こどもたちの「好きなこと」や「得意なこと」、才能の部分をできるだけ伸ばしてあげたいなと思っています。
そして、こどもたちのアーティストやエンターテイナーなど、元々持っているキャラクター的な部分を大切に、
共感性や活発性、社交性などの固有の才能や強みの部分を活かし、
言語的知能や論理数学的知能、身体運動的知能などのそれぞれの得意な知能を使って伸ばしてあげられないかなと思い、「この子の才能はどこにあるんだろう…」と密かにじーっと見ています。
人を育てる天才である吉田松陰先生がやられていたことを見ていると、大きく3つのことを心がけていたことに気づきます。
①その人の才能と長所を伸ばすこと
②生徒を友として扱うなど対等性を大事にすること
③ざっくばらんな場をつくり助け合いを大事にすること
松陰さんは、人の才能や長所を見抜く天才だったんですね。
このところも面談をさせていただいていると、保護者さまから
「本当に算数ができなくて困ってるんです」
「まったく本を読まないんですが大丈夫でしょうか?」
など、「ニガテなものを何とか…」というご相談を受けますが、「もし、どっちかしか選べなかったり、時間がなかったりするなら得意なものを大事にしたほうがいいですよ」ということをお話しています。
「好きなこと」や「得意なこと」をまず大切に伸ばしてあげることが大事。
好きなこと、得意なことをどこまで伸ばせるかが勝負。
欠点や短所にはできるだけ触れない。
これは人を育てることについて、経営コンサルティング会社で有名な船井総研の船井幸雄さんがおっしゃっていたことですが、その理由は、
①ニガテなものを直すのには時間がかかる。それに直してもマイナスをゼロにしただけ
②キライなものにかけるエネルギーは少ない
③好きなこと、得意なことが生まれてきた使命
だからなんだそう。
そして何よりも気になるのは、キライなものを何とかしようとエネルギーをかけ続けることで、他がマイナスの影響を受け、全体のエネルギーが少なくなることです。
また、集中力がないというのは、好奇心が豊かということだったり、のんびりしているというのはまわりを癒やす才能があるということだったり、考えないというのは積極性や行動力があるということだったり、一見、欠点に見えることが、ひょっとしたら、その子の「才能」なのかもしれないません。
『愛は脳を活性化する』という本にも、
「脳は意欲で働くのである。われわれは、人から受け入れられ、人からわかってもらうことで意欲が上がり、知が働くように作られている」
とあります。
まずは意欲を感じるものからスタートすることが大切。
こどもたちの才能や好きを大事に、自分は受け入れられているな~と感じてもらい、意欲を引き出し、伸ばしていってあげられたらなと思います。
それに、小学生の「好きじゃない」は今まで学んだやり方がおもしろくないものだったり、教えてもらった先生が好きじゃないだったりするので、すぐに「好き」に変わったりもします(^v^)
また、そういう変わる瞬間がたのしいんですよね。
新しく参加のこどもたちも増えてきて、さらに、いろんな才能のぶつかり合い、開花がみられるのがたのしみです☆
写真は1年生のNちゃんのマインドマップ。「タイトルまちがえた~(泣)」と悲しんでいましたが、見ていてワクワクする作品です♪