってきたと感じていても、

果たしてこのまま継続できるのか、

いや、ちょっとすでにあやしくなってきているぞ…!?

と、続けるのがちょっと苦手だという子も多いかと思いますので、

今回は、「続けるコツ」について3つほど書いてみたいと思います。

よかったら、参考にしていただければと思います。

①いつ、何をするかを決める

中学受験をする高学年の子どもたちにはいつもやってもらうことなのですが、「いつ、何をするか」を決めることは大事です。

学校の「時間割」のように、

「この時間に、この問題集をやる」というのを決めてしまうといいですね。

ポイントは「意志力に頼らない」です。

意志力というのは、普通に生活しているだけで減っていき、考えることはそもそも「しんどい」ことです。

「何をやろうかな」と考えるだけでエネルギーを使い、行動するためのエネルギーが減り、やることへのハードルが上がりますので、

あらかじめ時間をブロックし、そのときにやることを決めてしまいましょう。

②ちょっとでもやる

「やる気がでたら」に期待していたら日が暮れます。

体力も、気力も減っていき、さらにやる気は出しにくくなります。

できる、できないは気にせず、その時間になったら、体を動かし、「ちょっとやってみる」というのが大事です。

やってみて、体温が上がると、せっかくやり始めたし、もうちょっとやってみようかな、ここまではやろうかなとなっていきます。

最初の一歩がいちばんエネルギーを使いますし、やり始めるまでが大変ですので、

その一歩のハードルを低くし、「まずはやってみる」ようにしてみてくださいね。

③自分を責めない

3つ目は、「自分を責めないこと」です。

自分がやりたいと思ったこと、やろうと思ったことでも、体調や気分がすぐれなかったり、環境に左右されてうまく進まないこともあります。

ちょっと変わってきている気はするのに、成長はしているはずなのに、結果が出るまでに「タイムラグ」があるということは日常茶飯事です。

(そういう時って、もどかしいし、へこみますよね)

せっかく、自分のなかにやる気や目的が芽生えたのに、少しサボってしまったからといって、それを自分で責めて、枯らしていってしまうのはかわいそうなことだなと思います。

やってもなかなか芽が出てこないときもありますが、

人にやさしくするように、自分にもやさしくしてあげて、タイムラグを責めたり、恥じたりすることなく、続けていってもらいたいなと思います。

今回は「続けるコツ」について3つほど書いてみました。

僕自身も「続ける力」がないなと、ずっと課題を感じていて、研究や試行錯誤していた人間なので(今でもです笑)

よかったら、参考にしてみてくださいね^^

差し入れにもらったお菓子。かわいいです^^

才能のかけ算

こんにちは。

新留です。 

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【夏期講習残席】

8/8(火),9(水)     算数残1、理科残2、社会残1

8/16(水)    理科残席あり、作文満席

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夏休みに入り、夏期講習の時期になりました。

中学受験をする予定の5,6年生は、がんばりどきですね。

まだまだ目標が決まっていない子も、しっかり決まっている子もいますが、

本当にやってよかったなと感じられる受験になるようにいっしょにしていきたいなと思います。

夏期講習前には夏の面談がありましたが、

何人かの保護者さまからご相談を受けたのが、

「うちの子、ほんとにやっても続かなくて……どうすれば続けられるようになりますか?」

ということ。

「GRIT」(やり抜く力)研究の第一人者、アンジェラ・ダックワースは、

「才能×努力=スキル」

「スキル×努力=達成」

という方程式を示していましたが、

どんなに才能があっても努力の継続がなければスキルや能力、実力は身につかず、何かを達成することはできません。自信も身につきません。

「努力できること」、「努力を続けられること」というのは、「才能のかけ算」につながる大きな力なのですね。

かくいう僕自身も、サボり癖にはかなりの自信があり、苦労もしましたが(笑)

大人になって(遅いですが)いろんな研究や実践をし、続けられるようになったのが、大きかったなと思います。

「続ける力」を伸ばすにはいろんなコツがありますが、

今回は2つご紹介いたしますね。

①「目的」を考えること

「なぜ」はやる気につながります。

子どもが何かをやりたい、大人が何かをやってほしい、と思うことはスタートですが、

「なぜ」は続けていくためにも大事です。

やる気が落ちてきているときは、「なぜ」という原点、それをしようと思ったのかを思い出しましょう。

その際、

「自分はなぜ、それをしたいのか」

「それをすると何ができるようになるのか、どんな力がつくのか」

「それができるようになったら、まわりはどんな風になるのか」

という3つの視点で振り返ってみると、

「自分の大きな目的」に視点を持っていくことができ、おすすめです。

 

②「手段」を決める

続ける際、「自分ができるようになっていっている」という感覚は大事です。

やってもやってもできるようにならないものを続けるのは苦痛でしかありません。

そのためにも、「やり方」はきちんとできている人、心理的なことや、科学的なことをわかっている人に聞き、その通りにやっていくのが大事ですね。

モテる方法をモテていない人に聞いてはいけないし、

勉強のやり方を近所のおばちゃんに聞いてはいけないのです。

子育てや教育の世界では、

この経験則で語る「近所のおばちゃん」や、昔はな〜と「語りたがりのおじいちゃん」、

たまたま子どもが頑張りやさんで従順だったからうまくいったものなどが蔓延しています。

不安になるといろんな情報を入れたくなるものですが、

不安になる情報をシャットダウンする、いっしょにいて不安な気持ちになる人とは関わらないというのは大事なことだったります。

「自分の感覚に合う人」や「この人いいなという人」で、

感覚や経験則ではなく、きちんと科学的根拠を持って教えてくれる人に「やり方」を聞いてみてくださいね。

まだまだ語り違いところですが、おじいちゃんにはまだなりたくないので、今日はこの辺で。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

体調に気をつけ、いい夏にしていってくださいね^^

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【夏期講習残席】

8/8(火),9(水)     算数残1、理科残2、社会残1

8/16(水)    理科残席あり、作文満席

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夏に何をするのか?

こんにちは。

新留です。

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A日程 理科、算数満席、作文残席2

B日程 算数、理科残席2、社会残席1

C日程 理科残席あり、作文満席です。

中学受験を予定している方は、今回、算数、理科を受けてみてくださいね。

(いただいたご感想より)

・読み方が身についたのか、すごい変わりました(5年生国語)

・実際に作ったことがあるからか、図形はすぐにわかるみたいです(算数)

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いよいよ夏休みが始まりましたね。

駆け込みでの夏期講習のお申し込みも多く、

なかなか賑やかな夏になりそうで今から楽しみです。

夏休みに入り、時間の余裕ができたからか、子どもたちからいい笑顔が見られていています。

自分自身を振り返ってみると、夏休みって退屈だ〜と思っていたことが多いような気がしますが、

いまの子たちって忙しかったりしますよね。

受験生になると、なかなかそうは言ってもいられなくなったりしますが(RAKUTOの子たちは受験生でもまだまだ余裕がありそうですが笑)、

まとまったお休みでも、生活リズムを崩さず、たっぷり寝て、

暑さに気をつけ外で遊んだり、旅行に行ったり、勉強したりしながら、充実した夏にしていてくださいね。

RAKUTOに通う保護者さまにはそれぞれの夏の過ごし方の話などをお伝えしていますが、

「この夏、何をしたらいいかな?」

という場合、読書の夏などはいかがでしょうか?

読書をしても、直接、読解力がつくわけではなかったりしますが、

言葉を知ったり、

物語にどっぷり浸かって、いろんな感情を味わったり、想像したり。

それって、すごく豊かな体験です。

そして、読書というのは、直接的ではなくても、読解力や共感力、コミュニケーション力などにもつながっていきます。

語彙力のある人というのは、語彙をたくさん、くわしく、正確に知っている人ですが、そういう人って「物知り」なのですよね。

その上、そういう人は自分の詳しい分野について、マインドマップの幹と枝のように、何が上位にあり、下位にはどんなものがあるのか、というつながりができています。

サッカー好きな人は、

Jリーグやプレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエAなど、各国にどんなリーグがあり、チームがあり、どんな選手がいて、どんな監督がいて、ということを知っています。

そして、そのサッカーへの興味をきっかけに、その国の地理や歴史に興味を持ったり、

ある選手を好きになって、雑誌を読んで、自伝を読んで、

ロール・モデルができたり、目標達成について知ったり、トレーニングや栄養摂取の大事さを知ったりするかもしれません。

「好奇心がない」と言われる子がいますが、

好奇心がないのではなく、そもそもの知識がない、少ない、ということも多いのですよね。

いろんなものにふれること、少しでもひっかかりが出たものをきっかけに広げていくことで好奇心がいっぱいになったり、探究心が出てきたりします。

趣味は長期記憶でもあり、残ります。

いろんな本を読んで、1つ語れる分野をつくったりできるようになるといいですね

そして、

「語彙力」がないと読めない、理解できないというのは当たり前ですが、それだけでなく、「語彙力」というのは感情のコントロールなどにも繋がってきます。

いろんな本を読んで、いろんな言葉を知って、いろんなことに興味を持つ。

教育者の齋藤孝さんが『語彙力こそが教養である』の中で、

「より多くの語彙を身につけることは手持ちの絵の具が増えるようなもの」

「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」

と書かれていましたが、

子どもたちがそんな見える世界が変わる夏になることを祈っています^^

牛若丸の絵!すばらしいです^^
「はだかの王さま」の絵。かわいくて癒されます。
ひどい落書き…!!笑

「こうしたい」と現実のズレ

こんばんは。

新留です。

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A日程 理科満席、算数、作文残席わずか、

B日程 算数、社会残席わずか、

C日程 作文 残席わずかです

いい夏にしましょう^^

(いただいたご感想より)

・去年、受けてすごく為になったから今年も受けたいって言っています(作文)

・行ってよかった。学校で面積と体積ができるようになったと言ってました(算数)

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突然ですが、蕎麦が好きです。

時間がある時はお昼ご飯に蕎麦を食べたい人なのですが、

個人的に、以前から、お蕎麦屋さんで気になっていることがあります。

「なぜ、あたたかいお茶を出すのだろう?」

真冬ならまだしも、あたたかくなっても、最初にあたたかいお茶を出されることが多いのですよね。

年齢層的にあたたかいお茶の方が好まれる年代の方が多いからそうしているのか分かりませんが、

あたたかいお茶を飲みたいという気持ちが5年に1度くらいしかわかない民としては、

いつも冷たいお茶かお水にしてほしいな……と感じています。

こういう風になかなか自分の思っている通りにいかないことや、

お店側が「意図したこと」と相手が「受けとっていること」にズレがある時ってありますよね。

RAKUTO箕面校はただいま絶賛夏の面談中なのですが、

保護者さまと、そういう親が感じていることと、子供が受け取っていることの「ズレ」の話をすることも多いです。

そして、そのズレが原因で、家族仲が良くなくなったり、子どもの笑顔が減ったり、パフォーマンスが落ちたりすることもあるのですよね。

こんな話があります。

海外のマインドフルネスやウェルビーイング、パフォーマンスの最大化についての研究の第一人者である方が、日本企業の管理職向けのセミナーの中で、

「最近、考え方を変えたことはありますか?」

と質問したところ、一人の男性が手を挙げました。

聞いてみると、

その男性は趣味でバスケットボールチームのコーチをしていたそうなのですが、

ある時、チームから子どもたちがどんどんやめていったそう。

「何かおかしい……」

そう思っていたところに奥さまから痛い言葉がありました。

「あなたって最悪のコーチね。怒鳴ってばかりいて……楽しくやらないと、子どもたちがついてくるわけないじゃない!」

その男性の指導はというと、

ミスした子を怒鳴り、恐怖を与えてがんばらせるという「昭和の指導方法」でした。

その結果、怒鳴られた子は怖がり、他の子たちも、それを見てバスケットボールを楽しめなくなってしまうという状況になっていたのでした。

「いいチームをつくり、試合で勝つ」という「意図」はよかったのですが、そこに伴っている「行動」がよくなかったのですね。

怒鳴っているのはわかっているのだけど、

なぜ、自分はそうなるのかがわからない……そんな状況だったそう。

そこで、専門家でもある講師といっしょに心のなかを見ていくと、

「自分が厳しい環境で育てられてきて」

「子どもは厳しく育てるものだ」

「厳しく育てるからこそ成長する」

という自分の「認識」のクセを見つけられたのだそう。

そして、そこから、

認識のクセを修正するため、自分のいつもの「行動」の流れを書き出し、

「意図」と「行動」を望む結果に合ったものに変えていったそうなのです。

その結果、どうなったか。

チームの雰囲気はよくなり、成績もアップ。

その男性もフラストレーションから解放されたのだそう。

この男性のように、

こうしたいという「意図」と実際にやっている「行動」がズレているときってあります。

勉強でも、

うまくいっていないときというのは、大抵、本当は「選択」をし、少ないものに「集中」してやらなくてはいけないのに、

うまくいかないときほど、不安で行動を増やす方にしていったりします。

でも、不安で選んだものって、大抵、本来の意図からズレているものだったりしますし、

不安でやっていることってパフォーマンスも良くないのですよね。

パフォーマンスを発揮したい場合、

ポジティブな感情とネガティブな感情の割合は「3:1」以上が良いというのがわかっています。

ポジティブの割合が「3」を下回ると、「停滞」や「失敗」のサイクルが回りだすということがわかっているのですよね。

きっと、

「お家での割合ってどれぐらいだと思いますか?」

と聞かれたと想像すると、

「うむ……!?」

と微妙な空気になったりする方もいらっしゃるでしょう(笑)

僕もそうですが、「昭和」の世代って、ネガティブ比が高いのですよね(笑)

ジャンプ世代などもあるのか、気合とか根性とかが好きだったりします。

でも、子どもたちは「平成」生まれであったり、下手をすると、「令和」生まれなのですよね。

そして、

30年、40年前というのは心理学も、脳科学も全然研究が進んでいなかったり、

下手をすると、そんなことを考えたことすらなかったような時代だったりします。

今やられている学習法なども、その時代からほとんど変わっていなかったりします。

なので、

僕らの「認識」自体を、最新の研究結果を踏まえ、「平成」「令和」へと、アップデートしていかないといけないのですよね。

なんだか上手くいかないなというとき、

「意図」と「行動」にズレがあるとき。

そもそもの「認識」が昔、自分がされたことに引っ張られたままになっていないか。

昔から、そういうものだとされてきたものからアップデートされず、そのままになっていないか。

定期的にチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

もうすぐ夏休みですが、

いい夏になりますように^^

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A日程 理科満席、算数、作文残席わずか、

B日程 算数、社会残席わずか、

C日程 作文 残席わずかです

いい夏にしましょう^^

(いただいたご感想より)

・去年、受けてすごく為になったから今年も受けたいって言っています(作文)

・行ってよかった。学校で面積と体積ができるようになったと言ってました(算数)

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物理的な環境をチェックする

こんばんは。

新留です。

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A日程理科、算数、作文、B日程算数残席わずかです!

今回は算数、理科、作文、ジオラマ地理の4教科で開催いたします。

たくさんの学びのある夏にしましょう^^

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高学年になると自分のスマホを持っている子も増えてきます。

LINEができたり、ゲームができたり、漫画が読めたり、調べられたり、絵を描いたりも。

電車などに乗っていると、9割ぐらいの方がスマホを見ていたりすることを見ていても、

いろんなことができる分、使い方が本当に難しいなと思います。

(ふと、ポケベルというものがあったのを思い出しました…あれは何だったのでしょうか…)

大人でも、あれだけスマホに時間と集中力を奪われているのに、

子どもだと、さらに付き合い方が難しくなります。

子どもの学ぶ力を高めるためにも環境要因というものはとても大きいのですよね。

大人のように「カフェで集中してしよう」ということも一人ではできませんし、

「ちょっと集中力切れてきたな〜息抜きに図書館にでも行こうか〜」というのもなかなか難しかったりします。

大人の方で学びに適した環境を用意してあげる必要があったりします。

今の時期、気温や湿度なども大事ですが、

(勉強する際は冷房はつけていきましょう)

他に気をつけたいのは「音環境」と「視界のノイズ」、

そして、「スマホなどの電子機器」です。

楽しそうな音のする環境や、視界に気になるものが多い環境では、子どものただでさえ少ない注意力がより散漫になります。

高学年になるとスマホを持っている子も多くなり、それは今の時代的にしょうがない部分もありますが、

スマホなどの電子機器は「近くにある」というだけで集中力が削がれます。マナーモードにしておいてもです。

鳴ってもいないのに、振動してもいないのに、ふと、スマホを手に取ってしまうことってありますよね。

勉強をするときは、必ず「見えない」「さわれない」場所に置くようにしてくださいね。

そして、「道具」というのも大事です。

野球をやっている子には、

忘れ物をした際、

プロの選手が他の選手のバットとかグローブ使うと思う? という話をしたりしますが、

自分にとって使いやすいものを、同じ道具を使う、ということも大事だったりします。

環境面からのアプローチは地味ですが、効きます。

子どもの集中力などが気になった時、

「時間や集中力を奪っているものはないかな?」と、

「環境面からアプローチするところはないかな?」と、

よかったら、チェックしてみてくださいね^^

学びの環境。

こんにちは。

新留です。

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いよいよ夏期講習のご案内が始まりました!

今回は算数、理科、作文、ジオラマ地理の4教科で開催いたします。

たくさんの学びのある夏にしましょう^^

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先日のこと。

教室で「漢字検定」を実施したのですが、

終わった後、

子どもたちに、

「どうだった〜?」

と聞いていたところ、

ある子から、

「違った級を勉強してた!!!」

という衝撃の一言が飛び出しました(笑)

「やってしまったな〜」

と言っていましたが、

落ち込むこともなく、

「次も受けよう!!」

とやる気になっていました。

それを見て、

「あ〜すごくお家の環境がいいんだな〜」とほんわかしました。

子どもたちを見ていると、

失敗することを極端に嫌がる子がいます。

急いで消したり、

書き換えたり(バレバレなのですが笑)、

そもそも、自信がないときは書かなかったり。

でも、失敗ってするものなのですよね。

やってしまったときに笑い飛ばす。笑い飛ばせる環境。

これって、学ぶのにすごく大切な要素だったります。

失敗を恐れたり、失敗を隠そうとするのはその環境の心理的な安全性が低いことを示すサインです。

失敗というのは成長につきもので、

失敗することで次にうまくいかせるためのデータが得られます。

フィードバックやアドバイスが得られます。

考えた跡を残さない。

ごまかす。

書かない。

というのでは、次につなげるチャンスを逃してしまうことになるのですよね。

笑える環境。

笑い飛ばせる環境を作れるかどうかって、

子どもたちが学ぶ安心・安全な環境を作るために必須だと思っています。

そのためには大人がどんどん自分の失敗を笑いに変えていって、

子どもに「失敗してもいいんだ」と許可を出せるようにしてあげられるといいですよね。

僕などは雑談のとき失敗談だらけですね……

ええ……

今までにした失敗や、

それが今ではいい経験やいい思い出になっていること、

自分も今でも失敗しているし、

それがあって成長しているんだよということを伝えてあげらえたらなと思います。

「完璧でない」と認めることの謙虚さが場の心理的安全性をつくり、

子どもの自主性と笑顔の多い環境を引き出す。

もちろん、避けられる失敗は歓迎できませんし、

それをよくがんばったねと褒めてあげる必要もないのですが、

失敗って悪いものじゃないんだ、

失敗しながらやっていけばいいんだと感じられて、

笑顔の多い環境をつくってあげられたらいいなと思います^^

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たくさんの学びのある夏にしましょう^^

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