回路ができる時期

こんばんは。

小学1年生の女の子に「先生も泣くの~?」といわれ、先週は『風立ちぬ』を見て泣き、今週も音楽を聴きながら「何回聞いてもいい曲や…」と涙したりなど、幼稚園のこどもたちと同じくらい泣いている、涙腺おじいちゃんなにいどめです。

週末の土曜日は、低学年の子の多いホップクラス。

前半の算数・理科の時間はのんびりとスタートし、後半の国語・社会の時間の最後は地理の歌を2倍、3倍で歌い駆け抜けました(*^_^*)

低学年のうちは、積み木や折り紙など、実際のモノを使い身体で学び、イメージ力をつけたり、空間認識の力を育むのにいい時期ですが、今日は折り紙の問題。

こうかな~と仮説を立て、実際にモノを使って確認するのをくり返す。

そうやって空間の問題に慣れてきた子たちは、あとはモノを使わなくても頭の中で組み立てたり、くるっと回転できたりします。

小さいときにやっておかないと育まれない回路…うらやましい(自分が小さいころにはまだそんなことは知られていませんでした笑)

この時期は、イメージや空間認識のための脳の回路をつくっておくのにいい時期なのですね。

そして、心の面で大事だなと思うのは、「学ぶこと、新しいことを知ることってたのしい~」と感じてもらうこと。

できるとかできないとかは関係なく「おもしろそう~やってみよう~」と軽い気持ちでトライしていくノリを身につけること。

きちんとできるかできないかで考えるクセがつくと、できない(と感じる)ことには挑戦しなくなってしまいます。

最近出たブレネー・ブラウンさんの本『本当の勇気は「弱さ」を認めること』(サンマーク出版)にも、

「完璧主義は高みを目指して努力することも、ベストの自分になることも教えてくれない。自分がどう考え感じるかよりも、他人にどう思われるかを気にすることを教えるだけ」

と書かれてありました。

たのしんでやっているうちに、脳にはスルスルと回路ができ、力がついていっているので(本人は言われないと気づかないことが多いですが)、どんどんチャレンジしてもらいたいなと思います(^-^)

今日は、「前にかいたの何だかイマイチだな~」とマインドマップを新しいのにかきなおそうという場面や、男の子が地理の歌を2倍、3倍で歌うことに挑戦し、他の子もつられて挑戦する姿が見られました☆いい影響を与え合ってくれています。

来週はいよいよ4週目、理科や国語、地理、歴史などはマインドマップのまとめです。どんな作品に仕上がるのかたのしみです!

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写真は、体感算数の時間に使ったシート。時間を量で、イメージでとらえる練習中。早くも苦手だった時計がわかるようになったという子も♪