センチメンタル・ウィーク

こんにちは。

新留です。

RAKUTOは2月スタートのカリキュラムのため、1月が1年の締めくくり。6年生は卒業の時期です。

2月から始まる新しいクラスにワクワクする気分と、卒業があり感傷的な気分が混ざるこの時期。

保護者さまからのご挨拶に泣きそうになる時や、泣いている人もいる時期です。

2年生など小さい頃から見てきた子たちもいて、あんなに小さかった子たちがこんなに大きくなったんだなとすごく不思議で、寂しい気持ちもひとしおでした。

最後の1年でそれまであまり見えていなかった才能が出てきて、磨かれていった子もいました。

論理的な力が強いと思っていた子は言語的な才能が出てきて、すばらしい作文を書く力があることに気づきました。

やさしい雰囲気でほわっとした空気をつくってくれていた子は内に強い思いを秘め、自分で目標を決め、目標に対して粘り強く努力し、実力的にも、精神的にも大きく成長し、ほんとにいい1年だったと言ってくれました。

視覚的な才能に溢れ、絵を描くのが大好きだった子は、最後の1年、恥ずかしがり屋な自分を超え、たくさんのイベントに積極的に参加し、たくさんの賞をとっていきました。

大人しく引っ込み思案だった子は勝負に勝ちたいとコツコツと努力し、みんなに認められるぐらいの成績を残し、自分に自信が持て、他の子と積極的に関わるようになり、将来の夢ができたとまで言ってくれました。

その他にも、たくさんの子がいて、たくさんの才能にあふれ、魅力いっぱいな子たちばかりでしたが、才能が目立ってきたり、力がついてきた時期というのは様々。

みんな、その子それぞれに成長が加速する時期や、努力するべきタイミングというのがあるのですね。

もちろん、やったほうがいいことをやりきれず、もっとできたはずなのになと感じることもありますが、やるべきことを、やるべきときに、やったほうがいいやり方でやったなら、才能というのは必ず出てきますし、力にもなります。

その種というのは、小さい時に自然にやっていることに必ずあります。

大事なことは、その種を大切にし、大きく育つための愛情と栄養、余白を与えてあげ、手間をかけ、対応をサボらず、手入れを怠らないこと。芽がでて、花が咲くまでやり続けること。

兄弟で通ってくれている子も多く、

「普通に来るわ〜」

と帰っていく子も多いのですが、また、いつでも、遊びに来てくれたらなと思います。

みんながこれからも自分のすばらしさを忘れず、素敵な人生を送ってくれますように!

仲居さんの好意をあっさり切り捨てた女性の話

こんにちは。

新留です。

先日、箕面の滝道を少し上がったところにある「明治の森 箕面 音羽山荘」にお世話になっている先生にご飯に連れていっていただきました。

音羽山荘さんといえばお食事だけでなく、旅館としてや結婚式場としても利用される大正15年築という由緒あるお店。

お昼から一品一品手の込んだ料理とともにとても優雅な時間を過ごさせていただきました。

コース料理が始まり少し経った頃、部屋の担当だった仲居さんが、

「こちらよかったらお土産に持ってお帰りくださいね」

と箕面ビールの蓋をきれいに袋詰めしてくださったものをプレゼントしてくださいました。

そして、料理の終盤にはサプライズで誕生日のデザートプレートまで出していただき、

(基本的に自分の誕生日や年齢をあまり覚えていないので「ハッピバースデートゥーユー」の歌を歌われたときに最初、誰が?と思ってしまいました……一昨年は自分の年齢を1歳上に間違っていたりと意識の低さが目立ちます……)

ご飯の後には、宿泊や結婚式もできるお屋敷内を案内してくれたり、箕面の歴史をお聞かせくださるなど、風流を感じるとても素敵な時間でした。

昼食後、教室に戻り、授業の準備をしていると、音羽山荘でいっしょに昼食を食べていた6年ほど箕面校で働いてくれているスタッフひびちゃんが、

「これ、プレゼントです」

と袋をくれました。

「おおーっ、ありがとう!」

とありがたくプレゼントをもらい、袋の中を見ると、

そこには選んでくれたプレゼントといっしょに、つい数時間前に、仲居さんが心を込めて、きれいに袋詰めまでして1人ひとつくださった箕面ビールの瓶の蓋が……

仲居さんの好意……

昔々、好きではない男性からのプレゼントをすぐに質屋に売る女子大生などがいるという話をテレビで見たことがありますが、こういう女性のことなのか……と衝撃を受けました。

さて、スタッフひびちゃん本人は「いらなかったから捨てたわけではなく、間違えて入れてしまっていた」と弁明をしていましたが、相手に伝わる愛情表現の形ってあるんですよね。

保護者さまから、

「子どもには褒めたり、ハグをしたり、愛情をいっぱい注いできたはずなのですが、どうも、あまり伝わっていないみたいで……」

というご相談を受けることがありますが、そのお話を聞いていると、子どもが愛情を感じる形と、保護者さまが愛情だと思ってやっていることにズレがあるときがあります。

保護者さまが愛情表現だと思ってやっていることは、自分がされたらうれしいことだったり、自分がされてきた形だったりしますが、それが子どもの愛情を感じる形ではなかったりします。

(僕も、誕生日に「貴方を想って彫りました」と木彫りの人形をもらっても困ります。純金だと喜びますが)

兄妹などで多かったりしますが、受け取りやすい形が違っていたりすることって多いんですよね。

「同じように愛情を注いでいるはずなのに、どうも愛情が伝わっていない……」

そんなときは、どうされたらうれしいのかな? とちょっと子どもが喜んでいる時や嬉しそうな時を観察してみてください。

「ほめられたり、認められたりしたらうれしいのか?」

「2人きりでゆっくりする時間をつくってあげたらうれしいのか?」

「いっしょに遊んだり、ハグをしてあげたらうれしいのか?」

「何かプレゼントや、ちょっとしたご褒美をあげたらうれしいのか?」

「何か子どもがやりたいことや目指していることをサポートしてあげるとうれしいのか?」

いろんな形を試してみてくださいね。

子どもへの愛情がしっかりと伝わりますように。

いたずらっ子のその後

こんにちは。

新留です。

先日、RAKUTOの卒業生の保護者さまとお話する機会がありました。

2012年の9月に箕面校を立ち上げ、最初に通ってくれた姉妹だったのですが、今では高校生と中学生になっているよう。(時が経つのは早いですね……ええ……)

「今、子どもたちはどうされているのですか?」

と聞くと、2人とも海外に留学しているということでした。

お姉ちゃんは言語的な才能と人と関わる能力が高く、

妹さんの方はというと論理的な才能が高いという子たちで、

卒業後、お姉ちゃんが海外に行っているというのは聞いていましたが、なんと、姉妹2人ともとは……スケールの大きさにびっくりしてしまいました。

海外の学校での様子などを聞いていると、

「そうそう、あの子どうなっているか知ってる?」

という話が。

お姉ちゃんと一緒のクラスで学んでいた男の子だったのですが、なんと、高校生ながら、今では、eスポーツでスポンサーがつく選手になっているということでした。

大物にはなるだろうな……とは思っていましたが、その成長ぶりにびっくりでした。

調べてみると、高校1年生の時にeスポーツの高校対抗全国大会で準優勝したよう。

その後も順調に成長しているんだな……とうれしくなりました。

さて、その子の小学生時代はというと、かなりのおもしろい子(笑)

4年生のとき、お母さまが自由人すぎる我が子にどこかいいところはないか……と探していたところ、直感でピンと来たとRAKUTOに来てくれ、兄弟で入学してくださいました。

算数が好き、でも、他にはほとんど興味がない。

いたずらっ子。スキを見てはしょうもないことをしてくる「いらんことしい」。

思い出すのはまだ新しくできたばかりの教室でやっていたイタズラの数々……。

そんな彼はステップクラスの時、難しい問題を考えるおもしろさに目覚め、なぜか、6年生の夏が終わった頃、秋ごろだったかと思うのですが突然「中学受験しようかな」と言い出しました。

「えっ、ほんまに??」

それまで全くそんなこと言ったことなかったのにと思いつつ、やってみたいというので、どうやったら目標の学校に行くことができるのかを考え、

国語や他の教科には興味がないので、武器の算数だけでほとんど合格点を取るという作戦で、無事、入りたいと思っていた学校に合格することができました。

それまで大学受験や高校受験を教えていた僕がRAKUTOを始め、最初の中学受験をした子であり、小学生の成長スピードのすごさを感じた出来事でした。

さて、その子の場合は、お家の自由な方針もあり、ほんとうにきれいに成長していったなと思うのですが、ポイントだったことは2つあります。

1つはステップクラスの時期にしっかり考える練習をし、考えるおもしろさに気づけたこと。そして、2つ目は思考養成クラス(ジャンプクラス)のとき、自分でチャレンジしたいと思ってやると決めたこと。そして、最後までやりきったこと。

キンダークラス、ホップクラス、ステップクラス、思考養成クラス、ジャンプクラス。

それぞれのクラスには目的があり、発達段階に合わせたやり方がありますが、

始まりは「子どもが何が好きか?」

それは国語や算数、理科、社会、英語、体育、音楽、など、教科で区切られるものではありません。

「言葉が好きなのか?」

「仕組みや理屈が好きなのか?」

「1人の時間が好きなのか?」

「自然と触れ合うのが好きなのか?」

「身体を動かすのが好きなのか?」

「音楽が好きなのか?」

「人と関わるのが好きなのか?」

「絵を描いたり、いろんな色を見たり表現するのが好きなのか?」

子どもたちの好きをスタートに、たくさんの才能が輝いていきますように。

ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いのか?

こんにちは。

新留です。

先日、オンラインにて、冬期講習の作文講座を受けてくれた方向けのフォローアップ講座をしていました。

1年生から4年生まで参加してくれた回だったのですが、講座後、保護者さまから、

「うちの子があまり他の子とくらべて発言が少なかったように感じたのですが……」

というご相談を受けました。

オンライン授業だと、普段、見られない授業中の様子を見られたりするので、

「うちの子、こんな一面あるんだ!」

と、うれしくなる部分もあれば、

「みんなすごい……」

と心配になる部分もあったりしますよね。

他の子がすごく積極的に発言していたり、

どんどん問題に答えていたり、鋭い質問を連発したりしていると、

「うちの子これで大丈夫かな?」

と感じるときってあります。

とくに、ひとりっ子で比べる対象がなかったり、

お兄ちゃんやお姉ちゃんがすごく一般的に見て「できる子」だったりすると、そうなってしまうことって多いです。

でも、学校でいう「できる」というのは、

ほとんどが言語的な才能や、論理的な才能であり、

その他の、視覚的な才能や、人と仲良くなれる才能、深く自分の世界に入って考えることができる才能ではなかったりします。

そんなちがう才能の部分を、ひとつの軸で比べたりしています。

そして、誰かと比べる場合、ほとんどの場合は「その子の弱いところ」と、「他の子の強いところ」を比べていたり。

……それって、勝ち目がないですよね(笑)

ミルクボーイとマヂカルラブリーはどちらが面白いか?みたいなのは、全然質のちがう物なので評価ができないのです。

また、その子のそのとき強いところや能力の発達段階があったり、伸び始める時期も、あとで特に強くなってくるところというのもちがってきます。

大事なのは、「どれぐらい頭がいいか?」ではなく、「どんな風に頭がいいのか?」なのです。

そこがわかれば、その強い部分を使って、コツコツと種をまいていけばいいのです。

ひょっとすると、見えないだけで地面の中ではすごく大きな根が張られていて、芽が出てくるまでもう少しだったりするかもしれません。

近いからこそ見えない部分、悪く見えちゃう部分ってたくさんあります。

ぜひ、どれぐらい頭がいいか? ではなく、どんな風に頭がいいのか?

そんな目で見てみてくださいね^ ^

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2月度の体験授業枠をアップいたしました。

ご興味のある方はお待ちしております。

https://www.rakuto-minoh.com/blog/taiken/

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欲しいものを聞かれたので答えたのにもらえない男の話

こんにちは。

新留です。

僕は来週が誕生日なのですが、毎年、新年が始まった頃から「今月は大事なイベントがあるね」とアナウンスをし続けていると、だんだんと子どもたちの脳に染み込んでいくようです。

今週、RAKUTOに通って数年たつ男の子が、

「先生、誕生日なにが欲しい?」

と聞いてくれました。

どうやら、家でも話題にしてくれていて、何をあげようかなと話していてくれたよう。

そのやさしい心、さらに、相手に欲しいものを聞くという確実、かつ、相手もうれしい心遣いに感動し、

「きれいなお姉さんかお金」

と答えたところ(もちろん冗談ですが)、

「それはムリ」

と一蹴されました。。。

喜びは束の間だったようです。

「それ以外で。モノにして」

というので、悩んだ挙句、

「グミかゼリーかチューイングキャンデー」

と言ったところ、

「それもムリ」

と言われました。

なぜ……モノなはずが……!?

どうやら、覚えてもらうのには成功したようですが、交渉には失敗したよう。

さらに脳の研究が必要だな……と思った出来事でした。

さて、何かを覚えてもらうとき「繰り返す」ということは鉄則で、さらにその繰り返し方にも周期ややり方など、ちょっとしたコツがたくさんあります。

テストやクイズを活用するというのもその1つの方法ですし、

そのほかにも、頭のなかには意識がボーッとしているときが入りやすいというのもあったりします。

暗記物は寝る前にしようねというのもそのため。

(これを悪用して、変な宗教や勧誘って気温や音や疲れなどで意図的に頭が回らない状態をつくったりしていたりするので注意です)

ですので、もし欲しいものがあるときなどは、

旦那さまや奥さまが寝ているときや寝そうになっているときに

「新しい指輪がほしいよ~」

「ティファニーのリングがいいのよね〜」

「あなたはだんだん買ってあげたくなる~」

と刷り込んでいってみてくださいね。

成功するかは保証できませんが。(グミさえもらえなさそうな経験者は語る)

町屋でひとりご飯

先日、高学年の国語の授業のときに滋賀大附属中(滋賀大学教育学部付属中学校)の入試問題を読んでいた時のこと。

本文のなかに「町屋」や「つし二階」の話が出てきたので、知らない単語やあやしい単語を調べながらみんなで読んでいました。

「お〜すごい」

「二階の高い、低いでデコボコになってるよね」

「こんなに低いんやったら一階でいいやん」

などと話しつつ、

「町屋ってこういうとこ。見たことある?」

「あ〜あるある!京都とかで!」

「そうそう、京都とかに多いよね。そういえばさ……」

と町屋の話に。

ちょうどその前の休日に初詣で京都の下鴨神社に行き、その後、町屋を改造したお店で夜ご飯を食べたのですが、お店を見せながら、

「こういうところで、いまは町屋のなかをお店にしているところも多いんだよ」

といったところ、

「めっちゃおしゃれ!」

「えっ、だれと行ったん?」

「それは言えないやん?」

「ひとりに決まってるやん」

「そりゃ、そうか〜」

と、新年早々、京都のおしゃれな町屋でひとり寂しく夜ご飯を食べる男認定をされてしまいました。

ええ。。。

2021年も例年通りの幕開けです。。。

下鴨神社で引いたおみくじは「吉」、

「願いごと 何にごともかなうが努力がかんじん」

「待人 来る」

「お産 安産する」

と書かれていたのですが。。。

さて、2021年の運命はいかに、という感じですが、読解の際、語彙を正確につかんでいくということは大切です。

面談の際、

「うちの子、読解力がないんです」

という相談を受けることが多いですが、原因を探っていくと、まず、語彙レベルでつまずいていることがけっこうあります。

英語で「単語」を知らないのに、「文」は読めないですよね。

どうやら、日本語であるということと、「読み方はわかる」ということで、

「音として読める」ということと、「意味がわかる」ということを勘違いしていたりするのです。

曇ったメガネで外ははっきり見えないのと同じで(マスクをしているとメガネものすごく曇りますよね)、はっきりしない単語がいっぱいでは、文章は読めないし、少しは読めても、文章の理解度、解像度が低いのです(なので、問題も解けない)。

語彙力というのは語彙の「量」(たくさん知っていること)もですが、「質」(その言葉を正確に理解していること)も大事です。

そして、「理解語彙」と「使用語彙」もちがいます。

子どもの読解力がないという時、まずは語彙力は大丈夫なのかな?というところからチェックしていってくださいね。

2021年、子どもたちの読解力がメキメキ育っていきますように。

そして、おみくじにあったように願いごとが何ごともかないますように。

奥さんが強かった話

こんにちは。

新留です。

先日、奈良のカフェでのこと。

そのカフェは、大通りに面した、パスタやピザなども食べられて、ご飯ものを頼むとパンの食べ放題がついてくるパン推しのウエスタン調のインテリアのお店だったのですが、

ご飯を食べてお茶をし、夜も遅くなってきたのでそろそろ帰ろうかなとレジに行ったところ、30代後半ぐらいのご夫婦がお会計をするところでした。

トレイにいくつかのパンを載せていて、けっこうたくさんパンを買うんだな〜とボケーっと眺めていました。

ずっと眺めているのも変なので、まわりを見ていると、どうやら、夜遅い時間になるとパンが割引になるようで、レジ近くのパンが並んだところには「50%オフ」の表示が。

半額か〜すごいな〜と思い、ボーッと待っていたのですが、なかなか、お会計が終わりません。

あれ?? と思い、レジの方を見ると、店員さんがレジ打ちに慣れていない感じもありますが、どう見てもパンが多すぎる。

そんなに食べる?

フードファイター?

たくさんのパンを店員さんが慣れない手つきでレジ打ちをしているその間にも、待っている僕の後ろにはさらにお会計を待つお客さんが増えていっています。

旦那さんはそれをチラッチラッと見ながらあたふた。

それでも、50%オフに惹かれているのか、もうちょっとパンを増やしたいのか、お会計をしているところからさらに取りに行こうとしています。お会計はさらにあたふた。

こちらの方がちょっと大丈夫?? いくらなんでもパン多すぎない?? と心配になるぐらい。

それでも、あまりプレッシャーをかけるのもどうかと、気にしていない素振りをして謎に気を遣って待っていました。

(ちなみに、奥さんは全然あたふたする様子もなく(女性は強い)、ケーキも見てくるわ〜とあたふたする旦那さんを放置し、旅立って行っていました。お持ち帰り用のバッグは奥さんが持っていたのに。強い)

明らかに多すぎるパンやあたふたするお会計の様子を見て、プレッシャーで頭があまり回っていないのかな〜と思った出来事でした。

さて、この男性は後ろに並んだお客さんたちがきっかけで頭が回っていないようでしたが、こういうことって日常にけっこう溢れています。

最近、すごく子どもが変わったな、しっかりしてきたなと思っていた女の子の保護者さまと冬の個人面談をしている時、

「先生が前の面談時に言ってくれたことが大きくて、子どもが考えてない、考える力がないって言ってましたが、私が考える力を奪ってたんですね〜」

「言われてから私が余裕なかったわ〜と思い、関わり方を変えるようになったら子どもも自分でやるようになったり変わってきたんですよ〜」

とおだやかな笑顔でおっしゃっていました^ ^

まわりが関わり方を変えることで、考える力って育っていくんですよね。

考えるには、考える余裕や、考える時間が大事。

そのスキマやスペースがあるのか。

わかっている前提、わかる前提でやっていないか。

質問じゃなく、説明や指示ばかりしていないか。

考えなさい! とは言ってないまでも、じっくり考えていいよと言いつつの無言のプレッシャーなどもありますのでご注意を(笑)