カレーと子どもと私

こんにちは。

新留です。

先日、近所で人気のインドカレー屋さんに行ったときの話。

その店はいつもランチやディナーの時間になるとお客さんが並んでいて、混んでいない時でもスタッフさんが店の前で呼び込みをしていたりと、流行っているな〜しっかり営業しているな〜と気になっていました。

土曜日の仕事終わり、どこで夜ご飯を食べようかなと緊急事態宣言で閉店時間が早いなか探していて、なかなかお店が見つからず、初めて行ってみることにしました。

お店の前には4組ほどの方が並んでいたのですが、回転率などを見ていてもそれほど長く待たなくてよさそうなので少し並んで待つことに。

10分〜20分ほど待つだけですんなり入ることができました。

お店に入ると、まず、体温計で体温を測り、手を消毒。席に案内されました。

すると、外にいる時はあまりよく見ていなかったのですが、中に入ると、想像以上にたくさんの人で賑わっていました。

「えっ、こんなに人いるの!?」

とびっくり。

広くない店内にお客さんがびっしりです。

そして、テーブル席に案内してもらったのですが、他のお客さんとの距離が近い。

隣のカップルの会話が耳をすませば聞こえそうです。(初々しい大学生カップルっぽくて見ていて微笑ましかったです)

最近では、席と席との間隔をかなり空けているお店なども多いですが、そんなトレンドを無視するかのような近さでした。

コロナ前には気にならなかったのでしょうが、さすがにちょっとこれはな……と気になってしまいました。

コロナ前とコロナ後で、自分のなかでの感覚が変わっているのを感じた出来事でした。

さて、これは環境や状況の変化で自分の意識が変わったのを感じた出来事でしたが、子どもたちにも変化というのはあります。

ちょうど今年、ホップクラスからステップクラスに上がった子たちが多かったのですが、すんなり新しいクラスに馴染んでいる子もいれば、少し苦労している子もいます。

よく保護者さまや体験授業に来られた保護者さまに、

「ホップクラスとステップクラスの違いというのは何ですか?」

と聞かれるのですが、

ホップクラスとステップクラスではかなり学び方が変わります。

ホップクラスでは歌や体感で学んできたのが、ステップクラスでは自分で主体的に考え、学ばないといけないようになるのですね。

単純に授業時間が伸びるというのもありますが、

かなり考えないといけないし、頭を使うので、体力がないとかなりバテバテになりますし、疲れると精神的にもネガティブになりやすくなります。

ちょうどホップクラスからステップクラスに移り変わる子が多い2、3年生というと思考の発達段階でいう「具体的操作期」。

目に見える具体的な物を使って理解し学んでいく時期であり、

その上の4、5年生の「移行期」という抽象的な思考ができるようになってくる時期とは思考の発達段階にズレがあったりします。

視覚的な子や、言語にあまり興味がない子、語彙が少ない子だと、さらに慣れるまで時間がかかったりします。

流れに乗るまでは少し大変かもしれませんが、その時期を乗り越え、しっかり自分の頭で考え、自分で学べる子になる一歩を踏み出してもらえたらなと思います。

このステップ期というのは、学習スキルを身につける大事な時期。

スキルとは技術なので、無意識にできるようになるまで反復練習することが必要です。

反復練習というのは退屈で、しんどいものでもありますが、しっかり、この時期に粘って、一生モノの学習スキルを身につけていってもらえたらと思い、毎日、エールを送っています。

1年後、2年後みんながどうなっているのか……

今から成長が楽しみです。