こんにちは。
新留です。
昨日のこと。
合格報告に来てくれた子と保護者さまと話していて、
受験期の話になったのですが、
「生活リズム大丈夫でしたか?」
という質問をしたところ、
「睡眠だけは絶対に取るということを守ってました」
ということをおっしゃっていました。
RAKUTOでも受験生たちには12月、1月の時期になると、
生活習慣やコンディショニング、プレッシャーへの対応の仕方の話などをしていて、
「1日8時間睡眠は死守」
と伝えていますが、
きちんと、まわりが夜の12時などに寝ているなかでも22時には就寝。
睡眠時間を8時間はキープして、毎日8時間半ぐらいはしっかり寝ていたそうなのです。
宿題が終わらない
やらないと不安だ
追いつけない
このままじゃ合格できない
そんな風に感じたりして、
まだ体のできていない小学生期に、
夜遅くまで勉強をやっている子もいますが、
学習はワーキングメモリが命。
「司令塔」のような存在である脳やワーキングメモリが働かないというのは、
モドリッチのいないクロアチア代表、
デ・ブライネのいないマンチェスター・シティ、
宮城リョータのいない湘北高校、
深津一成のいない山王工業高校のようなもの。
集中するときと休むときの切り替えも、
優先順位の判断の質もスピードも、
あまりうまくいっていないときのポジティブさの維持も、
目標に向かってのモチベーションの維持もきびしくなってしまいます。
「司令塔」のような存在であるワーキングメモリがきちんと動かないと、
やっても身につかないし、徒労感が強く、親子ともに疲弊していくのですよね。
スポーツの世界は栄養や睡眠、トレーニングの強度や休息の頻度などの研究が進んでいますが、
勉強、学習の世界は時代遅れな考えがまだまだ主流です。
こうやって、しっかり休んで、うまくいった子たちの例が広まって、
きちんと学べる体の作り方や勉強のやり方、学び方、
そして、疲弊しない勉強のやり方、脳にとっての自然な学び方が広まっていってほしいなと思います^^