こんにちは。
新留です。
中学受験の時期も終わり、2月からの新年度クラスに向けて準備の時期になっています。
1月末が切り替えの時期なので、ほとんどの6年生は卒業の時期です。
(兄弟いるし、来るよ〜と言ってくれているのがうれしいですが^^)
最後に向けて、国語の授業のなかで、子どもたちに読んでおいてほしい何かいい文章はないかなと、中学受験で出題された過去問を調べていたところ、
2022年の関西大倉中学で、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』が。
佐渡島さんといえば、『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』、安野モヨコさんの『働きマン」や、スラムダンクの井上雄彦さんの『バガボンド』などの編集を担当されていた方で、著書を2015年に発売。
発売当時、今年読んで1番読んでよかった本なのでは? と思った記憶にある本でした。
中身を見ていくと、まさに子どもたちに知っておいてほしい内容。
ということで、授業の中で読むことにしました。
その中には2つの目標の話が。
「理想的な目標」と「毎日絶対にできる目標」の2つをつくるというものです。
例えば、
「毎日、語彙力の本の見開き2ページ分を覚える」という目標と、「毎日、語彙力の本を開く」というようなもの。
佐渡島さんはその文章のなかで、毎日ちょっとだけでもやること、毎日続けることの大切さを書いていました。
キンダークラス、ホップクラスで語彙力や能力的なものを磨いていくと、「センス」というのは身につきます。他の子たちより、早く学ぶこともできるようになります。
でも、残念ながら、どんなにセンスがあっても、
脳に合った考え方や学び方を知っていても、
やらなければ、続けることができなければ、何かを自分のものにすることはできません。
「今日だけ」、「明日からやる」ということは多いですが、
多くの心理学者が言っているように、
「意志力」というのは当てにならず、人間は、自分の失敗には甘く、今度はうまくやれると過信しがち。
「サボる」というのはクセになるんですよね。
(ものすごく、わかります苦笑)
何かをするのも、まずはちょっとやってみることから。
そして、ちょっとずつでも続けていくことが大事。
子どもたちが、自分にとって大事なことを、粘り強く、やり抜けるように。
そして、授業をきっかけに、授業で磨いた読解力を武器に、
素敵な本や、影響を受けるような本にたくさん出会え、いい影響を受けていってもらえたらいいなと思います^^