自由にできるスキマをつくる。

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高校生、中学生、小学生と、順番にいろんな年代の子たちと関わってきて気づいたことがあります。

いまの小学生は「忙しい」ということです。

毎日、塾やお稽古があるというのは普通。1日に習い事が2つということもあります。大人で言うと、終業まで働いたあと、勉強会やお稽古に通っている状態でしょうか。

こどもが大好きなことをしているのであればいいのですが、ムリしてがんばっていることばかりなのであれば、それは創造性を育むことにはマイナスに働いている可能性があります。

時間に追われていると、創造性を発揮する余裕が持てません。創造性を発揮するには、感情的に安心できる空間や、時間的、空間的な自由が必要だからです。

大人だと、
「ちょっと心がざわざわしているから、ゆっくりお茶でも飲みに行こう」
「気分をリフレッシュしたいな。海でも見に行こう」
ということもできますが、こどもは大人の協力がないとできないこともたくさんです。

学校では時間割、帰ったら塾、次は…と、時間に追われ、考える時間や感じる時間がないと、次第に、自分が何が大好きなのか、何がしたいのかもわからなくなってしまいます。

また、こどもはすぐに集中するわけではなく、大抵は、少し時間がたってからノッテきます。

時間が決まっていると、ノッテきて、「さあ、これから」というときに次の時間、止めということになったりしますが、そのノッテきた状態、フローを妨害されると、意識的に悪いことをしたり、それが続くと、大人になり自主性が乏しい、決断力や忍耐力が弱い、自信がない、というような状態になるという可能性もあります。

こどもたちを見ていると、来てすぐ遊んだり、絵を描いたり、のんびり寝っころがったり、「先生聞いて~」とお話をしてきたり、置いてあるパズルや折り紙で遊んだり、と様々。

忙しいなかから気分をリフレッシュする、そのちょっとしたスキマ。最初の解放の時間を大切にしています。

そこでリフレッシュしてできた余裕が、そのあとの創造性の発揮や集中力につながります。今日は、最初はのんびりムードだった1年生の男の子が後半に変化。

マインドマップを自分のペースで黙々とかきすすめ、延長しても全部をかき終えたいと、残ってやり終えました。お母さんが外にお迎えに来ていても、他の子が休憩に入っていても、気になっていない様子。

最後は「ふ~」とやり終え、作品をつくりあげたアーティストのように終了。

元気に「またね~!!」と手を振り、帰っていきました。

しっかり忙しいなかでも、自分のペースを保っています。

帰り、ちがう保護者さまとお話ししていると、1年生の女の子が「メリハリ―!」と叫んでいましたが、ほんとにそうだよね~とうなずいてしまいました。

いっぱい学んで、いっぱい考えて、いっぱい遊んで。

これからも、自分のなかにある大好きや才能を大切に、のびのびと育んでいってもらいたいなと思います。

写真は1年生の男の子のマインドマップ。5年生で習う『天気』についてかわいくまとめました♪

 

学びを助け合える友達を持つ。

以前、尊敬する方から「仕事はチームでやればいいんだよ」という考え方を聞いたとき、目からうろこが落ちました。

たしかに、仕事もプライベートも充実した方たちを観察してみると、自分の得意なことを活かし、協力して、最高のものをつくりあげています。

そこで疑問がわきました。

「あれ?でも、こどもの世界で求められているのは、協力ではなく競争。ひとりでいい点を取ることだな。ぜんぜん違う」

たのしそうに学び、どんどん伸びる子は、競争するより協力した方がいいことを体感で知っています。

授業で大事にしている、みんなで協力して考える、アイデアを出し合う、解く、というプロセス。

算数の問題などをやっていると、最初は「よし、勝った!」「負けた…」という子もいますが、慣れてくると、不思議と、自分のペースでどんどんやる子や、「どうやったの?教えて!」という教え合いが発生。協力する、高め合うという意識が芽生えてきます。

教える、説明するということは、一つ上の抽象度が必要とされる行為なので、教える方は考える力が鍛えられ、教えられる方も理解しようとし、考える力が鍛えられています。

今日も、こどもたちは難しい問題に協力して考えることに挑戦。「こうじゃない?」「なんで?」など教え合い。

また、マインドマップをかいているときにも、

「先生、そこの枝、逆の方がわかりやすいと思う~」
「ここのところ、字じゃなくて、絵にしてもいい~?」

など、たくさんのアイデアが。

もちろん、OK!

「どうやったらわかりやすいか?」
「どうやったら伝わりやすいか?」
「どうやったら見た目がきれいか?」

ステップの授業は、毎回がミニPDCA(Plan,Do,Check,Action)をグルグルと回しているよう。
マインドマップという思考ツールを使って、考える力のトレーニングをしています。

そして、その協力を通して、ちがうものも。

高学年の男の子や女の子だと、照れくささなどもあるものだと思いますが、いっしょに学ぶうちに、「○○くん」、「△△ちゃん」と名前で呼び合うようになりました(*^ ^*)

時々、照れてちがう呼び名に戻っているときもありますが(それがまたかわいい)すごく素敵な光景。

今日の最後にも、今週からスタートした宮沢賢治さんの文章を読んだことのある子と知らない子の間で、

「最後教えてあげようか~?」「いや!言わないで!」
「じゃあ、ちょっとだけ教えようか~?」「いや!…でも、ちょっとだけ…」

と、言いたい男の子、知りたい女の子の駆け引きが。たのしそう♪

これからも、協力を大事に学びを深め、それぞれの輝きを増していきますように☆

写真は、5年生のSちゃんの『太陽』に関するマインドマップ。自分で考えて、絵をたくさん取り入れるなど、工夫がいっぱいです(*^ v ^*)

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みんなできるようになりたいと思っている。

先週より今週、今週より来週、こどもたちは毎回、成長しています。

寒さの厳しかった今日も、こどもたちは風邪をひいたり、風邪気味だったにもかかわらず、みんな元気に授業へ。学校は休んだけど、塾は来たという子も(笑)

算数でやってきてね~と言っていた調べ学習(今回は身の回りにある「かさ」の単位を見つけてくる)もいっぱいやって来て、誇らしげに発表してくれました☆

しかし、授業中には、楽しい時間や集中している時間だけじゃなく、イライラしたり、集中できない時間も。
せっかく楽しくいっていたのに~なんてことも起こります。楽しい時間や集中した時間だけを願ったりもしますが、なかなか現実はそうはいきません。

でも、あとで振り返ると、こんな発見があったな、こどもたちのこんな成長が見られたなという風に感じます。

今日は「○○のせいで集中できない!」ということで、途中からこどもたちが口論に。
トラブルは成長する絶好のチャンスだと思っているので、まずはそれぞれが意見やどうしたいのかを言い合うのを見守り、出てきたアイデア通り、席替えなどを実行。やってみての感想などを話し合いました。

「どうしたいのか、どんな自分たちになりたいのか」

それを見つけ、トライ&エラーで学んでいってくれています。

「何かを学ぶためには体験する以外によい方法はない」とは、アインシュタインの言葉ですが、聞いて、言われて直すのではなく、自分たちで体験し、考え、学んでいってくれています。

「百聞は一見にしかず、百見は一体験に如かず」

僕の大好きな言葉ですが、こどもたちが、全部をたのしみ、たくさんの学びと思い出を得ていってくれるといいなと思います。

最後、教室に残った2人は、
「ほな、4日後!」
「それじゃあ、土曜日に遊びに行くね~」

と言ってそれぞれ帰宅。

※注、2人は同じことを言っています。(別々に帰ったので、おたがい、相手がそんなことを言っていることは知らず)

「散々、口論していたのにかわいいな~どれだけ仲良いねん!」と思わず心のなかでつっこんだ火曜日でした。

表面的なイライラした部分や、感情を感じないようにしていた部分から、情熱へと火がついてきたこどもたち。これからがたのしみです。

写真は、たくさんのドラマがあった11月ですが、それを乗り越え、「歴代ナンバー2!」と3年生のYくんが自画自賛した足利義政のマインドマップ。すごい☆

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学ぶことは愉しい。考えることはさらに愉しい。

どんどん伸びていくなと感じる子の特徴は、勉強をたのしむ天才だということです。
算数でも、理科でも、国語でも、社会でも、どんな教科でも、たのしんでいます。
難しいとかできないとか含め、たのしんでいます。

難しいのははじめてやったから、できないのはまだできないだけと考えているので、何度でも挑戦し、最終的にはできるようになります。
みんな得意なものはちがうし、他の子ができていて自分はできていないとしても、それは自分が他の子に比べて劣っているのとはちがうということをわかっているので、人と比べて落ち込むこともありません。

RAKUTOに来てくれて1年になる女の子。元々、勉強はキライじゃなかったけれど、いまではほんとに勉強が好きなんだなと感じ、ぐんぐん伸びている子の一人。いつも笑顔で登場し、どの教科もたのしんでいます。遊ぶときは遊び、食べるときは食べ、そして、帰るときは投げキッス(笑)

算数は、3年生くらいでも難しいと感じるような考える問題をやっていますが、お家に帰って、お母さんといっしょにもう1回やってみたり、ノートに書き写したりしているそう。それだけじゃなく、テキストを学校にも持っていっていたそう。

学ぶおもしろさに目覚めたら、あとはどんどん自分でアンテナを広げ、学んでいってくれるので、積み重なりで、知らないうちに大きく変わってくんですね。

今日も、日本の湾についての勉強をしているとき、歌詞に出てきたものを当てっこクイズ。

「宮城ケーンには?」
「せんだいワーン!」
「しずおかケーンには?」
「するがワーン!」

とノリノリで叫んでいました(*^ ^*)

終わったあとは、お友達といっしょに走り回り、また来週ねー!と言いながら、アメちゃんを手に、元気に帰っていきました。

「学ぶことは愉しい。考えることはさらに愉しい」

とは、「キリンさんが好きです。でも、ゾウさんの方がもっと好きです」のパクリではなく、

フィールズ賞を受賞された、広中平祐さんの言葉。

学ぶこと、考えることが大好きなこどもたちが増えますように!

写真は国語のマインドマップ。「これも撮って~」とHちゃんお気に入りの1枚。魚の子どもが凍っている水面に頭をぶつけて痛いと言っております(笑)

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カレーパンの中身は、愛でした。

「カバンを持ってグルグル回るとすごくまわるー!」

と、クラスのマドンナの声。

「ほんとだー!」「おおーっ!」

ワクワクの連鎖。そして、そこから起きた一大ムーヴメント。

一種の宗教的光景にも見える、「全員がカバンを持ちグルグル回る教室」という奇妙な絵図からはじまった、RAKUTO箕面校の木曜日。

今日は、芥川龍之介さんの読解で燃えました。

知識記憶はすぐに忘れる。大事なのは、経験記憶!と出てきた表現を体感。

「さぁ、歯を食いしばってー!どんな気分?」
「さぁ、いかめしくにらんでー!どんなとき?」
「さぁ、思案にくれてー!どんな状態?」
「さぁ、あいそつかしてー!」

など、実際にやってもらいながら、感じてもらいながら学習。

見事、芥川龍之介さんの『杜子春』を、細かく読み取りながら、最後まで読み切ることができました。

芥川龍之介さんのおかげで、こどもたちは、
美しい日本語というものに親しむことができ、物語を読むおもしろさに触れ、
日本語への興味、言葉力、言葉のつながり、答えには明確な理由があるということへの理解、質問に対する答え方への意識が上がったなと感じます。

国語は、言葉。
人を理解し、気持ちや考えを伝えあうためにも大切なもの。

僕自身、国語が大好きなのもあり、こどもたちが国語や言葉に興味を持ってくれたりして、すごくうれしいです(*^ ^*)

みんな、想いを伝え合い、友達、家族、まわりの人と、より深いつながりがたくさんできますように!

帰りには、なんと、保護者さまから「よかったらどうぞ!」と差し入れが。

箕面小野原で大人気のパン屋さん、サニーサイドの人気ですぐなくなるカレーパンではありませんか…お、おいしすぎる…。

インド人も首を振ってターバンをとり、手を合わせるぐらいのおいしさ。

サニーサイドのカレーパンの中身は、愛でした。

空腹が満たされただけでなく、心も満たされた、あったかい1日になりました。

感謝の気持ちを胸に、さらなる精進を目指します。

 

写真はこどもたちが「愛」という漢字をだれがいちばん上手に書けるか競争している様子。

愛愛愛愛愛愛…ホワイトボードに書かれた愛の山。

なんだ、これは…と思いましたが、決して宗教ではございません…(´・_・`)

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レッテル、貼ってる?

レッテル、はってる?

火曜日は男だらけのホップ授業。

算数の時間、トランプ13枚が出てくる難問。

「これは2年生の子とかがアタマだけで考えるのは難しいよな~実際につくってみたらわかりやすいと思うけど…さて、こどもたちどうするかな?」

と問題文を読み、観察しようとすると、すぐに、目の前にあった紙をトランプに見立てての切り分けスタート!

「はやっ!!(゚ロ゚屮)屮」

想像を超える早さにびっくり。

それならと、

「いいね~!じゃあ、せっかくやから、いままでやったわり算とか分数のことを思い出して、同じ大きさのものをつくれるか挑戦してみ~」

というと、3年生の男の子は、ものさしで大きさをはかり、

「縦は3等分でしょー、えっと、横は13だから…」と、丁寧にオリジナルトランプを作成。

そして、実際に、モノを使いながら、動かしながら、問題に取り組み始めました!

最近やっているのは、「もう私はムリ」とお母さんが言ってしまうような一筋縄ではいかない問題ばかりですが、クリエイティブに取り組んでいます。

「ないならば、つくってしまえ、RAKUTOっ子」

ではないですが、たのもしい(*^.^*)

そして、男の子ばかり、毎週ドラマがあるのが火曜日(サスペンスではありませんが)。今日もたくさんの気づきが。

こどもたちから話を聞き、話し合い、関わっていく中で、「自分はこどもたちにレッテルを貼っていないかな?」と考える機会をもらいました。

レッテルを貼ると、こどもはその通りになってしまいます。

たとえば、「この子は悪い子なんだ」と思っていると、いつか悪さをするんじゃないかという目で見ているので、良いところは見逃します。
そして、ちょっとでも悪いところが目に付いたときは「ほらね!」としたり顔。こどもは言語化できるかできないかは別にして、無意識に、信頼されていないことを感じます。

これでは、やる気も出ない。

それに、「この子はきっといつか悪いことをするから…」そんな風に疑いの目で見られていたら、マジメにしたり、良いことをするのがバカらしくなります。

「悪い子」と見えるのは、自分のことを見てほしい、かまってほしい、という訴えかもしれない。何かおかしいよ!というのを教えてくれているのかもしれません。

至らないように見えるのは、才能の裏返しかもしれない。
ひょっとしたら、こちらが色メガネをかけて見ているということを教えてくれているのかもしれない、そんなことを改めて気づかされました。

「落ち着きがない」というのは、好奇心が旺盛ということの裏返しだし、たのしんでいこうよ!ということを教えてくれているのかもしれない。

「考えない」というのは、感じることを大事にしているのかもしれないし、考える機会をこちらが奪っているのかもしれない。

「ちょっかいをかけてくる、悪口を言ってくる」というのは、仲良くしたい!という愛情表現の裏返しかもしれないし、あなたにはすごい魅力があるんだよというのを教えてくれているのかもしれない。

本当に相手が感じてる気持ちは何なのか?色メガネをかけて相手を見ていないか、ネガティブなレッテルを貼っていないか?

こどもたちに気づかされ、改めて、クリアな目でこどもたちのことを見られるよう、気持ちを、心を整えようと思いました。

まわりは鏡。

こどもたちはほんとにピュアで、たくさんのことを教えてくれます。感謝ばかり。

授業後、最近のことを振り返り、週末、友達が話し出したとき、

「きっと、オチがないんだろうな…」とレッテルを貼り、クリアな心で聞いていなかったことを思い出しました。

反省…まだまだです。
いつもこどもたちの光を見てあげられるよう、精進いたします。

写真は算数の時間、実際にトランプをつくり考え中の様子。すごいです!

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人生がカラフルでありますように

カラフルに進化中。

温泉が気持ちいい季節になりましたね。
週末は神戸にあるジェームス山温泉という、謎の名前をした素敵な温泉で、とろけたにいどめです。

月曜はステップクラス。

遠くから電車を乗り継ぎ来てくれている女の子、制服姿のまま「寒い~!」と言いながら登場。

ただいまマインドマップにハマり中なのに、「手が冷たくて描けない!!」と怒っていました(笑)

マインドマップは好きだったのだけど、このところ大きく進化中。

絵を描くのがたのしくて、たのしくて、しょうがないよう。

変わったな~と感じたのは数週間前。

セントラルイメージが思い浮かばない…ということだったので、ブレインストーミングをして、たくさんのアイデア出し。インプットの量を増やし、その中から自分のピン!と来たものをチョイス。

「自分がいいな~と感じるイラストとか絵を探して、いっぱいマネして描いてみ~」

と、イラスト帳やネットでのお気に入りの絵や写真探しからスタート。

丁寧にマネして描いてみると、いままでの自分の絵とはぜんぜんちがうものが…

そこで、火がつきました。

自分の絵が変わった驚き、描けるものが増えていくうれしさ、自分の大好きなモノを描けるたのしさ。

学校でも、絵を描いたり、ノートがカラフルになったりで、「カラフルすぎます。もうちょっと内容に力を入れてください」と先生に注意されたそう(笑)

でも、友達には「絵うまいね!」とほめられるようになったと喜んでいました(#^ ^#)

今日は、授業が終わったあと、イラスト帳を見ながら、気に入った絵を写す。

こどもたちの中には、「先生、こんなに大きく絵を描いてもいいの?」「大きな紙に描いた方がいい?それとも、小さな紙にまとめた方がいい?」と気にする子もいますが、「まずは、好きなように描いてみ~」とアドバイス。

そこで制限なく、思いきり描いたことがきっかけで、フタをしていた情動がパカッと開いたりする瞬間も見られたりするんですね。

そして、情動いっぱいで描いていると他にも効果が。

それだけのエネルギーを込めて描いているから、国語なら絵を見ただけで、あらすじが全部言えたり、書いたことがスラスラと出てきたりと記憶の面でも効果があるのです。

マインドマップの描き方のひとつは、魅力的なイメージを描くこと。そして、記憶の原則は「繰り返すこと」。

お気に入りのオリジナルな作品を描くから、自然と何回も見直し、結果的に覚えちゃう、ということが起こります。

ペンだけじゃ足りない!と色えんぴつも持ってきてくれました♪

「いいわ~」と自画自賛、エネルギがあふれています。

これから、ますます表現力がアップしていくんだろうな(*^ ^*)

進化したマインドマップと同じく、人生がカラフルなものでありますように☆

写真は、時間が迫り、急いで描いたものを激写。これから登場人物の気持ちを読み込んでいきます。どうブランチが伸びていくのかたのしみです!

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しなやかマインドセットが決める

アンテナ、拡大中?

今日は午前中はホップ、午後はステップ授業の振替でした。

「先生、見てみて~!!」とニコニコしながら入ってきた女の子。

「ジャジャーン!」と大事そうに、うれしそうにあるモノを披露。

それは…電子辞書。

先日、誕生日だったKちゃん。プレゼントに、勉強のコンテンツが盛り沢山(教えてもらったところ、参考書なども入ったすごいスグレモノ!)の電子辞書をもらったそう。

気になることをいっぱい調べたからか、すっかり使いこなしているだけでなく、自分で調べたものを書き留めたノートまで見せてくれました(*^ ^*)

やってみたらおもしろかったことや、ムリだろうと思ってやってみたらできたりハマっちゃったことってあったりしますが、Kちゃんの場合は、理科が大好きに。

すごく繊細でやさしい子ですが、ノートを見ると、血液のことや病気のこととかを調べていたり…将来はお医者さんや看護師さん!?

以前、ホップの授業にて、歌で勉強した「植物」や「星」などについても、自分で調べて深めていっていました。

そして、理科と言えば、小学1年生のHちゃんも。

授業後、保護者さまとお話していると、Hちゃんは、最近、若田宇宙飛行士の影響もあったのか、宇宙に興味津々なんだそう。

「なんだか、娘と話していると、いっぱい知っているので、RAKUTOの授業で宇宙のことってやりましたっけ?」と質問されました。

「太陽」や「月」、「星」についてはこの夏、勉強しましたが、宇宙についてはやっていないので、自分で、どこかで見たことや聞いたことがHちゃんのアンテナに引っかかっていったんでしょうね(#^ ^#)

物知りさんなだけでなく、たくさんのこうしたいな~なんていう妄想も聞かせてくれました☆(想像は創造のモトです!)

お母さんが「寒いから、もうそろそろ帰ろうよ~」というくらいまで(笑)

すごくしなやかで、好奇心の強い子がいっぱい。

「努力しても人は変わらない」ではなく、「努力すれば人は変われる」
Can I do it?「できるかどうか?」ではなく、How can I do it?「どうやったらできるかな?」
という心の持ち方を、しなやかマインドセット(グロウス・マインドセット)と心理学者のキャロル・S・ドゥエックさんは言いましたが、

RAKUTOには、そんな子たちがいっぱい。

これからも、そのしなやかなマインドセット、感度のいいアンテナの子たちがどんどん育まれますように☆

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写真は年長さんの男の子がセントラルイメージに描く絵の練習中。
白いところがなくなるくらいまで塗るこだわり☆

しなやかマインドセットの話にご興味のある方は、キャロル・S・ドゥエックさんの『やればできる!の研究』(草思社)がオススメです。

よかったら、ご覧になってみてくださいね。

にいどめ

こどもはみんな天才で、アーティスト

運動会が終わったあとは音楽会や参観日の季節。

箕面校に通ってくれている子たちの学校でも参観日がはじまりました。すると、保護者さまからうれしいご報告が。

参観日などで、終わったあとにひと言感想を発表する機会などがあるそうなのですが、何も言わない、紙に書く場合は白紙、という状態だった子が、短いけど、きちんと自分の言葉で感想を述べたそう。

そして、他のお友達とどうやって接しているのかを観察していると、以前は距離感をつかめていなかったように感じていたのが、きちんと距離をとり、お友達と接していたそう。

うちの子成長したんだな~とすごく喜んでいらっしゃいました。

「こどもが何を考えているのかわからない」

「何も言わなくて困っている」

保護者さまからそういうお話を聞くことが多いです。

僕も、

「あんたは何考えているかわからない!」と母親に言われたことがありますし、

「何を考えているの!?ちゃんと言ってくれなきゃわからないよ!」と彼女に言われフラれたこともあります。(あああ…)

自分の考えていることや感じていることを言葉にしたりするのって難しかったりします。

それ以前に、何を考えているか、感じているかをつかむのが難しかったりも。

コミュニケーションって、自分が何を考えているか、感じているかをつかむのがスタートで、それを伝えることにより、まわりがどう接していいかわかったり、逆に相手も思っていることや感じていることを伝えたりしてくれるんですよね。

そして、伝えあうことにより、絆が深まったりします。
マインドマップを見ているとわかるのですが、最初は小さな、色も抑え気味のものを描いていた子が、ハートがオープンになったり、表現する楽しさ、うれしさを思い出したり、考えが深まってくると、どんどん、見た目にも鮮やかで、目を引かれるようなものを描くようになります。

「こどもはみんな天才で、アーティスト」

僕はそう思っていますが、その才能が見ていると、どんどん目覚めたり、開いていくのを感じます。

「人はみんなアーティスト。人生は表現活動。どれだけ多くの時間をステュディオスに過ごしたかで人生は決まる」

これは、歌手の絢香やSuperflyなどをプロデュースした四角大輔さんから、先日お話を聞いた時に受けとった言葉ですが、

※ステュディオスとは、好き!楽しい!自分にはこれが必要なんだ!と感じている状態を指す語

保護者さまからそんなご報告を受け、
こどもたちがどんどん自分の天才性とアーティスト性に気づき、表現し、友達と深くつながっていけるよう、もっとサポートできるようになりたいなと思いました。

その自分のことを表現できるようになってきた子。

実は先日も、RAKUTOから帰ってくるのが遅いな~とお母さまが心配されていたそうなのですが、残ってマインドマップをかいたり、お友達とたのしく話したりしていたからなのでした(*^ ^*)

人と関わることで見つかる才能もあります。

どんどん発表し、考えや理解を深めるだけでなく、コミュニケーションもたのしんで。

こどもたちのどんな才能が開いていくかたのしみです☆

写真は1年生のNちゃんの国語のマインドマップ。見ている人を引き込む作品です!

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第2の長友育成計画

第2の長友育成計画。

今日は後半の国語、社会の授業前に体幹トレーニング!

箕面校から第2の長友選手を輩出するため。

…ではなく、余分な力を抜き、カラダ全体で学べるようにするため。

数日前まで熱があった子や、風邪で体調不良の子がいたので、本調子ではなく、集中力は低め。後半になり、かなり全身のバランスが崩れてきたな~と感じたので、体幹トレーニングをし、身体をあっためて、バランスを整えました。

速読のため呼吸法もやり、そこからの集中力は見事。

身体があったまり、開き、心もオープンになったからか、

マインドマップの絵は色鮮やかに、

質問から答えを探すためのスピードは超速に、

そして、声は大きくなり、意見はどんどん飛び出し、

最後は、芥川龍之介さんの名文の音読&読み込みでフィニッシュ!

体育会系なノリの1日でした(*^ ^*)

 

国語の読解の時間に、身体を使い読み、頭を使い答えには明確な理由があると徹底的に読み込んだ芥川龍之介さんの文章もいよいよ最後に。

「はやく最後まで読みたい~」「僕は先に全部読んじゃったもんね!」なんて、こどもたちは最後を楽しみにしています(^-^)

授業後、「うおーっ、力が余ってるわ~走りたいー!」と公園に向かったこどもたち(←来たとき、ヘロヘロだったのに…)。元気です。

お母さまたちはこんな顔(ー_ー)をなさっておりましたが…(笑)

「脳科学」と名のつく学び方を使い、

こどもはみんな天才なんだ、

「天才性をとりもどそう!」

と思いやっていますが、それは結局、「小さなこどものように学ぶ」ということなんだなと感じます。

ハートをオープンに、全身で、心と身体を使い、素直に、ワクワクしながら楽しんで、できることが増える喜びを感じながら学ぶ。

「フロー」を大事にする。

元々持っている能力を制限するセルフ1(大脳新皮質)の介入を減らし、セルフ2(大脳辺縁系)を大切に学ぶ。

そして、その学び方を体得し、「技化」する。

サッカー日本代表、長友選手は体幹トレーニングをはじめとした激しいトレーニングで、強靭な肉体と精神を手に入れられましたが、

こどもたちは楽しい、考え、表現するトレーニングで「生きる力」「学ぶ力」を育んでいます。

長友選手のような「生きる力」を持った子たちがどんどん育ちますように。

写真は6年生Yくんの国語のマインドマップ作成中の様子。

ブランチにまとめるだけでなく、このあと、自分で本文に出てきた内容を図解化したり工夫していました☆

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学ぶ構えのつくり方、フローや、セルフ1、セルフ2などにご興味のある方は、
明治大学文学部教授、齋藤孝さんの『子どもの集中力を育てる』『自然体のつくり方』『呼吸入門』、
M.チクセントミハイの『フロー体験』、
W.T.ガルウェイの『新インナーゲーム』などがオススメです☆